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1. 評価項目カスタマイズの基本構造
評価項目は 「必須フラグ」「スコア範囲(数値設問のみ)」「選択肢リスト」 の3要素で構成され、求人ごとに紐付けられます。ジョブカンの公式ヘルプ(2024年10月版)でも「評価項目は求人単位で登録し、ステップ単位では設定できない」と明記されています【1】。
1‑1. 必須フラグ
入力を強制するかどうかを決めます。必須にすると面接官の入力漏れが防げますが、評価の客観性は設問タイプ次第です。
1‑2. スコア範囲(数値設問)
最低点・最高点を設定し、範囲外の入力はエラーとなります。スコア範囲は求人全体で統一すると集計が楽になりますが、重複した範囲 があると評価結果が混乱します(例:0〜5 と 4〜9 が同時に存在)。対策としては「0〜4」「5〜9」のように 区切りを明確にする 方法があります。
1‑3. 選択肢リスト(プルダウン)
項目数に上限はありませんが、実務では 5〜7 件程度 に抑えることが推奨されています【2】。過度な選択肢は面接官の負荷を増やし、評価の一貫性が低下します。
2. 設定画面へのアクセスとテンプレート保存手順
2‑1. アクセスフロー(概要)
ジョブカンのトップページから数クリックで評価項目設定画面に遷移できます。UI が固定化されているため、リンク切れや誤入力のリスクが低い点が利点です。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 右上の 「設定」 アイコンをクリック |
| 2 | 左サイドメニューから 「評価項目設定」 を選択 |
| 3 | 一覧画面が表示されるので、「新規作成」 ボタンで設問を追加 |
2‑2. 評価項目テンプレートの保存手順
同一求人や類似職種に対して毎回同じ設問を作り直すとミスが増えます。以下の手順で 「評価項目セット」 としてテンプレート化できます。
- 設定画面で必要な全設問を作成し、「保存」 をクリック。
- 右上の 「テンプレートとして保存」 ボタン(※ヘルプページに画像あり)を選択し、テンプレート名(例:
技術職標準評価)を入力。 - 保存完了後は、求人作成時に 「テンプレート適用」 ドロップダウンから該当テンプレートを選ぶだけで全設問が自動的に反映されます。
ポイント:テンプレートは 組織横断で共有 できるため、部署間の評価基準統一に有効です。
3. 設問タイプ別設定ポイント
3‑1. テキスト設問
自由記述やコメント用に最適です。必須フラグを付ければ入力漏れ防止になりますが、数値化できないため評価の客観性は低くなります。
| 設定項目 | 推奨設定例 |
|---|---|
| 設問名 | 「総合的な印象」 |
| 必須フラグ | 任意(補足情報として活用) |
| 文字数上限 | 300字程度 |
3‑2. 数値スコア設問
点数化された評価は集計・比較が容易です。スコア範囲の重複例と対策 を具体的に示します。
- 重複ケース:
0〜5と4〜9が別設問で設定されている → 評価者が「5 点」と入力した場合、どちらの設問か判別できずエラーになる可能性。 - 対策:スコア範囲を 非重複 に分割(例:
0〜4、5〜9)し、設定画面でエラーメッセージが出たら即修正。
| 設定項目 | 推奨設定例 |
|---|---|
| 設問名 | 「技術力」 |
| 必須フラグ | ○(必須) |
| スコア最小値 | 0 |
| スコア最大値 | 5 |
| 小数点許容 | ×(整数のみ) |
3‑3. プルダウン設問
選択肢から選ばせることで評価の一貫性が保たれます。追加・並び替え手順 は以下です。
- 「新規作成」 → 入力形式で 「プルダウン」 を選択。
- 「選択肢を追加」ボタンで項目を一行ずつ入力(例:
積極的、控えめ、中立)。 - 右側のドラッグハンドルで順序変更、不要項目は × アイコンで削除。
