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2026年版タイムズカー料金表の全貌
本章では、2026 年4 月に施行されたタイムズカーの最新料金体系を「時間単価」「距離単価」の2 本軸で整理し、前年度(2025 年)との変化点を明示します。実際に利用する際に必要な計算式や前提条件も併せて提示するので、見積もり作業が格段に楽になります。
基本料金と距離区間
以下の表は、タイムズカー公式サイト(2026 年4 月更新)から抜粋した「時間単価」と「距離単価」の設定です。すべて円/単位で統一しています。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 時間単価 ※15 分単位 |
220 円(1 時間=880 円) |
| 距離単価 ※km あたりの単価 |
下表参照 |
| 距離区間 (km) | 単価 (円/km) |
|---|---|
| 0 〜 5 | 30 |
| 5.001 〜 10 | 27 |
| 10.001 〜 20 | 24 |
| 20.001 以上 | 22 |
計算式
基本料金 = 時間単価 × 利用時間(15 分単位) + 距離単価 × 走行距離(km)
前年(2025 年)との比較
2025 年版と 2026 年版の主な変更点を増減率で示します。数値はタイムズカー公式プレスリリース^1に基づきます。
| 項目 | 2025 年 | 2026 年 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 時間単価(15 分) | 210 円 | 220 円 | +4.8 % |
| 距離単価 0‑5 km | 28 円 | 30 円 | +7.1 % |
| 距離単価 5‑10 km | 26 円 | 27 円 | +3.8 % |
| 距離単価 10‑20 km | 23 円 | 24 円 | +4.3 % |
| 距離単価 20 km以上 | 21 円 | 22 円 | +4.8 % |
要点:時間・距離ともに約5 %前後の上昇となり、利用頻度が高いユーザーほど割引プランで相殺できる余地があります。
時間単価改定の背景と全国平均比較
この章では、料金改定を支える外部要因と、主要カーシェア事業者との価格差を整理します。価格構造を理解すれば、割引プラン選択時の意思決定がスムーズになります。
価格改定の主な要因
近年の運用コスト上昇は以下の3 点に集約されます(※各数値は経済産業省エネルギー統計[^2]・日本自動車工業会調査[^3]から引用)。
- 燃料価格:2024‑2025 年の国内レギュラーガソリン平均価格は前年度比 +12.3 %(約165 円/L)
- メンテナンス費用:部品供給不足と技術者賃金上昇により、年間整備費は前年比 +8.1 %
- ステーション網維持コスト:全国2,500 カ所以上の拠点運営に伴う固定費が約5 %増加
これらを総合すると、車両 1 台あたり月間コストは概算で +4.7 %上昇し、時間単価への転嫁が不可避となりました。
主要カーシェア事業者との料金比較(概算)
以下の表は、2026 年4 月時点で公表されている各社の「15 分あたり」の時間単価です。※カレコ・オリックスなどは地域別プランが存在するため、全国平均的な価格帯を 概算 として掲載しています(出典:各社公式サイト^4[^5][^6])。
| 事業者 | 時間単価(円/15 分) | 備考 |
|---|---|---|
| タイムズカー | 220 | 2026 年改定後 |
| カレコ | 約200 | 地域限定プランあり |
| オリックス・カーシェア | 約210 | 都市部中心 |
| パーク24 | 約190 | 長距離割引が大きい |
注記:上表の他社価格は公式料金ページから算出した概算値であり、実際の適用価格は利用エリア・プランにより変動します。
プラン別特徴と割引率
タイムズカーは「ナイトパック」と 3 段階の定額プラン(TCPⅠ/Ⅱ/Ⅲ)を提供しています。本節では各プランの条件、料金上限、および割引計算式を整理します。
ナイトパック
深夜・早朝帯(18:00 〜 翌9:00)の利用を想定した固定料金プランです。
- 適用時間帯:18:00 〜 09:00
- 上限金額:1 日あたり 2,640 円(時間単価・距離単価の合計がこの金額を超えた場合は上限で請求)
- 利用条件:会員登録済み、予約時に「ナイトパック」選択
割引計算式
ナイトパック適用費用 = MIN(通常料金合計, 2,640 円)
TCPⅠ・Ⅱ・Ⅲ の概要と割引計算式
| プラン | 月額基本料 (円) | 対象利用回数(/月) | 時間単価割引率 |
|---|---|---|---|
| TCPⅠ | 880 | 10 回以上 | 15 % |
| TCPⅡ | 1,180 | 20 回以上 | 25 % |
| TCPⅢ | 1,480 | 30 回以上 | 35 % |
割引計算式
割引後料金 = (時間単価 × 利用回数 + 距離単価 × 走行距離) × (1 − 割引率) + 月額基本料
月額基本料回収シミュレーション
月額基本料(880 円)を上回る節約効果が得られるかどうかは、1 回あたりの割引額 と 利用頻度 で判断できます。一般的なシナリオ別に必要回数を算出しました。
| プラン | 割引率 | 1 時間(4 単位)利用時の通常料金 (円) | 割引後料金 (円) | 割引額 (円) | 回収に必要な利用回数 |
