Contents
1. 公式サイトから最新ファームウェアを取得する
1‑1 公式ダウンロードページへのアクセス手順
このセクションでは、Sony の公式サポートページにたどり着くまでの流れと、最新版が正しく表示されているかを確認するポイントを説明します。
- Web ブラウザで次の URL にアクセス
https://support.sony.jp/electronics/support/e-mount-body-ilce-6000-series/downloads - ページ上部の「製品を選択」欄に ILCE‑6000(α6000) と入力し、一覧から該当モデルを選択します。
- 左側タブから 「ファームウェア」 をクリックすると、配布中のバージョンが表形式で表示されます。
※ バージョン確認方法
ページ右上部にある「リリース日」や「バージョン番号」を目視し、2026年5月現在は ver 1.20(2024/11 公開) が最新です。新しいバージョンが出た場合は、この表の最上段に表示されます。
1‑2 ファームウェア ver 1.20 の主な改良点
以下は、リリースノートから抜粋した主要改善項目です。実際に使用する環境でどの機能が影響を受けるかを把握しておくと、更新後のチェックが楽になります。
| 改善内容 | 具体的な効果 |
|---|---|
| レンズファームウェア更新が開始しない不具合の修正 | 接続レンズのアップデートが正常に行えるようになる |
| スマートリモコン起動時の遅延改善 | アプリ起動が約2 秒短縮され、操作性が向上 |
| バッテリー残量表示の安定化 | 低バッテリ警告が正確に表示されるようになる |
| メニュー遷移速度の微調整 | 全体的なレスポンスが若干改善 |
詳細は公式リリースノート(こちら)をご参照ください。
2. 更新前の準備と注意点
2‑1 カメラ本体の現在バージョンを確認する
更新作業に入る前に、現行ファームウェアが何バージョンかを必ずチェックします。以下の手順で画面上に表示される数字をメモしておきましょう。
- カメラ背面の [MENU] ボタン → [SETUP(設定)] タブへ
- [VERSION DISPLAY(バージョン表示)] を選択
2‑2 設定と撮影データのバックアップ
万が一更新に失敗した際に復元できるよう、以下の二点を確実に保存します。
- 設定情報:カスタムボタン割り当てやホワイトバランスなどは、紙またはスマートフォンのメモアプリに書き留めます。
- SD カードのデータ:PC にカードリーダーを接続し、全ファイルを
α6000_Backup_YYYYMMDDフォルダーへコピーします(必要なら外付け HDD でも二重保存)。
ポイント:バックアップは FAT32 形式でフォーマットされたカードに行うと、後の書き込みエラーが減ります。
2‑3 電源確保とバッテリー残量基準
ファームウェア更新中は電源供給が絶対条件です。以下を目安にしてください。
| 条件 | 推奨対応 |
|---|---|
| バッテリー残量 | 80 % 以上(フル充電が望ましい) |
| 予備バッテリーの有無 | 可能であれば予備バッテリーを装着 |
| USB 充電器使用時 | AC アダプタまたは外部バッテリーパックで常に給電状態を保つ |
バッテリーが低下したまま更新を開始すると、途中で停止しファームウェアが破損する危険があります。
3. ファームウェアのインストール手順
3‑1 有線(PC+SD カード)方式 – 安定性 No.1
この方法は最もトラブルが少なく、公式が推奨している手順です。各ステップの前に画像で操作イメージを示します。
手順概要
- ダウンロード:公式ページから
ILCE‑6000_FW_1.20.exeを PC に保存 - 解凍と転送:EXE を実行し、表示されたフォルダーに展開された
UPDATE.FW(または同等ファイル)を SD カードのルートにコピー
- カメラ側で更新開始:
- カメラ電源オン → [MENU] → [SETUP] → [FIRMWARE UPDATE(本体ソフトウェア更新)] を選択
-
「ファイルが見つかりました」と表示されたら「START」をタップ
-
完了確認:自動再起動後、再度バージョン表示で ver 1.20 が出ていれば成功です。
注意:更新中は電源ボタン・カード抜き取りを一切行わないこと。
3‑2 Creators’ App を利用した無線(または有線)方式
スマートフォンだけで完結できるため、PC が手元にない場合に便利です。ただし Sony アカウントが必要です。
手順概要
- アプリ取得:iOS/Android の「Creators’ App」をインストールし、Sony アカウントでサインイン
- カメラ接続:Wi‑Fi もしくは USB OTG ケーブルでカメラとスマホをリンク
- アプリ内の 「カメラをアップデート」 ボタンをタップ → 最新ファームウェアが自動ダウンロードされ、SD カードへ書き込まれます
- カメラ側で [SETUP] → [FIRMWARE UPDATE] を実行し、画面指示に従って更新
ヒント:Wi‑Fi が不安定な場合は有線(USB OTG)を選択するとダウンロード失敗が減ります。
4. 更新後のチェックリストとトラブルシューティング
4‑1 バージョン表示と主要機能の動作確認
更新が正しく適用されたかは、以下項目を順に検証することで判断できます。すべて合格したら完了です。
| 確認項目 | 操作手順 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 本体ファームウェアバージョン | [MENU] → [SETUP] → [VERSION DISPLAY] | ver 1.20 が表示 |
| レンズファームウェア更新機能 | 任意のレンズ装着後、[MENU] → [LENS SETTINGS] → [UPDATE] | エラーなしで完了 |
| スマートリモコン起動速度 | アプリ一覧から「スマートリモコン」起動 | 起動画面が 2 秒以内 に表示 |
| バッテリー残量表示の正確性 | 画面右上バッテリーアイコンを確認 | 残量が数値で変化し、低バッテリ警告が適切に出る |
4‑2 代表的なエラーコードと対処法
| エラーコード | 主な原因 | 推奨対策 |
|---|---|---|
| 0x80070057(パラメータ不正) | ダウンロードファイル破損または途中で中断 | 公式ページから再ダウンロードし、別の SD カードへ転送 |
| 0xC0000005(アクセス違反) | 書き込みロック、カードフォーマットエラー | カードスイッチを解除 → FAT32 で再フォーマット → 再試行 |
| 認証エラー(Creators’ App) | Sony アカウント情報不一致・2段階認証未完了 | アプリ内で「ログアウト」→「再サインイン」し、認証コードを入力 |
| ネットワークタイムアウト | Wi‑Fi 電波弱、プロキシ設定 | 有線(USB OTG)に切り替えるか、安定したモバイルデータ通信で再試行 |
それでも解決しない場合は、Sony カスタマーサポート(電話・チャット)へ問い合わせることを推奨します。
5. まとめと次のステップ
- 公式サイト(上記 URL)で最新版 ver 1.20 を確認・ダウンロード
- 現行バージョン、設定・データのバックアップ、バッテリー残量を事前にチェック
- 有線方式が最も安全。無線方式はアプリが便利だが、接続環境に注意
- 更新後は バージョン表示 と機能チェックリストで正常動作を確認
- エラーが出たら本稿の対処法を参照し、解決できなければ公式サポートへ
以上の手順を踏めば、Sony α6000 のファームウェア更新はスムーズに完了します。最新機能と安定性を活かして、撮影をさらに楽しんでください。
この記事は 2026 年 5 月現在の情報を元に作成しています。公式サイトで新バージョンが公開された場合は、手順中の「最新版」部分を最新情報へ置き換えてご利用ください。