Pipedrive

Pipedriveパイプライン管理完全ガイド(2026年版)

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Pipedrive のパイプラインとボードビューの概要

Pipedrive は営業プロセスを「パイプライン」という一連のステージで管理し、各案件(商談)を視覚的に把握できるように設計されています。特に ボードビュー(カンバン形式)はドラッグ&ドロップだけでステージ移動が可能なため、チーム全体の進捗確認や意思決定がスムーズになります。本節では、公式ヘルプで紹介されている基本構造と、実際に画面上で見られる主要要素を解説します。

ボードビューの構成要素

ボードビューは横方向にステージ、縦方向に商談カードが配置されたレイアウトです。各カードには以下の情報が自動的に表示されます(公式ヘルプ: パイプラインのボードビュー)。

  • 会社名・担当者:クリックすると商談詳細ページへ遷移します。
  • 金額・予測クローズ日:右上に数値と日付が表示され、売上見込みを即座に把握できます。
  • カラーラベル:ステージや優先度ごとに色分けでき、視認性を向上させます。

リアルタイム可視化機能(公式機能)

Pipedrive が提供するリアルタイムの可視化オプションは、営業マネジャーがボトルネックや遅延にすぐ気付くための重要なツールです。以下は現在公式にサポートされている主な機能です(公式リリースノート: 最新機能一覧)。

  1. ステージ別滞留時間インジケーター
    各カードの右上に表示され、現在のステージでどれだけ時間が経過しているかを色で示します。

  2. モバイル同期
    iOS/Android アプリとウェブ版が常にデータを共有し、外出先でも最新のボード状態を確認・編集できます。

  3. カスタムウィジェット
    ダッシュボード上で「ステージ別件数」や「予測売上」のグラフをリアルタイムに表示でき、チーム全体で共有可能です。


ステージの作成・カスタマイズと命名ベストプラクティス

ステージは営業プロセスの骨格となるため、設計時に「誰が見ても何をすべきか」が一目で分かるようにすることが成功への鍵です。この章では新規ステージの追加手順と、業種別に有効な命名ルール、さらにカスタムフィールドとの連携方法を具体的に示します。

新規ステージ追加手順

公式ヘルプに沿った手順は次の通りです(ステージ管理の設定方法)。

  1. パイプライン画面左上の 「設定」アイコン をクリック。
  2. メニューから 「ステージ管理」 タブを選択し、「新しいステージを追加」 ボタンを押す。
  3. ステージ名とカラーを入力し、「保存」 すると即座にボードへ反映されます。

命名ベストプラクティス(業種別例)

命名はシンプルかつ行動指向が基本です。以下のポイントを参考に、チーム全体で合意形成しましょう。

ポイント 具体例
行動を示す 「リード取得」 → 「商談化」 → 「提案作成」 → 「交渉中」 → 「受注確定」
数値・期限は除外 ステージ名だけで目的が伝わるようにし、期間や金額は別項目で管理します。
統一感のあるカラー 同じ意味合いのステージは同系色で統一し、視覚的な認識を助けます。

カスタムフィールドとの連携

ステージごとに必要な情報が異なる場合はカスタムフィールドで補完できます(公式ヘルプ: カスタムフィールドの作成)。

  1. 設定画面の 「カスタムフィールド」 へ移動。
  2. 「商談」タイプを選び、テキスト・数値・ドロップダウンなど適切な形式で項目を作成。
  3. 作成したフィールドはステージカードの表示設定から追加でき、例えば「見積金額」や「競合有無」を直接確認できます。

複数パイプラインの管理と統合レポート活用法

事業部やプロダクトごとに営業フローが異なる場合でも、Pipedrive では 複数パイプライン を同時に運用でき、全体像を俯瞰するための統合ダッシュボードも提供されています。ここでは作成手順とレポート設定の実践例を紹介します。

パイプライン作成フロー

公式ヘルプ: パイプラインの追加・削除 に沿って操作します。

  1. 画面右上の 「+ パイプライン」 ボタンをクリック。
  2. パイプライン名と所有チーム(例:SaaS部、ハードウェア部)を入力し、「作成」 を実行。
  3. 必要に応じて各パイプラインのステージ構成を個別に設定します。

ビュー切替・表示管理のコツ

  • デフォルトビュー:頻繁に使用するパイプラインは左側タブ上部に配置し、ワンクリックで切り替えられるようにしておく。
  • フィルター保存:特定条件(例:今月の受注予測)で絞り込んだ結果を「マイビュー」として保存し、チーム全体で共有すると効率が上がります。

