Contents
1. 無料アカウントの作成手順
結論:HubSpot の公式サイトからメールアドレスだけで数分で無料 CRM アカウントが取得できます。
手順
| No | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | HubSpot 公式トップ https://www.hubspot.com/ にアクセスし、右上の 「Start for free」(※日本語表示は「無料で始める」)をクリック。 |
| 2 | 名前・メールアドレス・パスワードを入力し 「Create account」 を実行。 |
| 3 | 入力したメールに届く確認メールのリンクを開き、画面指示に従って 会社名/業種は任意 で入力(後から編集可能)。 |
| 4 | ログインすると自動的に Free CRM ダッシュボード が表示されます。 |
ポイント:サインアップ時に求められる企業情報は「オプション」扱いですので、個人事業主でも問題なく登録できます。
2. Free プランで使える主な機能と制限事項
Free(無料)プランは中小規模チーム向けに必要最小限の営業ツールを提供しています。以下は 2024‑12 時点で HubSpot が公表している内容です。
| カテゴリ | 利用可能な機能 | 主な制限 |
|---|---|---|
| コンタクト管理 | 無制限のコンタクト保存、カスタムプロパティ作成(上限 1,000 個) | - |
| 企業・取引先 | 企業レコード作成・ドメイン自動マッチング、取引(Deal)オブジェクト | 2 本までのパイプライン |
| メール送信 | HubSpot の 「Eメール」 機能で月間最大 2,000 通 まで送信可能。テンプレートは 5 件(有料版では無制限)。 ※送信対象は Free プランに保存されたコンタクトのみ。 |
1 通あたり 100 件の同時送信上限、送信停止・バウンス管理は限定的 |
| シンプルワークフロー | 1 トリガー+1 アクションの自動化(例:新規コンタクト登録 → ウェルカムメール) | 複数条件や分岐は利用不可 |
| レポート・ダッシュボード | 標準レポート 5 種類までコピー可能、1 ダッシュボードに最大 12 ウィジェット配置可 | カスタムレポート作成は有料版のみ |
| タスク & リマインダー | 無制限のタスク作成、メール/アプリ通知でリマインド | - |
| メール統合 | Gmail / Outlook の双方向同期と開封・クリックトラッキング | 1 ユーザーあたり 5 件までの接続は無料(追加は有料) |
参考:HubSpot ヘルプセンター「Free CRM の機能比較」https://knowledge.hubspot.com/crm-setup/free-crm-features
3. UI の基本構造 ― ダッシュボード・左側メニュー
主要メニュー(左サイドバー)
| メニュー | 内容 |
|---|---|
| コンタクト | 個別顧客の一覧、検索、インポート/エクスポート |
| 企業 | 会社単位でまとめたレコードと取引先情報 |
| 取引(Deals) | 商談パイプライン管理 |
| マーケティング | 「Eメール」機能やテンプレート作成画面(Free プランでも利用可) |
| タスク | 個人・チームの To‑Do リスト |
| レポート | 標準ダッシュボード、ウィジェット追加入口 |
UI は 2023 年に大幅リニューアルされ、左側メニューは常に固定表示です。画面遷移がシンプルになることで学習コストが低減しています。
ダッシュボードのカスタマイズ
- 「レポート」 → 「ダッシュボード作成」 をクリックし、名前(例:営業KPI)を入力。
- 右上の 「ウィジェットを追加」 から「コンタクト数」「取引額」「メール開封率」など好きなレポートを選択。
- ウィジェットはドラッグ&ドロップで位置・サイズ変更が可能です。完了したら 「保存」。
4. コンタクト/企業レコードの管理方法
4‑1. コンタクトの新規作成とカスタムプロパティ
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | 左メニュー 「コンタクト」 → 「すべてのコンタクト」 を開く。 |
| 2 | 右上の 「作成」 ボタンで新規入力画面へ。 |
| 3 | 必須項目(名前・メール)を入力し、右側 「プロパティを追加」 → 「カスタムフィールド」からテキスト・ドロップダウンなど自由に作成(上限 1,000 個)。 |
| 4 | 保存すると即座に一覧へ反映。 |
4‑2. 企業レコードとの紐付け
- 「企業」 → 「新規作成」 で会社名とウェブサイト URL を入力。
- 作成後、対象コンタクトの詳細画面にある 「企業にリンク」 ボタンをクリックし、先ほど作った企業レコードを選択。
- 複数コンタクトが同一企業に紐付くと、企業ページで全員の活動履歴が統合表示されます。
自動マッチング:ドメイン(例:
example.com)が一致する場合、HubSpot が自動的にコンタクトを企業に結びつけます。
5. 商談パイプラインとシンプルワークフローの活用例
5‑1. パイプライン作成手順
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | 「取引」 → 「パイプライン」 タブを開く。 |
| 2 | 「新しいパイプラインを作成」 をクリックし、名前(例:B2B 営業)を入力。 |
| 3 | ステージ名(リード獲得・提案中・交渉中・受注)とオプションで目標金額や確度の数値設定を行う。 |
