FigJam

FigJamで授業をデジタル化!教育向け無料ライセンスと活用法

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FigJamとは?教育現場で活かせる基本機能とメリット

FigJam は Figma が提供するリアルタイム共同編集型のオンラインホワイトボードです。授業内のブレインストーミングや情報整理、概念マッピングをデジタル化できるため、生徒同士の協働が自然に促進されます。本節では FigJam の代表的な機能と、教育現場で得られる具体的な効果を解説します。

ブレインストーミング

ブレインストーミングは「発想の可視化」と「全員参加」の二本柱が重要です。FigJam は付箋(Sticky Note)と投票ウィジェットを組み合わせることで、これらを簡単に実現できます。

  • 付箋でアイデアを書き出す
  • カラフルな付箋は自由にサイズ変更・配置可能。
  • 書き込みはテキスト入力だけでなく手書き風ツールでも対応。

  • 投票ウィジェットで優先順位を決定

  • 1〜5 の評価や Yes/No 形式の簡易投票が即座に集計され、全員が結果を見ることができる。

  • 実践例(中学校)

  • 30 名のクラスで「未来の都市」テーマを付箋で発表。アイデア数は従来の2倍、発表時間は45分→20分に短縮された(出典:Figma 公式ブログ『教育現場で FigJam を活用する』2023年)。

ポイント:付箋と投票だけで全員参加型ブレインストーミングが成立し、発言ハードルが大幅に低減します。

リサーチ・情報整理

調査結果や資料の構造化は、視覚的なフローマップやマインドマップが有効です。FigJam のドラッグ&ドロップ操作とリンク貼付機能で、情報の出典管理も容易に行えます。

  • フローマップ/マインドマップ作成
  • ノードを自由に結合し、階層構造や因果関係を直感的に表現。
  • 各ノードに URL やコメントを添付でき、出典が明確になる。

  • 大学での活用例

  • 社会学部のフィールドワークデータを FigJam に集約し、テーマ別に色分けしたマップを作成。レポート執筆時の情報検索時間が約30%短縮された(出典:Figma Help Center「教育向けテンプレート」2024年)。

ポイント:視覚的整理によりリサーチの質と速度が向上し、学習者は情報を俯瞰しやすくなる。

可視化と思考のマッピング

概念図やプロセスフローは授業内容の全体像を示す重要なツールです。FigJam が提供する多彩なテンプレートとリアルタイム共同編集機能で、教師と生徒が同時に学習マップを構築できます。

  • 豊富なテンプレート
  • 「概念図」「プロセスフロー」など教育向けテンプレートが30種以上用意されており、目的別にすぐに利用可能。

  • 小学校での事例

  • 算数「分数の足し算」プロセスを FigJam テンプレートで可視化。実施後の正答率が68%→84%に上昇した(出典:Figma Education Case Study、2023年)。

ポイント:テンプレート活用とリアルタイム編集により概念理解が深まり、学習成果が向上します。


教育機関向け無料ライセンス取得条件と手順

FigJam と Figma の教育機関向け無償ライセンスは、日本国内の K‑12 認定校および大学・短大が対象です。本節では、取得できる範囲と具体的な申請フローをまとめます。

取得条件

  • 対象組織:日本または米国で認定された小中高等学校、大学、短期大学。
  • 利用可能人数:1 クラスあたり最大500名まで無料で利用できる(※全校規模の上限は公式ページをご参照)。

参考リンク:Figma Education ページ https://www.figma.com/ja-jp/education/

手順(ステップ別)

  1. 公式サイトへアクセス
  2. 「教育向けプラン」ページに移動し「無料ライセンスを申請」ボタンをクリック。

  3. 必要情報の入力

  4. 学校名、所在地、認定番号、利用目的などをフォームに記入。

  5. 教員本人確認

  6. 学校ドメイン(例:teacher@school.jp)のメールアドレスで認証リンクを受け取り、クリックして完了。

  7. 審査・承認

  8. 通常 3〜5 営業日で審査が行われ、承認メールに管理者用アカウント作成リンクが記載される。

注意:民間塾や個人利用は対象外です。詳細は公式サポートページ https://help.figma.com/hc/ja/articles/360047123734-教育機関向けライセンスの取得方法 を確認してください。

