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Voicy企業広告 出稿手順と実務ガイド(2026年版)

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Contents

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この記事の目的とまず行うこと(CTA)

Voicyでの企業広告を現場で確実に進めるための実務ガイドです。
問い合わせから見積り、入稿、配信、計測・改善までの実務テンプレとチェックリストを提供します。
出稿前に媒体公式の仕様・料金・審査基準を必ず取得して照合してください。

記事で提供するもの(要約)

この記事は次の実務資産を提供します。

  • 出稿フローのステップバイステップガイド
  • 発注前の統合チェックリスト(承認・請求情報含む)
  • 技術要件の「推奨値」と媒体照合方法、入稿テンプレ(ファイル命名・ZIP構成・ステム例)
  • 法務チェックリスト、禁止表現例と安全な代替表現、承認フローとチェックシート雛形
  • S2Sポストバック実装例、ポストバックパラメータ、アトリビューション窓とOS制約の対策
  • 見積りの読み方、想定レンジ例、契約条項雛形(キャンセル・差し替え・権利など)
  • レポートテンプレートと改善サイクル、番組選定のスコアリング手法

指標定義と計測方法

広告効果を比較するには用語と計測ルールを揃える必要があります。
媒体によって指標定義や測定ロジックは異なるため、下記は「一般的な定義例」として扱い、必ず媒体仕様と照合してください。

主要指標の定義

主要指標の業界的な定義例を示します。媒体仕様で差があれば、媒体定義を優先してください。

  • インプレッション(Impression)
    広告が配信サーバー/プレイヤーで発行された回数。媒体は「配信リクエスト数」か「再生可能状態で送出した回数」を採用する場合があるため、媒体定義を確認すること。

  • 再生開始(Play start)
    再生がユーザー端末で実際に始まったイベント。一般に0秒再生をカウントするか、1秒以上など閾値設定があるため媒体仕様で確認する。

  • 再生完了(Play complete)
    所定の再生割合(例:90%/95%/100%)に達したときにカウントされる。媒体ごとに閾値が異なるので配信前に確認する。

  • CTR(クリック率)
    音声広告に付随する画面やカードのクリック数 ÷ 表示数。画面がない接触は計測不可となるため代替指標(LP遷移)を併用する。

  • CV(コンバージョン)/CPA等
    LPや購入、申込など媒体外の成果はUTM・クーポン・S2Sポストバックで計測する。計測方法は複数用意して冗長性を持たせること。

計測方法と検証ポイント

計測設計で確認すべき具体項目を示します。

  • 媒体定義の取得:インプレッション、再生開始、完了の具体的閾値と算出ロジック(サンプルログ形式)を媒体から取得する。
  • 計測差の検証:専用LPのクリック数と媒体のクリック数に差がある場合、ログ(タイムスタンプ/イベントID)で突き合わせて原因を特定する。
  • 第三者計測の併用:重要施策では第三者タグやブランドリフト調査を併用して定量+定性の確認を行う。
  • ボット対策:IPフィルタリングやUA検証、S2Sで送られるIP/UAの提供を求める。

参考(確認先の一例):Voicy公式サイト(企業向けページ): https://voicy.jp/ 、Apple(SKAdNetwork): https://developer.apple.com/documentation/storekit/skadnetwork 、消費者庁(景表法関連): https://www.caa.go.jp/ 、厚生労働省(薬機法関連): https://www.mhlw.go.jp/ 、EBU R128(ラウドネス指標): https://tech.ebu.ch/docs/r/r128.pdf

出稿前の必須準備と統合チェックリスト

出稿前に揃えるべき情報を1つにまとめました。重複を排して実務に直結する項目のみ列挙します。

発注前チェック(統合版)

発注前に最優先で確認・準備する最小限の項目です。媒体に提示できる形で揃えてください。

  • キャンペーン目的(認知/獲得/ブランド)と優先KPI
  • 予算レンジ(総額・媒体費比率)と配信期間(開始/終了日)
  • 想定ターゲット(年齢層・性別・地域・興味)と優先/除外番組リスト
  • クリエイティブ尺(15/30/60秒など)と既存素材の有無、ステム納品の可否
  • 遷移先LP(専用URL)、UTM構成、媒体別クーポンコードの準備
  • 請求先情報(法人名/部署/POの有無/支払条件)と発注窓口情報
  • 社内承認フロー(ブランド・法務・経理の担当者と期限)
  • 権利関連:BGMライセンス、効果音、タレント出演同意書、AI音声利用許諾の有無

