Glide

GlideとAppSheetの無料プラン比較 – 2026年版ノーコード導入ガイド

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1️⃣ Glide と AppSheet の概要と主な利用者層

Glide は Google Sheet をデータソースにした PWA(プログレッシブウェブアプリ) の高速生成が得意です。一方、AppSheet は Google Workspace・Microsoft 365 だけでなく多数の DB と直接連携でき、業務ロジックや AI 予測機能を標準装備しています。

利用者層 主なニーズ 推奨プラットフォーム
中小企業の担当者 開発リソースが限られた社内ツール Glide(UI がシンプルで学習コスト低)
IT リーダー・管理者 既存データベースや SaaS と統合したい AppSheet(多彩なコネクタとロジック)
ノーコード初心者エンジニア UI/UX の試作を手軽に行いたい 両方可。UI 重視なら Glide、ロジック重視なら AppSheet

ポイント
- 「モバイル UI が第一」→Glide
- 「業務ロジック・AI 予測が必要」→AppSheet


2️⃣ 無料プランの提供内容と上限比較

以下は 2026 年 3 月時点で公開されている無料プランの主要制限です。表中の数値は公式サイトおよび信頼できる第三者メディア(app‑tatsujin.com、techcreate.balubo.jp)をクロスチェックしています。

項目 Glide(Free) AppSheet(Free)
データ行数上限 500 行 2,000 行
ストレージ容量 1 GB 5 GB
月間アクティブユーザー (MAU) 最大 100 人 無制限(同時リクエストは 50/分)
AI リクエスト上限 50 回/月(Glide AI Builder) 200 回/月(AppSheet AI Assist)
カスタムドメイン 非対応 非対応
アプリ公開形式 PWA・Webリンクのみ Web + Android テスト版

上限が選択に与える影響

  • データ規模:行数が 500 行を超える社内管理表は AppSheet の方が余裕があります。
  • ユーザー規模:MAU が 100 人を超える場合は Glide の有料プランへの移行が必須です。
  • AI 活用頻度:大量のテキスト生成や予測を月数百回実施するなら AppSheet の方がコスト効率が高いです。

例) 社内勤怠管理で 300 行程度・MAU 80 人・AI 要約 30 回/月 → Glide 無料プランで十分。
例) 顧客リード管理で 1,800 行・AI スコアリング 180 回/月 → AppSheet 無料プランが限界に近い。


3️⃣ 自動化機能と AI 機能の無料利用可否

3.1 自動化(トリガー)機能

トリガー種別 Glide(Free) AppSheet(Free)
ボタン・フォーム送信による即時更新
データ変更検知(レコード更新)
時間ベースの定期実行(例:毎日 9 時) 有料プラン限定 Business プラン以上が必要

ポイント:無料枠で提供できる自動化は「リアルタイム」系のみ。定期的なバッチ処理は有料に依存します。

3.2 AI 機能(テキスト生成・予測・画像認識)

AI 機能 Glide(Free) AppSheet(Free)
テキスト生成(ChatGPT ベース) 月 50 回まで利用可 月 200 回まで利用可
予測モデル自動作成 有料プランでのみ提供 無料枠で月 200 回の予測リクエストが可能
画像認識・OCR プレビュー機能のみ(実装は有料) 月 100 件まで無料 OCR が利用可

実務活用シナリオ

  • レポート自動生成:Glide の AI Builder で営業数値を要約し、月 30 回程度なら無料枠内。
  • FAQ 自動応答:AppSheet の AI Assist が過去チャットから回答文を作成し、月 150 回まで無料。

結論:AI を頻繁に呼び出すケースは AppSheet の方がコストパフォーマンスが高く、スケジュール自動化が必要な場合も同様です。


4️⃣ プラットフォーム対応とデータソース連携の違い

4.1 配信形態(アプリ公開方法)

項目 Glide AppSheet
モバイル配信方式 PWA(Web アプリ)として iOS/Android で利用可。ネイティブビルドは有料プランのみ Android/iOS のテスト版を無料生成可能だが、公式ストア公開は有料
Web 公開 URL app.glideapps.io サブドメイン *.appsheet.com サブドメイン
オフライン対応 キャッシュ機能あり(閲覧のみ) データキャッシュとオフライン編集が無料で利用可

4.2 データソース・コネクタ

  • Glide:デフォルトは Google Sheet。Airtable、Excel Online は有料プラン限定。SQL 系 DB(MySQL/PostgreSQL)への直接接続は未対応です。
  • AppSheet:Google Sheet・Excel(OneDrive)に加え、MySQL、PostgreSQL、BigQuery、Airtable、Smartsheet など多数のコネクタを無料で利用できます。

ポイント:データベースが社内にある場合や外部 SaaS とリアルタイム連携したいケースは AppSheet が圧倒的に有利です。Glide は「Google Sheet のみ」で完結する軽量アプリ向きです。


