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TickTick のチーム向け主要機能とプラン比較
TickTick は個人用タスク管理だけでなく、複数人数でのプロジェクト運営に必要な共有・権限設定機能を備えています。この章では 「どの機能がどのプランで使えるか」 と 導入判断に役立つポイント を整理し、最新情報は公式サイト(2026 年 5 月時点)をご確認いただく旨を明記します。
共有リストとプロジェクトの基本構造
共有リストはチーム全体でタスクを一元管理できる最小単位です。プロジェクト機能は階層化されたサブタスクやガント風ビューが利用でき、より大規模な作業に向いています。
| 機能 | Business プラン | Premium(個人)プラン |
|---|---|---|
| 共有リスト作成数 | 無制限 | 無制限 |
| プロジェクト(階層タスク) | ○ | ○ |
| ガントビュー/カレンダー統合 | × | ○ |
| カスタム権限定義(ロール設定) | 基本的な閲覧/編集のみ | 詳細なロール設定は不可 |
| API アクセス | × | ○ |
| 価格(2026‑05 時点、税別) | $5 / ユーザー / 月 | $4.99 / ユーザー / 月(個人向け) |
※ 料金は為替レートや地域により変動する可能性があります。必ず公式サイトの「Pricing」ページをご確認ください → https://ticktick.com/pricing
プラン選定の指針
- 小規模チーム(10 名未満)は Business プランで十分です。権限管理がシンプルでコストも抑えられます。
- 複数プロジェクトを同時に運用したい、外部カレンダーと双方向同期したい場合は Premium(個人)プランのガントビューや API が有効です。ただし、チーム全体で利用するなら Business プランにアップグレードすると管理が楽になります。
共有リスト作成からタスク割り当てまでの実践ステップ
このセクションでは Web とモバイルそれぞれの操作手順 を具体的に示します。画面遷移のポイントはスクリーンショットで補足しているので、初心者でも迷わず作業できます。
Web 版での基本フロー
まずはブラウザ上で共有リストを作成し、メンバー招待からタスク割り当てまでの流れです。以下の手順はすべて 左側メニュー → リスト一覧 から開始します。
- 新規リスト作成
-
「+」ボタン(右上)をクリックし、表示されたダイアログで「共有リスト」を選択。
-
メンバー招待
-
作成したリストの設定アイコン(⚙)→「メンバーを招待」からメールアドレスまたは TickTick ID を入力。
-
タスク追加
-
リスト内の「+タスク」ボタンでタイトルと期限を入力し、Enter キーで確定。
-
担当者割り当て
-
タスク詳細画面の「担当者」欄から対象メンバーを選択。自動的に通知が送られます。
-
コメント・添付ファイル
- 詳細画面下部のコメントエリアへテキスト入力、またはドラッグ&ドロップで画像・PDF を添付。
モバイルアプリ(iOS / Android)での同様フロー
スマートフォンからでも上記と同等に操作できます。タップ数を最小化するためのポイントを併せて紹介します。
- リスト作成
-
アプリ左上メニュー → 「リスト」 → 右上「+」アイコン → 「共有リスト」を選択。
-
招待リンク取得
-
リスト画面上部の「参加者」ボタンから「招待リンクをコピー」し、メールやチャットで共有。
-
タスク登録と担当割り当て
-
画面下部の「+」 → 内容入力 → 右側の「担当」アイコンでメンバー選択。
-
コメント・添付
- タスク詳細の吹き出しアイコンをタップし、テキスト入力またはクリップマークからファイルを選択。
タスク可視化と期日管理のベストプラクティス
チームが成長するとタスク数が増え、「誰が何をやっているか」 と 「期限遵守」 が課題になります。この章ではタグ・優先度・カレンダー連携による可視化手法と具体的設定方法を解説します。
タグ・優先度・期限で作るフィルタビュー
- タグはプロジェクト名や顧客コードなど、検索しやすいキーワードで分類。例:
#案件A #緊急 - 優先度は ★(1〜3)で視覚的に重要度を示す。
- 期限は日付ピッカーで設定し、過去タスクは自動で赤表示になる。
フィルタ作成手順(Web):左メニューの「フィルター」 → 「新規作成」 → 条件に タグ + 優先度 + 期限 を組み合わせて保存。
作成したフィルタはダッシュボードにピン留めでき、チーム全員が常に最新の重要タスクを俯瞰できます。
カレンダー連携とリマインダー設定
- カレンダー同期
- 設定画面 > 「統合」 > 「カレンダー」から Google カレンダーまたは Outlook を選択。
-
同期したいリストにチェックを入れ、双方向更新を有効化。
-
リマインダーの種類
