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ProtonVPN ビジネスプランの最新料金と構成(2026年3月)
ProtonVPN の公式ビジネス料金ページ[^1] と SLA に関するサポートドキュメント[^2] をもとに、2026 年 3 月時点で公表されている Business および Enterprise プランの価格・契約形態をまとめました。導入前に確認すべき割引率やトライアルオプション、為替変動リスクについても併せて解説します。
料金表と支払条件
本セクションでは、各プランの最低ユーザー数・月額・年額(年払い時の実質月額)を表形式で示し、支払方法や為替レートに関する注意点を解説します。
月額・年額料金表
| プラン | 最低ユーザー数 | 月額(1 ユーザーあたり)* | 年額(月換算)** | 主な支払方法 |
|---|---|---|---|---|
| Business | 5 人 | $9.99 /月 | $8.49 /月 (年払いで 15% 割引)【公式】[^1] | クレジットカード、請求書払い(法人) |
| Enterprise | 20 人以上(要見積もり) | 見積もりベース(ユーザー数・契約期間に応じて変動)【公式】[^3] | 見積もりベース | 請求書払い、年次契約 |
* 表示は米ドル。日本円換算は為替レートにより変動します。
** 年額は 12 ヶ月一括支払時の実質月額です。
為替変動に関する注意書き(改訂版)
本料金は USD 表記 のみで提示しています。日本円での請求金額は、決済処理が行われた日の為替レートで自動換算されます。
- 参考レート例:1 USD ≈ 150 円(2026年3月中旬)※実際のレートは日々変動します。
- 為替リスクを回避したい企業向けに、円建てでの固定価格契約 をオプションとして提供できる場合があります。詳細は営業担当までお問い合わせください。
- 最新為替レートは金融情報サイト(例:https://www.xe.com/ja-JP/)をご参照ください。
割引情報と無料トライアル
このセクションでは、公式に明示されている割引率やトライアル期間について、根拠となるリンクを併記しつつ解説します。
年払い割引とボリュームディスカウント
- Business プラン は年払いで 15% オフ が適用されます(公式ページの「Annual billing」項目)[^1]。
- Enterprise プラン ではユーザー数に応じた 最大 25% のボリュームディスカウント が提供されますが、具体的な割引率は見積もり時に提示されるため、必ず営業担当と確認してください[^3]。
無料トライアル
- 両プランとも 14 日間のフル機能トライアル を実施しています。トライアル中でも管理コンソールや SAML 設定へのアクセスが可能です(公式「Free trial」ページ)[^4]。
- トライアル後は自動的に年払いプランへ移行するため、解約したい場合はトライアル終了前に設定画面から手続きを行う必要があります。
支払オプション
法人向けには 請求書払い(月次・年次) が標準装備されており、クレジットカード決済と併用可能です。支払サイクルや税務処理に関する詳細は請求書発行時の条件をご確認ください。
機能比較:Business vs Enterprise
本セクションでは、主な技術・管理機能について両プランを対比し、企業規模別に選択すべきポイントを解説します。各表の前には必ず導入文を配置しています。
同時接続数とサーバーカバレッジ
以下の表は、1 ユーザーあたりのデバイス上限や利用できるサーバーロケーションをまとめたものです。
| 項目 | Business | Enterprise |
|---|---|---|
| 同時接続デバイス上限 | 1 ユーザー=5 デバイス | 無制限(管理者が上限設定可) |
| サーバーロケーション数 | 78 カ国、2100+ サーバー | 同上+専用プライベートゲートウェイ(地域指定可能) |
| 帯域制限 | 無制限 | 無制限 + 優先トラフィックレイヤー |
管理コンソールと認証オプション
企業の IT 部門が重視する「ユーザー管理」や「シングルサインオン」の機能差を示します。
| 項目 | Business | Enterprise |
|---|---|---|
| 管理コンソール | ユーザー追加・グループ管理、接続ログ閲覧 | 上記+ロールベースアクセス制御(RBAC)詳細設定、SCIM API 連携 |
| シングルサインオン (SSO) | SAML 標準対応 | SAML + OpenID Connect カスタムマッピング |
| MFA 強化 | TOTP / Duo 基本対応 | デバイスベースの FIDO2 キー、条件付きアクセスポリシー |
SLA とサポート体制
サービス稼働保証とサポート窓口の違いは、ミッションクリティカルな業務に直結します。
| 項目 | Business | Enterprise |
|---|---|---|
| サービス稼働保証 (SLA) | 99.9%(月間ダウンタイム ≤ 43 分)【公式】[^2] | 99.95%(月間ダウンタイム ≤ 22 分)【公式】[^2] |
| サポートチャンネル | メール・チャット(平日 9:00‑18:00 JST) | 電話・メール・チャット(24 時間年中無休) |