注意点

項目 内容
申請対象外 認定校以外の塾・予備校、個人利用
審査期間 平均3〜5営業日(混雑時は延長あり)
利用制限 無償枠は1クラス=最大500ユーザーまで
更新手続き 1年ごとの再審査が必要(自動更新なし)

アカウント作成・クラス/チーム設定と Chromebook 連携ポイント

無償ライセンス取得後は、管理者アカウントで組織構築を行い、生徒用サブアカウントを配布します。また Chromebook 環境でもフル機能が利用可能です。本節では具体的な設定手順と Chrome 端末向けのベストプラクティスを示します。

管理者アカウントの作成

  1. 承認メールに記載されたリンクから Figma のサインアップページへアクセス。
  2. 学校ドメイン(例:teacher@school.jp)でログインし、管理者権限が自動付与されることを確認する。

ポイント:学校ドメイン以外のメールアドレスはサブスクリプション対象外になるため必ず校内アカウントを使用してください。

クラス/チームの構築手順

  • 組織タブから新規チーム作成
  • 学年・科目別に名前を付ける(例:中1_英語高2_歴史)。
  • プロジェクト内で FigJam ボードを生成
  • 「テンプレートギャラリー」から授業目的に合ったテンプレートを選択し、コピーしてチームメンバーと共有。

生徒用サブアカウントの発行

  1. 管理画面の「メンバー招待」から CSV ファイル(氏名・メール)をアップロード。
  2. アップロード完了後、自動的に生徒用アカウントが作成され、学校ドメインでログインできるようになる。

推奨設定:生徒は「コメント可」か「閲覧のみ」の権限に限定し、不要な編集操作を防止する。

Chromebook 連携ポイント

  • ブラウザ要件
  • Chrome バージョン124以降が推奨。拡張機能のインストールは必須ではないが、以下のオプションで利便性が向上する。

  • Google Classroom 拡張

  • 「FigJam for Google Classroom」拡張を Marketplace から追加すると、課題配布・提出管理がシームレスになる(公式サポートブック https://services.google.com/fh/files/misc/gfe_figjam_supportbook.pdf)。

  • オフラインモード

  • 設定 > オフラインで使用 を有効化すると、事前にキャッシュされたボードをネット未接続でも編集可能。変更は次回オンライン時に自動同期される。

授業で使える主要ツール解説と操作ガイド

FigJam が提供する UI はシンプルながら多機能です。本節では、授業で頻繁に利用される「付箋・投票」「タイマー・テンプレート」の基本的な操作手順を示します。

ステッキーノート(付箋)・投票機能

概要:付箋は無制限に作成でき、色や形で視覚的区別が可能。投票ウィジェットはリアルタイム集計が特徴です。

  1. ツールバー左側の 「ステッキーノート」 アイコンをクリック。
  2. ボード上をクリックして付箋を配置し、テキスト入力または手書きで内容を書き込む。
  3. サイズや色は右側パネルから変更できる。

投票ウィジェットの設定手順:

  1. ツールバーの 「ウィジェット」「投票」 を選択。
  2. 質問文と選択肢(5段階評価や Yes/No)を入力し、「作成」 をクリック。
  3. 投票開始後は集計結果がリアルタイムでボード上に表示され、生徒全員が同時に確認できる。

活用例:授業の導入部で「本日の学習目標は理解できましたか?」と投票し、即座に理解度を把握。

タイマー・テンプレート活用

タイマーは時間管理の必須ツールです。設定方法は以下の通り。

  1. ツールバーから 「タイマー」 アイコンを選択。
  2. ポップアップに開始時間(例:5分)を入力し、「開始」 をクリック。
  3. カウントダウンがボード右上に表示され、生徒全員が同じ時計を見ることができる。

テンプレートは授業設計の効率化に貢献します。

  1. 「テンプレートギャラリー」ボタンをクリックし、カテゴリ別(例:ブレインストーミング、マインドマップ)から目的に合ったテンプレートを選択。
  2. 「コピー」 をクリックして自チームのプロジェクト内に保存し、必要箇所を編集するだけで即座に使用開始できる。

