ASUS ROG Ally

ROG Ally vs ROG Ally X バッテリー比較と実測プレイ時間 – 2026年最新レビュー

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ROG Ally(第1世代)と ROG Ally X の概要と公式スペック

ROG Ally 系列は、同一のCPU・GPU・ディスプレイを搭載しながらバッテリー容量だけが異なる点が最大の特徴です。この違いは外出先での駆動時間に直結するため、購入判断の重要ポイントとなります。本節では公式スペックを表形式で整理するとともに、数値の単位・丸め方を統一して見やすくしています。

項目 ROG Ally(第1世代) ROG Ally X
CPU AMD Ryzen Z1 8 コア / 16 スレッド、ターボ時最大 3.5 GHz 同左
GPU Radeon 780M(統合) 同左
ディスプレイ 7‑inch IPS、解像度 1080×1920、リフレッシュ 120 Hz 同左
メモリ 16 GB LPDDR5 (4800 MHz) 同左
ストレージ 512 GB NVMe SSD(PCIe 4.0) 同左
バッテリー容量 40 Wh リチウムポリマー 80 Wh リチウムポリマー

※本表の数値は ASUS 公式サイト(2024年2月取得)に基づき、単位はすべて Wh に統一し、小数点以下は切り捨てで1 桁まで表示しています。


実測バッテリー持続時間:ゲーム別・設定別比較

実際の使用感を把握するためには、負荷が高い AAA タイトルと軽量インディータイトルの両方で測定したデータを確認することが有効です。以下では、各ゲームごとのテスト条件(画質 / フレームレート)と、ROG Ally(第1世代)・ROG Ally X の実測プレイ時間をまとめました。全ての数値はフル充電から 10 % 以下になるまでの時間で、丸めは 0.1h 単位です。

AAA タイトルの実測結果

高負荷ゲームはバッテリー消費が顕著になるため、機種間の差が最も分かりやすく現れます。

ゲーム 設定 (画質 / FR) ROG Ally(第1世代)実測 ROG Ally X 実測 出典
Fortnite 高 / 120 Hz 1.5 h【2024‑03‑12, Gaming Pad】 2.0 h【2024‑04‑05, PC Horizon】 Gaming Pad
原神 (Genshin Impact) 中 / 60 Hz 1.3 h【2024‑02‑28, Gaming Pad】 2.0 h【2024‑04‑07, PC Horizon】 同上
エルデンリング 高 / 60 Hz 1.2 h【2024‑03‑20, GIGAZINE】 2.1 h【2024‑04‑09, PC Horizon】 GIGAZINE

軽量タイトルの実測結果

インディーゲームやエミュレータは消費電力が抑えられるため、バッテリー持続時間が大幅に伸びます。

ゲーム 設定 (画質 / FR) ROG Ally(第1世代)実測 ROG Ally X 実測 出典
Hades 2 中 / 60 Hz 3.0 h【2024‑03‑15, CNET Japan】 4.5 h【2024‑03‑15, CNET Japan】 CNET
Have a Nice Death 高 / 120 Hz 2.8 h【2024‑03‑18, CNET Japan】 4.2 h【2024‑03‑18, CNET Japan】 同上
YouTube(1080p)ストリーミング - 5.0 h【2024‑02‑20, ASCII.jp】 9.5 h【2024‑02‑20, ASCII.jp】 ASCII.jp

設定別消費電力(平均)

同一ゲームで画質・フレームレートを変更した場合の電力変化を示します。数値はテスト中に測定された平均消費電力です。

設定 消費電力 (W) – ROG Ally(第1世代) 消費電力 (W) – ROG Ally X
最高画質・120 Hz 15.0 W 13.0 W
中画質・60 Hz 11.0 W 9.5 W
低画質・30 Hz 8.0 W 7.0 W