| 4 | ステージはドラッグ&ドロップで順序変更可能。保存後、取引作成画面でこのパイプラインを選択できる。 |
上限:Free プランでは最大 2 本 のパイプラインが使用できます。
5‑2. シンプルワークフロー例 ― 新規コンタクト登録時にウェルカムメール送信
- 左メニュー 「オートメーション」 → 「ワークフロー」 を開く。
- 「シンプルワークフローを作成」 を選択し、トリガーとして 「コンタクトが作成されたとき」 を設定。
- アクションで 「メール送信」 を追加し、事前に作成したテンプレート(例:
welcome-email)を指定。 - 「有効化」 すると、毎回コンタクトが登録されるたびに自動的にウェルカムメールが配信されます。
注意点:Free プランのメール送信上限は月間 2,000 通ですので、対象リストを絞り込むか、有料版へのアップグレードをご検討ください。
6. メール連携・送信トラッキングの設定手順
6‑1. Gmail/Outlook との接続
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | 右上プロフィール → 「設定」 → 「メール」 タブを選択。 |
| 2 | 「接続」 ボタンで Gmail または Outlook を選び、各プロバイダーの認証画面でログイン許可。 |
| 3 | 「送信トラッキング」をオンにすると、メールが開封・リンククリックされたときに自動で CRM に記録されます。 |
6‑2. 送信トラッキングの確認方法
- コンタクト詳細画面 → 「活動」 タブに「メールが開封」「リンクがクリック」といったタイムスタンプ付きの履歴が表示されます。
- ダッシュボードウィジェットで全体的な開封率・クリック率を可視化可能です。
7. タスク・リマインダーとレポート作成
7‑1. タスク機能
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | 任意のコンタクト/取引詳細画面 → 「タスクを作成」 をクリック。 |
| 2 | タイトル、期限日、担当者(自分またはチームメンバー)を入力。 |
| 3 | リマインダーは 「1日前」「当日」 のいずれかを選択し、メールまたはアプリ通知で受信。 |
| 4 | 完了したらチェックボックスで完了フラグを付与すると、レポートに自動反映されます。 |
7‑2. 標準レポートのコピーとダッシュボード配置
- 「レポート」 → 「レポートライブラリ」 から目的の標準レポート(例:
Monthly New Contacts)を選択。 - 「コピー」 ボタンで自分用に複製し、必要に応じて期間やフィルタを調整。
- コピーしたレポートを先ほど作成したダッシュボードへドラッグ&ドロップし、ウィジェットサイズ・表示形式(棒グラフ/円グラフ)を設定。
共有:ダッシュボード右上の 「共有」 からチーム全体に閲覧権限を付与できます。
8. 公式リソース(ヘルプセンター・Community・動画)
| リソース | URL | 内容 |
|---|---|---|
| HubSpot ヘルプセンター | https://knowledge.hubspot.com/ | 機能別マニュアル、設定手順、FAQ が豊富に掲載。検索で「メール連携」や「シンプルワークフロー」を入力すると公式ガイドが表示されます。 |
| HubSpot Community(日本語) | https://community.hubspot.com/t5/Japanese/ct-p/japan | ユーザー同士の質問・回答が活発。検索例:コンタクト カスタムプロパティ 作成方法。新規トピック作成で直接問い合わせ可能です。 |
| YouTube 公式チュートリアル | https://www.youtube.com/watch?v=Z1K5xWv0L5Y (2024‑06 公開) | 「HubSpot CRM 基本操作」全体像を約20分で解説。左側メニューの位置やダッシュボードカスタマイズ手順が画面付きで確認できます。 |
| 無料ウェビナー録画(2023‑11) | https://www.hubspot.com/resources/webinars/free-crm | CRM の導入事例とベストプラクティスを 1 時間で紹介。PDF スライドがダウンロード可能です。 |
9. 全体まとめ
- アカウント作成はメールアドレスだけで数分完了。企業情報は任意入力で後から編集可。
- Free プランの主な機能はコンタクト・企業管理、2 本までの商談パイプライン、月間 2,000 通まで送信できる Eメール、シンプルワークフロー(1 トリガー+1 アクション)です。
- UI は左側メニューが中心で、ダッシュボードはドラッグ&ドロップ式にカスタマイズ可能。
- コンタクトと企業レコードの紐付けで顧客情報を一元管理し、プロパティは最大 1,000 個まで自由に作成できます。
- 商談パイプラインはドラッグ&ドロップでステージ設定ができ、シンプルワークフローで自動ウェルカムメール送信が実装可能です。
- メール連携(Gmail/Outlook)により開封・クリック情報を CRM に自動記録し、タスクとリマインダーで営業アクションの抜け漏れを防げます。
- レポートは標準テンプレートをコピーしてダッシュボードに配置すれば、チーム全体で KPI をリアルタイム共有できます。
- 公式ヘルプセンター・Community・YouTube 動画を併用することで、疑問点の即時解決と最新情報取得がスムーズに行えます。
これらの手順とポイントを順番に実践すれば、HubSpot CRM の無料版でも「顧客情報の一元管理」から「営業プロセスの可視化・自動化」まで、基本的なCRM機能をフル活用した業務改善が可能です。