統合ダッシュボード設定手順

公式ヘルプ: 統合レポートの作成 を参照してください。

  1. メインメニューから 「レポート」 > 「新規ダッシュボード」 を選択。
  2. ウィジェットとして「パイプライン別売上予測」や「ステージ別件数」を追加し、対象に全パイプラインを選ぶ。
  3. グラフタイプ(棒グラフ・円グラフ)と期間(例:過去30日)を設定し 「保存」 すると、一画面で全体の進捗が把握できます。

タスク・アクティビティ自動化(ワークフローエディタ)

定型的なタスクやフォローアップメールは手作業で行うと漏れが生じやすく、営業効率を下げてしまいます。Pipedrive の ワークフローエディタ を使えば、条件に応じた自動化が簡単に設定できます(公式ヘルプ: 自動化の概要)。

ワークフロー作成ステップ

  1. 「設定」 > 「自動化」 メニューから 「新しいワークフロー」 を選択。
  2. トリガーを設定(例:商談が「提案中」ステージに移行したとき)。
  3. アクションとして「フォローアップメール送信」「タスク作成」などを追加し、テンプレート内容を入力。
  4. 「有効化」 すれば、条件を満たした瞬間に自動で実行されます。

自動化活用例(業務シナリオ)

シナリオ トリガー 実行アクション
商談が「提案中」へ ステージ変更 営業担当に「提案資料送付」のタスクを自動作成
見積金額が 1,000 万円超 金額更新 経営層へ Slack 通知と同時に承認依頼メールを送信
商談が 48 時間以上滞留 滞留時間 > 48h 担当者にリマインダーメール、上長にもアラート

リアルタイムレポートとボトルネック検出機能

売上予測やステージ別の滞留状況をリアルタイムで把握できれば、問題が顕在化する前に介入できます。以下ではダッシュボード作成手順と、滞留が発生した際の自動アラート設定方法を具体的に示します(公式ヘルプ: レポートと分析)。

ダッシュボード作成手順

  1. 「レポート」 > 「新規ダッシュボード」 をクリック。
  2. 「ステージ別商談数」「予測売上」「滞留時間」のウィジェットをドラッグ&ドロップで配置。
  3. 各ウィジェットにフィルター「期間:過去30日」「全パイプライン」を設定し 「保存」 する。

ボトルネックアラートの自動化

  1. 「設定」 > 「自動化」「新しいワークフロー」 を作成。
  2. トリガーを 「ステージ滞留時間が 48 時間以上」 に設定。
  3. アクションとして「担当者へ Slack 通知」または「メールアラート」を選び、メッセージ例(例:『○商談が ○ ステージで 48h 超過しています』)を入力。
  4. 「有効化」 すると、滞留が検出された瞬間に自動で通知が届きます。

主なインテグレーションとモバイルアプリでのパイプライン管理

Pipedrive はメール・カレンダー・主要マーケティングツールとの連携を標準装備しており、情報を一元化できる点が大きな強みです。また、iOS/Android アプリでは外出先でも同様の操作感でパイプライン管理が可能です(公式インテグレーションページ: アプリマーケット)。

メール・カレンダー連携手順

ツール 設定手順
Gmail / Outlook 「設定」 > 「メール統合」からアカウントを認証し、受信メールを自動で商談に紐付けます。
Google カレンダー 同様に「カレンダー同期」を有効化すると、ミーティングが自動でタスク化されステージに反映されます。

マーケティングオートメーションツール連携

  • HubSpot、Mailchimp、ActiveCampaign などはアプリマーケットから接続可能です。
  • 接続後はリード情報がリアルタイムで Pipedrive に流入し、スコアリングやステージ遷移と同期されます。

モバイルでの実務シナリオ

  1. 商談訪問直後:モバイルアプリでカードを「提案中」へドラッグし、写真添付とメモを追加。
  2. 途中キャンセル対応:タスク完了ボタンで即座にフォローアップメールテンプレートを送信。
  3. リアルタイムレポート確認:移動中でもダッシュボードで全パイプラインの進捗をチェックし、必要なアクションを把握できます。

まとめ

Pipedrive のパイプライン機能は「視覚的に分かりやすいボードビュー」+「公式が提供する自動化・レポート・連携ツール」の組み合わせで、営業プロセス全体を一元管理できます。この記事で紹介した ステージ設計のベストプラクティス複数パイプラインの統合レポート活用法、そして 自動化とリアルタイムアラート を実装すれば、情報の抜け漏れを防ぎつつ、チーム全体の生産性向上が期待できます。ぜひ公式ヘルプページも併せて参照し、組織に最適な設定を検証してください。

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