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Fujifilm X‑T5 カスタム設定メニューの使い方とバックアップ方法

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カスタム登録/編集メニューへのアクセスと画面構成

本セクションのポイント

X‑T5 のカスタム設定は MENU → SHOOTING → カスタム登録/編集 から呼び出せます。ここでは、実際にボタンを押す手順と、画面上で確認できる主要要素(スロット一覧・項目選択エリア・保存/削除ボタン)を詳しく解説します。

メニューへのたどり方

  1. カメラ背面の MENU ボタンを押す。
  2. 左右キーで SHOOTING タブへ移動し、決定(▶︎)で開く。
  3. メニュー一覧から カスタム登録/編集 を選択し、再度決定するとカスタム設定画面が表示されます。

この手順は公式マニュアルでも同様に記載されています【1】。

画面要素の概要

要素 説明
スロット一覧 左側に Custom1〜7 が縦に並び、選択中のスロットがハイライトされます。
項目選択エリア 右側に保存可能なパラメータ(撮影モード・AF 設定など)がチェックボックス形式で表示され、オン/オフを切り替えて登録できます。
SAVE / DELETE ボタン 画面下部に配置。設定の確定やスロットの初期化が行えます。

操作上のコツ:左右キーだけで全項目へアクセスできるため、撮影現場でも手早く設定変更できます。


保存可能な項目一覧とカスタムスロット活用法

本セクションのポイント

どんなパラメータを保存できるかを把握したうえで、シーン別にスロットを割り振っておくと「撮影モード切替」だけで完結するワークフローが構築できます。

登録できる主な項目

カテゴリ 代表的な登録項目
撮影モード PRO RAW、JPEG、4K 30p、1080 60p
AF 設定 AF‑ON/シングル/コンティニュアス、顔検出 ON/OFF、追従モード
露出補正 ±3EV、ハイライト/シャドウトーン調整
ホワイトバランス カスタム WB、色温度設定、フィルター (A/B/C)
ドライブモード シングル、連写(高速/低速)、セルフタイマー
フィルムシミュレーション PROV 1、Velvia、Classic Chrome 等
その他 ISO 上限、ダイナミックレンジ、レンズ補正設定

上記は公式マニュアルに掲載されている項目であり、2024‑12 版ファームウェアでも構成は変わっていません【1】。

カスタムスロットの推奨使い分け

スロット 推奨用途例
Custom1 空白にしておくと、緊急時に「設定リセット」や「予備スロット」へ即座に切り替え可能。
Custom2‑4 頻繁に使用する撮影スタイル(例: ポートレート、風景、イベント)を割り当てる。
Custom5‑7 動画モードや特殊シーン(星空、マクロ、ハイダイナミックレンジ)用の設定を保存。

実務上のヒント:スロットは「用途別」に整理し、予備スロット (Custom1) を必ず残すことで、誤操作や急なシーン変化にも柔軟に対応できます。


Fn ボタン(Fn1〜Fn4)の機能割り当て変更手順と実践設定例

本セクションのポイント

Fn ボタンは「ワンタップで完了」できる操作を割り当てることで、撮影中のタイムロスを最小化します。ここでは割り当て変更手順と、現場で実際に役立つ設定例をご紹介します。

Fn ボタン割り当て画面へのアクセス

  1. MENU → SETUP(または SETTINGS)タブへ移動。
  2. Fn 設定」項目を選択し、決定ボタンで開く。
  3. Fn1〜Fn4 に対して「割り当て可能項目」一覧が表示されるので、目的の機能を選び直す。

変更は即座に保存され、背面の Fn ボタンを押すだけで新しい設定が反映されます。

現場向けおすすめ割り当て例

Fn ボタン 推奨割り当て 主な使用シーン
Fn1 顔検出 ON/OFF 切替え ポートレート・スナップ撮影時に瞬時に顔優先 AF を有効化
Fn2 AF‑ON(バックボタン) 動画撮影や被写体追従が必要なシーンで左手だけでフォーカスロック
Fn3 撮影モード切替(PRO RAW ↔ JPEG) 同一シーンで RAW と JPEG を使い分ける場合に便利
Fn4 ドライブモード切替(連写/単写) スポーツ・イベント撮影時の撮影速度変更

