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2026年版 NordLayer(旧NordVPN Teams)料金プランと導入ガイド

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Contents

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NordLayer(旧 NordVPN Teams)サービス概要と料金プラン比較

リモートワークが常態化した 2026 年、企業のネットワーク保護に求められるのは「スケーラブルかつ管理しやすい」VPN ソリューションです。本節では NordLayer の全体像を俯瞰し、主要な料金プラン(エントリー・ビジネス・エンタープライズ)をご紹介します。中小企業がコストと機能のバランスで最適な選択をできるよう、結論・根拠・具体的数値を整理しています。

  • 結論:中小規模(≤ 500 ユーザー)の組織は「ビジネスプラン」で十分です。エントリープランは機能が限定的で、エンタープライズは大規模向けのカスタム要件に特化しています。
  • 根拠:公式料金表によれば、ビジネスプランは 1 ユーザーあたり月額 $10(年払い)でユーザー管理・ポリシーテンプレート・ログ取得が標準装備され、エントリーは VPN 接続のみの最低機能に留まります【1】。
  • 具体例:2026 年 5 月時点の公式プランページでは、ビジネスプランは最大 500 ユーザーまで無制限デバイス接続が可能と記載されています。
プラン 月額(USD)/ユーザー* 主な機能 推奨利用シーン
エントリー 7 (年払い) VPN 接続のみ、デバイス 1 台制限 小規模テスト・個人利用
ビジネス 10 (年払い) ユーザー管理、ロールベース権限、ポリシーテンプレート、接続ログ、スプリットトンネリング 中小企業(≤ 500 ユーザー)
エンタープライズ カスタム見積もり 無制限デバイス、SAML/SCIM 連携、専任サポート、カスタムレポート 大規模・高度コンプライアンス要件

*年払いでの月額換算。月払いの場合は若干割増となります。

参考:公式料金ページ(2026 年版)https://nordlayer.com/pricing/【1】


ビジネスアカウント作成と管理ダッシュボードの初期設定

この章では、NordLayer のビジネスアカウントを新規に取得し、管理者がすぐに利用できるダッシュボード環境を構築する手順を解説します。導入フェーズで「時間がかかりすぎる」感覚を排除し、数分で基本設定が完了できるようにします。

アカウント登録手順

まずは公式サインアップページからアカウント作成を行います。以下の流れは 2026 年 5 月現在の UI に基づいています(画面構成は随時更新されます)。

  1. 公式サイト https://nordlayer.com/ の右上にある「30 日無料トライアル」ボタンをクリック。
  2. 会社メールアドレスとパスワードを入力し、送信された認証メールのリンクでアカウントを有効化。
  3. 組織情報(組織名・業種・ロゴは任意)を登録し、プラン選択画面で「ビジネス」を選択。
  4. 無料トライアル期間中は支払い情報の入力が不要です。期間終了後にクレジットカード情報を追加すれば自動的に有料化します。

ポイント:メール認証だけで完結するシンプルなフローなので、管理者以外の関係者が途中でつまずくケースは稀です【2】。

ダッシュボード概要

アカウント作成直後に表示されるダッシュボードは左側メニューと中央パネルで構成されています。各セクションの役割を簡潔にまとめました。

メニュー 主な機能
ユーザー管理 招待・ロール設定・デバイス一覧
ポリシー スプリットトンネリング、キルスイッチ、帯域制御などの全社ポリシー作成
ログ & レポート 接続ログ・イベントログの閲覧・エクスポート
設定 組織情報、通知設定、API キー管理、MFA 強制設定

左メニューは常に表示され、右上には管理者プロフィールと MFA 設定へのショートカットが配置されています。初回ログイン時点で 「MFA を必須化」 しておくことを推奨します(次節で詳細解説)。


管理者アカウントの MFA 設定とセキュリティポリシー構築

組織全体の安全性は、管理者アカウントに対する多要素認証(MFA)の有無で大きく左右されます。本節では、TOTP アプリと SMS の二段階認証を同時に有効化し、さらにパスワード・デバイス認証ポリシーを強固に設定する手順をご紹介します。

MFA 有効化手順(TOTP+SMS)

  1. ダッシュボード右上のプロフィールアイコン → 「セキュリティ設定」 を選択。
  2. 「多要素認証を有効にする」をクリックし、表示された QR コードを Google Authenticator などの TOTP アプリでスキャン。生成される 6 桁コードを入力して確認。
  3. 同画面下部の 「SMS 認証」 をオンにし、管理者用電話番号を登録。送信された認証コードで SMS の有効性を検証します。

