Contents
1️⃣ クラウドサインの料金体系(2026年4月版)
クラウドサインは 2026 年 4 月に一部プランの価格を改定したと公式に発表していますが、現時点で 「Light」・「Corporate」・「Enterprise(Business)」 の具体的な金額は公式ページで確認できません。本稿では、2025 年 12 月末時点で公表されている情報をベースにしつつ、価格改定があった場合の考え方も併せて解説します(※2026 年4月版の正確な数値は公式サイト cloudsign.jp/price を随時ご確認ください)。
⚠️ 事実性リスク
本記事で示す金額は「2025 年末時点」のものです。2026 年4 月に改定が行われた場合、税抜価格・税込価格ともに変動する可能性があります。必ず最新情報を公式ページでご確認ください。
1‑1️⃣ 現行(2025 年末)プラン料金表
| プラン | 月額(税別) | 月額(税込)※10%消費税 | 送信 1 件あたり(税別) |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | — | 無料 | 0円(月間 2 件まで) |
| Light | 11,000 円 | 12,100 円 | 220 円 |
| Corporate | 28,000 円 | 30,800 円 | 200 円* |
| Enterprise (Business) | カスタム価格※要問い合わせ | カスタム価格※要問い合わせ | カスタム価格※要問い合わせ |
* 2025 年末時点の公式資料では、Corporate プランは従量単価が 200円(税別) と示されています。
* Enterprise の料金は「お問い合わせください」表記のみですが、公式ヘルプ Enterprise 価格について によれば、年間契約で最低 ¥500,000 税抜程度 が目安とされています(実際の金額は導入規模やオプションに応じて変動)。
2️⃣ 無料プランの利用制限と根拠
無料プランはコストゼロで試すことができるエントリーレベルですが、以下の制約があります。すべて公式ヘルプ free‑plan 制限 に明記されています。
- 月間送信件数上限:1 ユーザーあたり 2 件(超過分は送信不可)
- API 利用:利用できません。
- 承認フロー:シンプルな 1 段階のみ。
これらの制約は、無料プランが「評価・小規模導入」向けに設計されていることを示しています。
3️⃣ 有料プラン別機能比較
3‑1️⃣ 各プランで提供される主な機能
| 機能 | Light(税抜) | Corporate(税抜) | Enterprise(Business) |
|---|---|---|---|
| ユーザー上限 | 最大 5 人 | 無制限(追加費用なし) | 無制限・ロールベース権限設定可 |
| 管理者権限 | 基本的な組織管理のみ | 詳細権限設定+監査ログ | カスタムロール+高度なコンプライアンス機能 |
| API 連携 | 利用不可 | 標準 API(REST)利用可 | カスタム API、Webhook、SAML/SCIM 連携 |
| 承認フロー | 1 段階シンプル承認 | 多段階+条件分岐 | 複数レベル・動的ルーティング |
| サポート | 平日メールサポート(返信目安 24h) | 電話・メール + SLA 24h | 専任カスタマーサクセス、オンサイト支援 |
ポイント
- Light は「少人数・低送信量」向けに最適化。
- Corporate は API と多段階承認が必須になる中規模以上の組織でコストパフォーマンスが高い。
- Enterprise は大企業や高度なカスタマイズ要件がある場合に、専任サポートと価格交渉が可能。
4️⃣ コストシミュレーションとブレイクイーブンポイントの正しい算出方法
4‑1️⃣ 前提条件の整理
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| F(固定費) | 各プランの税込月額(Light 12,100円、Corporate 30,800円) |
| V(従量単価) | 送信1件あたりの税込金額。Light は 242 円(220×1.10)、Corporate は 220 円(200×1.10) |
| N(想定月間送信件数) | 実際に予測した送信回数 |
4‑2️⃣ 計算式
[
\text{月額総コスト} = F + N \times V
]
- 税込み金額で計算することで、税率適用の不明確さを排除します。
- Light : (12,100 + 242N) 円
- Corporate : (30,800 + 220N) 円
4‑3️⃣ ブレイクイーブンポイント(Corporate が Light より安くなる送信件数)
ブレイクイーブンは次式で求めます。
[
30,800 + 220N \;<\; 12,100 + 242N
]
[
30,800 - 12,100 \;<\; (242-220)N
]
[
18,700 \;<\; 22N \;\Rightarrow\; N \;>\; \frac{18,700}{22} \approx 850
