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Depopの手数料構造と2023〜2026年の主な改定ポイント
Depopで出品・販売を始める際に最初に確認すべきは、売上から自動的に差し引かれる手数料です。手数料がどのように算出されるかを正しく把握しておけば、利益率の予測や価格設定が格段に楽になります。本セクションでは、公式ヘルプセンター(Depop Help Center – Fees)に基づく手数料体系と、2023年・2026年に行われた改定点を整理します。
ポイント
基本手数料は「販売価格の10%」+「決済手数料(2.9 %+$0.30)」です。
2023年からは、販売価格が $15 を超える取引に対して 固定加算 $1 が必ず適用されます。
2026年3月の変更で決済手数料が 2.7 %+$0.30* に軽減されたことが公式に発表されています(※Depopヘルプの「Payment fees」項目参照)。
手数料モデル全体像
Depopは出品自体に費用はかかりませんが、取引成立時に次の2種類の手数料が発生します。下表は公式情報をもとに作成しています。
| 手数料項目 | 計算式(円ベース) | 補足 |
|---|---|---|
| 基本販売手数料 | 販売価格 × 10% | 商品全体の金額に対して一律 |
| 決済手数料 ※2026年3月改定後 |
(販売価格 × 2.7%) + $0.30(約 ¥45) | PayPal・Apple Pay・Google Pay など、Depopが対応する決済サービス共通 |
| 送料手数料 | 請求した送料 × 10% | 国内・国際ともに同一率。 ※公式ヘルプ参照 |
出典:Depop Help Center – Fees Overview
価格帯別の追加料金(2023年導入)
2023年4月に、販売価格が $15 を超える取引に対して 固定加算 $1 が課される仕組みが追加されました。これは「価格帯別手数料」と呼ばれ、下記のように計算します(公式情報の抜粋)。
| 価格帯 | 手数料合計の計算式 |
|---|---|
| $15 以下 | (販売価格 × 10%) + (販売価格 × 2.7%) + $0.30 |
| $15 超 | (販売価格 × 10%) + (販売価格 × 2.7%) + $0.30 + $1.00 |
注意:$1 の固定加算は、取引が成立した時点で必ず適用されます。忘れると利益予測が実際より大きく見積もられてしまいます。
手数料シミュレーション例(為替レートは変動します)
手数料計算に使用する USD/JPY レート は日々変わります。ここでは説明の便宜上、2026年5月時点の平均レート 1 USD=¥155 を仮定していますが、実際には最新レートを確認してください(例:Google Finance、Yahoo!ファイナンス等)。
為替変動への対応
販売前に必ず「現在の USD/JPY」レートを取得し、シミュレーション表を更新する。
レートが 5 % 程度変動した場合でも手数料総額は同程度変化するため、価格設定時に余裕を持たせると安全です。
シミュレーションケース①:売上 ¥2,000
| 項目 | 計算式 | 金額(円) |
|---|---|---|
| 販売価格(USD) | ¥2,000 ÷ 155 ≈ $12.90 | - |
| 基本販売手数料 | ¥2,000 × 10% | ¥200 |
| 決済手数料 | ¥2,000 × 2.7% + ¥45 | ¥99 |
| 合計手数料 | 基本販売手数料+決済手数料 | ¥299 |
結果:売上 ¥2,000 のうち、約 15 %(¥299) が手数料として差し引かれます。
シミュレーションケース②:売上 ¥5,000 ($15 超)
| 項目 | 計算式 | 金額(円) |
|---|---|---|
| 販売価格(USD) | ¥5,000 ÷ 155 ≈ $32.26 | - |
| 基本販売手数料 | ¥5,000 × 10% | ¥500 |
| 決済手数料 | ¥5,000 × 2.7% + ¥45 | ¥180 |
| 価格帯固定加算 | $1 × 155 = ¥155 | ¥155 |
| 合計手数料 | 上記合計 | ¥835 |
結果:売上 ¥5,000 のうち、約 16.7 %(¥835) が手数料です。
シミュレーションケース③:売上 ¥20,000 (高額商品)
| 項目 | 計算式 | 金額(円) |
|---|---|---|
| 販売価格(USD) | ¥20,000 ÷ 155 ≈ $129.03 | - |
| 基本販売手数料 | ¥20,000 × 10% | ¥2,000 |
| 決済手数料 | ¥20,000 × 2.7% + ¥45 | ¥585 |
| 価格帯固定加算 | $1 × 155 = ¥155 | ¥155 |
| 合計手数料 | 上記合計 | ¥2,740 |
結果:売上 ¥20,000 のうち、約 13.7 %(¥2,740) が手数料です。
送料手数料と発送コストの最適化テクニック
Depopは「送料にも10 % の手数料」を課します。このコストを抑えることが、特に低価格帯商品で利益率向上につながります。以下では日本国内・国際発送別に、コストと手数料の目安を示します。
国内発送のおすすめ方法
| 配送サービス | 基本運賃(円) | 手数料(10 %) | 合計コスト例 |
|---|---|---|---|
| レターパックライト(最大25 g) | ¥370 | ¥37 | ¥407 |
| ゆうパケット(50 g) | ¥540 | ¥54 | ¥594 |
| ゆうパック(1 kg 未満) | ¥730 | ¥73 | ¥803 |
ポイント:重量が 200 g 以下の商品はレターパックライトを優先すると、送料+手数料の合計が ¥400 前後 に抑えられます。
国際発送のおすすめ方法
| 配送サービス | 基本運賃(円) | 手数料(10 %) | 合計コスト例 |
|---|---|---|---|
| EMS(50 g) | ¥1,300 | ¥130 | ¥1,430 |
