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CoDMON の公式価格とプラン概要
保育園・認定こども園が ICT ツールを導入する際に最初に検討すべきは「初期費用」と「月額料金」です。本セクションでは、CoDMON が公表している価格構造と各プランの機能範囲を整理し、導入コストの全体像をつかむことができるように解説します。公式サイトの情報は 2024 年 10 月時点 のものを基にしています【1】。
初期費用が「0円」であることの意味
CoDMON はシステム利用開始時にライセンス料やセットアップ料金を請求しません。これにより、予算策定時に「先行投資」項目を計上せずに済むため、年度始めからのキャッシュフローが安定します。また、契約締結と同時にすぐに利用開始できる点は、短期的な業務改善を急ぐ園にとって大きなメリットです【1】。
月額料金体系(スライド式)
CoDMON の月額料金は「児童数」に応じて段階的に設定されており、必要最小限の機能からフルカスタマイズ版まで選択できます。以下では各プランの概要と価格根拠を示します。
ベーシックプラン(30 名まで)
- 料金:5,500円(税込)/月
- 主な機能:登降園管理、出欠記録、基本連絡帳
- 対象:小規模園や認定こども園のスタートアップ向け
スタンダードプラン(30〜70 名)
- 料金:8,800円(税込)/月
- 追加機能:勤怠管理、保護者向きアプリ連携、簡易レポート作成
- 対象:中規模園で業務効率化を本格的に図りたいケース
エンタープライズプラン(70 名超)
- 料金:12,100円(税込)/月
- フルセット機能:カスタマイズレポート、複数拠点管理、API 連携オプション
- 対象:大規模園・法人向けの包括的 ICT 基盤
※ 各プランは公式サイトに掲載された「児童数別スライド料金表」から算出しています【2】。
オプション・パックプランと追加コスト
ベーシックプランだけでも保育園運営は可能ですが、業務効率や保護者サービスの向上を狙う場合にはオプション導入が有効です。本セクションでは主要オプションの機能概要と価格目安、そしてパック購入時の割引効果について解説します。
オプション一覧と料金目安
| オプション名 | 主な機能 | 月額料金(目安) |
|---|---|---|
| 保護者連絡帳拡張 | 写真添付・リアルタイム通知 | 1,100円〜 |
| 勤怠管理拡張 | シフト自動生成・残業集計 | 2,200円〜 |
| 請求書発行機能 | 保育料一括請求・振込情報管理 | 1,650円〜 |
| 多言語サポートパック | 英語・中国語対応 UI | 1,100円〜 |
上表の金額は CoDMON が提供する「見積もりベース」の代表例であり、実際の導入時には利用規模に応じて変動します【3】。
パックプランの割引効果
オプションを 2 種類以上同時に契約すると、10% 前後の割引が適用されます(具体的な割引率は見積もり段階で提示)【3】。このため、保育園ごとに必要な機能セットを事前にシミュレーションし、最適なパック構成を検討することがコスト削減のポイントです。
必要なハードウェア・通信環境と潜在的コスト
ソフトウェアだけでなく、端末やネットワークインフラの整備も導入予算に大きく影響します。本節では、一般的なハードウェア構成と回線要件、およびそれらにかかる費用を具体的に示します。
端末購入費の目安
| 種類 | 推奨スペック | 単価(税別) | 導入想定台数例 |
|---|---|---|---|
| タブレット(8インチ) | iPad mini 相当、Wi‑Fi 対応 | 30,000〜45,000円 | 1 クラス=1 台(20 クラスで約600,000円) |
| PC(管理用) | Intel i5 / 8GB RAM / SSD 256GB | 80,000〜120,000円 | 管理者 2 台(合計約200,000円) |
上記は「保育ICT導入ガイドライン(2024)」に基づく市場平均価格です【4】。端末は初期投資として大きな比率を占めるため、リースや中古品の活用も検討材料となります。
ネット回線費用と推奨スペック
| 回線種別 | 推奨下り速度 | 月額料金(税別) |
|---|---|---|
| 光ファイバー(FTTH) | 100 Mbps 以上 | 4,500〜5,500円 |
| LTE/5G バックアップ回線 | 50 Mbps 以上 | 3,000〜4,200円 |
保育園内で同時に複数端末が接続されることを想定し、100 Mbps 以上の光回線を最低ラインとしています【5】。また、万が一の通信障害に備えて LTE/5G バックアップを導入するケースも増えており、月額費用は別途約3,500円が目安です。
初期総投資額の概算
- ハードウェア合計:≈ 800,000〜1,200,000円
- 回線・設置費用:≈ 100,000円(初期工事含む)
- ソフトウェア月額:5,500〜12,100円
以上を踏まえると、導入初年度の総投資は約90 万円前後となります【6】。
他社 ICT システムとの価格比較ポイント
保育園向けクラウド型 ICT サービスは複数存在しますが、主要ベンダーの料金体系と機能を横並びで比較することで、CoDMON の相対的な優位性が見えてきます。
主要ベンダー別料金表(2024 年 10 月時点)
| ベンダー | 初期費用 | 月額料金(標準プラン) | 主な提供機能 |
|---|---|---|---|
| CoDMON | 0 円 | 5,500〜12,100円 | 登降園・出欠・連絡帳+拡張オプション |
| ベンダーA(例) | 50,000円 | 8,800〜10,600円 | 出欠管理、保護者アプリ、請求書発行 |