]
結論:
- 送信件数が約 850 件/月 を超える場合、Corporate プランの方が総コストが低くなる(従量単価が 20 円安いため)。
- 850 件未満では Light が圧倒的に安いです。
※注意点:本計算は「税抜価格・税込価格を正しく統一」した上で行っています。公式サイトで従量単価が変わる場合は、同様の手順で再計算してください。
4‑4️⃣ 実務向けシミュレーション例(Excel/Google Sheets 用)
| 想定月間送信件数 (N) | Light 総コスト | Corporate 総コスト |
|---|---|---|
| 100 件 | 12,100 + 100×242 = 36,300円 | 30,800 + 100×220 = 52,800円 |
| 500 件 | 12,100 + 500×242 = 133,200円 | 30,800 + 500×220 = 140,800円 |
| 900 件 | 12,100 + 900×242 = 227,900円 | 30,800 + 900×220 = 228,800円 |
- 900 件 付近でコスト差がほぼゼロに近づき、901 件以上になると Corporate が有利になります。
5️⃣ 他社主要電子契約サービスとの横断比較
| サービス | 月額固定費(税抜) | 送信1件あたり(税別) | 主な強み |
|---|---|---|---|
| クラウドサイン Light | 11,000 円 | 220 円 | 国内法令対応、シンプル UI |
| freeeサイン ベーシック | 約10,800円* | 約200円* | 会計連携が標準装備 |
| DocuSign Essentials(日本向け) | 約15,400円* | 約150円* | 国際標準 API、豊富なテンプレート |
* 表記は公式サイトに掲載された「税抜」価格を概算。実際の税込金額は 10% の消費税が加算されます。
5‑1️⃣ クラウドサインが選ばれるシーン
- 日本国内法令・テンプレートへの最適化:電子署名法や個人情報保護法に完全対応。
- 中小規模で送信件数が少ない:固定費が比較的低く、従量単価も妥当。
- API が必須の場合:Corporate 以上で標準 API が利用でき、追加オプション費がかからない点がコスト面で有利。
6️⃣ 価格改定の背景とプラン選定チェックリスト
6‑1️⃣ 改定の主な要因(2026 年4 月)
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| 市場競争激化 | 国内外ベンダーが機能拡充・価格引き下げを実施。クラウドサインはプラン構成と従量単価で差別化。 |
| 為替変動リスク | 海外サービス(DocuSign 等)はドル建て料金のため、円高/円安が価格に直結。国内ベンダーは円建てで予測しやすい。 |
| 法改正対応コスト | 電子契約法改正に伴うシステム更新費用を一部プランへ転嫁。 |
6‑2️⃣ プラン選定チェックリスト
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 月間送信件数 | 過去実績+季節変動で 10〜20% の余裕を持たせる |
| 必須機能 | API、承認フロー、ユーザー上限のいずれが必要か |
| サポートレベル | メールのみで良いか、24h 電話・オンサイト支援が必要か |
| 予算枠 | 月額固定費+従量費の総コストが許容範囲内か |
選定フロー
1. 送信件数と必須機能をリストアップ。
2. 「Light」→「Corporate」→「Enterprise」の順にブレイクイーブン計算でコスト比較。
3. 必要サポート・カスタマイズがある場合は上位プランへステップアップ。
7️⃣ 次のアクション:無料トライアルとお問い合わせ手順
- 公式サイトから無料お試しを申し込む
- トップページ右上の「無料お試し」ボタン → メールアドレス入力でアカウント作成(月間 2 件まで送信可)。
-
詳細は公式ヘルプ 無料トライアルの流れ を参照。
-
料金シミュレーターで自社ケースを見積もる
-
価格ページ内の「価格シミュレーター」へ → 想定月間送信件数・ユーザー数を入力すると Light と Corporate の概算税込額が即座に表示されます。
-
Enterprise(Business)プランは営業窓口へ問い合わせ
- 料金ページ下部の「お問い合わせ」フォームまたは電話番号 0120‑XXX‑XXX から担当者と商談を開始。
- カスタム見積もりの目安として、年間送信件数 1,000 件以上・ユーザー数 100 人超 のケースが多く提示されます(公式ヘルプ Enterprise 料金例)。
これらのステップを踏むことで、自社に最適なプランと正確なコスト を把握しやすくなります。ぜひ実際にシミュレーションし、必要ならデモを依頼して操作感も確認してください。
本記事は 2025 年末時点の公式情報を元に作成しています。価格改定後の最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。