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必要環境とインストール手順
このセクションでは、PC のハードウェア要件・対応 VR ヘッドセットの選定から公式サイトでのダウンロード・インストールまでを解説します。正しい環境を整えることで、起動時のエラーやパフォーマンス低下を防げます。
対応 VR ヘッドセット
以下は 2024 年 10 月現在、公式ガイドでサポートが明記されているデバイスです。各ヘッドセットは SteamVR または Meta Quest ソフトウェア が正常に動作する PC 環境が前提となります。
| デバイス | 主な特徴 | 推奨接続方法 |
|---|---|---|
| Meta Quest 2 / Quest Pro | スタンドアロンでも OVR Link で PC 接続可能 | USB‑3.0 (ケーブル) または Air Link (Wi‑Fi) |
| Valve Index | 144 Hz 高リフレッシュ、外部ベースステーションによる正確なトラッキング | DisplayPort + USB‑3.0 |
| HTC Vive Cosmos 系列 | 内蔵インサイドアウト・トラッキング | SteamVR (USB‑C) |
| Windows Mixed Reality デバイス(HP Reverb G2 など) | 手軽にセットアップ、Windows Hello 対応 | USB‑C + HDMI/DisplayPort |
※リンク切れ防止:ハードウェア要件は頻繁に更新されるため、公式の「システム要件ページ」を定期的にチェックしてください。
ソフトウェアのダウンロードとインストール
- 公式ダウンロードページへアクセス
Gravity Sketch の最新ビルドは公式サイトの「Download」セクションから取得できます。 - OS を選択してダウンロード
- Windows 用:
GravitySketch_Installer.exe(64 ビット) - macOS 用:
GravitySketch_Installer.dmg(Apple Silicon / Intel 両対応) - インストーラを実行
ダウンロード完了後、ファイルを右クリック → 「管理者として実行」または macOS では「開く」を選択。 - 画面の指示に従う
- ライセンス条項へ同意
- インストール先フォルダー(デフォルトで問題なし)を確認
- 「インストール」ボタンをクリック
- 初回起動とヘッドセット検出
インストールが完了すると自動的に Gravity Sketch が起動し、接続済みの VR デバイスをスキャンします。認識できない場合は SteamVR / Oculus ソフトウェアが最新か確認してください。
ポイント:サードパーティ製インストーラや非公式ミラーサイトからの取得は予期せぬ不具合の原因になるため、必ず公式ページからダウンロードしてください。
アカウント作成と初回ログイン
VR 空間でデータを同期・共有するには Gravity Sketch のオンラインアカウントが必要です。ここでは登録手順と、ログイン時に設定すべき重要項目をまとめます。
アカウントの新規作成
- 起動画面左下の 「Sign Up」 をクリック
- メールアドレスとパスワード(8 文字以上・英数字混在推奨)を入力し、利用規約に同意
- 登録メールに送られる確認コードを画面に入力して認証完了
注意:Google / Apple アカウントでのシングルサインオンは未実装です。必ずメールベースの登録をご利用ください。
初回ログイン時の設定項目
| 項目 | 推奨設定 | 効果 |
|---|---|---|
| 言語 | 日本語(デフォルトは OS に従う) | UI 表示が日本語になるので操作が直感的に |
| デバイス紐付け | 接続中のヘッドセットを選択し「テスト接続」実行 | 起動時の自動認識とクラウド同期が有効化 |
| プロファイル画像(任意) | 1:1 正方形の PNG/JPEG 推奨 | コミュニティでの自己紹介に使用 |
設定が完了すれば、メインメニューから 「Create New Project」 を選び、すぐにモデリングを開始できます。
コントローラーボタンと基本操作
VR デザインではコントローラのボタン配置を正しく把握することが作業効率の鍵です。以下は主要なボタンとその標準的な機能をまとめた表です(デバイスごとの微妙な違いは公式チュートリアル動画をご参照ください)。
主要ボタンの役割
| ボタン | デバイス例 | 標準機能 |
|---|---|---|
| トリガー(右手) | Quest 2、Index、Vive Cosmos | 描画開始 / 終了 |
| グリップ(左手) | 同上 | 選択中オブジェクトのロック(誤操作防止) |
| スティック(両手) | 同上 | 移動モードと回転モードの切替、微調整 |
| メニューボタン(左) | Quest 2、Index、Cosmos | ツールパレット表示 |
| サムパッド(右) | Quest 2、Index | カラーパレット/素材ライブラリ呼び出し |
補足:キーボードショートカットはバージョン 2.6 以降で変更された可能性があります。最新のキー割り当ては「Settings → Shortcuts」から確認してください。
ツールパレットとサムパッド操作
- メニューボタンを押すと右手側にツールバーが展開し、ペン・スケール・回転など主要ツールのアイコンが表示されます。
- サムパッドは上下フリックでそれぞれ「カラーパレット」および「素材ライブラリ」を呼び出します。左右フリックは「最近使用したツール」の切替に利用可能です。
これらの操作は 2〜3 回練習すれば自然に手の動きとして定着し、作業中に UI を確認する時間を大幅に削減できます。
基本ツールとシンプル形状の作成フロー
実際にモデルを作る際に頻繁に使用する ペン・スケール・回転 の3つのツールと、プリミティブ(立方体・円柱など)を使った最速のオブジェクト生成手順を解説します。
