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対応バージョンとシステム要件
このセクションでは、Arkio 2026 と Revit 2025/2026 を組み合わせて使用する際に必要なハードウェア・ソフトウェア環境をまとめます。公式にサポートされている構成でないと、プラグインが正常に動作しないだけでなく、VR 体験中のクラッシュやデータ欠損リスクが高まります。下表は公式ヘルプページ(※2026 年版)を基準にした最小要件です。
| 項目 | Arkio 2026(VR) | Revit 2025/2026 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 (64bit) 1909 以降/Windows 11 推奨 | Windows 10 (64bit) 1903 以降/Windows 11 推奨 |
| CPU | Intel Core i7‑9700K 以上 または AMD Ryzen 7 3700X 以上 | 同上 |
| GPU | NVIDIA RTX 3060(VRAM 6 GB)以上、または AMD Radeon RX 6700 XT 以上 | 同上 |
| RAM | 16 GB 以上(32 GB 推奨) | 同上 |
| ストレージ | SSD 500 GB 以上(NVMe 推奨) | 同上 |
| VR デバイス | 対応デバイス:Oculus Quest 2(Link 必須)/Valve Index 等 PC‑VR デバイス | 該当なし(Revit 側に VR 機能はありません) |
参考:公式サポートリストは Arkio ヘルプページの「Revit – Arkio」セクションで随時更新されています。
https://help.arkio.is/articles/360003164777-revit-arkio
Arkio プラグインの導入手順とライセンス設定
Arkio の VR モデリング結果を Revit に取り込むには、Revit 用プラグインを正しくインストールし、ライセンス認証を行う必要があります。以下では公式サイトから取得できる最新インストーラーの手順と、認証方法を解説します。
プラグインのダウンロードとインストール
まずは公式サイトで配布されているプラグインインストーラーを取得し、Revit の Add‑ins フォルダーへ展開します。ファイル名はバージョンや配布形態により変わることがありますので、ダウンロードページに表示された名前そのまま を使用してください(例:ArkioRevitInstaller_2026.exe)。
-
公式ダウンロードページへアクセス
Arkio の「Download」セクションで “Arkio 2026 for Revit” を選択します。 -
インストーラーを取得
「Download Plugin」ボタンをクリックし、表示されたファイル名(例:ArkioRevitInstaller_2026.exe)を保存します。公式サイト以外からの入手は推奨されません。 -
管理者権限で実行
ダウンロードしたインストーラーを右クリック → 「管理者として実行」し、画面指示に従って以下のフォルダーへ展開します。 -
既定パス:
%ProgramData%\Autodesk\Revit\Addins\<Revit バージョン> -
インストール完了
インストーラーが正常に終了したら Revit を再起動し、メニュー上部に “Arkio” タブが表示されることを確認します。
ポイント:インストール後にタブが出ない場合は、
Addinsフォルダーのパスが正しいか、管理者権限で実行したか再度チェックしてください。
ライセンス認証手順
プラグインを有効化するには、公式サイトで取得したライセンスキーでオンライン認証を行います。以下の手順は 1 回だけ実施すれば、以後同じ PC で自動的に有効になります。
- Revit を起動し、Arkio タブ → License ボタンをクリック。
- 表示されたウィンドウにライセンスキー(公式サイトのマイページから取得)を貼り付ける。
- Activate を押すとサーバーへ問い合わせが行われ、成功すると緑色チェックと有効期限が表示されます。
注意:クラウドベースライセンスは同時に複数台で使用できません。チーム利用の場合は公式サイトの「Team License」オプションを購入してください。
Revit 側の事前準備:Workset と Design Option の有効化
VR 上で共同設計を行う際、Revit 側でも協働作業用の設定を予め有効にしておくことが重要です。ここでは Workset と Design Option をオンにする具体的手順を示します。
Workset の有効化手順
Workset はモデル要素を分割管理できる機能で、Arkio がインポートしたジオメトリを適切な作業単位へ振り分けるために必要です。
- プロジェクトブラウザーで「Collaborate」タブを開く
- 「Worksets」→「Enable Worksharing」を選択し、ワークシェアリングを有効化。
- 必要に応じて「Architecture」「Structure」など用途別の Workset を追加作成します。
Design Option の有効化手順
Design Option は設計バリエーションを管理できる機能で、複数案を同時に検討する際に便利です。
- Manage タブ → Design Options をクリック。
- 「Allow Design Options」にチェックを入れ、有効化します。
- オプションセットを作成し、各モデルや要素を割り当てます。
ポイント:設定変更後は必ず「Synchronize with Central」で中央ファイルに反映させ、他ユーザーと整合性を取ってください。
VR から Revit へのエクスポートフローと推奨形式
Arkio の VR 空間で作成したモデルを Revit に持ち込む手順と、エクスポート時に選択すべきファイル形式の比較を解説します。
Export コマンドの操作手順
以下は Arkio 内で実行する標準的なエクスポート手順です。作業前に対象 Workset / Design Option が有効化されていることを確認してください。
- VR モデリング完了 – 壁・柱・開口部など基本形状を作成。
- メインメニュー → Export → Export to Revit を選択。
- 設定画面でオプション指定(各項目の説明は次のサブセクションに記載)
- File Format:
RVT (推奨)またはIFC - Target Workset / Design Option:事前に作成した名前をドロップダウンから選択
- Scale:デフォルト 1:1(メートル単位)。必要に応じて手動調整。
- Export ボタンを押す と、指定プロジェクトへジオメトリが自動配置され、Revit が起動してインポート結果が表示されます。