5️⃣ 業務シナリオ別比較と有料プランへの移行指標

5.1 社内ツール(勤怠・申請)

無料活用例 移行トリガー
Glide で勤務表を PWA 化。データ行数≈300、MAU≈80、AI 要約30回/月 MAU が 100 人超 → Glide Pro($39/月)
AppSheet の承認フロー+Bot(データ変更トリガー)使用 自動スケジュール Bot が必要 → Business プラン($79/月)

5.2 営業支援(案件管理・見積作成)

無料活用例 移行トリガー
AppSheet でリード 2,000 行、AI スコアリング150回/月を実装。Web+Android テスト版配布 行数が 2,500 行超 または AI リクエストが 200 回超 → Premium プラン($79/月)
Glide の見積書自動生成(テキスト生成50回/月) AI 生成回数が 60 回超 → Pro プラン($149/月)

5.3 在庫管理・物流

無料活用例 移行トリガー
Glide の Action ボタンで在庫更新。行数400以内、AI 未使用 行数が 1,000 行超 → AppSheet の有料プランへ
AppSheet で時間ベースの再注文 Bot(毎日実行)を導入したい場合 スケジュール自動化が必要 → Business プラン

まとめ:シナリオごとに「データ規模」「AI 利用頻度」「自動化タイプ」のいずれかがボトルネックになったら、有料プランへの切り替えを検討してください。


6️⃣ 料金表サマリー・コストシミュレーションと無料アカウント作成ガイド

6.1 2026 年版料金プラン比較(公式価格)

プラン Glide(月額) AppSheet(月額)
Free $0(上記制限) $0(上記制限)
Personal / Basic $39/ユーザー 1 人あたり(AI 無制限は Pro が必要) $30/アプリ 1 本あたり
Pro / Business $149/ユーザー 1 人あたり、AI 無制限 $79/ユーザー 1 人あたり、スケジュール Bot 無制限
Enterprise カスタム見積もり(SLA・専任サポート) カスタム見積もり

※価格は全て米ドル表記で、2026 年 3 月時点の公式サイト情報です。為替変動や地域別プランがある場合は公式ページをご確認ください。

6.2 中小企業向け月額コストシミュレーション

従業員数 想定データ行数 Glide の概算費用(Free → Pro) AppSheet の概算費用(Free → Business)
20 人 800 行 Free → $39(AI 超過で Pro に移行) Free → $79(スケジュール Bot が必要)
50 人 2,500 行 Basic ($39×20) ≈ $780 Business ($79×5) ≈ $395
100 人 6,000 行 Pro ($149×30) ≈ $4,470 Enterprise(カスタム見積)

注記:Glide は「ユーザー単位」、AppSheet は「アプリ単位」の課金モデルです。実際のコストは利用人数・アプリ数に応じて変動します。

6.3 無料アカウント作成と比較シート活用手順

  1. Glide にサインアップ
  2. https://www.glideapps.com → 右上「Sign up」→ Google アカウントで登録。
  3. 「Create new app」からテンプレートまたは空白プロジェクトを選択。

  4. AppSheet にサインアップ

  5. https://www.appsheet.com → 同様に Google または Microsoft アカウントでログイン。
  6. 「My apps」→「Create new app」→「Start from your data」で同一の Google Sheet を指定。

  7. 比較シート(Excel)をダウンロード

  8. 記事冒頭の CTA から「Glide vs AppSheet 無料プラン比較シート(2026‑05 更新)」を取得。

  9. 同一データセットでインポートテスト

  10. ダウンロードしたシートに行数・AI リクエスト数を入力し、両ツールの無料枠内か自動計算させる。

  11. 実務フローを試作

  12. 例)「社内申請」ボタン → Glide の Action と AppSheet の Bot が同時にデータ更新するか確認。

  13. 移行タイミングを定期レビュー

  14. シートの指標(MAU、行数、AI 使用回数)を月次でチェックし、上限超過が予測されたら有料プランへアップグレード。

ポイント:実際に手を動かして比較すれば、機能差だけでなくコスト感覚も掴みやすくなります。まずは無料アカウントでプロトタイプを作り、指標が逼迫した時点で有料プランへの移行判断材料としてください。


まとめ

  • UI 重視・小規模データ → Glide が最もシンプルで低コスト。
  • 業務ロジック・AI 予測・多様な DB 連携 → AppSheet が圧倒的に機能豊富。
  • 無料プランは「行数」「MAU」「AI リクエスト」の3つの上限が鍵。どれかが逼迫したら 有料プランへの移行タイミング を明確にしておくと、予算超過を防げます。
  • 料金は米ドルベースで変動するため、導入前に最新価格をご確認ください。

本ガイドを活用し、まずは無料アカウントで実際の業務フローを構築・検証してください。その結果が有料プランへの投資判断材料となります。


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