媒体から必ず取得する公式資料

媒体に依頼して受領・保存しておくことを推奨します。バージョン(発行日)を明示で受領してください。

  • 広告入稿仕様書(フォーマット、ラウドネス目標、許容形式)
  • 広告掲載ガイドライン/審査基準(禁止表現カテゴリ、審査フロー)
  • 料金表・メディアキット(CPM、パッケージ、最低出稿額)
  • オーディエンスデータ(年齢・性別分布、リスナー数、時間帯別指標):CSVやレポートで受領する
  • S2S/APIポストバック仕様(マクロ名、イベント一覧、署名方式)
  • 契約書雛形(差し替え・キャンセル規定、二次利用範囲)

取得できたら、必ずプロジェクトの「仕様照合リスト」に媒体の数値と自社想定を並べて差分を明記してください。

クリエイティブ制作と入稿テンプレ(技術要件+納品例)

媒体指定が最優先ですが、媒体指定がない場合の「一般的な推奨値」と実務で使える命名規則・ZIP構成、QAチェックを提示します。

推奨技術要件(媒体指定前の目安)

ここで示す数値は媒体によって異なるため「推奨値」です。入稿前に媒体の入稿仕様と照合してください。

  • ファイル形式:WAV(PCM、推奨)/MP3は媒体許容時のみ(192–320kbps)
  • サンプリング/ビット深度:44.1kHz または 48kHz、16bit 基準。必要なら24bitを採用。
  • ラウドネス(目安、推奨値):「Integrated LUFS = -16 ±2(推奨)」、True Peak は安全側で -1.0 dBTP 前後を目安に。媒体の指定があればそちらを優先。
  • チャンネル:ナレーション主体はモノラル可。BGMや立体感が必要ならステレオで納品。
  • 前後余白:頭出し・終端に0.3〜0.5秒の無音余白を確保。
  • ステム納品:Voice、BGM、SFX、マスターの4ファイルを推奨(差し替えやローカライズ対応のため)。
  • 測定ツール:LUFSはYoulean、iZotope Insight、NUGENなどのメーターで計測。ffmpegのloudnormフィルタで検証可能。

媒体仕様と照合する手順:媒体から受け取った「広告入稿仕様書」のラウドネス項目とファイル形式項目をプロジェクト仕様に転記し、差分は制作チームへ共有すること。

ファイル命名規則・ZIP構成と納品例

一貫した命名規則とZIP構成を用意すると納品ミスを減らせます。例を示します。

推奨ファイル命名(例)

  • brand_campaign_15s_master.wav
  • brand_campaign_15s_voice.wav
  • brand_campaign_15s_bgm.wav
  • brand_campaign_15s_sfx.wav
  • brand_campaign_script_15s.txt

推奨ZIP構成(例)

  • brand_campaign_v1.zip
  • masters/brand_campaign_15s_master.wav
  • stems/brand_campaign_15s_voice.wav
  • stems/brand_campaign_15s_bgm.wav
  • scripts/brand_campaign_script_15s.txt
  • rights/bgm_license.pdf
  • rights/talent_release.pdf

入稿前QAチェックリスト(納品用)

入稿時に担当者が必ず実行するチェック項目です。

  • ファイル形式とサンプリングレートが媒体指定に一致するか確認
  • LUFSとTrue Peakが推奨値内(か媒体指定に合致)かメーターで確認
  • クリッピング、ポップノイズ、過度なノイズがないか確認
  • ステム分けが指定通りに揃っているか確認
  • 台本とトランスクリプトが一致しているか確認
  • 権利証明(BGMライセンス、出演同意書)を同梱しているか確認

法務リスクと表現チェック(薬機法・景表法等)

表現規制は媒体の審査で最初にチェックされる領域です。業種ごとの規制対応、具体的な禁止例と代替表現、法務承認フローとチェックリストを用意してください。

薬機法(医薬品・医療系・一部化粧品)への対応例

薬機法で問題となるのは「治癒や効能の断定表現」です。薬機法に抵触しない安全な表現の例と禁止例を示します。

  • 禁止例(避ける表現):「病気が治る」「必ず効果が出る」「副作用が一切ない」
  • 代替表現(安全な表現):「症状の改善が報告された事例があります(個人差があります)」「臨床試験で~の傾向が確認されました」※出典と根拠資料の提示が必要

必要書類(例)

