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無料トライアルの開始とサインアップ手順
Datadog の無料トライアルは公式サイトから数クリックで申し込めます。
このセクションでは、公式ページへのアクセス方法、必須情報の入力手順、認証後に確認できる初期ダッシュボード を順を追って解説します。地域によってはクレジットカード情報が求められるケースもあるため、事前に注意点を把握しておきましょう。
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公式トライアルページへアクセス
https://www.datadoghq.com/ja/free-datadog-trial/ -
「無料で開始」ボタンをクリックし、以下の情報を入力
- 氏名(任意)
- メールアドレス(必須)
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パスワード(8 文字以上推奨)
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地域別クレジットカード要否
- 米国・カナダなど一部のリージョンでは、本人確認のためにカード情報が必要です。
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日本・欧州連合(EU)では現在 不要 ですが、将来変更される可能性があります。公式ページの「支払い方法」セクションをご確認ください。
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入力完了後、送信された認証メールのリンクをクリックしてアカウントを有効化。
- ログインすると Datadog 初期ダッシュボード が表示され、エージェント設定画面への案内が自動で出ます。
ポイント:サインアップ全体は 3 分程度で完了し、認証後すぐにメトリクスやログの可視化を試せます。
Datadog エージェントのインストールと基本設定
エージェントは各ホストからデータを収集する中心コンポーネントです。本章では Linux、Windows、macOS の 3 種類の OS に対して、公式リポジトリ/パッケージから安全にインストールする手順と共通設定項目(API キー・タグ付与)を示します。
Linux へのインストール
Linux 系統は apt / yum / dnf のいずれかで導入できます。公式リポジトリから取得すれば、依存関係やバージョン管理が自動で行われます。
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# Ubuntu/Debian 系 (apt) DD_AGENT_MAJOR_VERSION=7 DD_API_KEY=<YOUR_API_KEY> \ bash -c "$(curl -L https://s3.amazonaws.com/dd-agent/scripts/install_script.sh)" # RHEL/CentOS 系 (yum) DD_AGENT_MAJOR_VERSION=7 DD_API_KEY=<YOUR_API_KEY> \ bash -c "$(curl -L https://s3.amazonaws.com/dd-agent/scripts/install_script.sh)" |
インストール完了後、systemctl status datadog-agent でサービス状態を確認し、/etc/datadog-agent/datadog.yaml にタグ情報を追記します。
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tags: - env:staging - role:web |
Windows へのインストイン
Windows 環境では公式サイトの MSI パッケージを利用します。非公式サイトからのダウンロードはセキュリティ上推奨できません。
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公式ダウンロードページ
https://app.datadoghq.com/account/settings#agents -
管理者権限で以下コマンドを実行(
<YOUR_API_KEY>を自分のキーに置き換えてください)。
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msiexec /i "datadog-agent-7.x.x.msi" APIKEY=<YOUR_API_KEY> SITE="datadoghq.com" |
- 「サービス」アプリで Datadog Agent が Running 状態か確認します。
macOS へのインストール
macOS は Homebrew 経由が最も手軽です。Homebrew が未導入の場合は公式サイト(https://brew.sh)からインストールしてください。
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brew install datadog-agent sudo launchctl start com.datadoghq.agent # API キー設定 sudo datadog-agent config set api_key <YOUR_API_KEY> |
macOS でも同様に /opt/datadog-agent/etc/datadog.yaml にタグを記述します。
基本設定の共通ポイント
| 設定項目 | 推奨値・記載例 |
|---|---|
| tags | env:production,role:db |
| proxy(社内ネットワーク使用時) | http://proxy.example.com:8080 |
| 送信確認 | Datadog UI の Infrastructure → Hosts に自ホストが表示されれば完了 |
主要モニタリング機能の活用方法