注意:エクスポート中に警告が出た場合は必ず内容を確認し、「Continue」か「Cancel」を選択してください(例:非対応材質の除外)。
ファイル形式比較とベストプラクティス
| 項目 | RVT (Revit Native) | IFC |
|---|---|---|
| ジオメトリ保持 | 完全(曲面・ホール含む) | 主に単純形状、複雑ジオメトリは簡略化 |
| パラメータマッピング | 1 対 1 の属性対応が可能 | 標準属性へ変換され、一部情報が失われる |
| 編集性 | インポート後もフル編集可 | 再インポート時に属性再割り当てが必要 |
| 推奨シーン | 同期作業・リアルタイム共同設計 | 他社ツールや法規チェック用のデータ交換 |
結論:2026 年版では RVT 形式でのエクスポートが最も推奨 されます。ジオメトリと属性情報を完全に保持でき、Worksharing 機能との連携がシームレスです。IFC は外部ステークホルダーへの配布や規制チェックに限定して使用してください。
インポート後の整理・共同作業同期・トラブルシューティング
Revit に取り込んだモデルは BIM 標準に合わせて整理し、チームでのリアルタイム共有を円滑にする必要があります。ここでは主な作業フローと典型的エラーへの対処法をまとめます。
ジオメトリ整理と属性マッピング
- ファミリ変換
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インポートされた要素は「Generic Model」カテゴリに集約されます。必要に応じて「Family Creator」や「Create From Geometry」ツールで Wall、Door、Window などの標準ファミリへ変換します。
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レベル割り当て
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「Modify」タブ → 「Assign」→「Level」から各要素を正しい建築レベルにドラッグ&ドロップし、高さ情報を自動反映させます。
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属性マッピング
- Arkio で設定した材質やカスタムパラメータは Revit の「Project Parameters」へリンクされた Shared Parameter にマッピングできます。COBie 等の BIM 標準に合わせた命名規則を使用すると、後続エクスポートが容易になります。
ベストプラクティス:属性名は英語小文字・アンダースコアで統一し、例
material_type、assembly_codeのように管理してください。
リアルタイム同期手順
- 作業開始前に Synchronize with Central
-
最新の中央モデルを取得し、ローカル編集ベースを統一します。
-
変更保存時のフロー
1) 作業完了 → 「Save」
2) 「Synchronize with Central」→「Publish Changes」
3) 必要に応じて「Worksharing Monitor」でロック状態を確認し、競合があれば「Relinquish Ownership」または「Reload Latest」を実行します。 -
バージョン管理
- 主要マイルストーンごとに Revit の「Versions」機能でスナップショットを作成し、Arkio の VR 更新履歴とリンクさせることでトレーサビリティが向上します。
よくあるエラーと対処法(Q&A)
| エラー | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| プラグインバージョン不一致 | Arkio と Revit のプラグインが異なるリビジョン | 公式サイトから最新版(2026)を再取得し、Revit を再起動 |
| ジオメトリ欠損(壁が抜ける) | エクスポート時のスケール設定ミスまたは非対応形状 | Export 設定で Scale = 1.0 、形式は RVT に固定し、Revit 側「Import Settings」で Preserve Solids を有効化 |
| スケールズレ | VR デバイスと Revit の単位設定が不一致 | Arkio の Settings → Units をメートルに統一し、Revit のプロジェクト単位も同様に設定 |
| 属性マッピングが失われる | カスタムパラメータ未登録 | 事前に Revit 側で「Shared Parameters」を作成し、Arkio エクスポート時に同名で送出できるよう準備 |
| Workset ロック競合 | 複数ユーザーが同一 Workset を同時編集 | 「Collaborate → Worksets」画面でロック状態を確認し、必要に応じて作業者間で Relinquish Ownership してから再編集 |
重要:上記エラーはすべて「公式サイトの最新情報」と「Arkio ヘルプページ」の手順通りに設定すれば防げます。外部サイト(例:app‑tatsujin.com)への依存は避け、必ず公式リソースを参照してください。
まとめと次のアクション
- 対応環境:Windows 10/11、CPU i7/Ryzen 7 以上、GPU RTX 3060 以上、RAM 16 GB(推奨 32 GB)。公式サポートは Arkio ヘルプページで随時確認。
- プラグイン導入:公式サイトから取得した最新インストーラー(例:
ArkioRevitInstaller_2026.exe)を管理者権限で実行し、Add‑ins フォルダーへ展開 → ライセンスキーで認証。 - 事前設定:Workset と Design Option を有効化し、共同作業のベースを整備。
- エクスポート手順:VR 内から「Export to Revit」→形式は RVT が推奨 → 対象 Workset/Design Option を指定して出力。
- インポート後整理:ファミリ変換、レベル割り当て、属性マッピングを実施し、BIM 標準に合わせた命名規則で管理。
- 同期と履歴:作業前後の Synchronize with Central を徹底し、Worksharing Monitor でロック状態を把握。バージョン機能で変更点を追跡。
- トラブル対策:プラグイン不一致・ジオメトリ欠損・スケールズレは設定見直しと最新版への更新で解決。FAQ を常に確認し、問題が再発したら公式サポートへ問い合わせ。
これらの手順を実践すれば、Arkio の VR モデリング結果を リアルタイムに Revit へ反映 でき、チーム全体でシームレスな BIM ワークフローを構築できます。ぜひ本ガイドをプロジェクト開始時のチェックリストとして活用し、次の設計フェーズから効果的に運用してください。