  • 臨床試験報告/試験レポートの抜粋
  • 承認番号や専門家の見解(該当する場合)
  • 比較広告であれば比較の根拠データ

景表法(不当表示)対応の実務例

根拠のない優良誤認表示や比較優良誤認に注意します。具体例と安全な表現方法を示します。

  • 禁止例:「業界No.1(出典なし)」「90%が満足(母数不明)」
  • 代替例:「自社調査(2025年、n=500)で○○という結果でした。調査概要:対象、期間、手法を明示」

提示ドキュメント:調査概要、調査データのソースファイル、集計方法の説明。

法務承認フローとチェックシート(雛形)

法務承認は速やかに行えるようテンプレ化します。最低限のチェック項目を以下に示します。

  • 主張(広告文言)とその根拠資料の紐付け
  • 根拠資料の形式(論文、試験データ、社内調査)と保存場所
  • 審査担当(法務)による最終承認(氏名/承認日)
  • 対応期限(審査に要する想定日数を事前に設定)

チェックシート例(列挙)

  • 文言/Claim:____
  • 根拠資料:ファイル名/参照URL
  • 法務コメント:____
  • 最終承認者:____

AI音声・合成音声の実務対応

合成音声(AI音声)の利用は倫理・審査・権利の観点で要注意です。媒体の規定や利用者同意を必ず確認してください。

合成音声の表示義務と同意書テンプレ

一般的に合成音声を利用する場合は、ホストや声の提供者の同意と、利用者向けの開示が求められるケースがあります。媒体規定に従い、以下を準備してください。

推奨する配信内告知(例):

  • 「この音声には合成音声(AI)が使用されています。」

ホスト(声の提供者)向け同意書(短縮例):

  • 当社は本同意書に基づき、(1)収録音声の録音・編集・合成を行う、(2)合成音声を広告の作成・配信・二次利用に使用する権利を有する、(3)対価・期間・使用範囲を明記する。
  • 同意は書面(PDF)で取得し、契約書に合成利用の許諾範囲を明記する。

媒体側のAIポリシーは変更されやすいため、合成音声を使う場合は媒体の「広告審査基準」内のAI関連項目を必ず確認すること。

AI利用時の実務注意点

  • ホストの声を模倣する場合は明確な書面同意が必要。
  • 合成音声で健康や金融など規制対象の主張を行う場合、法務の厳格なチェックを必須とする。
  • 配信中の開示タイミングや表現方法は媒体のルールに合わせる(冒頭での短い告知が一般的)。

トラッキング詳細(S2S、ポストバック、アトリビューション窓、OS影響)

計測は技術仕様が複雑です。S2Sポストバックの例、推奨パラメータ、アトリビューション窓、iOS/Androidの制約と対策を示します。

S2S実装例とポストバックパラメータ(例)

以下は実務で使われる典型的なS2Sポストバック項目です。媒体側の仕様に合わせてマクロ名を確定してください。

推奨イベント名(一例)

  • impression / click / play_start / play_complete / click_through / conversion / install

推奨パラメータ(JSON形式の例)
{
"event": "play_complete",
"campaign_id": "CAMPAIGN_123",
"creative_id": "CRE_456",
"placement_id": "PLACEMENT_789",
"impression_id": "{IMPRESSION_ID}",
"click_id": "{CLICK_ID}",
"timestamp": "2026-01-01T12:00:00Z",
"device_os": "iOS",
"ip": "{IP}",
"user_agent": "{UA}",
"country": "JP",
"revenue": 0,
"currency": "JPY"
}

セキュリティ

  • HMAC-SHA256などでペイロードに署名し、ヘッダ(例:X-Signature)で送る。受信側は共有シークレットで検証することを推奨。

マクロ名称

  • 媒体ごとに{CLICK_ID}や{IMPRESSION_ID}の名称が異なるため、入稿前に媒体のマクロ一覧を受領してマッピングを固定してください。

アトリビューション窓(推奨例)と設定方針

アトリビューション窓は媒体や目的で変わります。社内で標準を決めつつ、媒体と合意してください。

  • クリック経由(Click-through):一般的に7日〜28日。パフォーマンス施策=短め(7日)を推奨、長期の認知施策は28日を検討。
  • 閲覧経由(View-through):短め(24時間〜1日)を推奨。メディア特性で延長可能。
  • インストール計測:OS仕様(SKAdNetwork)の影響で遅延や集計制約が発生する。S2Sでの二重計測回避ルールを作成すること。

モバイルOSの制約と実務的対策

iOS(ATT / IDFA制限、SKAdNetwork)