エージェントからデータが届いたら、Datadog が提供する インフラメトリクス、APM、ログ、ダッシュボード を順に有効化します。ここでは各機能を最小構成で使い始める手順と、実務で役立つベストプラクティスを紹介します。
インフラメトリクスの取得と可視化
エージェントはインストール時点で 100 種類以上のシステム指標を自動収集します。以下の手順で UI に表示させるだけです。
- Datadog コンソール → Infrastructure → Hosts を開く。
- 対象ホストを選択し、CPU・メモリ・ネットワークタブを確認。
- 必要に応じて カスタムメトリクス(例:
myapp.request_per_minute)はdogstatsd経由で送信。
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# Python アプリからカスタムメトリクス送信例 import statsd c = statsd.StatsClient('localhost', 8125) c.gauge('myapp.request_per_minute', 120) |
APM(分散トレース)の有効化
主要言語向けの公式パッケージをインストールし、環境変数でサービス名と環境情報を設定すれば即座にトレースが取得できます。
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# Python の場合 pip install ddtrace export DD_SERVICE=my-python-app export DD_ENV=staging ddtrace-run python app.py |
APM データは APM → Services にリアルタイムで表示され、リクエスト遅延や例外率を可視化できます。
ログ収集と検索
Datadog のログパイプラインは「Agent + Log Integration」構成です。以下の設定だけで nginx や syslog のログが Datadog に送られます。
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# /etc/datadog-agent/conf.d/nginx.d/conf.yaml logs: - type: file path: /var/log/nginx/access.log service: nginx source: nginx |
datadog.yaml の logs_enabled: true を有効化した後、Logs タブで検索クエリ(例:service:nginx status:200)を実行できます。
カスタムダッシュボードの作成
実務シナリオとして「Web アプリのレスポンスタイムと CPU 使用率」を同一ビューに表示する手順です。
- Dashboards → New Dashboard → 「Blank」テンプレートを選択。
- ウィジェット追加 → Timeseries を選び、メトリクス
trace.http.request.duration{service:my-web}(平均応答時間)を設定し、95 パーセンタイルを表示。 - もう一つウィジェットで
system.cpu.user{host:my-host}を追加し、CPU 使用率と重ね合わせる。
このように APM とインフラメトリクスの統合ビュー が作れれば、障害切り分けが格段に速くなります。
AWS 連携とベストプラクティス
Datadog は AWS の各サービス(CloudWatch、Lambda、RDS 等)とシームレスに統合できます。公式ドキュメントは https://docs.datadoghq.com/integrations/amazon_web_services/ にあります。本章では IAM ロールの作成 → ポリシー設定 → Datadog 側での有効化 の流れを具体例と共に示します。
IAM ロールの作成(最小権限)
- AWS コンソール → IAM → ロール → 新しいロール作成。
- 「信頼されたエンティティ」では Datadog 用テンプレートは存在しないため、カスタムポリシー を添付します。
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{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Effect": "Allow", "Action": [ "cloudwatch:ListMetrics", "cloudwatch:GetMetricData", "logs:DescribeLogGroups", "logs:GetLogEvents", "tag:GetResources" ], "Resource": "*" } ] } |
- 作成したロールの ARN をコピーし、Datadog コンソール → Integrations → Amazon Web Services の「IAM Role ARN」欄に貼り付けて保存します。
注意:リージョンごとに別々のロールを作ると不要なサービスへの権限が減り、コスト削減につながります。
CloudWatch データ取り込み設定
- Datadog UI の AWS インテグレーションで Add Account → ARN を入力し Enable。
- 「Metrics Collection」画面で取得したいサービス(EC2、RDS、Lambda など)をチェック。自動検出オプションを有効にすると新規リソースも即座に取り込まれます。
ベストプラクティスまとめ
| 項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| ロール分割 | リージョン/アカウント単位で個別ロールを作成 |
| 権限最小化 | 必要な CloudWatch / Logs のみ許可し、* ではなくリソース ARN を限定できる場合は限定 |
| データ保持期間 | 無料トライアルは 15 日、長期利用時はプランに応じて 30〜90 日を選択 |