|---|---|---|---|---|---|
| TCPⅠ | 15 % | 880 | 748 | 132 | ≈ 7 回 |
| TCPⅡ | 25 % | 880 | 660 | 220 | ≈ 4 回 |
| TCPⅢ | 35 % | 880 | 572 | 308 | ≈ 3 回 |
結論:月に10 回以上利用するユーザーは、TCPⅡ 以降のプランで基本料を1 週間以内に回収でき、実質的なコスト削減が期待できます。
実務で使えるコストシミュレーション例
以下では、代表的な3つの利用シーンについて「時間単価・距離単価・割引率」を組み合わせた具体的計算を示します。すべての金額は 円 表記で統一し、小数点以下は切り捨てています。
1. 通勤ケース(平日20 回、30 分+5 km)
- 前提:TCPⅡ(25 %割引)適用、ナイトパック不使用
- 計算式
- 時間料金(通常)=220 円/15分 × 2 単位 × 20 = 8,800 円
- 距離料金(5 km 区間)=30 円/km × 5 km × 20 = 3,000 円
- 合計(割引前)=11,800 円
- 割引額=11,800 円 × 0.25 = 2,950 円
- 月額基本料=1,180 円
| 項目 | 金額 (円) |
|---|---|
| 合計(割引前) | 11,800 |
| 割引額 | ‑2,950 |
| 月額基本料 | +1,180 |
| 最終月額 | 10,030 |
ポイント:25 %の割引により、約19 %(≈2,770 円)のコスト削減が実現します。
2. 出張・ビジネスユースケース(週2 回、3 時間+30 km)
- 前提:TCPⅢ(35 %割引)適用、ナイトパック不使用
- 計算式
- 時間料金(通常)=220 円/15分 × 12 単位 × 4 = 10,560 円
- 距離料金(30 km 区間)=24 円/km × 30 km × 4 = 2,880 円
- 合計(割引前)=13,440 円
- 割引額=13,440 円 × 0.35 = 4,704 円
- 月額基本料=1,480 円
| 項目 | 金額 (円) |
|---|---|
| 合計(割引前) | 13,440 |
| 割引額 | ‑4,704 |
| 月額基本料 | +1,480 |
| 最終月額 | 10,216 |
ポイント:長時間・長距離利用ほど高割引が効き、総費用は約24 %削減されます。
3. 長時間レジャーケース(土日2 回、8 時間+40 km)
- 前提:ナイトパック+TCPⅠ(15 %割引)併用
- 計算式(1 日あたり)
- 通常料金=220 円/15分 × 32 単位 + 22 円/km × 40 km = 14,080 円
- ナイトパック上限適用=2,640 円(1 日) → 4 日で 10,560 円
- 割引額=(14,080 − 2,640) × 0.15 ≈ 1,714 円 (2 日分合計)
- 月額基本料=880 円
| 項目 | 金額 (円) |
|---|---|
| ナイトパック適用後(上限) | 10,560 |
| 割引額(15 %) | ‑1,714 |
| 月額基本料 | +880 |
| 最終月額 | 9,726 |
ポイント:深夜帯に利用が集中するケースでは、ナイトパックの上限効果と TCPⅠ の割引が相乗し、総費用を約40 %削減できます。
料金を抑えるための3つのテクニック
この章では、実務で即活用できる「予約タイミング」「最適プラン選択」「付帯サービス活用」の3 つに絞って具体策を提示します。
1. 予約タイミングの工夫
- 早割予約:利用開始30 分前までに予約すると、需要平準化割引(最大5 %)が自動適用されます(公式サイト「需要平準化割引」参照^7)。
- オフピーク狙い:平日昼間や深夜帯は利用者が少なく、同一時間でも実質的に料金が安くなるケースが多いです。
2. 最適プラン選択のポイント
- 利用回数でプランを決定
- 月10 回未満 → TCPⅠ またはナイトパック単体
- 月20 回以上 → TCPⅡ が最もコスパが高い
-
月30 回超える常用ユーザー → TCPⅢ がベスト
-
時間帯別割引を併用
- 夜間利用はナイトパック、昼間はTCPⅠ/Ⅱ の組み合わせで最大割引率(約35 %)が実現します。
3. 給油割引・エリア特典の活用
- 給油時ポイント:提携ガソリンスタンドで給油すると、次回利用時に1 %相当のクレジットが付与されます(公式サイト「提携ガソリンスタンド」参照^8)。
- 地域限定キャンペーン:一部都市圏では同一エリア内連続利用で5 %割引が適用される「エリア特典」が随時開催されています。対象は会員ページで確認できます。
結論:上記3 つのテクニックを組み合わせれば、料金改定後でも月額基本料以上のコスト削減が可能です。自社の利用パターンに合わせて最適化しましょう。
参考文献・出典
[^2]: 経済産業省エネルギー統計 年次報告書 (2025)
[^3]: 日本自動車工業会 「年間整備費用調査」 (2025)
[^5]: オリックス・カーシェア 料金案内(2026/03)
[^6]: パーク24 料金表(2026/02)
本稿の数値はすべて2026 年4 月時点の公表情報に基づき、筆者が独自に算出したシミュレーション結果です。実際の請求額は利用地域・プラン適用条件により変動する可能性がありますので、最終的な金額は公式サイトまたはアプリでご確認ください。