ベストプラクティス:選択肢は 5 件以内 に絞り、必要に応じて「その他」オプションを設けると柔軟性が向上します。
4. 求人単位での適用方法とステップ別運用の代替策
4‑1. 評価項目の求人紐付け手順
評価項目は 求人オブジェクト にのみ紐付くため、以下の流れで設定します。
- 求人一覧から対象求人を選択し、詳細画面へ遷移。
- タブメニューの 「評価項目」 を開く。
- 必要な設問にチェックを入れ、「保存」 をクリック。
4‑2. ステップ別に異なる評価軸が必要な場合の代替策
| 方法 | 説明 |
|---|---|
| 求人分割 | 「一次面接用」「二次面接用」のように求人を複製し、各求人に専用設問セットを適用。最終的に合否判定は統合求人で行う。 |
| コメント欄活用 | ステップごとの補足情報は「備考」や「自由記述」欄に入力させ、後工程で手動集計する。 |
| カスタムタグ | プルダウン設問に「一次」「二次」などのタグを付与し、レポート抽出時にフィルタリングする。 |
いずれの方法も 求人単位の評価項目設定が唯一の公式手段 であることを前提にしています【1】。
5. 実務導入のベストプラクティスとチェックリスト
5‑1. 統一スコア基準例(全求人共通)
| 評価項目 | スコア範囲 | 合格ライン |
|---|---|---|
| 技術力 | 0〜5 | ≥ 3.5 |
| コミュニケーション | 0〜5 | ≥ 3.0 |
| 意欲・適応性 | 0〜5 | ≥ 4.0 |
- メリット:全求人で同一基準を共有でき、面接官の判断がブレにくい。
- 運用ポイント:合格ラインは社内で事前合意し、評価シート上部に明記する。
5‑2. 項目数・必須項目設定ガイドライン
| 項目種別 | 推奨件数 | 必須化の基準 |
|---|---|---|
| 必須設問 | 3〜5 件 | 「採用判断に直結」する軸のみ |
| 任意設問 | 0〜2 件 | 補足情報・候補者特性把握用 |
5‑3. 設定後のテストフロー
- テスト求人作成(社内限定)。
- 面接官アカウントで全設問にダミーデータを入力。
- 候補者情報ページでスコア集計・平均算出が正しく表示されるか確認。
- エラーや未保存項目があれば即修正し、再度テスト実施。
6. よくある失敗パターンと具体的対策
6‑1. スコア範囲の重複による評価混乱
事例:0〜5 と 5〜10 が別設問で設定され、面接官が「5 点」を入力した際にどちらか判定できずエラー発生。
対策フロー
- 設定画面の スコア範囲チェックリスト で重複を確認([ ] 重複なし)。
- 必要なら 区間を分離(例:
0〜4、5〜9)し、設定保存時に表示されるエラーメッセージで即修正。
6‑2. 設定忘れ・求人未割り当て防止チェックリスト
- [ ] 全設問に必須フラグが正しく設定済みか
- [ ] 数値項目の最小・最大が他項目と被っていないか
- [ ] 求人ごとの「評価項目」タブで全設問がチェックされているか
6‑3. テンプレート活用によるミス削減
- テンプレート作成:標準設問セットを一度だけ作り、名前とバージョン管理を行う。
- 適用時確認:求人作成直後に「テンプレート適用」ダイアログで対象テンプレートが選択されているか目視チェック。
- 更新手順:設問内容を変更したい場合はテンプレートを編集し、バージョン番号(v1→v2) を上げることで履歴管理ができる。
参考情報
- ジョブカン採用管理ヘルプ – 「評価設問設定」 (2024年10月版) https://jobcan-ats.zendesk.com/hc/ja/articles/20038809335961-%E8%A9%95%E4%BE%A1%E8%A8%AD%E5%95%8F%E8%A8%AD%E5%AE%9A
- 採用業務ベストプラクティスレポート – 株式会社リクルート (2023年)
この記事を活用して、ジョブカンでの評価項目設定を標準化・自動化し、採用選考の品質と効率を同時に向上させてください。