ペン・スケール・回転ツールの使用方法
| 操作 | 推奨入力 | 目的 |
|---|---|---|
| ペン | 右トリガー(押し続け) | 空中に自由曲線や直線を描く |
| スケール | 左コントローラの A キー(またはメニューボタン → 「Scale」) + スティック上下 | オブジェクトのサイズを比例的に変更 |
| 回転 | 左コントローラの S キー(またはメニューボタン → 「Rotate」) + スティック左右 | 任意軸周りにオブジェクトを回転 |
注意:A/S キーが機能しない環境もあります。その場合は「Settings → Shortcuts」で別のキーへ再割当てしてください。
プリミティブ(立方体・円柱など)作成手順
- ツールバーから「Shape」→「Cube」 を選択
- メニューボタンを押し、表示されたパレット上のキューブアイコンをクリックします。
- 空間に配置
- コントローラのトリガーで設置位置を確定(床に対して垂直になるよう調整)。
- サイズ調整
- A キーでスケールモードへ切り替え、スティック上下で幅・高さ・奥行きを個別に変更。
- 回転設定
- S キーで回転モードへ移行し、スティック左右で任意の角度に回転させます。
円柱や球体を作る場合は同様に「Shape」メニューから対象形状を選び、ステップ 2〜4 を繰り返すだけです。プリミティブは UV 展開が自動で行われるため、テクスチャ適用もシームレスに行えます。
エクスポート・STYLY へのアップロード、トラブルシューティング
完成したモデルを他プラットフォームやポートフォリオへ活用する際の手順と、よくある問題への対処法をまとめました。エクスポート設定はプロジェクトの規模に応じて最適化しましょう。
推奨エクスポート形式とサイズ制限
| フォーマット | 特徴 | 公式上限(2024 年10月時点) |
|---|---|---|
| GLTF (.glb) | バイナリ一体型、マテリアル・テクスチャが保持されやすい | 50 MB(無料プラン)※有料プランでは 200 MB まで拡張可能 |
| OBJ | テクスチャは別ファイルで管理。古いツール向け | ファイルサイズに直接制限なし(ただしインポート側の上限あり) |
重要:GLTF のサイズ上限は公式が随時変更することがあります。最新情報は STYLY 公式ガイド を確認してください。
エクスポート手順(GLB 推奨)
- メニューボタン → File → Export を選択
- 「Format」欄で GLTF (.glb) を選択
- 「Include Textures」 にチェックを入れ、テクスチャ解像度は 1024 px 以下に自動リサイズするオプションを有効化(ファイルサイズ削減のため)
- 保存先フォルダーを指定し Save をクリック
エクスポート後、ファイルプロパティでサイズを確認し、上限を超えている場合はポリゴン数やテクスチャ解像度を調整してください。
STYLY へのアップロード手順
- ブラウザで STYLY にログイン → 左メニューの Create → Upload
- エクスポートした
.glbファイルをドラッグ&ドロップ、または「ファイル選択」から指定 - タイトル・説明文・ハッシュタグ(例:
#GravitySketch #VRModel)を入力し、公開範囲 Public または Private を選択 - 「Publish」をクリックすると作品ページが生成され、URL が即座に取得可能
ヒント:STYLY の「Asset Optimization」機能を有効にしておくと、アップロード時に自動でポリゴン削減やテクスチャ圧縮が行われ、サイズ超過のリスクが低減します。
よくあるトラブルと対処法
| 現象 | 主な原因 | 推奨解決策 |
|---|---|---|
| 「ファイルが大きすぎます」エラー | ポリゴン数過多、テクスチャが 4K 超え | スケールツールで不要部位を削除、テクスチャは 1024 px 以下にリサイズ |
| STYLY アップロード失敗(接続エラー) | ネットワーク不安定、ブラウザキャッシュ破損 | Wi‑Fi 再起動、別のブラウザで再試行、キャッシュクリア後に再度実行 |
| VR ヘッドセットが認識されない | SteamVR / Oculus ソフト未起動、USB ケーブル不良 | 両ソフトを最新版に更新し、ケーブルを抜き差し。必要なら別のポートへ接続 |
| コントローラーボタンが反応しない | バッテリー残量低下、ファームウェア旧版 | バッテリ交換または充電、公式サイトから最新ファームウェアを適用 |
まとめ
- ハードウェアとヘッドセット:公式要件ページで最新情報を定期的に確認し、PC とデバイスの組み合わせがサポート対象か必ずチェック。
- インストール:公式サイトから直接ダウンロードし、管理者権限で実行すれば数分で完了。サードパーティ製ツールは使用しない。
- アカウント:メールベースの登録が唯一の方法。初回ログイン時に言語・デバイス紐付けを設定すると以降の作業がスムーズになる。
- 操作:トリガー=描画、グリップ=ロック、スティック=移動/回転。メニューボタンとサムパッドでツールやカラー・素材ライブラリに素早くアクセスできる。
- 基本ツール:ペン・スケール・回転はキーボードショートカット(A/S)またはメニューから切替可能。プリミティブを活用すれば数クリックでオブジェクトが完成する。
- エクスポート & 公開:GLTF(.glb) が推奨形式。サイズ上限は公式により変動するため、常に最新情報を確認し、必要ならテクスチャ解像度やポリゴン数を調整。STYLY へのアップロードはシンプルだが、ネットワーク環境とブラウザの状態に注意。
この手順通りに進めれば、Gravity Sketch の導入から作品公開までをスムーズに行えるはずです。新機能や仕様変更があった際は、本ガイドを随時更新してください。 Happy Modeling!