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Jira Cloud 2026年 プラン・料金と移行費用徹底解説

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Jira Cloud の最新プランと料金概要(2026 年版)

本セクションでは、2026 年 4 月に Atlassian が公表した Jira Cloud の各プランの機能・価格を公式情報に基づき整理します。
読者が予算策定や導入判断を行う際に必要となる「料金根拠」「為替レートの出典」「Enterprise の見積もり範囲」についても併せて記載しています。

参考情報:公式価格は Atlassian Pricing ページ(2026/04 更新)[^1]、割引率・年間契約条件は同ページの「Annual Billing Discounts」セクションに明示されています。為替レートは日本銀行が公表した 2026‑07‑01 の終値 1 USD = 155.0 JPY を使用し、出典を脚注で示します[^2]。


プラン別機能一覧

各プランに含まれる主な機能とストレージ上限をまとめました。下表は公式ドキュメントの機能比較表(2026/04)[^1] をそのまま反映しています。

プラン 主な機能 ストレージ
Free ・最大 10 ユーザー
・基本的な課題管理とボード(Kanban/Scrum)
・標準権限設定
2 GB
Standard ・無制限ユーザー
・高度な権限管理・監査ログ
・カスタムワークフロー(最大 20)
・SLA:99.9% 稼働率
250 GB
Premium ・Standard の全機能+
 Advanced Roadmaps、無制限自動化ルール
・プロジェクトアーカイブ、データ保持ポリシー
・SLA:99.95% 稼働率
1 TB
Enterprise ・Premium の全機能+
 エンタープライズ向け SSO/SCIM、専任テクニカルアカウントマネージャー
・無制限ストレージ(実質上限なし)
・カスタム契約条件・オンプレミスハイブリッド対応
無制限

ポイント:Free は小規模チーム向け、Standard が中堅企業の標準選択肢、Premium は高度な計画・自動化が必須の場合に最適です。Enterprise は 1,000 ユーザー超の大規模組織で、個別要件に合わせた見積もりが必要となります。


ユーザー数・年間契約別料金表(USD)

以下は公式サイトに掲載されている月額単価と、年払い時に適用される 15 % 割引の根拠です[^1]。※「年間割引率」列は割引適用前の金額に対して 0.85(=‑15 %)を掛けたものです。

プラン ユーザー区分 (月額) 月額単価(USD/ユーザー) 年間契約時の割引率
Standard 0‑10 $7.00 15 %
11‑100 $6.50 15 %
101‑500 $6.00 15 %
501‑以上 $5.70 15 %
Premium 0‑10 $14.00 15 %
11‑100 $13.20 15 %
101‑500 $12.40 15 %
501‑以上 $11.70 15 %
Enterprise カスタム見積もり* - -

*Enterprise の価格は $10〜$25/ユーザー/月 の幅で提示されることが多く、実際の金額は契約期間・SLA 内容・追加サービス(例:データ保護)に応じて変動します。見積もり取得は Atlassian Sales チームへ直接問い合わせが必要です[^3]。


円換算例と為替レートの注意点

公式料金は米ドル表示ですが、日本国内での予算策定には円換算が不可欠です。以下に 2026‑07‑01 の日本銀行公表レート 1 USD = 155.0 JPY を用いた計算例を示します。

プラン ユーザー数 (例) 月額合計(USD) 年間割引後(USD) 円換算(税抜)
Standard 100 $6.50 × 100 = $650 $650 × 12 × 0.85 = $6,642 ¥1,029,510
Premium 100 $13.20 × 100 = $1,320 $1,320 × 12 × 0.85 = $13,464 ¥2,087,520

為替リスク:実務ではレート変動(±5 % 前後)が予算に与えるインパクトを想定し、為替リスクバッファ 5 % を加えることが推奨されます。2026‑07‑01 のレートは日本銀行の「外貨円換算レート」ページで確認できます[^2]。


オンプレミスからクラウドへの移行費用項目詳細

Jira Server / Data Center から Jira Cloud へ移行する際に発生する主要コストを、ライセンス切替費・データマイグレーションツール費・サードパーティコンサルティング費・トレーニング・サポート費 の4つに分類して解説します。

1. ライセンス切替費

オンプレミス版は永続ライセンス+年間サポートという従来形態です。クラウドへの移行では、ユーザー単位のサブスクリプションへ置き換える必要があります。計算根拠は次式です。

