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1. Todoist のプロジェクトとサブプロジェクトの基本概念
Todoist では 「プロジェクト」 がタスクをまとめる最上位コンテナです。プロジェクト内にさらに 「サブプロジェクト」(入れ子プロジェクト) を作成でき、親プロジェクトと同様にタスク・ラベル・期限を保持します。ただし公式ヘルプが示す通り、サブプロジェクトは 1 階層しか入れ子にできません。3 階層以上のネストは現在の仕様では実現できないため、代替策として「セクション」や「ラベル」を組み合わせます。
- 公式情報: プロジェクトとサブプロジェクトの概要(日本語)
- ポイント
- サブプロジェクトは独立した権限設定が可能。
- 階層上限は 1 レベルだけなので、深い階層が必要な場合は別の整理手段を併用する。
2. プロジェクト階層の実装手順(Web とモバイル)
このセクションでは Web アプリ と モバイルアプリ(iOS / Android) の両方でサブプロジェクトを作成する具体的なフローを解説します。操作はドラッグ&ドロップとキーボードショートカットの組み合わせで完了でき、業務効率が大きく向上します。
2.1 Web アプリでのサブプロジェクト作成手順
Web 版 Todoist の左サイドバーから親プロジェクトを選び、メニュー操作でサブプロジェクトを生成します。ショートカットキーは公式ヘルプに記載されているもののみ使用可能です(2024‑11 時点)。
- サイドバー上部の 「+」ボタン をクリックし、親プロジェクト名を入力して作成。
- 作成したプロジェクトの右端に表示される 三点アイコン(⋮) をクリック → 「サブプロジェクトとして作成」を選択。
- ダイアログが開くので、サブプロジェクト名を入力し Enter キーで確定。
ショートカットキー
- プロジェクト作成:P(新規プロジェクト)
- サブプロジェクト作成は専用のデフォルトショートカットが無いため、上記メニュー操作が推奨されます。
詳細は キーボードショートカット一覧 を参照してください。
2.2 モバイルアプリでのサブプロジェクト作成手順
iOS/Android の Todoist アプリでも同様にサブプロジェクトを追加できます。タップ操作だけで完結するため、外出先や会議中にも便利です。
- 画面左上のハンバーガーメニューから対象の 親プロジェクト を開く。
- 右上にある 三点アイコン(⋮) をタップ → 「サブプロジェクトを追加」を選択。
- 名前入力後、保存 ボタンで確定するだけです。
長押し操作
- 作成したサブプロジェクトは長押ししてドラッグすると、同じ親プロジェクト内の位置を自由に変更できます。
3. セクション機能との併用と代替策
サブプロジェクトが 1 階層しか作れない 制約を補うために有効なのが「セクション」です。セクションは同一プロジェクト内でタスクを視覚的に区切るだけでなく、検索やフィルターでも活用できます。
- 公式情報: セクションの使い方(日本語)
3.1 セクションの基本操作
| 操作 | 手順 | 補足 |
|---|---|---|
| 追加 | プロジェクト画面上部の 「+セクション」 ボタンをタップ | 名前だけで完了 |
| 移動 | セクション見出しを長押し → ドラッグ | 順序変更が可能 |
| 削除 | セクション横の三点メニュー → 「削除」 | 中のタスクはプロジェクト直下へ移動 |
3.2 階層上限を超える代替策
- ラベル:複数階層が必要な場合、
@フェーズ/設計のようにスラッシュで疑似階層化。 - フィルタビュー:ラベルや期限と組み合わせたカスタムフィルタで「特定フェーズだけ」を抽出。
- フォルダ:チーム全体のプロジェクトをまとめるコンテナとして利用し、階層外の整理に活用。
4. サブタスクとの違いと使い分け例
サブタスクは同一プロジェクト内で チェックリスト的 に扱われ、親タスクから期限や担当者が継承されやすい点が特徴です。一方サブプロジェクトは独立した権限・期限を持ち、チーム間の共有にも適しています。
| 項目 | サブプロジェクト | サブタスク |
|---|---|---|
| 階層位置 | プロジェクトレベル(1 階層のみ) | 同一プロジェクト内で子要素 |
| 期限・担当者 | 親とは独立して設定可 | 原則として親と同じ |
| 権限設定 | 個別に共有/非公開が可能 | プロジェクトの権限に従う |
| 用途例 | 大分類(部門、クライアント) | 細かい作業ステップやチェックリスト |
4.1 実務での使い分けシナリオ
- 案件管理
- プロジェクト
案件A→ サブプロジェクト提案フェーズ(期限・担当者別) -
提案フェーズ内はサブタスクで「要件ヒアリング」「ドラフト作成」等をチェックリスト化。
-
部門タスク
- プロジェクト
営業チーム→ サブプロジェクト月間目標(全体の売上目標) -