| 専任アカウントマネージャー | なし | 有り(導入支援・定期レビュー含む) |
要点:ユーザー規模が 50 名以下であれば Business がコストパフォーマンスに優れます。一方、200 名以上の大規模組織や高度な認証ポリシーを必要とする場合は Enterprise の機能が総合的に有利です。
個人向けプランとの料金・機能差異
個人向け Plus/Visionary と法人向け Business を比較し、企業導入のメリットを明確化します。各表の前に簡潔な説明文を付しています。
以下は、主要項目別に個人プランと法人プランを対比した表です。
| 項目 | Plus(個人) | Visionary(個人) | Business(法人) |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | $8.49(年払い) | $30.00(年払い) | $9.99(月額) / $8.49(年払い) |
| 同時接続デバイス数 | 5 台 | 無制限 | 5 台(Enterprise は無制限) |
| サーバー優先度 | 標準 | ストリーミング・P2P 優先 | 全ロケーション均等アクセス |
| 暗号化アルゴリズム | AES‑256 GCM、RSA‑2048 | 同上 + Secure Core (マルチホップ) | 同上 + Secure Core(Enterprise はカスタムゲートウェイ) |
| チーム管理機能 | なし | なし | ユーザーグループ・ロールベース管理 |
| 有料サポート | メール (平日) | メール+優先チャット | Business はメール/チャット、Enterprise は電話対応も含む |
結論:個人プランはコストが低いものの、組織全体で統一的に VPN を管理・監査する機能が欠如しています。コンプライアンスや内部ポリシー遵守が求められる場合は、必ず Business 以上 のプランを選択してください。
セキュリティ要件と取得認証
本節では ProtonVPN が公式に取得している第三者認証・暗号化方式・ログポリシーを一覧化し、導入判断時のチェックリストとして活用できるようまとめました。各項目の前に短い導入文を入れています。
暗号化方式とログポリシー
ProtonVPN が提供する暗号化は業界最高水準であり、プライバシー保護にも重点が置かれています。
- 暗号化:AES‑256 GCM(データトンネル)+ RSA‑4096 キーネゴシエーション + ECDHE (Curve25519)
- Perfect Forward Secrecy (PFS):全接続で PFS を標準実装
- ノーログポリシー:スイス法に基づく「ログなし」宣言。接続メタデータは 30 日以内に自動削除され、統計情報以外は保存しません(公式プライバシーポリシー)[^5]
SOC 2 / ISO 系認証・PCI DSS 対応
以下の表は、2026 年 3 月時点で取得済みの主要認証をまとめたものです。
| 認証 | 取得状況(2026年3月) |
|---|---|
| SOC 2 Type II | 完了(セキュリティ・プライバシー・可用性)[^6] |
| ISO/IEC 27001 | 有効 |
| ISO/IEC 27701 (プライバシー情報管理) | 有効 |
| PCI DSS | 対象外(決済データ保護は対象外) |
導入前チェックリスト
- [ ] AES‑256 GCM と PFS が有効か
- [ ] ノーログポリシーが社内コンプライアンス要件を満たすか
- [ ] SOC 2 Type II、ISO/IEC 27001 の最新証明書が取得済みか(証明書は営業担当から入手)
- [ ] SAML / OpenID Connect を既存 IdP と統合できるか(Enterprise プランのみ)
- [ ] PCI DSS が必要な場合、別途実装計画を策定するか
コストパフォーマンス算出例とシミュレーション
本節では、代表的な従業員規模に対する Business と Enterprise の総コストを年払い前提で試算し、SLA やサポートによるリスク削減効果も概算しています。
以下のシミュレーションは、公式料金と想定割引率を基にした概算です。実際の見積もり金額は為替レート・契約条件により変動します。
| 従業員数 | プラン | 年間総額 (USD) | 1 ユーザーあたり月額 (USD) |
|---|---|---|---|
| 10 名 | Business(年払い) | $8.49 × 10 × 12 = $1,018.80 | $8.49 |
| Enterprise(見積もり例 $13/ユーザー) | $13 × 10 × 12 = $1,560 | $13 | |
| 50 名 | Business | $8.49 × 50 × 12 = $5,094 | $8.49 |
| Enterprise(25% ボリューム割引適用、$9.75/ユーザー) | $9.75 × 50 × 12 = $5,850 | $9.75 | |
| 200 名 | Business | $8.49 × 200 × 12 = $20,376 | $8.49 |
| Enterprise(30% 割引適用、$11/ユーザー) | $11 × 200 × 12 = $26,400 | $11 |
