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BRAVIA 7 II ゲームモードの概要
BRAVIA 7 II は、テレビでゲームを快適にプレイできるように設計された 「ゲームモード」 を搭載しています。入力遅延や映像乱れが気になるユーザー向けに、低遅延化と画質最適化が自動的に行われます。本セクションでは、ゲームモードを有効にした際の主な効果と、設定が必要な理由を簡潔にまとめます。
- 低遅延化:ALLM(Auto Low‑Latency Mode)と VRR(可変リフレッシュレート)が自動的に有効になり、入力ラグは 30 ms 以下になることが実測で確認されています【3】。
- 画質最適化:モーションブラーやノイズリダクションなどの映像処理を自動でオフにし、細部まで鮮明な映像を提供します。
- 簡単操作:リモコンだけで数分設定でき、追加機材は不要です。
ポイント:公式サポートページでは「ゲームモードの有効化手順が 3 ステップで完了する」と案内されています【1】。
リモコンでゲーム設定メニューにアクセスする手順
この章では、リモコンだけで ゲーム設定メニュー を呼び出す具体的な操作手順を解説します。画面遷移のイメージがつかめるよう、各ステップごとにポイントも併記しています。
- テレビとゲーム機(例:PlayStation 5、Xbox Series X)を HDMI 2.1 ケーブルで接続し、電源を入れます。
- リモコンの 「HOME」ボタン を押してホーム画面を表示させます【1】。
- 画面左側に表示される 「設定」アイコン(歯車マーク)へ移動し、決定ボタンを押します。
- 「設定」メニュー内の 「映像」>「ゲームモード」 を選択すると、3 つのプリセットと画像処理項目が一覧表示されます。
注意:一部の旧型リモコンでは「HOME」ボタンが「操作/録画」ボタンに割り当てられていることがありますが、公式マニュアル(2024 年版)では 「HOME」ボタン が推奨されています【1】。
プリセットの特徴と推奨シーン
ゲームジャンルごとに最適化された 3 種類のプリセットが用意されています。以下で各プリセットの概要、推奨設定項目、実際に効果を感じやすいシーンをご紹介します。
スタンダード(ゲーム)
汎用的な映像調整が施されており、ほぼ全タイトルでバランスの取れた遅延・画質が得られます。
| 設定項目 | 推奨状態 |
|---|---|
| モーションフロー | OFF |
| ディテール強調 | OFF |
| ノイズリダクション | OFF |
| ダイナミックコントラスト | OFF |
- 適用シーン:アクションRPG、格闘ゲーム、スポーツゲームなどジャンルを問わず安定した体感が欲しい場合。
- 設定手順:設定メニュー → 「ゲームモード」 → 「スタンダード(ゲーム)」 を選択し確定。
FPS 向けプリセット
高速描画とコントラスト強化に重点を置き、エイム時の遅延感を最小化します。
| 設定項目 | 推奨状態 |
|---|---|
| VRR(可変リフレッシュ) | 自動オン* |
| モーションブラー | OFF |
| ディテール強調 | OFF |
| 明暗補正(入) | ON(視認性向上) |
- 適用シーン:『Call of Duty: Modern Warfare II』や『Apex Legends』など、フレームレートが 120 fps に達するタイトル。
- 注意:VRR が自動でオンになるのは HDMI 2.1 対応機器かつゲーム側が VRR 信号を出力している場合のみです【2】。
RTS 向けプリセット
画面全体に情報が密集する RTS に合わせ、ディテール強調でユニットや建物の輪郭を鮮明にしつつ遅延は最小化します。
| 設定項目 | 推奨状態 |
|---|---|
| ディテール強調 | ON |
| モーションフロー | OFF |
| VRR | 自動(対応タイトルのみ) |
| ノイズリダクション | OFF |
- 適用シーン:『Age of Empires IV』や『StarCraft II』など、広範囲のマップを長時間観察するゲーム。
*本機はファームウェア 2024‑04 以降で 「プリセットとして保存」 機能が追加されました(対象モデル:BRAVIA 7 II、8 K)【4】。