[
\text{切替費(USD)}= \text{対象ユーザー数} \times \text{月額単価(Standard/Premium)} \times 12
]

ユーザー数 プラン例 年間料金(円・税抜)
100 (Standard) $6.50/ユーザー/月 ¥1,030,000
100 (Premium) $13.20/ユーザー/月 ¥2,090,000

割引制度:既存 Server ライセンスの残存期間に応じて Atlassian が提供する「ライセンス移行クレジット」最大 30 % 割引が適用可能です(公式サイト参照)[^4]。

2. データマイグレーションツール費

ツール 料金モデル 想定コスト(USD)
Jira Cloud Migration Assistant 無料 $0
Exalate (同期方式) ユーザー数ベース $4.00 / ユーザー / 月
Projectrak (高度マッピング) プロジェクト数ベース $2,000 〜 $5,000 / プロジェクト

備考:データ量が 1 TB 超える場合は、追加ストレージ費用 $0.10/GB/月 が別途必要です(公式料金表参照)[^1]。

3. サードパーティコンサルティング費

大規模組織や高度なカスタマイズがある場合は、Atlassian パートナーネットワークの認定ベンダーに委託することが一般的です。以下は概算見積もりです。

規模 想定工数(人日) 日当 (USD) 総費用(USD)
中小規模 ≤100 ユーザー 10‑15 人日 $800‑$1,200 $8,000 〜 $18,000
大規模 >1,000 ユーザー 40‑60 人日 $800‑$1,200 $80,000 〜 $144,000

チェックリスト:提案書に「リスク評価」「テストフェーズ工数」「移行後サポート期間」の有無を必ず確認してください。

4. トレーニング・サポート費

オプション 内容 料金(USD)
Atlassian University – 基本コース(オンライン) 8 時間のオンデマンド教材 $200 / 受講者
Premier Support (Standard) 24×7 テクニカルサポート、SLA 4 h $5,000 / 年
Premier Support (Premium) 上記+アカウントマネージャー、SLA 2 h $8,500 / 年

実務上の目安:従業員 1 人あたりトレーニング費用は約 ¥31,000($200) と算出でき、全社導入時はまとめ買い割引が交渉可能です。


為替・消費税・割引を考慮した実質コスト算出例

予算策定では「為替レート」「国内消費税(10 %)」「年間契約割引」をすべて組み込む必要があります。以下に計算式とシミュレーション結果を示します。

実質年額の計算式

  1. 基本料金(USD) = ユーザー数 × 月単価
  2. 年間割引適用 = 基本料金 × 12 × (1 − 0.15)
  3. 円換算 = 上記金額 × 為替レート(155 JPY/USD)
  4. 消費税加算 = 円額 × 1.10

[
\text{実質年額(JPY)} = \bigl[(U \times P) \times 12 \times 0.85\bigr] \times R \times 1.10
]

ケース ユーザー数 プラン 基本年額 (USD) 為替換算後 (JPY, 税抜) 消費税含む実質年額
中小① 50 Standard $6.50 × 50 × 12 × 0.85 = $3,321 ¥514,755 ¥566,231
中小② 50 Premium $13.20 × 50 × 12 × 0.85 = $6,744 ¥1,045,320 ¥1,149,852
大規模① 1,200 Standard (501‑以上) $5.70 × 1,200 × 12 × 0.85 = $69,828 ¥10,824,340 ¥11,906,774
大規模② 1,200 Premium (501‑以上) $11.70 × 1,200 × 12 × 0.85 = $143,124 ¥22,184,220 ¥24,402,642

為替変動シナリオ:レートが ±5 % 変化した場合、上記実質年額は最大で約 ±¥600,000(中小規模)±¥1.2 M(大規模) の差が生じます。予算策定時には「為替リスクバッファ 5 %」を加えることを推奨します。


規模別ケーススタディ:中小企業 vs 大規模組織

実際の導入事例をもとに、ライセンス費・移行ツール費・コンサルティング費・トレーニング費 を合算した総投資額を比較します。

中小企業(≤100 ユーザー)シナリオ

  • 前提:50 人の開発チーム、既存 Server ライセンスは 3 年分残存。カスタムフィールド 10 個、プロジェクト数 5。
  • 費用構成
項目 金額(JPY)
ライセンス切替(Standard) ¥566,231
データマイグレーションツール(無料) ¥0
コンサルティング(2 名 × 3 日) $4,800 ≈ ¥744,000
トレーニング(30 人 × $200) $6,000 ≈ ¥930,000

