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Feedly の概要とプラン別フィルタ機能
Feedly は RSS フィードをクラウド上で一元管理できるリーダーで、Web・デスクトップ・モバイルのすべてから同じ記事にアクセスできます。情報収集の効率は「必要なキーワードだけを抽出」できるかどうかに直結するため、フィルタ機能は業務活用の要です。本節では各プランで利用可能なフィルタ項目と、Pro プランが提供する追加価値を簡潔にまとめます。
| 機能 | Free(無料) | Pro(有料) |
|---|---|---|
| キーワード検索 | 〇 | 〇 |
| タグ・タイトルでの絞り込み | △(一部制限) | 〇 |
| 除外語(-キーワード) | × | 〇 |
| 日付範囲指定 | × | 〇 |
| スケジュール設定(時間帯表示) | × | 〇 |
| AI 要約・Saved for later 連携 | × | 〇 |
| フィルタのエクスポート/インポート | × | 〇 |
実務ヒント:Pro の「Schedule」タブを活用すれば、たとえば「08:00‑09:00 は業界ニュースだけ」を自動表示でき、無駄な情報に目を通す時間を削減できます【1】。
※2026 年 5 月のアップデートで Pro にスケジュール機能が追加されたことは Feedly 公式ブログで確認されています【2】。
デスクトップ/Web 版でのフィルタ設定手順
このセクションでは、ブラウザ上でフィルタを作成・編集する具体的なフローと、各入力項目の意味合いを解説します。実務シーン別に推奨設定例も提示しているので、すぐに自分の業務に合わせた検索条件が構築できます。
Filters メニューへのアクセス
Feedly にログイン後、左サイドバーまたは上部メニューバーから 「Filters」 を選択します。Free ユーザーでもメニューは表示されますが、編集可能なのは Pro のみです。
ポイント:Filters は常にトップレベルのナビゲーションに位置しているため、設定変更は数クリックで完了します。
新規フィルタ作成画面の項目解説
「Add Filter」ボタンを押すと表示される入力欄は以下の通りです。各項目の冒頭に 1 文で概要を付記し、続いて推奨設定例を表にまとめました。
| 項目 | 概要(30〜80字) | 推奨設定例 |
|---|---|---|
| Keyword | 記事本文・タイトルに含まれる語句。AND/OR は自動判定されます。 | AIツール、ブロックチェーン |
| Tag | Feedly で付与したタグを利用して絞り込みます。 | #マーケティング |
| Title | 記事タイトルのみを対象に検索します。フレーズはダブルクォートで囲みます。 | "Quarterly Report" |
| URL | 特定ドメインやパスを限定できます(例:site:techcrunch.com)。 | site:techcrunch.com |
| Date Range | 公開日で期間指定します(Pro 限定)。 | 過去 7 日間 |
| Exclude Keywords | 除外したい語句。専用フィールドなので、先頭に「-」は不要です。複数はカンマ区切りで入力できます。 | 広告, プレスリリース |
| Schedule | フィルタを有効化する時間帯を設定(Pro 限定)。 | 08:00‑09:30、13:00‑14:00 |
作成手順の概要
- Add Filter をクリック
- 必要項目に入力し、右側の「Preview」ボタンで対象記事を確認
- 「Save」を押してフィルタを保存
この流れは公式マニュアルと同一です。2026 年 5 月版アップデートで Schedule タブ が新設され、時間帯指定が UI 上で直感的に行えるようになりました【2】。
カスタム検索クエリと実務シナリオ
ここでは Feedly の検索構文を利用した高度なクエリ例と、その業務活用シーンをご紹介します。まずは基本ルールを整理し、続いて具体的な組み合わせパターンを示します。
クエリ構文の基本ルール
Feedly は Google ライクな検索構文を採用しています。主要記号とその意味は次の通りです。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
AND(省略可) |
両方が含まれる記事 |
OR |
いずれかが含まれる記事 |
- |
除外語(クエリ全体のどこにでも記述可) |
" " |
完全一致フレーズ |
除外語の書き方に注意:Exclude Keywords フィールドを使う場合は「-」不要ですが、検索バーで直接入力する際は -キーワード の形が必要です。
業界別ニュース抽出例
マーケティング担当者が 最新 AI ツール と 競合情報 を同時に把握したいケースを想定します。以下のクエリで広告色の強い記事は除外し、競合名が含まれるものだけを抽出できます。
|
1 2 |
"AIツール" OR "機械学習" AND -広告 AND (competitorA OR competitorB) |
この検索結果は毎朝のダイジェストメールに自動転送すると、情報過多による認知負荷が軽減されます。
時間帯別表示設定例
Pro の Schedule 機能と組み合わせた実装手順です。
- フィルタ作成画面で「Schedule」タブを開く
08:00‑09:30を設定し、キーワードに業界ニュースを入力- 保存 → 指定時間外は自動的に非表示
これにより、出社直後に必要な情報だけがフィードに流れ、生産性が向上します。
除外語の組み合わせテクニック
除外語はカンマ区切りで複数指定できます。たとえば「広告」かつ「プレスリリース」を同時に除外したい場合は次のように記述します。
|
1 2 |
AIツール AND -(広告, プレスリリース) AND (competitorA OR competitorB) |
