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Ubuntu 24.04でOBS録画エラーを解消 | Wayland/Xorg対応策

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Ubuntu 24.04でのWayland環境対応策

Ubuntu 24.04ではWaylandデスクトップ環境の仕様変更により、OBS Studioの画面録画がうまく動作しないケースが増えています。特にGnome ShellやKDE Plasmaを搭載したユーザーは、Xorgへの切り替えやドライバ設定の見直しが必要です。以下の手順で問題解決に挑戦してください。

WaylandとXorgの切り替え手順

Ubuntu 24.04ではデフォルトでWaylandが起動しますが、OBS録画に不具合がある場合、Xorgモードへの切替を試してみましょう。

  1. ログイン画面でセッション選択: ログイン画面の右下にあるセッションタイプ(例:Ubuntu on Wayland)をクリックし、「Ubuntu on Xorg」を選択
  2. 再起動後確認: 画面録画ソフトが動作するか再度テスト

注意: デスクトップ環境によっては、WaylandからXorgへのセッション変更ができない場合があります。その場合は、/etc/gdm3/custom.confWaylandEnable=falseを追記して再起動してください。
ファイルが存在しない場合の対応: /etc/gdm3/custom.confが存在しない場合は、以下のコマンドで作成してください:
bash
sudo touch /etc/gdm3/custom.conf

その後、WaylandEnable=falseを追記して再起動します。

OBSが認識しない画面共有デバイスの確認方法

Wayland環境ではOBSが画面共有デバイスを正しく取得できない場合があります。以下の手順で原因を特定しましょう。

  1. ディスプレイ設定の確認: デスクトップ環境の「表示設定」で、複数のディスプレイや仮想ディスプレイが接続されていないか確認
  2. Xorg用ドライバの再インストール:
    bash
    sudo apt update && sudo apt install --reinstall xserver-xorg-video-intel

  3. 注意: パッケージ名はハードウェアに依存します。Intel GPU搭載機にはxserver-xorg-video-intel、NVIDIAユーザーはnvidia-driver-535などを確認してください。

  4. OBS起動時のエラーログの確認: ~/.config/obs-studio/logsに保存されたログファイルを確認し、デバイス認識の異常がないか検証
項目 補足
セッション変更方法 ログイン画面の選択 GNOME/KDEでは手動設定が必要
ドライバ再インストールコマンド sudo apt reinstall xserver-xorg-video-intel Intel GPU搭載機向け
ログファイルパス ~/.config/obs-studio/logs トラブルシューティングの際には必須

OBS Studio 30.0のセーフモード利用方法

OBS Studio 30.0以降では、セーフモードを活用することで、拡張機能や設定ファイルが原因で発生する不具合を特定できます。特に録画動作が不安定な場合に、初期状態でのテストが有効です。

セーフモード起動時の設定リセット

セーフモードでは通常の設定ファイルが読み込まれませんので、初期設定で録画動作を確認できます。

  1. セーフモード起動方法:
  2. コマンドラインから以下を実行:
    bash
    obs --safe-mode

  3. 録画テストの実施: セーフモードで画面共有やオーディオ入力が正常に動作するか確認

セーフモードでは、拡張機能・カスタムプロファイル・外部プラグインはすべて無効になります。問題が解消した場合は、通常起動時の設定と比較しながら原因を特定してください。

拡張機能の影響排除チェック

拡張機能や自作スクリプトが録画に影響を与える可能性があります。以下の手順で検証しましょう。

  1. すべてのプラグインを無効化: Tools > Plugins Managerから「Not loaded」状態に変更
  2. 設定ファイルのバックアップ: ~/.config/obs-studioを一旦削除し、セーフモードでの起動で再構築
操作 内容 目的
--safe-modeオプション セーフモード起動 基本設定での動作確認
プラグイン無効化 全プラグインを「Not loaded」に設定 拡張機能の影響排除
設定ファイル削除 ~/.config/obs-studioを削除 初期状態でのテスト

Linuxデスクトップ録画時の権限設定確認手順

OBSがシステムリソースにアクセスできない場合、ユーザーアカウントの権限不足が原因となることがあります。特にvideoグループへの所属やsystemdスコープの設定を確認しましょう。

グループ所属確認(videoグループなど)