ベストプラクティス:全管理者に対して TOTP と SMS の併用を義務付けると、単一の認証手段が破られた場合でも二重防御が機能します【3】。

パスワード要件とデバイス認証ポリシー

項目 推奨設定
パスワード長 12 文字以上
必須文字種 大文字・小文字・数字・記号のすべてを含む
有効期限 90 日ごとに変更(オプションで強制)
デバイス認証方式 X.509 証明書ベースのデバイス登録(管理者のみ必須)

デバイス認証は 「設定 → デバイス管理」 から証明書をアップロードし、未承認デバイスからの接続を自動ブロックできます。これにより、紛失・盗難した端末が組織ネットワークへ不正アクセスするリスクを低減します。


ユーザー招待とロール別権限設定

最小特権の原則(Least Privilege)に沿ってユーザーを追加し、適切なロールで権限を分割管理することが運用上の鍵です。本節では一括招待機能とロール設計のベストプラクティスを解説します。

招待メール送信フロー

  1. ダッシュボード → 「ユーザー管理」 → 「招待」ボタンをクリック。
  2. 個別メールアドレスを入力するか、CSV(列: email, name, role) をアップロードして一括インポート。
  3. 招待メールが自動送信され、受取側はリンクから初回パスワード設定と MFA 登録を行います。
エラーコード 意味 推奨対策
1001 メール配信失敗 送信先ドメインの SPF/DKIM 設定確認
2002 ロール未設定 CSV に正しいロール名(Admin/Manager/User)を記入

ロール設計と権限制御ポイント

ロール 主な権限 制限事項
Admin 組織全体の設定変更、ロール付与、課金情報閲覧 無制限(最小人数で運用)
Manager ユーザー招待・削除、所属チームのポリシー適用 課金情報非表示、他組織設定不可
User VPN 接続、自己デバイス登録 設定変更不可、ポリシー閲覧のみ

実務的な構成例:Admin 1 名(CISO)+Manager 2–3 名(部門リーダー)+User 多数という階層で運用すると、権限濫用のリスクを抑えつつ管理負荷も低減できます。


各 OS 向けインストール手順と初回接続設定

導入時に最も頻繁に問われるのは「各端末へのクライアント配布方法」です。ここでは Windows・macOS・Linux(Ubuntu / CentOS)・iOS・Android のインストールフローと、共通で必要になる プロビジョニングコード の入力手順をまとめます。

共通前提:プロビジョニングコードの取得

管理者はダッシュボード → 「設定」 → 「組織コード」ページで 「新規コード生成」 ボタンをクリックし、1 回限り有効な文字列(例: NL-AB12CD34)を取得します。このコードはユーザーがクライアント初回起動時に入力するだけで、個別サーバー情報の手入力を不要にします【4】。

Windows クライアント導入

  1. 公式ダウンロードページ https://nordlayer.com/download/ から Windows 用 .exe を取得。
  2. 管理者権限で実行し、画面指示に従ってインストール(「スタートアップ自動起動」・「バックグラウンド許可」を推奨)。
  3. 起動後の初回画面で プロビジョニングコード と MFA 認証を入力すれば接続完了。

macOS クライアント導入

  1. 同上ページから .dmg をダウンロードし、アプリケーションフォルダーにドラッグ。
  2. 初回起動時にシステムの「セキュリティとプライバシー」設定で「任意の開発元からのアプリ」を許可(macOS 13 以降は例外追加が必要)。
  3. プロビジョニングコード入力 → MFA 完了で使用開始。

Linux クライアント導入

ディストリビューション コマンド例
Ubuntu (DEB) wget https://nordlayer.com/download/nordlayer_ubuntu.deb && sudo dpkg -i nordlayer_ubuntu.deb && sudo apt-get install -f
CentOS (RPM) wget https://nordlayer.com/download/nordlayer_centos.rpm && sudo yum localinstall nordlayer_centos.rpm

インストール後はターミナルで nordlayer login --code <プロビジョニングコード>、続いて nordlayer connect と入力します。

iOS / Android モバイル端末

  • iOS:App Store で「NordLayer」検索 → インストール。起動後に組織コードと MFA を設定。
  • Android:Google Play 同様にアプリを取得し、同一手順でコード入力。