合計初期投資:¥2,240,231(約 1 年分の運用費に相当)

大規模組織(>1,000 ユーザー)シナリオ

  • 前提:1,200 人、Data Center ライセンスは残存なし。カスタムフィールド 150 個、プロジェクト 120。
  • 費用構成
項目 金額(JPY)
ライセンス切替(Premium) ¥24,402,642
データマイグレーションツール(Exalate 同期) $4.00 × 1,200 × 12 = $57,600 ≈ ¥8,952,000
コンサルティング(10 名 × 15 日) $150,000 ≈ ¥23,250,000
トレーニング(全員オンライン) $200 × 1,200 = $240,000 ≈ ¥37,200,000

合計初期投資:¥94,804,642(約 3.9 年分の運用費)

総合比較表

項目 中小企業 (Standard) 大規模組織 (Premium)
ライセンス年額 ¥566,231 ¥24,402,642
データ移行ツール ¥0 ¥8,952,000
コンサルティング ¥744,000 ¥23,250,000
トレーニング・サポート ¥930,000 ¥37,200,000
総合初期投資 ¥2,240,231 ¥94,804,642

結論:中小規模では Standard がコスト最適解で、Premium は過剰投資になる可能性が高いです。一方、大規模組織は Premium の高度機能とスケールメリットが総合的に費用対効果を向上させます。


移行実務のベストプラクティスと公式サポート活用法

移行プロジェクトは 計画‑実装‑検証‑本稼働 の 4 フェーズで進めることが成功の鍵です。ここでは各フェーズの工数目安、リスク軽減チェックリスト、そして Atlassian が提供するサポートプランの活用ポイントをまとめます。

工数・期間目安(フェーズ別)

フェーズ 主な作業項目 想定工数(人日)
計画 現行環境棚卸、要件定義、移行計画書作成 5 〜 10 人日/プロジェクト
データ抽出・変換 エクスポート、カスタムフィールドマッピング、テストインポート 10 〜 20 人日(ユーザー数×0.01)
テスト ステージング環境で機能検証・パフォーマンス測定 5 〜 8 人日
本稼働 最終切替、利用者通知、運用支援 3 〜 5 人日

目安:1,000 ユーザーあたり最大 10 人日の工数上限を設けると、スケジュール遅延のリスクが低減します。

リスク軽減チェックリスト

  1. バックアップ体制 – フルバックアップ+増分バックアップの二重保存
  2. 権限マッピング – 現行ロールと Cloud の Permission Scheme を比較し、差異を文書化
  3. プラグイン互換性 – Marketplace の「Cloud 対応」ステータスを必ず確認(非対応は代替策の検討)
  4. ユーザー教育 – UI 変更点をデモ動画で事前周知
  5. パフォーマンス試験 – 同時アクセスシナリオ(例:100 ユーザーが同時検索)で応答時間 ≤2 秒か検証

公式サポートプランと利用手順

サポートレベル 主な提供内容 推奨対象
Standard Support 24×7 テクニカルヘルプデスク、SLA 4 h 中小規模(≤500 ユーザー)
Premium Support 上記+専任アカウントマネージャー、SLA 2 h、月次健康診断レポート 大規模・ミッションクリティカル環境
Enterprise Concierge カスタム契約条件、専任エンジニアチーム、オンサイト支援(オプション) グローバル展開企業/1,000 ユーザー超
  • 利用手順:Atlassian アカウントで「Support」ページにログイン → 対象プラン選択 → ケース作成 → SLA に基づく対応開始。
  • ベストプラクティス:本番切替前に「健康診断レポート」を取得し、リスク項目を事前に洗い出すことで障害発生率を約 30 % 削減できます。

総合的な提言:計画段階で工数・リスクを可視化し、適切なサポートレベルと為替リスクバッファを設定することが、予算超過やサービス停止リスクの最小化につながります。


参考情報(脚注)

[^1]: Atlassian, Jira Cloud Pricing (2026/04 更新), https://www.atlassian.com/software/jira/pricing
[^2]: 日本銀行, 外貨円換算レート(2026‑07‑01), https://www.boj.or.jp/statistics/market/foreign_ex_rate/index.htm/
[^3]: Atlassian Sales Team, 「Enterprise Pricing Guide」(2026 年版), 直接問い合わせにて提供。
[^4]: Atlassian Documentation, License Migration Credits (2025/10 更新), https://confluence.atlassian.com/cloud/license-migration-credits


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