VRR と画像処理による遅延低減
VRR の有効化条件
公式マニュアルでは、以下の 3 条件 が満たされたときに VRR が自動で有効になると明記されています【2】。
- 入力ソースが HDMI 2.1 かつ 「HDMI‑eARC」 ポートに接続されていること。
- ゲーム機側(例:PS5、Xbox Series X)が VRR シグナル を出力している設定になっていること。
- テレビのファームウェアが 2024‑04 以降であること。
これらを確認した上でゲームを起動すると、テレビは瞬時にリフレッシュレート(48 ~ 120 Hz)へ切り替わります。手動でオン/オフを切り替える場合は 設定 > 映像 > ゲームモード > VRR 設定 から選択できます。
入力遅延測定と推奨設定
| 設定項目 | 推奨状態 | 測定手順(例) |
|---|---|---|
| モーションフロー | OFF | Leo Bodnar Input Lag Tester で 30 ms 以下を確認 |
| ディテール強調 | ジャンル別設定(FPS: OFF / RTS: ON) | 同上 |
| ノイズリダクション | OFF | 同上 |
| ダイナミックコントラスト | OFF | 同上 |
| 明暗補正(入) | 必要に応じて ON | 同上 |
測定方法の概要(30 ms の根拠)
- テレビとゲーム機を HDMI 2.1 で接続し、テスト用映像(白黒交互パターン)を出力。
- Leo Bodnar 製「Input Lag Tester」または同等のハードウェア測定器を TV 前に設置し、ボタン入力と画面表示のタイムラグを 10 回測定。
- 平均値が 30 ms 以下 の場合、低遅延状態と判定(※環境要因で ±5 ms のブレは許容)【3】。
実測例:2024 年 2 月に日本のゲームレビューサイト「GameTech Review」が同機種で上記手順を適用した結果、平均入力遅延 27.8 ms(標準偏差 2.1 ms)と報告しています【3】。
設定完了後の動作確認チェックリスト
設定が正しく反映されたかどうかは、実際に数値を測るかゲームプレイで体感することで確かめられます。以下の手順を参考に最終確認を行ってください。
- 入力遅延の計測
- 「Leo Bodnar Input Lag Tester」またはスマートフォンアプリ「GameBench」を使用し、30 ms 以下が得られるか測定。
- VRR の動作確認
- VRR 対応タイトル(例:『Fortnite』)で高速カメラ移動を行い、画面のちらつきがないか目視でチェック。
- フレームレート表示
- PS5 の「設定」→「スクリーンとビデオ」→「情報表示」を有効にし、期待通り 60 fps/120 fps が出力されているか確認。
- 画像処理項目の効果検証
- 暗部が見やすくなったか、モーションブラーが減少したかを実感し、必要なら設定画面に戻って微調整。
- プリセット保存(モデル依存)
- ファームウェア 2024‑04 以降の BRAVIA 7 II では、設定メニュー右上の「★」ボタンから 「プリセットとして保存」 が可能です。名前を付けて保存すれば、別のゲーム機でもワンタップで呼び出せます【4】。
これらのチェック項目をクリアすれば、BRAVIA 7 II のゲームモードが最適化され、低遅延・高画質なゲーム体験が実現できます。
参考文献・リンク
| 番号 | 出典 |
|---|---|
| 【1】 | ソニー公式サポートページ – 「BRAVIA 7 II ゲームモード設定方法」 https://www.sony.jp/support/bravia-7ii/game-mode/ |
| 【2】 | ソニー公式マニュアル – 「VRR(可変リフレッシュ)対応条件」 (PDF) https://www.sony.jp/manuals/bravia-7ii/vrR.pdf |
| 【3】 | GameTech Review (2024) – 「BRAVIA 7 II 入力遅延測定結果」 https://gametechreview.jp/articles/bravia7ii-lag |
| 【4】 | ソニーファームウェアリリースノート 2024‑04 https://www.sony.jp/firmware/bravia-7ii/202404/ |