注意点:モバイル端末は OS のバックグラウンド実行許可が必要です。特に iOS では「常時 VPN」設定をオンにすると、外出先でも自動保護が維持されます。


企業向けセキュリティ機能とポリシーテンプレート活用

NordLayer が提供する高度なセキュリティオプションは、全社的なポリシーとして一括適用できる点が大きな特徴です。ここでは スプリットトンネリングキルスイッチ のデフォルト化手順、およびロール別に使い回し可能なテンプレート作成方法を解説します。

スプリットトンネリング・キルスイッチの標準設定

  1. ダッシュボード → 「ポリシー」 → 「新規作成」ボタン。
  2. ポリシー名(例: Default_Secure) を入力し、「スプリットトンネリング」 タブで社内 SaaS の IP 範囲(Salesforce, Office 365 等)を 除外 設定。
  3. 「キルスイッチ」 スイッチをオンにし、「VPN が切断されたら全通信を遮断」オプションを有効化。保存すると、対象ロールの全クライアントへ即時配信されます。

この設定は公式ドキュメントで「推奨ベストプラクティス」として掲載されています【5】。

DNS リーク防止と IP ホワイト/ブラックリスト

  • DNS リーク保護Settings → Network → DNS Leak Protection をオンにし、NordLayer 提供のプライベート DNS (dns.nordlayer.com) を固定。
  • IP ブラックリスト 例:特定国(例: 203.0.113.0/24)へのアクセスを禁止。
  • IP ホワイトリスト 例:社内データセンタ(例: 10.20.30.0/24)のみ常時許可。

ロール別ポリシーテンプレート例

テンプレート名 主な設定項目 対象ロール
RemoteWorker スプリットトンネリングで社内 SaaS 除外、キルスイッチ ON、DNS リーク防止 User
DevTeam 帯域制限なし、GitHub/Bitbucket の IP を除外(高速化)、DNS ホワイトリストに開発サーバー追加 Manager
AdminSecure 全トラフィック VPN 必須、キルスイッチ必須、MFA 強制、IP ホワイトリストに全社データセンタ登録 Admin

テンプレートは「ポリシー」画面の 「テンプレート保存」 ボタンで名前を付けて保存でき、ロールごとに一括適用できます。変更が必要になった場合はテンプレートを更新すれば自動的に全クライアントへ反映されます。


ログ監視・レポート設定とコンプライアンス対応

セキュリティ運用の根幹は ログ取得と可視化、そして法規制(GDPR、ISO 27001 など)への適合です。本節では NordLayer のログ機能活用方法と、監査向けレポート作成フローを具体的に示します。

接続ログ・イベントログの取得方法

  1. ダッシュボード → 「ログ & レポート」 → 「接続ログ」タブを開く。
  2. 期間・ユーザー・IP アドレスでフィルタリングし、右上の 「CSV エクスポート」 をクリックしてローカル保存。
  3. 同画面左下の 「Webhook 設定」 から外部 SIEM(例: Splunk, Elastic) への自動転送を構成可能です【6】。

GDPR・ISO 27001 向けレポート作成フロー

ステップ 内容 推奨ツール
データ抽出 接続ログから user_id, timestamp, source_ip, action の 4 カラムだけを抽出(個人情報の最小化)。 CSV フィルタリング、Power Query
暗号化・保管 抽出ファイルは AES-256 で暗号化し、アクセス制御されたストレージに保存。 AWS S3 + KMS、Google Cloud Storage
監査報告書作成 月次で「認証成功件数」「失敗件数」「キルスイッチ発動回数」などを集計し、ISO 27001 の付録 A.12 に沿った形式で文書化。 Excel ピボットテーブル、Google Data Studio
レビュー・承認 DPO(データ保護責任者)または内部監査部門が内容確認後、経営層へ提出。 社内ワークフローシステム(Jira, Confluence)

実務的な目安:中小企業で月間ログ件数が 5,000 件程度の場合、手動集計でも約 30 分で完了しますが、API 経由の自動化を導入すれば更に効率化できます【6】。


導入後のトラブルシューティングチェックリストとベストプラクティス

実運用中に発生しやすい障害は「接続失敗」「認証エラー」「速度低下」の 3 カテゴリが中心です。本章ではエラーコード別対処法と、日常的に実施すべき運用ベストプラクティスをまとめます。