個別商談はサブタスクとして列挙し、完了チェックで進捗を可視化。
-
個人目標
- プロジェクト
自己成長2026→ サブプロジェクト資格取得(独立した期限) - 資格取得の学習ステップはサブタスクで管理し、完了時に自動ラベル付与。
5. チーム共有と権限設定のベストプラクティス
Todoist の チーム機能 は「フォルダ」を使って関連プロジェクトをまとめ、メンバーごとの閲覧/編集権限を細かく制御できます。2024 年 11 月時点で UI が刷新され、ドラッグ&ドロップでのプロジェクト移動がスムーズになっています。
5.1 フォルダでのプロジェクト整理
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | サイドバー上部の 「+」 → 「フォルダを作成」 |
| 2 | フォルダ名(例:営業チーム) を入力 |
| 3 | 任意のプロジェクトをドラッグし、フォルダへドロップ |
| 4 | フォルダ横の三点アイコン → 「メンバーを招待」または「権限設定」 |
5.2 権限レベル
- 閲覧のみ:メンバーはタスクを見るだけで編集不可。
- 編集可能:タスクの追加・変更・完了ができるフルアクセス。
ショートカット:
Ctrl + Shift + Mは「メンバー招待」ダイアログを呼び出す公式ショートカットです(Web 版)。モバイルでは同様の機能はタップ操作となります。
6. 実務シナリオ別活用例
以下に 案件管理・部門タスク・個人目標 の3つの典型的な業務フローをテンプレート化した手順と、期待できる効果を示します。実際に自組織でカスタマイズすれば、導入から数週間以内に生産性向上が測定できます。
6.1 案件管理(受注案件)
| 階層 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト | 案件A |
| サブプロジェクト | 提案フェーズ、契約フェーズ、納品フェーズ |
| セクション(各サブ内) | - 提案フェーズ → 「要件ヒアリング」・「提案書作成」・「内部レビュー」 - 契約フェーズ → 「交渉」・「契約締結」・「支払確認」 - 納品フェーズ → 「実装」・「テスト」・「納品」 |
| ラベル例 | @重要度/高、@顧客/ABC社 |
効果:ステージごとの進捗がプロジェクトビューに集約され、遅延リスクを早期に検知できる。
6.2 部門タスク(マーケティング部)
| 階層 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト | マーケティング |
| サブプロジェクト | キャンペーン企画、コンテンツ制作、分析・レポート |
| セクション(各サブ内) | 月次スプリントで「4月」「5月」などを区切る |
| フォルダ | マーケ部 フォルダに全プロジェクトを配置し、メンバーは編集権限で共同作業 |
効果:ロードマップが階層的に整理され、スプリントレビュー時にセクション単位で進捗確認が可能。
6.3 個人目標(自己成長)
| 階層 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト | 2026 年 個人目標 |
| サブプロジェクト | 資格取得、読書リスト、健康管理 |
| セクション(各サブ内) | 四半期ごとに「Q1」「Q2」などで区切る |
| プライベート設定 | 各プロジェクトを非公開にし、完了時は自動的に @達成 ラベル付与 |
効果:長期目標が細分化され、四半期ごとの振り返りと達成感の可視化が容易になる。
7. まとめと次のアクション
- 階層構造は「プロジェクト → サブプロジェクト(1 階層) → セクション」の組み合わせで実現し、3 階層以上のネストは公式に未対応です。
- 操作性は Web とモバイル共通で、ショートカットは
P(新規プロジェクト)やCtrl+Shift+M(メンバー招待)が主要です。サブプロジェクト作成の専用ショートカットは現状ありません。 - セクション・ラベルを併用すれば、階層上限に縛られず柔軟なタスク分類が可能です。
- チーム共有ではフォルダ単位でプロジェクトをまとめ、権限設定とドラッグ&ドロップ操作で管理負荷を低減できます。
- 実務テンプレート(案件・部門・個人)を自組織の業務フローに合わせてカスタマイズし、まずは 1 週間以内に「プロジェクト → サブプロジェクト」構造を導入してみましょう。
次のステップ
1. 自分(またはチーム)の主要業務を 3 つのトップレベルプロジェクト に整理する。
2. 各プロジェクトに対し、公式ヘルプページの手順で サブプロジェクト を作成し、必要なら セクション を追加。
3. フォルダを活用して権限を設定し、メンバー全員が適切なビューにアクセスできることを確認する。
この流れで Todoist の階層化機能とチーム共有機能を最大限に活かすことで、タスクの可視性・管理効率・達成感が格段に向上します。ぜひ今日から実践してみてください。