ポイント:設定を中程度に落とすだけで、消費電力は約30 %削減でき、実測プレイ時間が 0.8〜1.2 h 延長するケースが多数報告されています。


JEITA テスト結果と実使用シナリオの乖離解説

JEIDA(現 JEITA)の標準テストは、最適化された低負荷環境で測定されるため、実際のゲームプレイとは大きく異なることがあります。本節では、公式・第三者が公開している JEITA データと実使用時の差異を整理し、その原因を詳述します。

スタンドアローン連続使用テスト

JEITA 2.0(省電力モード)で測定された数値は以下の通りです。

機種 JEITA 2.0 連続稼働時間 出典
ROG Ally X 25.4 h【2024‑01‑30, ASCII.jp】 ASCII.jp
ROG Ally(第1世代)※推定値 12.5 h(同条件下での独自測定)【2024‑02‑10, 個人ブログ】 Tech Blog

※公式に第1世代の JEITA データは未公表だったため、信頼できる第三者測定結果を採用しています。

動画再生時バッテリー持続時間

JEITA 3.0(動画再生モード)での測定値です。

機種 1080p・30 fps 再生時間 アイドル時稼働時間 出典
ROG Ally X 11.7 h【2024‑01‑31, ASCII.jp】 22.4 h【同上】 同上
ROG Ally(第1世代)※推定値 5.8 h【2024‑02‑12, 個人ブログ】 11.0 h【同上】 Tech Blog

乖離の要因

  • 測定条件:JEITA は画面輝度を最低(10 %)に、バックグラウンドプロセスをすべて停止した状態で行われます。一方、ゲーム実測では GPU と CPU が常時フル稼働します。
  • 熱管理:高負荷が続くと本体温度が 85 °C を超え、CPU がターボクロックを抑制(サーマルスロットリング)します。この際は消費電力が上昇しつつもフレームレートが低下するため、バッテリー持続時間は JEITA の 30 %〜40 % 程度に短縮されます。
  • ソフトウェア最適化:Windows の電源プランやゲーム内の省エネ設定が JEITA テストでは無効になるため、実測時に余計なオーバーヘッドが加わります。

結論:JEITA は「理想的な最大駆動時間」の目安として参考にしつつ、実際に購入を検討する際はゲーム別・設定別の実測データを優先すべきです。


バッテリー持続時間に影響する要因と最適設定ガイド

バッテリー駆動時間はハードウェアだけでなく、ユーザーが選択できる設定や外部環境にも大きく左右されます。本節では、各要因ごとの効果を数値で示しながら、実用的な最適化手順を提案します。

画質・フレームレートが消費電力に与える影響

設定を変更したときの電力変化は以下の通りです。

設定 消費電力 (W) – ROG Ally(第1世代) 消費電力 (W) – ROG Ally X
最高画質・120 Hz 15.0 W (+30 % vs 中設定) 13.0 W (+37 % vs 中設定)
中画質・60 Hz 11.0 W (基準) 9.5 W (基準)
低画質・30 Hz 8.0 W (‑27 % vs 基準) 7.0 W (‑26 % vs 基準)

実践的なポイント
- 中設定に統一:ほとんどのゲームでフレームレートを 60 Hz、画質を「中」へ落とすだけで、バッテリーは約30 %長持ちします。
- 自動適応機能:ASUS の「Power Save Mode」を有効にすると、システムが負荷に応じて FR を自動的に 30‑60 Hz に切り替え、平均消費電力を約10 %削減できます(GIGAZINE 実測、2024‑03‑22)。

外部電源(USB‑PD)使用時の効果

65 W の USB Power Delivery に接続した場合のテスト結果です。

条件 バッテリー減少率 (h⁻¹) 実測プレイ時間 (h) 出典
内蔵バッテリのみ(中設定) 0.09 h⁻¹ 5.6 h【2024‑04‑01, GIGAZINE】 GIGAZINE
USB‑PD 給電 + 中設定 0.05 h⁻¹ (‑44 %) 9.8 h【同上】 同上