トライアル期間中のチェック項目・障害対策と本番移行
トライアルで得た知見を本番環境へスムーズに展開するため、評価指標、アラート設定、よくある障害への対応フロー、移行時の留意点 を体系的に整理します。
重要指標と推奨アラート例
以下は一般的な Web アプリケーションで監視すべき KPI とその閾値です。Datadog の Monitors から簡単に作成できます。
| 指標 | 推奨閾値(例) | アラート条件 |
|---|---|---|
CPU 使用率 (system.cpu.user) |
> 80 %(5 分連続) | avg(last_5m):max:system.cpu.user{host:*} > 80 |
メモリ使用率 (system.mem.pct_used) |
> 75 %(10 分) | avg(last_10m):max:system.mem.pct_used{host:*} > 0.75 |
HTTP 平均応答時間 (trace.http.request.duration) |
> 500 ms(3 分) | avg(last_3m):avg:trace.http.request.duration{service:web,env:staging} > 0.5 |
よくある障害ケースと対処フロー
| 障害 | 主な原因 | 推奨対策 |
|---|---|---|
| エージェント起動失敗 | API キー未設定、権限不足 | datadog-agent config set api_key <KEY> → 再起動 (systemctl restart datadog-agent) |
| データ送信遅延 | プロキシ設定ミス、ネットワーク帯域制限 | /etc/datadog-agent/datadog.yaml の proxy: を正しく記入し、netstat -anp \| grep 8125 で UDP 通信確認 |
| AWS インテグレーション認証エラー | IAM ロール ARN 誤り、ポリシー不足 | IAM コンソールでロール ARN 再確認 → 必要権限 (cloudwatch:GetMetricData) を追加 |
評価ポイントと本番移行時の留意点
- データカバレッジ
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収集できているメトリクス・ログ・トレースが全体の 90 % 以上かを Metrics Explorer で確認。
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コスト感覚
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トライアルは無料ですが、本番環境ではインジェスト量と保持期間が課金対象です。公式料金表(https://www.datadoghq.com/pricing/)の「Ingested Logs」・「Custom Metrics」を基に月額シミュレーションを行うこと。
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運用負荷
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アラート数、ダッシュボード作成工数、チームメンバーへの教育コストを評価し、テンプレート化できる項目は事前にまとめておく。
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プラン選択と保持期間設定
- Pro と Enterprise の機能差(例:ロールベースアクセス制御、長期ログ保持)を比較し、必要に応じて Datadog 営業担当へ問い合わせる。
参考リンク集(公式)
| 内容 | URL |
|---|---|
| 無料トライアル申込ページ | https://www.datadoghq.com/ja/free-datadog-trial/ |
| エージェントインストールガイド(Linux/Windows/macOS) | https://docs.datadoghq.com/agent/ |
| AWS インテグレーション公式ドキュメント | https://docs.datadoghq.com/integrations/amazon_web_services/ |
| カスタムメトリクス & DogStatsD | https://docs.datadoghq.com/developers/dogstatsd/ |
| 料金・プラン情報(最新) | https://www.datadoghq.com/pricing/ |
| Datadog コミュニティ&サポート | https://www.datadoghq.com/community/ |
FAQ(よくある質問)
Q1. 日本からのトライアルでクレジットカードは本当に不要ですか?
A. 現時点では不要ですが、将来的に変更される可能性があります。公式ページの「支払い方法」セクションを随時確認してください。
Q2. Windows エージェントのインストールでエラーが出たらどうすれば良いですか?
A. 管理者権限でコマンドプロンプト/PowerShell を実行し、%ProgramData%\Datadog\logs\agent.log を確認。公式サポートページの「Windows インストールエラー」ガイドが役立ちます。
Q3. IAM ロールに追加すべき権限は他にもありますか?
A. 取得したい AWS サービスが増える場合は、対応する API (elasticloadbalancing:DescribeLoadBalancers など) をポリシーに追記してください。最小権限の原則を守りつつ、必要なサービスだけ許可しましょう。
以上の手順とベストプラクティスに沿って設定すれば、5 分で Datadog の無料トライアルが開始でき、実際のインフラに可観測性を導入した状態 を短時間で体験できます。ぜひ本ガイドを活用し、トライアル期間中に最大限の価値検証を行ってください。