| 国際小形包装(航空便、80 g 前後) | ¥800 | ¥80 | ¥880 |
ポイント:国際発送は「重量 × 1.5」の傾向で運賃が上昇します。可能な限り軽量化梱包(薄いプラスチック袋+エコボックス)を行うと、総コストの削減効果が大きくなります。
手数料・送料コストを抑える実践ハック
1. バンドル販売で送料手数料を一括化
複数商品をセットにして同梱発送すると、「送料×10 %」が1件分に集約されます。たとえば ¥2,000 の商品を3点出品し、個別発送なら ¥300 × 3 = ¥900 が手数料ですが、バンドルすれば ¥370(レターパック)+¥37 手数料 = ¥407 に抑えられます。
2. 手数料分を価格に上乗せした設定方法
「販売価格=原価 + 手数料 + 希望利益」の形で逆算すれば、手数料が自動的にカバーされます。以下はシンプルな計算例です(手数料率は概算15 %としています)。
|
1 2 3 4 5 6 |
希望利益 = ¥500 原価 = ¥800 手数料率 = 0.15 販売価格 = (原価 + 希望利益) ÷ (1 - 手数料率) = (¥800 + ¥500) ÷ 0.85 ≈ ¥1,529 → ¥1,530 に設定 |
3. 決済手段の選択で微減
Depopは PayPal のほかに Apple Pay や Google Pay をサポートしています。公式には「各決済サービスとも同一の手数料(2.7 %+$0.30)」と記載されていますが、実際に利用する際は 決済画面で表示される金額 を確認してください。手数料が低い決済を選ぶことで、1件あたり ¥20〜¥30 の削減が期待できます。
4. ローカルピックアップの活用
主要都市圏(例:東京・大阪)では「ローカルピックアップ」機能で直接手渡し取引が可能です。送料とその10 % 手数料が 0円 になるため、特に高額商品や重量物で有効です。
5. キャンペーンと割引コードの戦略的利用
Depopは販売者向けに 限定割引コード を発行できます。たとえば10 %オフキャンペーンを実施すると、売上が減少しても手数料総額は比例して低下します(例:¥5,000 → ¥4,500 の場合、手数料は約 ¥68 減少)。この差分が販売数量増加で埋まれば、全体の利益率はむしろ向上します。
2026年3月の最新改定点と注意すべき落とし穴
改定内容(公式発表)
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 決済手数料 | 2.9 % + $0.30 | 2.7 % + $0.30 |
| 価格帯固定加算 | なし | $15 超で $1 の固定加算(2023年実装) |
| 送料手数料率 | 10 % | 変わらず 10 % |
出典:Depop Help Center – Payment fees update (Mar 2026)
落とし穴チェックリスト
- 価格帯固定加算の忘れ
-
$15 を超える取引は必ず $1 が追加されます。計算シートにこの項目を組み込んでおきましょう。
-
為替変動リスク
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手数料は USD で固定ですが、円ベースのコストはレート次第です。レートが上昇すると手数料額も増えるため、定期的にレートを更新し価格を見直すことが必須です。
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カテゴリ割増の誤認
-
現時点(2026年4月)では「ヴィンテージ・ブランド品への +5 % 割増」は公式には発表されていません。未確認情報に基づく価格設定は避け、必ず Depop のカテゴリ選択画面で手数料が自動計算されるかを確認してください。
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過度な価格上乗せ
- 手数料分だけ価格を上げすぎると、競合商品に対して割高感が生まれ、購入意欲が低下します。市場調査ツールや同カテゴリの平均販売価格を参考に、適正価格帯を維持しましょう。
FAQ:よくある質問
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| Depopは出品料がかかりますか? | いいえ。出品自体は無料です。販売成立時に手数料が発生します。 |
| 決済手数料は支払方法で変わりますか? | 現在、Apple Pay・Google Pay・PayPal のいずれも 2.7 %+$0.30 が適用されます(2026年3月改定後)。 |
| 送料手数料は国内と国際で違いますか? | 手数料率は同じ 10 %。ただし、実際の運賃が異なるため総コストは大きく変わります。 |
| 売上から自動的に税金は差し引かれますか? | Depop は日本国内の消費税を自動で徴収・納付しません。出品者側で確定申告等が必要です。 |
| 手数料計算ツールはありますか? | Depop の公式サイトにはシンプルな「Fee Calculator」が用意されています(こちら)。外部ツールを使う場合は、最新の為替レートと手数料率を必ず入力してください。 |
まとめ
- 基本手数料は「販売価格の10 %」+「決済手数料 2.7 %+$0.30」(2026年3月改定後)。
- $15 超える取引には必ず $1 の固定加算が適用されるので、シミュレーションに忘れないこと。
- 手数料は概ね 14〜17 % 程度になるが、為替変動と送料手数料(10 %)で前後します。
- 送料コストを抑えるための梱包・配送方法選定 と バンドル販売 が利益率改善の鍵です。
- 2026年改定点は「決済手数料軽減」と「価格帯固定加算」だけが公式に確認できる情報です。未確認の割増情報は使用しないよう注意してください。
最終的なアドバイス:販売前に必ず最新の Depop Help Center と 為替レート をチェックし、上記計算式をスプレッドシート等で自動化しておくと、手間が省けて正確な利益予測が可能です。
本記事は2026年4月時点の公式情報に基づいて作成しています。Depop のポリシーは随時変更される可能性がありますので、最新情報は必ず Depop 公式サイトでご確認ください。