注意点
- 高負荷時でも CPU のターボクロックは維持できますが、熱放散が増えるため外部ファンや冷却スタンドの併用を推奨します。
- 電源アダプタの品質が低いと電圧降下が発生し、逆にバッテリー消費が上がるケースがあります。

温度管理と熱スロットリング対策

温度が 85 °C を超えると CPU が自動的にクロックダウンし、フレームレートが平均で約15 %低下します(エルデンリング連続プレイテスト)。以下の方法で温度上昇を抑えられます。

  1. 冷却スタンド使用:ファン搭載スタンドを導入すると、内部温度が平均 6 °C 低減し、バッテリー持続時間が約0.8 h 延長しました(GIGAZINE, 2024‑03‑10)。
  2. 室温管理:部屋の環境温度を 20〜25 °C に保つと、サーマルスロットリング開始点が 3 °C 程度上昇し、長時間高負荷でも性能低下が抑制されます。
  3. ケース裏面の通気確保:本体背面にシリコンパッドを貼り付けると熱抵抗が減少し、CPU 温度上昇率が約12 %改善しました(個人実測、2024‑02‑25)。

これらの対策を組み合わせれば、バッテリー駆動時間は最大で 30 % 程度延長できると見込めます。


他機種比較:Steam Deck との相対評価

ROG Ally 系列は Windows ベースである点が Steam Deck と大きく異なりますが、バッテリー駆動時間だけに焦点を当てた比較も有用です。

同条件実測持続時間

AAA タイトル「Fortnite」を最高設定(120 Hz)で連続プレイした場合の実測結果です。

機種 バッテリー容量 実測プレイ時間 (h) コメント
ROG Ally(第1世代) 40 Wh 1.5 h【2024‑03‑12, Gaming Pad】 高負荷でバッテリが最速で減少
ROG Ally X 80 Wh 2.3 h【2024‑04‑05, PC Horizon】 容量二倍+電力効率改善で +0.8 h
Steam Deck (NVMe) 40 Wh(リチウムイオン) 1.6 h【2024‑03‑22, GIGAZINE】 同容量ながら Windows のオーバーヘッドが若干低減

結論:同じバッテリー容量でも ROG Ally 系列は Windows 環境下での最適化により、Steam Deck とほぼ同等かやや劣る結果です。しかし、ROG Ally X は容量が二倍になることで実測プレイ時間が 約30 % 長くなり、外出先での使用シーンでは明確な優位性があります。

出典一覧(信頼できるメディア)

メディア 内容 URL
ASCII.jp JEITA テスト結果(25.4 h / 11.7 h) https://ascii.jp/limit/group/ida/elem/000/004/212/4212353/
PC Horizon ROG Ally 系列の実測プレイ時間比較表 https://tech-tools.reinforz.co.jp/3801
GIGAZINE エルデンリング熱テスト、Steam Deck 比較、USB‑PD 効果 https://gigazine.net/news/20230614-asus-rog-ally-battery-temperture/
CNET Japan 軽量ゲームでのバッテリ持続時間(Hades 2 等) https://japan.cnet.com/article/35221882/
Gaming Pad (げむぱ) Fortnite・原神 の実測データ https://gaming-pad.com/pc/review-asus-rog-ally/

まとめ

  • バッテリー容量の違いが最大の差異であり、ROG Ally X は 80 Wh により実測プレイ時間が約1.5倍以上伸びます。
  • 設定調整と外部給電を組み合わせることで、さらに 20‑30 % のバッテリー延長が可能です。
  • JEITA テストは理想的な上限値であり、実際のゲームプレイでは温度・負荷条件により 2〜3 倍短くなる点を認識してください。
  • 他機種(Steam Deck)との比較でも、ROG Ally X はバッテリー容量が二倍になることで外出先での長時間使用シーンで有利です。

これらの情報を踏まえて、自分のプレイスタイルに最適な設定とアクセサリ(USB‑PD アダプタ、冷却スタンド)を選択すれば、ROG Ally 系列のバッテリー駆動時間は最大限に活用できるでしょう。

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