Microsoft Intune

Microsoft IntuneとAzure ADの連携ガイド: 実務ステップバイステップ

ⓘ本ページはプロモーションが含まれています

スポンサードリンク

Microsoft Intune と Azure AD の連携 方法: 実務で導入するステップバイステップガイド

Microsoft Intune と Azure AD を連携させることで、デバイスマネジメントの効率化やセキュリティポリシーの一括管理が可能になります。本記事では、IT管理者・システムエンジニア向けに具体的な手順を解説します。導入準備からトラブルシューティングまで、実務で使える知識を網羅しています。


導入前の準備: ライセンスと権限の確認

Microsoft Intune と Azure AD を連携させるには、まず必要なライセンスやアカウントの権限を確認する必要があります。これらの設定が不適切だと、後述の手順でエラーが発生する可能性があります。

Microsoft 365ライセンスの有効性確認

Intune を使用するには、Microsoft 365 の「Intune ライセンス」または「Microsoft 365 E3/E5」など、管理機能を含むプランが必要です。Azure AD も同様に、少なくとも 「Azure Active Directory Premium P1」 のライセンスが必須です。

  • 確認方法: Azure portal > 「すべてのサービス」 > 「アクティブなサブスクリプション」から確認できます。
  • 注意点: ライセンスが有効でない場合、後述の手順は実行できません。事前に担当者と連絡を取りましょう。

Azure AD管理者アカウントの権限設定

Azure AD との連携を実施するアカウントには、「グローバル管理者」または「Azure AD グローバル管理者」の役割が必要です。この権限がないと、ユーザー属性の同期やデバイスグループの管理ができないため注意してください。

  • 権限確認手順:
  • Azure portal > 「Azure Active Directory」 > 「ユーザー」 > 「すべてのユーザー」を開く
  • 自分のアカウントをクリックし、「役割」タブを確認する
  • 権限がない場合: グローバル管理者に依頼し、「Azure Active Directory Premium P1」のライセンスを割り当ててください。

注意点: ライセンスや権限の確認は、導入前の必須チェック項目です。繰り返しになりますが、これらが不適切な場合、連携に失敗する可能性があります。


Azure AD側でのユーザー属性同期設定

Azure AD と Intune の連携では、ユーザー情報を正確に同期させることが重要です。これにより、ポリシーの適用やデバイスマネジメントが円滑に行えます。

同期プロファイルの作成手順

Azure AD 内でユーザー属性を同期するには、まず「同期プロファイル」を作成します。以下に基本的な手順を示します:

  1. Azure portal > 「Azure Active Directory」 > 「ディレクトリ同期」をクリック
  2. 「同期プロファイル」セクションから、「同期プロファイルの作成」を実行
  3. 名前や同期スケジュールなどの設定を行います(デフォルトは毎日 8:00)

注意: 同期プロファイルを作成するには、「Azure AD Connect」のインストールが必須です。 未導入の場合は、「Azure AD Connect」を事前にインストールしてください。導入しないと、同期プロファイルの作成やユーザー属性の同期が不可能になります。


同期する属性の選択方法

ユーザー情報を同期させる際は、必要最小限の属性のみを選択するのがベストプラクティスです。以下に代表的な属性とその目的を示します:

属性名 説明 必須/非必須
ユーザー名 Intune 内での識別子として使用される 必須
メールアドレス ポリシー通知や認証に利用 必須
所属部署 デバイスグループの自動割当に利用 非必須
  • 不要な属性を同期すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。
  • 変更時は、同期プロファイルを再作成し直す必要があるため注意してください。

Intuneデバイスマネージャーとの統合

Azure AD と Intune の連携は、ポータル内での簡単な操作で完了します。ただし、設定ミスが発生すると後述のトラブルシューティングが必要になるため、手順を確認しましょう。

Azure ADとIntuneの接続画面操作

以下に、Azure AD から Intune への接続手順を示します:

  1. Azure portal > 「すべてのサービス」 > 「Microsoft Endpoint Manager」を選択
  2. 「デバイスマネージャー」セクションを開く
  3. Azure Active Directoryとの連携」ボタンをクリック
  4. ログインアカウントとパスワードを入力し、接続を実行

注意: 接続時にエラーが発生した場合、アカウントの権限やライセンスの確認が必要です。特に、Azure AD Connect の導入状態も確認してください。


デバイスグループの連携確認

Intune 内では、Azure AD から同期されたユーザー情報をもとに、デバイスグループを自動割当できます。以下の手順で確認してください:

  1. Intune portal > 「デバイス」 > 「すべてのデバイス」を開く
  2. 属性フィルタリング」機能を使用し、Azure AD から同期されたユーザー情報をもとにグループを作成
  3. ポリシーを適用する際には、「ユーザー属性ベースで設定」を選択することをおすすめします。

補足: グループの自動割当は、ポリシーの一貫性を保つために重要です。変更時は手動での修正が必要になる場合があります。


ポリシー適用時の注意点とベストプラクティス

Intune のポリシーは、Azure AD との連携が完了した後でも変更可能です。しかし、誤った設定はデバイスの動作に影響を与えるため、以下のポイントを押さえてください。

ユーザー属性ベースのポリシー設計

Azure AD から同期されたユーザー情報をもとにポリシーを作成する際には、以下のように設計しましょう:

  • 例1: 部署が「営業部」のユーザーに限定して通知を送る
  • 例2: メールアドレスが特定ドメイン(例: @example.co.jp)を持つユーザーだけにポリシー適用

ベストプラクティス: ポリシーの条件式には、「AND」ではなく「OR」で結合し、誤ってユーザーを除外しないように注意してください。


複数デバイスタイプへの配慮

Azure AD と Intune の連携では、Windows、iOS、Android など複数のデバイスタイプに対応する必要があります。以下の手順で確認してください:

  1. Intune portal > 「ポリシー」 > 「デバイスマネジメントポリシー」を開く
  2. ポリシー作成時に、「対象デバイスタイプ」を明示的に選択(例: Windows 10、iOS)
  3. 同じ設定でも、デバイスタイプごとに別ポリシーを作成するのが安全です。

注意: デバイスタイプ別のポリシーは、ユーザーの操作性とセキュリティを向上させるため不可欠です。


連携後の状態確認と監視方法

連携が完了した後は、Azure AD および Intune のログを定期的に確認し、異常がないかモニタリングしましょう。これにより、ポリシーの適用ミスや同期失敗を早期に発見できます。

Azure ADポータルでの同期ステータス確認

以下のように、Azure AD 内で同期状況をチェックしてください:

  1. Azure portal > 「Azure Active Directory」 > 「ディレクトリ同期」を開く
  2. 同期ステータス」タブから、最後の同期日時やエラーメッセージを確認
  3. エラーが発生している場合、ログに記録されているので、その内容を確認

注意: エラーが「ユーザー名重複」など特定のパターンで発生している場合は、Azure AD 内のユーザー情報を修正する必要があります。


Intuneログの基本的な見方

Intune では、デバイスマネジメントの動作履歴を確認できます。以下の手順でアクセスしてください:

  1. Intune portal > 「監視」 > 「イベント」を選択
  2. すべてのイベント」または「エラーイベント」にフィルタをかけ、原因を特定
  3. ログ内に「Azure AD 連携失敗」という記述がある場合、アカウント権限やネットワーク接続の確認が必要です。

よくあるトラブルシューティングと対応策

連携後には、以下のようなエラーが発生することがあります。これらの問題に対処するための手順を解説します。

同期失敗時の基本チェック項目

同期が失敗した場合に実施すべき確認事項は以下の通りです:

  • ライセンス: Azure AD と Intune のライセンスが有効か再確認する
  • ネットワーク設定: サーバーとの通信に問題がないか、ファイアウォールやプロキシの確認を行う
  • アカウント権限: 接続に使用したアカウントが「グローバル管理者」かどうかを再確認する

解決例: 同期失敗ログに「401 未承認」というエラーコードが表示されている場合、アカウントの権限不足またはパスワードミスが原因です。


権限エラーの解決方法

Azure AD や Intune 内で「アクセス拒否」というエラーが発生した場合、以下の手順を実施してください:

  1. Azure portal > 「Azure Active Directory」 > 「ユーザー」 > 該当アカウントを開く
  2. 「役割」タブに「**グローバル管理者」が設定されているか確認する
  3. 設定されていない場合は、Azure AD の管理者から権限を追加してください。

まとめ

本記事では、Microsoft Intune と Azure AD を連携させるためのステップバイステップガイドを解説しました。以下のポイントを再確認してください:

  • ライセンスやアカウント権限は導入前の必須チェック項目です
  • Azure AD 内でのユーザー属性同期は、ポリシー適用の基盤になります
  • ポリシー作成時には、デバイスタイプごとの設定を別途行いましょう
  • 連携後の監視・ログ確認で、異常を早期に発見できます

記事に記載された手順を参考に導入検討いただき、公式ドキュメントと併用して実施ください。

スポンサードリンク

-Microsoft Intune