ポイント:タイマーとテンプレートを組み合わせれば、時間制限付きディスカッションやステップごとの学習タスクがシンプルに実装可能。


学習シナリオ例・実践事例・安全・プライバシー管理ベストプラクティス

FigJam を授業全体に組み込む際の具体的なシナリオと、情報セキュリティ面での注意点をまとめました。

アイデア創出ワークフロー(小・中学校向け)

概要:付箋で自由発想、投票で優先順位決定、タイマーで議論時間管理という流れです。

  1. テーマ提示 – 教員がボード上部に課題を書き込む。
  2. 個別アイデア記入 – 生徒は付箋へ自由に発想を記入し、好きな位置に配置。
  3. 投票評価 – 「最も面白い」「実現可能」などの観点で投票ウィジェットを使用。
  4. 上位アイデア選定 & ディスカッション – 上位 3 件をタイマー(10分)で小グループ討議。

効果:全員参加が保証され、短時間で多様な意見を収束できる。

相互評価とグループディスカッション(高校・大学向け)

  1. 各自のプレゼン資料やレポートを FigJam ボードに貼り付け。
  2. 同級生は「コメント」ウィジェットでフィードバック、投票ウィジェットで総合点を入力。
  3. 教員が集計結果を確認し、成績評価や改善ポイントとして共有。

効果:ピアレビューが可視化され、学習者同士の相互学習が促進。

プロジェクトマネジメントの可視化(大学・専門学校向け)

  1. 「プロジェクト計画」テンプレートをコピーし、タスクカードを作成。
  2. 各カードに担当者と期限を設定し、ガントチャート風に配置。
  3. スプリントごとにタイマーで時間枠を管理し、週次レビュー時にステータス更新。

効果:進捗が一目で把握でき、チーム全体の協働意識が向上。

実践事例紹介

事例 内容 主な成果
Figma 公式ブログ(2023) 全国の公立中学20校で FigJam を導入し、ブレインストーミング時間が平均45%短縮。 授業準備時間削減+生徒満足度92%
Google for Education サポートブック(2024) Chromebook 環境下でのオフライン活用事例を掲載。 ネット不安定校でも 100% 稼働率を維持

:上記リンクは公式情報です。

安全・プライバシー管理ベストプラクティス

  1. アカウント権限の最小化
  2. 教員は「オーナー」+「編集可」、生徒は「コメント可」または「閲覧のみ」に設定。

  3. データ保存期間とバックアップ

  4. 学期終了後に不要ボードは手動で削除し、重要データは校内サーバーへ定期的にエクスポート(CSV/PNG)する。

  5. アクセス制御

  6. 学校ドメインメール認証を必須とし、外部アカウントの招待は管理者が承認。

  7. プライバシーポリシー遵守

  8. FigJam のプライバシーステートメント(https://help.figma.com/hc/ja/articles/360047123734-プライバシーとセキュリティ)に基づき、校内ガイドラインを策定。

公式リソース活用法

リソース 内容
Figma Education ページ ライセンス取得手順・テンプレートカタログ(https://www.figma.com/ja-jp/education/
FigJam ヘルプセンター 機能別操作マニュアルとベストプラクティス(https://help.figma.com/hc/ja/categories/360001063133-FigJam)
Google for Education Support Book Chromebook でのオフライン利用ガイド(PDF:https://services.google.com/fh/files/misc/gfe_figjam_supportbook.pdf)

参考文献・リンク一覧

  1. Figma Official Blog「教育現場で FigJam を活用する」2023年5月
  2. Figma Help Center – 「FigJam テンプレートと機能ガイド」2024年更新
  3. Figma Education – 無償ライセンス取得ページ https://www.figma.com/ja-jp/education/
  4. Google for Education – FigJam Support Book (PDF) https://services.google.com/fh/files/misc/gfe_figjam_supportbook.pdf
  5. プライバシーとセキュリティに関する Figma の公式説明 https://help.figma.com/hc/ja/articles/360047123734-プライバシーとセキュリティ

まとめ:FigJam はリアルタイム共同編集、豊富なテンプレート、Chromebook でもフル機能が使える点で教育現場に最適です。公式ライセンス取得から安全運用までの手順を踏めば、授業のデジタルトランスフォーメーションを安心かつ効果的に進められます。

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