画面共有や音声入力には「videoグループ」の所属が必要です。以下のコマンドで確認してください。

  1. 現在のグループ一覧確認:
    bash
    groups

  2. videoグループへの加入:
    bash
    sudo usermod -aG video $USER

  3. ログアウト・再ログイン後に変更を反映

注意: ログイン後はセッションが再構築されるまで権限の変更が反映されません。端末を再起動するか、デスクトップ環境を再起動してください。

systemdスコープの権限拡張方法

OBS録画中にリソース制限でエラーが出る場合、systemdスコープの設定を見直す必要があります。

  1. OBSプロセスのスコープ確認:
    bash
    systemctl --user scope $(pgrep obs-studio)

  2. CPUやメモリの制限解除: ~/.config/systemd/user/obs.serviceに以下の記述を追加:
    [Service]
    CPUAccounting=no
    MemoryAccounting=no

  3. ファイルが存在しない場合の対応: ディレクトリ構造が存在しない場合は以下を実行してください:
    bash
    mkdir -p ~/.config/systemd/user/
    touch ~/.config/systemd/user/obs.service

  4. サービス再起動:
    bash
    systemctl --user daemon-reload && systemctl --user restart obs-studio

検査項目 内容 対応方法
videoグループ所属 groupsコマンドで確認 sudo usermod -aG video $USERで追加
systemdスコープ設定 systemctl scopeコマンドで確認 serviceファイルに制限解除を記述
ログアウト・再ログイン 権限変更の反映に必要 再起動またはデスクトップ環境再起動

ffmpegによる代替録画方法

OBSが動作しない場合、ffmpegコマンドラインツールを活用した録画が代替手段として有効です。特にx11grabやwl_grabオプションで高品質な録画が可能です。

コマンドラインでの画面キャプチャ実行例

以下のコマンドで、Linuxデスクトップの録画を開始できます。

  1. Xorg環境での録画(x11grab):
    bash
    ffmpeg -f x11grab -i :0.0 -vf "scale=1920:1080" -c:v libx264 -preset ultrafast -pix_fmt yuv420p output.mp4

  2. Wayland環境での録画(wl_grab):
    bash
    ffmpeg -f wlgrab -i :0 -vf "scale=1920:1080" -c:v libx264 -preset ultrafast output.mp4

注意: x11grabはXorg専用で、Waylandではwl_grabを使用します。録画範囲や解像度を変更する場合は、scale=幅:高さの値を調整してください。
環境確認手順: 表示デバイスの接続状況はxrandr -qで確認し、:0.0:0が正しいディスプレイ番号か確認してください。

OBSと併用するマルチストリーミング構成

OBSとffmpegを併用し、スクリーンショット・オーディオ録音を分離して保存することで、編集時の柔軟性が高まります。

  1. 画面キャプチャ用にffmpegを使用: 上記コマンドで録画
  2. OBSでオーディオ録音と合成: 録画された動画をOBSで読み込み、オーディオを別途収録
  3. 最終編集: CapCutやFFmpegでマルチトラック編集
オプション 説明 使用例
-f x11grab Xorg環境での画面キャプチャ ffmpeg -f x11grab -i :0.0 ...
-vf "scale=..." 解像度変更 scale=1920:1080で4K対応
-preset ultrafast 結果の品質向上 速いエンコードと高画質を両立

Intel QSVコーデック設定の最適化

Intel GPUユーザーは、QSV(Quick Sync Video)コーデックを有効にして録画遅延を抑えることができます。ドライバ更新やOBS内部設定でパフォーマンスを最大化しましょう。

ドライバ更新とHWアクセラレーション確認

Intel QSVの動作には最新のドライバが必須です。以下でアップデート手順をご案内します。

  1. Intel Media Driverのインストール:
    bash
    sudo apt install intel-media-va-driver

  2. 注意: 上記パッケージはUbuntu 24.04限定です。他のバージョンではintel-media-va-driver-non-freeや公式リポジトリから取得してください。

  3. HWアクセラレーションの確認コマンド:
    bash
    vainfo

  4. 出力に「VAAPI」や「Intel Clear Video Technology」が表示されるか確認

OBS内部でのコーデック選択手順

OBSの録画設定で、Hardware Encode(QSV)を選択することで、CPU負荷を減らすことができます。

  1. Encoder設定画面: Settings > Output > Encoderを選び、「Hardware (QuickSync)」を選択
  2. ビットレートの調整: デフォルトは75 Mbpsですが、録画用途によって変更(例:60 Mbps)
  3. エンコードプロファイル設定: 「Main 10」や「High 4:2:2」を活用し、動画品質と圧縮率のバランスを取ります
コーデック 特徴 最適な用途
Hardware (QuickSync) 高速で低CPU負荷 長時間録画・生中継
Software (libx264) 品質が高く汎用性あり 編集用途・高精細な動画作成
AV1(OBS 30.0から対応) 高圧縮率と品質バランス パッケージ配布やSNS投稿

特定のエラーメッセージをコメント欄に投稿して、個別対応をご希望の方はお知らせください。

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