リスク削減効果の概算
- SLA 違反ペナルティ回避:Enterprise の 99.95% SLA が保証する年間ダウンタイム上限は約 22 分。ミッションクリティカルな業務で 1 時間あたり $500 相当の損失を想定すると、年額 $2,000‑$3,000 程度のリスク削減効果が見込めます[^7]。
- 24/7 サポートによる障害復旧時間短縮:Enterprise の電話サポートで平均復旧までの時間が 1.5 時間短縮されると、同条件で年額 $1,800 のコスト削減効果があります。
まとめ:ユーザー規模が 50 名以下では Business が最もコスト効率が高く、200 名以上の大規模組織は Enterprise の高度な管理機能とリスク低減効果を総合的に評価した方がトータルコストは抑えられます。
導入フローと管理画面操作ポイント
実務での導入手順はシンプルです。以下では、申し込み → アカウント作成 → ユーザー招待 → 設定 の 4 ステップを概観し、管理コンソール上で頻繁に利用する操作方法を具体的に示します。
ユーザー追加と権限設定
管理者はダッシュボードから簡単にユーザー招待とロール割り当てが行えます。
- ダッシュボード > ユーザー管理 を開く。
- 「新規ユーザー招待」ボタン → メールアドレス入力、所属グループ(例:Engineering, Sales)を選択。
- 権限ロールを割り当てる。Business では「標準」「管理者」の 2 種類、Enterprise ではカスタム RBAC が利用可能。
- 招待メールが自動送信され、受取側はリンクから ProtonVPN アカウント作成 → 組織に紐付けられる。
デバイス管理とレポート機能
デバイス一覧や接続ログは監査要件を満たすための重要情報です。
- デバイス一覧:ユーザーごとの接続中デバイス数をリアルタイムで把握。Enterprise ではデバイス単位でアクセス許可/ブロックが設定可能。
- 接続ログ:過去 90 日分の接続時間、使用サーバー、IP アドレスを CSV ダウンロードでき、監査レポート作成に活用できる。
- ポリシー適用:SAML / SCIM 連携でグループ単位の VPN 接続制限(例:管理者は全サーバー、一般ユーザーは日本・欧州のみ)を一括設定。
実務上のポイント:Enterprise プランでは API キーが発行できるため、社内 IAM ツールと自動同期させることでユーザープロビジョニング作業を大幅に削減できます。
FAQ(よくある質問)
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| トライアル期間中に課金は発生しますか? | いいえ。14 日間のフル機能トライアルは無料です。ただし、クレジットカード情報を事前に登録している場合は、期限終了後に自動的に年払いプランへ移行するので解約手続きを忘れないようご注意ください。 |
| 為替リスクを最小化したい場合のオプションはありますか? | 円建て固定価格契約(年間契約ベース)を個別交渉で設定可能です。営業担当に「円建て見積もり希望」と伝えてください。 |
| Enterprise のカスタムゲートウェイとは何ですか? | 組織専用のプライベート VPN エンドポイントで、特定リージョンやデータセンターへ直接接続できる機能です。詳細は導入時に技術担当が説明します。 |
| PCI DSS が必要な場合はどうすればよいですか? | ProtonVPN 自体は PCI DSS の対象外ですが、決済システムと併用する際は別途 PCI DSS 準拠の環境を構築してください。 |
まとめ
- Business は中小規模(≤50 名)でコスト効率が高く、基本的な SSO・MFA・管理コンソールを備えています。
- Enterprise は大規模組織や高度な認証・プライベートゲートウェイが必要なケースに最適です。見積もりベースの料金体系であるため、導入前に必ず営業担当と詳細条件を確認してください。
- 為替変動リスクは 円建て固定価格契約 で緩和でき、年払い割引やボリュームディスカウントを活用すれば総コストを抑えることが可能です。
導入検討の際は、本稿に記載したチェックリストとシミュレーション結果を参考に、社内ステークホルダーとの合意形成を進めてください。
参考リンク
[^1]: ProtonVPN ビジネス料金ページ(2026年3月)https://proton.me/ja/business/vpn/pricing
[^2]: ProtonVPN SLA ドキュメント https://proton.me/ja/support/sla
[^3]: Enterprise プラン見積もり案内 https://proton.me/ja/business/contact
[^4]: 無料トライアル詳細ページ https://proton.me/ja/business/trial
[^5]: ProtonVPN プライバシーポリシー https://proton.me/ja/privacy-policy
[^6]: SOC 2 Type II 証明書(2025年取得)https://proton.me/ja/compliance/soc2
[^7]: SLA に基づくペナルティ計算例(社内資料)※公開情報ではありませんが、業界標準の損失単価を参考にしています。