  • IDFA収集はユーザー同意が必要。無許可のID利用は不可。
  • SKAdNetworkは集計化・遅延化されたアトリビューションを返すため、個別のユーザー行動追跡ができない。SKAdNetwork用のconversion value設計を広告KPIに合わせて設計する。

Android(GAIDの扱い)

  • AndroidでもGAIDの利用制限や将来的な代替措置が進んでいるため、広告計測はS2Sとサーバー側レポートを併用する。
  • 同意ベースのID利用や、Firebaseなど公認の計測ツールを活用する。

代替策

  • S2Sログの突合(タイムスタンプ、IP、UA)でマッチングを行う。ただしプライバシー法に抵触しない設計とする。
  • イベントレベルの集計指標やCVRを重視した計測設計に切り替える。

配信設計・KPI設計と改善フロー

配信設計は目的に合わせKPIを整合させることが重要です。以下は実務で使える指標の紐付けと改善サイクルです。

ターゲティングとフライト戦略

ターゲティング軸と代表的なフライト戦略の考え方を示します。

  • ターゲティング軸:番組/チャンネル、ジャンル、時間帯、地域、デモグラフィック、デバイス
  • フライト戦略例:短期集中(バースト)でCPA検証 → 成功後に長期で継続配信(スケール)
  • 頻度管理:1人当たりの接触回数を目安化(例:週1〜3回)し、過剰露出を避ける

KPI設計(目的別の例)

目的別に計測指標を明確に設定します。

  • 認知:インプレッション、到達(リーチ)、完了率、ブランドリフト調査(定性)
  • 獲得:LP遷移数、CTR、CV数、CPA、CVR
  • ブランド:ブランドリフト(調査)、滞在時間、エンゲージメント

推奨レポート構成(週次)

  • サマリー:配信期間、総インプレッション、総CV、CPA
  • 番組別・時間帯別:インプレッション、再生完了率、CTR、CVR
  • クリエイティブ別:完了率、CTR、CV(勝敗仮説)
  • 学びと次アクション:仮説→テスト設計→次週の変更点

改善サイクル(実務フロー)

改善作業は仮説と検証の高速サイクルで行います。

  • 仮説立案:問題の特定(例:完了率が低い)と改善案の設定
  • テスト設計:対象番組・時間帯・クリエイティブを分割してABテスト
  • 実行と計測:指定の期間で集計して統計的有意を評価
  • スケール/終了:勝ちクリエイティブは拡張、改善が見られない場合は停止

見積り・料金目安(代表ケース例)

料金は媒体・期間・ホスト人気度で大きく変わります。以下は代表的な想定レンジで、必ず媒体見積りで確認してください。

想定レンジ(参考例)

金額は目安であり、実際は媒体見積りで確定してください。

  • スポット広告(15–30秒)CPM目安:800〜2,500円(配信量・ターゲティングに依存)
  • ホスト読み/タイアップ(ホスト起用):スポット比でプレミアム。ホスト規模により数十万円〜数百万円の固定費が発生するケースあり
  • チャンネルスポンサー(月額)目安:30万円〜200万円(規模と独占性による)
  • 最低出稿額:メニューにより設定あり(例:数十万円〜)

見積り確認ポイント

  • 保証指標(保証インプレッション/到達)の有無と算出根拠
  • 差し替え・キャンセルの条件と見積りに含まれる項目(制作費、タレント費、配信手数料)
  • 支払条件(締日、振込期日、POの必要性)

契約条項の雛形(実務例)

契約書に盛り込むべき代表的条項と例示的な文言案を示します。実際は法務部と合意した上で文言調整してください。

キャンセル規定(例文)

  • 「広告主は配信開始日の14営業日前までに書面でキャンセル通知を行った場合、総額の10%を支払うものとする。7営業日前以降のキャンセルは総額の50%、3営業日前以降のキャンセルは総額の100%を支払うものとする。」

差し替え手数料(例文)

  • 「入稿後の差し替えは1回目は無償で対応するが、差し替え期限を過ぎた場合は1回あたり金額(例:20,000円)を請求することがある。」

権利帰属・二次利用(例文)

  • 「納品物の著作権は甲(広告主)に帰属する。ただし出演タレント・BGM等第三者権利がある素材については、別途定めるライセンス範囲に従うものとする。媒体は配信のための利用権を得る。」

損害賠償(例文)