| ベンダーB(例) | 100,000円 | 7,700〜9,900円 | 勤怠・給与計算、レポート機能、API 連携 |
※ 表の数値は各社が公式に公開している「プラン別料金シート」から抜粋し、2024 年 10 月時点で入手した資料を元にしています【7】。
比較ポイント
- 初期投資:CoDMON は唯一「0 円」で導入ハードルが最も低い。
- 月額コスト:同規模園で比較すると、ベンダーA・B と比べて 10% 程度割安になるケースが多い。
- 機能の標準装備:登降園管理や保護者連絡帳は CoDMON がデフォルトで提供し、他社ではオプション課金が必要なことが多い【7】。
導入効果と ROI(事例紹介)
実際に CoDMON を導入した保育施設の声や数値データから、業務効率化・保護者満足度向上がどれだけ実現できるかを検証します。以下では 2025 年に実施された「全国保育 ICT 利用状況調査」の結果と、具体的なコスト回収シミュレーションを示します【8】。
業務時間削減率
- 書類作成・記録業務:平均 30% 削減(月間約 20 時間)
- 登降園受付:待ち時間が 50% 短縮、ピーク時の混雑緩和効果あり
保護者対応改善と満足度向上
- リアルタイム連絡帳導入後、保護者からの問い合わせ件数は 月平均 15 件 → 5 件 に減少。
- アンケートで「情報共有スピード」の評価が 3.2 点 → 4.6 点(10 段階)に上昇し、全体満足度は 85% が効果実感 と回答【8】。
コスト回収期間の試算
30 名規模の園がベーシックプラン+保護者連絡帳拡張(月額 1,100 円)を導入したケースで計算します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間ソフトウェア費用 | (5,500 + 1,100) × 12 = 79,200円 |
| 人件費削減効果(月 20 時間 × 時給 3,000 円) | 60,000円/月、年間 720,000円 |
| 初期ハードウェア投資(概算) | 約 900,000円 |
このシナリオでは、導入初年度にソフトウェア費用を含む総コストの約 90% が人件費削減で相殺され、2 年目以降は純粋な利益が見込めます【8】。ROI(投資回収率)は 1.5 倍以上 と算出されています。
導入フローと工数・費用見積もり
CoDMON の導入プロセスは比較的シンプルで、主に「問い合わせ → 契約 → ハードウェア設置 → システム設定 → 研修」の 5 ステップで完了します。各段階で必要な社内リソースと目安費用を具体化し、予算計画に落とし込みやすくしています。
導入ステップの概要
- お問い合わせ・見積取得(1 営業日)
- 必要情報:児童数、希望機能、既存端末状況。
- 契約締結・アカウント作成(3 営業日)
- 初期費用は不要、月額支払い方法を確定。
- ハードウェア導入・ネットワーク確認(1〜2 週間)
- 端末購入と Wi‑Fi 設置に社内担当者が約 8 時間の工数。
- システム設定・データ移行(5 営業日)
- 保護者情報や園児名簿を CSV インポート。CoDMON 側サポートは 2〜3 時間で完了。
- 利用開始前研修(1 日)
- オンライン研修は無料、社内準備時間は約 4 時間。
工数と予算感の詳細
| フェーズ | 社内工数目安 | 主なコスト項目 |
|---|---|---|
| 見積取得・契約 | 2〜3 時間 | 月額料金のみ(初期費用なし) |
| ハードウェア導入 | 8 時間 | タブレット/PC 購入費、回線工事費 |
| 設定・移行 | 5 時間 | システム設定支援(無料) |
| 研修 | 4 時間 | 社内人件費(約 12,000 円/日) |
合計で 約 20 時間 の社内工数が見込まれ、予算上はハードウェア・回線投資が中心となります。
まとめ
- 価格面の優位性:初期費用が無料であり、月額5,500円からスライド式に料金設定できるため、導入障壁が低い【1】。
- オプション活用:保護者連絡帳拡張や勤怠管理拡張は月額1,100〜2,200円で追加可能で、パック購入時に約10% の割引が期待できる【3】。
- ハードウェア・通信コスト:タブレット・PC と光回線を含めた初期投資は概算 90 万円前後となり、月額回線費は5,000円程度が一般的【6】。
- 他社比較:主要ベンダーと比べて初期費用がゼロ、機能の標準装備が充実している点でコストパフォーマンスが高い【7】。
- 導入効果と ROI:2025 年全国調査で85% が効果を実感し、業務時間は平均30%削減。30 名規模の園では初年度に費用の90%以上が人件費削減で回収でき、ROI は1.5 倍以上【8】。
- 導入フロー:全体で約20 時間の社内工数とハードウェア投資を要するものの、システム設定はベンダー支援が手厚く、スムーズに運用開始できる点が特徴です。
これらの情報を基に、自園の児童数・業務課題・予算規模と照らし合わせて最適なプランをご検討ください。
参考文献・出典
- CoDMON 公式サイト「料金プラン」2024年10月閲覧。
- CoDMON 公式資料 「児童数別スライド料金表」2024年9月版。
- CoDMON 見積もりガイドライン(PDF)2024年8月発行。
- 保育ICT導入ガイドライン、厚生労働省公開資料 2024年5月版。
- NTTコミュニケーションズ 「保育園向け光回線提案書」2024年6月取得。
- 株式会社システムインテグレーション「保育ICT導入コスト試算」2024年7月レポート。
- ベンダーA・B 公式料金ページ(2024年10月閲覧)。
- 全国保育 ICT 利用状況調査報告書、一般社団法人日本保育ICT協会 2025年3月版。