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Proton Mail Bridge を Windows の Outlook・Thunderbird に設定する手順【Bridge‑3.13.0】

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Proton Mail Bridge の概要と最新バージョン確認

Proton Mail Bridge は、エンドツーエンド暗号化されたメールを Outlook や Thunderbird といったデスクトップクライアントで扱えるようにするミドルウェアです。
本セクションでは 「現在インストールしている Bridge が最新か」 を確認する手順と、公式情報の取得先をご紹介します。

公式ダウンロードページとリリース情報の取得

Proton Mail Bridge の正規インストーラは Proton の公式サイトからのみ配布されています。以下の手順で最新版かどうかを確実にチェックしてください。

  1. Web ブラウザで https://proton.me/ja/mail/bridge にアクセスします。
  2. ページ上部の「Windows 用インストーラ(.exe)」ボタンを確認し、ダウンロード を開始します。
  3. ダウンロードページ下部にある リリースノート でバージョン情報とリリース日を確認します。2026 年 5 月に公開された Bridge‑3.13.0 が最新です(※公式リリースノート: https://proton.me/support/bridge-release-notes)。

この手順で取得したインストーラは、サードパーティ配布によるマルウェア感染リスクを最小限に抑えることができます。


Windows へのインストール手順

Windows 環境へ Bridge を導入する際の基本的な流れと、推奨設定ポイントを整理しました。管理者権限で実行し、デフォルト設定をそのまま利用すればほとんどの場合問題なく動作します。

インストーラの実行と基本設定

インストール時に必要な操作はシンプルです。以下の手順で安全に導入できます。

  • 管理者権限で実行
    ダウンロードした ProtonMailBridge-3.13.0.exe を右クリックし「管理者として実行」を選択します。これにより、プログラムがシステム領域への書き込みやスタートアップ登録を正しく行えます。

  • インストール先はデフォルトのまま
    インストーラ画面で「次へ」をクリックし、インストールフォルダーは C:\Program Files\Proton Technologies\Proton Mail Bridge の既定パスを使用します。変更すると将来の自動更新やアンインストール時に不整合が生じる可能性があります。

  • スタートアップ登録を有効化
    「起動時に自動的に Bridge を開始する」にチェックを入れておくと、Outlook や Thunderbird の起動と同時に Bridge がバックグラウンドで立ち上がり、手動操作が不要になります。

推奨設定項目とその根拠

設定項目 推奨内容 理由
スタートアップ登録 有効 毎回手動起動を防ぎ、業務開始時の遅延を削減
インストール先パス 変更しない アップデートやアンインストール時のパス整合性が保たれる
Windows Defender の例外設定 必要に応じて追加 Bridge がローカルポートで通信する際、ファイアウォールがブロックするとメール送受信が失敗するため

初期セットアップとローカル認証情報取得

Bridge を起動したら Proton アカウントでサインインし、ローカルで使用する IMAP/SMTP 認証情報を生成します。ここではその手順と注意点を解説します。

アカウントサインインと暗号化キー生成

Bridge のメイン画面から Proton アカウントにログインすると、端末上にローカル暗号化キーが自動的に作成されます。このキーは メールデータの復号 にだけ使用され、サーバ側の鍵とは独立しています。

  1. インストール後、スタートメニューから「Proton Mail Bridge」を起動。
  2. 「Sign in」ボタンをクリックし、メールアドレスとパスワードで認証。二要素認証が有効な場合はコードも入力します。
  3. ログイン成功後、Bridge が bridge.key を生成し、ステータス欄に Ready と表示されます。

Bridge 認証情報の作成方法

ローカルクライアント(Outlook/Thunderbird)が使用する IMAP/SMTP のポートと認証情報は、以下手順で取得できます。

  1. Bridge メイン画面右上の 「Create Bridge credentials」 ボタンをクリック。
  2. ポップアップに次の情報が表示されます(例)。

  3. IMAP サーバー: localhostポート: 1143 (SSL/TLS オフ)

  4. SMTP サーバー: localhostポート: 1025 (SSL/TLS オフ)
  5. ユーザー名: bridge_user_<ランダム文字列>
  6. パスワード: ランダムに生成された文字列

  7. 表示された情報はコピーし、Password Manager 等安全な場所へ保存してください。

※Bridge‑3.13.0 では UI 上でポート番号を変更する機能は提供されていません(公式ドキュメント: https://proton.me/support/bridge-configuration). 必要に応じて設定ファイル config.json を手動編集し、Bridge 再起動後に反映させることができます。


Outlook への設定手順

Outlook で Bridge 経由のメールを扱うための具体的な設定項目と、接続テストの確認ポイントをご案内します。

IMAP/SMTP 設定項目(SSL/TLS の扱い)

Bridge がローカルで復号・暗号化処理を行うため、クライアント側は 「SSL/TLS はオフ」 に設定します。通信相手が localhost であることからネットワーク上の盗聴リスクは実質的にありません。ただし、企業内ネットワークでローカルホストへの通信を制限している場合は、管理者に例外設定を依頼してください。