- タスク詳細の「通知」欄で メール / プッシュ / デスクトップ のいずれかを選択。
- 重要タスクは「繰り返しリマインド」(毎日・毎週)を設定すると、期限漏れが防げます。
他ツールとの統合と自動化
既存の業務基盤と連携させることで、TickTick の価値は指数的に高まります。ここでは主要なビジネスチャット・クラウドサービスとの接続手順を スクリーンショット付き で紹介します。
Slack・Microsoft Teams・Google Workspace 連携
| ツール | 主な効果 | 設定手順の概要 |
|---|---|---|
| Slack | タスク作成・完了時にチャンネルへ自動通知 | 設定 > 「インテグレーション」>「Slack」→ ワークスペース認証 → 通知先チャンネルを指定 |
| Microsoft Teams | リストをタブ表示し、チャット内でコメントが同期 | Teams アプリの「アプリ」から TickTick を追加 → タブにリストを貼り付け |
| Google Workspace | カレンダー双方向同期+ Gmail 受信時に自動タスク化(Zapier) | 設定 > 「カレンダー統合」> Google カレンダー選択。Zapier で「New Email → Create Task」テンプレートを利用 |
各画面の設定例は以下リンクから参照してください:
- Slack 連携スクリーンショット: https://example.com/img/slack-integration.png
- Teams 連携スクリーンショット: https://example.com/img/teams-integration.png
Zapier と公式 API を使ったカスタム連携例
Zapier はノーコードで多彩な自動化を実現します。以下は代表的なシナリオです。
| トリガー | アクション |
|---|---|
| TickTick で新規タスク作成 | Slack にメッセージ送信 |
| Google Sheet に行追加 | TickTick にタスク自動生成 |
| タスク完了 → Trello カード移行 | Trello にカード作成 |
設定手順(Zapier)
1. Zapier の「Make a Zap」画面で Trigger アプリ に「TickTick」を選択し、API キーを入力。
2. 「Action」ステップで目的のアプリ(例:Slack)を選び、必要項目(タスク名・担当者など)をマッピング。
開発リソースがある場合は公式 REST API(エンドポイント: https://api.ticktick.com/api/v2/)を直接呼び出し、社内システムと双方向連携させることも可能です。
移行チェックリストと運用ルール策定ガイド
導入前に 「何が必要か」 と 「失敗しないための手順」 を明文化しておくと、スムーズな移行と継続的な効果測定が可能です。
導入前チェックリスト(要件整理・権限設計)
- 目的と KPI の設定
- 例:タスク遅延率を 10% 削減、月間完了タスク数を 20% 増加。
- ユーザー数とロールの洗い出し
- 担当者・レビューア・閲覧者など、必要な権限レベルを表にまとめる。
- プラン決定基準の確定
- 権限マトリクス(Business vs Premium)を比較し、最適プランを選択。
既存タスクのインポートとデータ保護
- CSV エクスポート
- 旧ツールから「タイトル」「期限」「担当者」列を含む CSV を作成。
- バックアップ取得
- インポート前に必ずローカルまたはクラウドへ保存し、失敗時のリストア手順を明示。
- インポート実行
- TickTick の「設定」>「データ管理」>「インポート」から CSV をアップロード。
運用ルール例(タスク命名・ステータス管理・定例レビュー)
- 命名規則:
[PJコード] - [機能] - [期限(YYYYMMDD)](例:PRJ01‑UI更新‑20260715)。 - ステータス:未着手、進行中、レビュー待ち、完了 の4段階で統一し、カスタムラベルで色分け。
- 定例レビュー:毎週月曜 10:00 に「共有リスト」ビューを全員で確認し、遅延タスクはコメントで原因分析・次週アクションに落とし込む。
まとめ
TickTick のチーム向け機能は 共有リスト・プロジェクト、権限設定、そして 外部サービス連携 と三本柱で構成されます。
- 小規模なら Business プランで十分、複数プロジェクトや API が必要な場合は Premium(個人)プランを検討してください。
- 本稿の操作手順とスクリーンショットを活用すれば、導入から定着までのハードルは大幅に下がります。
最終的には 「目的に合ったプラン選択」+「標準化された運用フロー」 が成功の鍵です。ぜひ本ガイドを社内マニュアルとして活用し、タスク管理の生産性向上に役立ててください。