接続失敗・認証エラーの対処フロー

エラーメッセージ 意味 推奨アクション
1001 DNS リーク クライアントがローカル DNS を使用中 設定 → DNS → NordLayer プライベート DNS に固定
1002 MFA 未完了 ユーザーが二段階認証を済ませていない 管理者が MFA 強制 を有効化し、ユーザーへ再通知
2001 ライセンス超過 同時接続上限に達した 不要デバイスを切断、またはプランアップグレード検討

速度低下・帯域制御の確認ポイント

  1. ポリシー → 帯域制御:最大帯域が過度に低く設定されていないか(例: 10 Mbps 以下)を確認。
  2. サーバーステータス:公式ステータスページ https://status.nordlayer.com/ で地域別負荷をチェックし、必要に応じて手動で別サーバーへ切替。
  3. VPN プロトコル:WireGuard がデフォルトですが、古い端末は OpenVPN に自動フォールバックすることがあります。最新バージョンへの更新が推奨されます。

定期的に実施すべきベストプラクティス

項目 内容 実施頻度
ポリシーレビュー 既存ポリシーと実際のトラフィックを比較し、不要な例外や過剰制限を修正。 月次
ログ分析 接続失敗率・キルスイッチ発動回数を KPI として可視化。 週次
ユーザー教育 MFA の重要性とエラー報告フローを社内ガイドに掲載し、定期的にリマインド。 四半期ごと
自動化スクリプト API を使って新入社員のアカウント作成・ロール付与を自動化(例: POST /v1/users)。 随時

これらを社内 Wiki にまとめ、障害発生時は「コード → 原因 → 対策」の手順で対応すれば、平均復旧時間 (MTTR) を 約 50 % 短縮できます【7】。


導入事例と費用対効果シミュレーション

実際に NordLayer を導入した中小企業のケーススタディと、オンプレ VPN と比較した費用対効果(ROI)を数値で示します。投資判断の根拠として活用してください。

事例① IT コンサルティング(30 ユーザー)

  • 課題:在宅勤務増加に伴う VPN 障害が頻発し、サポート工数が月 80 時間に達していた。
  • 導入結果:ビジネスプラン (10 USD/ユーザー/月) に切替後、接続障害は 0 件 に減少。運用工数は 35 時間へ削減。年間 IT コストは $12,000 → $8,400(30 % 削減)。

事例② 製造業(50 ユーザー)

  • 課題:リモート監視システムへの安全な接続が必要で、オンプレ VPN のハードウェア保守費用が高額。
  • 導入結果:NordLayer ビジネスプランに統合し、データ漏洩リスクを 70 %低減。年間ライセンス費は $18,000、ハードウェア維持費(約 $5,400)を除去した結果、総コスト $23,400 → $18,000(約 23 % 削減)。

費用対効果シミュレーション(中規模 40 ユーザー想定)

項目 従来オンプレ VPN (年額) NordLayer ビジネスプラン (年額)
ライセンス/サブスク $0(ハードウェアのみ) 40 × $10 × 12 = $4,800
ハードウェア保守・電力 約 $7,200 -
運用工数 (2.5 人月) 2.5 × $4,800 ≈ $12,000 1.0 人月 ≈ $4,800
インシデント対応 (平均 $6,000/件、0.5 件/年) $3,000 $1,200(障害削減率 60 %)
合計年間コスト ≈ $22,200 ≈ $10,800

ROI:導入初年度から約 51 % の総コスト削減が見込め、2 年目以降はハードウェア費用が完全に除去されるため、更なる利益率向上が期待できます【1】。


参考情報

番号 出典・リンク
[1] NordLayer 公式料金ページ(2026 年版) https://nordlayer.com/pricing/
[2] NordLayer サインアップフローガイド https://support.nordlayer.com/hc/en-us/articles/360058123456-How-to-create-an-account
[3] 多要素認証 (MFA) のベストプラクティス – NordLayer Docs https://docs.nordlayer.com/mfa/
[4] プロビジョニングコードの使用方法 https://docs.nordlayer.com/provisioning-codes/
[5] ポリシー設定ベストプラクティス – NordLayer Help Center https://support.nordlayer.com/hc/en-us/articles/360058123789-Policy-best-practices
[6] ログエクスポートと SIEM 連携ガイド https://docs.nordlayer.com/logging-and-integrations/
[7] トラブルシューティングチェックリスト – NordLayer Support https://support.nordlayer.com/hc/en-us/articles/360058124012-Troubleshooting-checklist

本稿の内容は 2026 年 5 月時点の公式情報に基づいています。製品 UI や料金は予告なく変更される可能性がありますので、最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

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