実務テストでは、除外率が平均 35% 向上したことが確認されています【3】。
フィルタの管理・共有と API 活用
本節では作成したフィルタの有効化/優先順位付け方法、エクスポート/インポート手順、さらに API を利用した自動化について解説します。チームで統一した検索テンプレートを配布したい場合に役立ちます。
フィルタの有効化と優先順位
- 一覧画面 でオン/オフ切替が可能です。
- 複数フィルタが同時にマッチした場合、上位にあるものが優先されます(Pro のみドラッグ&ドロップで順序変更可)。
- 各フィルタ右端の「⚙」から個別設定を編集できます。
エクスポート/インポート手順
- Filters ページ右上の Export ボタン → JSON ファイルをダウンロード
- 別アカウントやチームメンバーで Import をクリックし、先ほどのファイルを選択
この機能は Pro 以上のプランで利用可能です。
API エンドポイントと利用例
Feedly の公式開発者ドキュメント(2026 年 4 月版)に記載されているエンドポイントは次の通りです【4】。
- GET
/v3/filters… 現在のフィルタ一覧取得 - POST
/v3/filters… 新規フィルタ作成(JSON ボディ)
簡易スクリプト例(Python)
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 |
import requests, json API_KEY = "YOUR_FEEDLY_API_TOKEN" url = "https://cloud.feedly.com/v3/filters" payload = { "title": "業界ニュース_朝", "keywords": ["業界ニュース"], "schedule": {"start":"08:00","end":"09:30"} } headers = {"Authorization": f"OAuth {API_KEY}", "Content-Type":"application/json"} response = requests.post(url, headers=headers, data=json.dumps(payload)) print(response.status_code, response.json()) |
このスクリプトを社内の CI/CD パイプラインに組み込めば、部署ごとにカスタマイズしたフィルタテンプレートを自動配布できます。
モバイルアプリでの操作フロー
モバイル版でもデスクトップと同等のフィルタ機能が利用可能です。以下は iOS/Android アプリ共通の設定手順です(参考:Mobareco ガイド【5】)。
- 左上メニュー → Filters を選択
- 画面右下の + アイコンで新規作成
- デスクトップと同様に項目を入力し、保存
モバイル特有のポイントは次の通りです。
- Schedule タブ が別画面として表示されるため、時間帯設定は「Time」ボタンから直接選択します。
- フィルタにマッチした記事が届くとプッシュ通知を送信でき、外出先でも重要情報を即座に把握できます。
トラブルシューティングと情報収集ワークフローへの組み込み
フィルタが反映されない場合の対処法
| 現象 | 主な原因 | 解決策 |
|---|---|---|
| 設定後も対象記事が表示される | 除外語の記述ミス(全角スペース・カンマ位置) | キーワードをシングルクォートで囲む例:-"広告" |
| スケジュール設定が無効になる | プランが Free のまま | Pro へアップグレード、または時間帯指定を削除 |
| フィルタ一覧に新規作成が出ない | ブラウザキャッシュの古さ | Ctrl+Shift+R(ハードリロード)かキャッシュクリア後再ログイン |
上記で解決しない場合は、公式サポートページの「Filters not applying」トピックを参照してください【6】。
プラン制限と代替策
- Free:除外語・日付範囲・スケジュールは利用不可。代替として
ORと組み合わせたキーワードで手動フィルタリングが必要です。 - Pro:API 利用は別途有料オプション(「Enterprise API」)が必要です。導入前に料金表を確認してください【4】。
効率的な情報収集ワークフロー例
- 朝のルーティン (08:00‑09:30):業界ニュースフィルタだけ有効化 → 15 分で重要記事を把握
- 昼食前チェック (13:00‑14:00):競合動向フィルタと除外語で広告除去 → 読了時間が 20% 短縮
- KPI 測定:Feedly の「Reading Stats」から記事数・閲覧時間をエクスポートし、
平均読了時間 = 総閲覧時間 ÷ 記事数を算出。フィルタ導入前後で 20%以上の時間削減 が目安です。
参考文献
- Feedly公式ブログ「Pro プランに Schedule 機能を追加」(2026-05) – https://feedly.com/blog/pro-schedule
- Feedly ヘルプセンター「Filters の使い方」(2026年版) – https://help.feedly.com/filters
- 社内実証テストレポート「除外語活用によるノイズ削減効果」(2026 Q1) – 社内資料(非公開)
- Feedly Developer Documentation, Filters API (2026-04) – https://developer.feedly.com/v3/filters/
- Mobareco ガイド「Feedly モバイルでのフィルタ設定」(2026) – https://mobareco.jp/feedly-mobile-filter
- Feedly Support 「Filters not applying」FAQ – https://feedly.com/support/filters-not-applying