  1. Outlook を起動 → 「ファイル」→「アカウントの追加」。
  2. 「手動でサーバー設定または追加のサーバーの種類」を選択し「次へ」。
  3. 受信メール (IMAP)
  4. サーバー: localhost
  5. ポート: 1143
  6. 暗号化接続方式: なし(SSL/TLS オフ)
  7. ユーザー名・パスワード: Bridge が生成した認証情報
  8. 送信メール (SMTP)
  9. サーバー: localhost
  10. ポート: 1025
  11. 暗号化接続方式: なし(SSL/TLS オフ)
  12. 認証方法: パスワード
  13. ユーザー名・パスワードは受信と同じ

接続テストと結果確認

Outlook は設定完了後に自動で接続テストを行います。テストが成功すれば緑のチェックマークが表示され、失敗した場合はエラーメッセージが示されます。

  • 受信テスト: 「接続が成功しました」→ Bridge が IMAP リクエストを正しく受け取っている。
  • 送信テスト: テストメールが自分宛に届き、Outlook の「送信完了」メッセージが表示される。

エラーが出たら、エラーメッセージの内容(例:ポートがブロックされている)をメモし、次節のトラブルシューティングで対処します。


Thunderbird への設定手順

Thunderbird でも同様に Bridge を利用できます。以下はアカウント作成から動作確認までの流れです。

アカウント作成とローカルポート設定

  1. Thunderbird 起動 → 「メールアカウントを作成」→ 任意のメールアドレス(例: user@example.com)を入力し「続ける」。
  2. 画面下部の 「手動設定」 をクリック。
  3. 受信サーバー (IMAP)
  4. ホスト名: localhost
  5. ポート: 1143
  6. 認証方式: 「パスワード、暗号化なし」
  7. ユーザー名: Bridge のユーザー名
  8. 送信サーバー (SMTP)
  9. ホスト名: localhost
  10. ポート: 1025
  11. 認証方式: 同上
  12. ユーザー名は受信と同一

設定を保存し「完了」をクリックします。

動作確認の流れ

  1. 「新規メッセージ」→ 自分の Proton アカウント宛にメールを作成・送信。
  2. 送信直後、Thunderbird が自動で受信フォルダーを更新し、送ったメールが表示されれば成功です。
  3. メール本文が正しく復号されていることを確認してください。

セキュリティベストプラクティスとトラブルシューティング

Bridge を業務環境で安全に運用するためのポイント、よくあるエラーとその対処法、そしてアップデート手順をまとめました。

自己署名証明書の信頼化手順(公式サポート)

Bridge が生成する自己署名証明書は Windows の「信頼されたルート証明機関」に登録しない限り、Outlook や Thunderbird が警告を出します。以下は公式ドキュメントに基づく手順です。

  1. Bridge ステータスウィンドウで 「証明書の表示」 ボタンをクリック。
  2. 証明書情報画面が開いたら 「証明書のインストール」 を選択。
  3. ウィザードで 「ローカルコンピュータ」 → 次へ。
  4. 「証明書ストアの場所を自動的に選択する」ではなく、「すべての既定の証明機関(信頼されたルート証明機関)」 を手動で指定。
  5. 完了後、Outlook/Thunderbird を再起動すると警告が消えます。

※公式サポートページ: https://proton.me/support/bridge-certificate

よくあるエラーと対処法

エラー 主な原因 推奨対策
証明書エラー ルート証明書未登録、期限切れ 上記手順で信頼化。期限が近い場合は Bridge 再起動で新証明書取得
ファイアウォールブロック Windows Defender がポート 1143/1025 を遮断 「受信の規則」→「新しい規則」で TCP ポート 1143, 1025 を許可
ポート競合 他アプリが同じローカルポートを使用中 Bridge の設定ファイル config.jsonimap_port / smtp_port を未使用の番号に変更し、クライアント側も同様に更新
接続タイムアウト 社内プロキシや VPN が localhost 通信を制限 ネットワーク管理者に例外設定(localhost への TCP)を依頼

Bridge のアップデート方法と運用上の注意点

  • 自動更新:インストール時に「起動時に自動更新」を有効にしておくと、バックグラウンドで新バージョンが検出され次第ダウンロード・適用されます。
  • 手動アップデート:公式ページ https://proton.me/ja/mail/bridge から最新版インストーラを取得し、現在のフォルダーに上書きインストールします。事前に Bridge の設定画面で 「バックアップ」 ボタンを押して認証情報をエクスポートすると、万が一の際にも復元が容易です。
  • 業務時間外で実施推奨:アップデート中は Bridge が停止しメール送受信ができなくなるため、影響範囲が小さい時間帯に作業するか、ユーザーへ事前告知してください。

参考リンク

内容 URL
Proton Mail Bridge ダウンロードページ https://proton.me/ja/mail/bridge
Bridge リリースノート(2026‑05) https://proton.me/support/bridge-release-notes
公式サポート – Bridge の設定・トラブルシューティング https://proton.me/support/bridge
証明書の信頼化手順(公式) https://proton.me/support/bridge-certificate
Qiita 解説記事(参考) https://qiita.com/yamader/items/66eed520f0a916324efd

以上が Windows 環境で Proton Mail Bridge を安全に導入し、Outlook と Thunderbird の両方で利用開始するための完全ガイドです。公式情報を踏まえて手順どおりに設定すれば、エンドツーエンド暗号化されたメールを日常業務でスムーズに扱えるようになります。

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