操作上のコツ:Fn ボタンは「1 タップで完結」できる機能だけを割り当て、複数ステップが必要な設定はメニュー側に残すと安全です。


最新ファームウェア対応とシナリオ別カスタム構成

本セクションのポイント

2025 年以降にリリースされた X‑T5 ファームウェアでは UI のフラット化や新規項目追加が行われ、設定変更のスピードが向上しました。ここでは追加機能とシナリオ別の推奨カスタム構成を示します。

2025 年以降のファームウェアで追加・改善された点

項目 内容
動画専用 AF 設定 個別スロットに保存可能となり、動画撮影時のフォーカス挙動を細かく管理できる【2】。
プレビュー画面のリアルタイム更新 カスタム設定変更後の確認が瞬時に行えるよう高速化された【2】。
メニュー階層のフラット化 「カスタム登録/編集」へのアクセス回数が 1 回減少(MENU → SHOOTING → カスタム)【2】。

シナリオ別推奨カスタム構成

1. ポートレート・スナップ

  • Custom2:撮影モード = PRO RAW、AF‑ON+顔検出 ON、ホワイトバランス = カスタム(暖色)
  • Fn1:顔検出 ON/OFF 切替え
  • Fn2:AF‑ON

2. 風景・動画

  • Custom3:撮影モード = 4K 30p、AF 設定 = マニュアルフォーカス(FOCUS‑PEAK 有効)、フィルムシミュ = Velvia、ISO 上限 = 800
  • Fn1:ドライブモード切替(連写/単写)
  • Fn3:動画専用 AF 設定の ON/OFF

3. イベント・高速撮影

  • Custom4:撮影モード = 高速連写、AF 設定 = コンティニュアス追従、露出補正 = +0.5EV、ホワイトバランス = 自動、ISO 上限 = 6400
  • Fn1:ドライブモード(高速連写)切替え
  • Fn2:AF‑ON

実務上のポイント:シナリオごとに「撮影モード+フォーカス+露出」の 3 要素を固定し、残りは Fn ボタンで瞬時に調整すると設定ミスが大幅に減ります。


設定のバックアップ・復元方法とファームウェア更新時の注意点

本セクションのポイント

カスタム設定は撮影効率の要です。特にファームウェア更新前後には必ずバックアップを取得し、万が一のリセットに備える必要があります。

SD カードへのエクスポート手順

  1. MENU → SETUP タブで「カスタム設定エクスポート」を選択。
  2. エクスポート先として挿入した SD カード を指定し、ファイル名(例: X‑T5_Custom_Backup_20260605.cfg)を入力。
  3. 「実行」を選ぶと、現在の Custom1〜7 と Fn 割り当てが *.cfg ファイルとして書き出されます。

Fujifilm PC ソフト「X Acquire」でのバックアップ/リストア

手順 内容
ダウンロード 公式サイトから Windows / macOS 用 X Acquire を取得(https://www.fujifilm.com/us/en/support/software/x-acquire)【3】。
接続 カメラと USB ケーブルで接続し、ソフト内の「設定管理」→「エクスポート」でバックアップを保存。
復元 同画面の「インポート」ボタンで *.cfg ファイルを選択すれば、Custom 設定と Fn 割り当てが即座に復元される。

ファームウェア更新で設定がリセットされる可能性と対策

  • 事実:Fujifilm の公式 FAQ では、一部の内部データベースが再構築される際に Custom 設定が初期化 されるケースがあることが明記されています【4】。
  • 対策
  • 更新前 24 時間以内に必ずバックアップを取得(SD カードまたは X Acquire)。
  • バックアップファイルは別名で保存し、複数箇所に保管しておく。
  • 更新後はすぐにインポートテストを実施し、復元が正常に行われたことを確認する。

安全運用のコツ:バックアップ取得と復元テストを「更新作業のチェックリスト」の一項目として組み込めば、設定ロスによる撮影中断を防げます。


参考文献・リンク集

番号 内容 URL
[1] X‑T5 公式マニュアル(PDF) https://dl.fujifilm-x.com/manuals/XT5.pdf
[2] Fujifilm X‑T5 ファームウェアリリースノート(2025 年以降) https://fujifilm-x.com/en-us/support/camera/x-t5/firmware/
[3] X Acquire ソフトウェアダウンロードページ https://www.fujifilm.com/us/en/support/software/x-acquire
[4] Fujifilm FAQ – ファームウェア更新時の設定保持について https://fujifilm-x.com/en-us/faq/

このガイドは 2026 年 6 月 5 日現在の公式情報を元に作成しています。最新のファームウェアやマニュアルがリリースされた場合は、上記リンク先をご確認ください。

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