  • 「本契約に基づく直接損害に関して、当事者の責任は当該案件の広告配信料総額を上限とする。ただし、故意または重大な過失による場合はこの限りでない。」

条文は企業のリスク許容度に応じて、金額上限や免責事由を調整してください。

ブランド安全の実務(番組選定・スコアリング・除外ルール)

番組単位での接触が強みである一方、ブランドリスク管理が重要です。スコアリングで定量的に判断できるルールを用意します。

スコアリングの基本式(例)

簡易的なスコアリング例を示します。各項目は0–100で評価し、合算で判断します。閾値は運用ポリシーで設定してください。

  • スコア = 0.30×オーディエンス適合度 + 0.20×ホスト信頼度 + 0.25×コンテンツリスク(低リスクで高点) + 0.15×過去インシデント + 0.10×エンゲージメント

判定目安(例)

  • 80以上:採用可
  • 60–79:要人レビュー
  • 59以下:除外候補

除外ルールの例

次のようなコンテンツは原則除外または個別審査とします。

  • 成人向け・ヌード・性的表現の強い番組
  • ギャンブル・違法行為を助長する内容
  • 医療・健康で未根拠の治療主張を行う番組
  • 過去にブランド問題を起こしたホスト

審査落ち時の対応フロー

  1. 審査落ちの理由を媒体から受領(分類コードを要求)
  2. 法務/ブランド担当が理由に応じて修正案を作成
  3. 修正後、媒体へ再申請(再審査期間と優先度を確認)
  4. 必要なら別番組への割り振りや配信延期を実行

実務テンプレ集(外注ブリーフ、S2S、同意書、レポート)

現場でそのまま使える短い雛形集を示します。各テンプレは媒体仕様での調整を前提にしてください。

外注ブリーフ(必須項目・短縮形式)

下記を1枚のPDF/Googleドキュメントにまとめて渡すと見積りが速く出ます。

  • 企業名、担当者名(社内連絡先)
  • キャンペーン目的、KPI、期間、予算レンジ
  • ターゲット像(年齢・性別・地域・除外条件)
  • クリエイティブ要件(尺、トーン、必須フレーズ)
  • ステム納品の要否、納期、承認フロー
  • 計測方法(専用LP、UTM、クーポン、アプリ計測ID)
  • 優先番組/除外番組(リスト形式で提示)

S2Sポストバック例(GET形式・簡易)

例:広告媒体から広告主計測サーバへ送るポストバック

https://example.adserver.com/postback?event=install&click_id={CLICK_ID}&campaign={CAMPAIGN_ID}&time={TIMESTAMP}&device_os={OS}&country={COUNTRY}

受信側はHMAC検証を行い、不正なリクエストを排除します。

ホスト出演同意書(短縮例・主要項目)

  • 同意内容:当該録音の使用、編集、合成(必要時)に関する権利許諾
  • 使用範囲:配信プラットフォーム(指定)・期間・二次利用の可否
  • 対価:金額・支払条件
  • 保証事項:出演者が第三者の権利を侵害しないことの保証
  • 署名:出演者名・日付

レポートテンプレ(週次サマリー・要点)

  • サマリー:期間、総インプレッション、総CV、CPA(要点)
  • 番組別:主要KPI(インプレッション、再生完了率、CTR、CV)
  • クリエイティブ別:パフォーマンス(勝ち・負けの判定根拠)
  • 次アクション:仮説とテスト計画(具体的日付)

まとめ

Voicyの特徴は番組コンテキストに紐づく高接触性です。
出稿前は目的・KPI・計測設計・法務承認を固め、媒体の公式仕様書(入稿仕様・審査基準・料金表)と突合してください。
技術要件の数値(LUFS、True Peak等)は媒体の指定を優先し、ここで示した値は推奨値として扱ってください。
計測は冗長性(UTM+クーポン+S2S)を持たせ、iOSやAndroidの仕様制約に応じた代替設計を用意してください。

参考(確認先の例)

  • Voicy(企業向けページ): https://voicy.jp/
  • EBU R128(ラウドネス基準): https://tech.ebu.ch/docs/r/r128.pdf
  • Apple(SKAdNetwork / AppTrackingTransparency): https://developer.apple.com/
  • 消費者庁(景表法): https://www.caa.go.jp/
  • 厚生労働省(薬機法): https://www.mhlw.go.jp/

最後に:媒体の公式ドキュメント(入稿仕様・料金表・審査基準・S2S仕様・最新のオーディエンスデータ)を必ず受領し、プロジェクトに保存してから制作と入稿を進めてください。

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