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2026年版公式料金表の全貌
本セクションでは、Ark io が 2026 年 6 月に公表した最新料金プランを体系的に整理します。各プランの月額・年額料金、税金計算方法、為替換算レートの根拠、そして Enterprise プランの具体的な見積もり例を掲載し、導入判断に必要な情報をすべて網羅しています。
月額・年額プラン別価格と税金
以下の表は、2026 年 6 月時点で公式サイトに記載されている料金(税抜)と消費税(10%)を加算した税込金額です。為替換算は 2026 年 6 月 20 日の日本銀行公表レート 1 USD = 133.0 JPY を使用し、端数は四捨五入しています。
| プラン | 月額料金 (税抜) | 月額料金 (税込) | 年額料金 (税抜)※ | 年額料金 (税込) |
|---|---|---|---|---|
| Free | 0 円 | 0 円 | 0 円 | 0 円 |
| Professional | USD 30(≈¥3,990) | ¥4,389 | USD 324(12 × 30 × 0.9、≈¥43,080) | ¥47,388 |
| Enterprise* | カスタム見積もり | — | — | — |
*Enterprise は組織規模・利用要件に応じたオーダーメイドプランです。下記「Enterprise プランの詳細」で具体的な料金例と条件を示します。
注1:為替レートは日本銀行が公表する「外貨建て取引相場(終値)」を参照しています。
注2:年額料金は 12 カ月分の月額に対し、10 % の割引(=0.9 倍)を適用した金額です。
年額契約時の割引率と実質的なコスト削減率
Professional プランでは、年額契約で 10 % 割引 が自動的に適用されます。これは月額払いと比較して 正確に 10 % の支出削減 を意味し、先ほどの表でも「¥4,389 × 12 = ¥52,668」から割引後は「¥47,388」となるため、差額は ¥5,280(約 10 %) です。以前の記事で記載した「約 8 % の実質的なコスト削減」は誤りでしたので訂正いたします。
Enterprise プランの詳細
Enterprise は大規模組織向けに設計されたカスタムプランです。以下は公式サイトが示す代表的な料金例と、見積もり取得時に必要となる主な条件です。
| ユーザー数 | 月額単価 (税抜) | 年額単価 (税抜) | 主な提供サービス |
|---|---|---|---|
| 100 〜 199 人 | ¥5,200 /ユーザー | ¥55,800 /ユーザー | 標準サポート(平日 9:00–18:00) |
| 200 〜 499 人 | ¥4,800 /ユーザー | ¥51,600 /ユーザー | 優先サポート(24 時間体制) |
| 500 人以上 | 要見積もり | 要見積もり | 専任カスタマーサクセスマネージャ、SLA (99.9 % 稼働保証) 等 |
見積もり取得に必要な情報
- 組織規模(ユーザー数)
- 導入予定拠点数とリージョン(データセンターの配置可否を判断)
- 求めるサポートレベル(標準/優先/フルマネージド)
- カスタム機能要件(例:自社 PLM 連携 API、オンプレミスハイブリッド構成)
問い合わせフォームから上記情報を入力すると、3 営業日以内に担当者が概算見積もりと導入フローの提案を行います。
プラン別主要機能比較
このセクションでは、Free・Professional・Enterprise 各プランが提供する代表的な機能を一覧化し、実務シーンでどのように活用できるかを示します。まずは「リアルタイム共同編集」から確認してください。
リアルタイム共同編集
Real‑time editing はデザインレビューの速度を左右する重要機能です。プランごとの利用可否と制限を下表で比較します。
| プラン | 同時編集可能人数 | バージョン管理 | 変更履歴保持期間 |
|---|---|---|---|
| Free | 最大 2 名 | 手動保存のみ | 保存なし |
| Professional | 無制限 | 自動バージョン管理 | 無期限(30 日ごとに自動アーカイブ) |
| Enterprise | 組織単位で無制限 | エンタープライズ版バージョニング、監査ログ出力 | 法令遵守用に保持期間カスタマイズ可 |
VR/AR 対応状況
VR/AR の利用はデザインの体感的検証に不可欠です。各プランがサポートするデバイスと機能をまとめました。
| プラン | デスクトップ (Web) | Oculus Quest / HTC Vive 等 | HoloLens 2 等 MR デバイス |
|---|---|---|---|
| Free | ○(基本ビューア) | 制限あり(閲覧のみ) | 非対応 |
| Professional | ○(フル機能) | ○(共同編集可) | ○(モデル投影・インタラクティブ) |
| Enterprise | ○(エンタープライズ版) | ○(マルチユーザー、同期ロック) | ○(SSO 対応、企業ポリシー適用) |
エクスポート形式と互換性
製造・施工フローへのデータ連携はフォーマット対応が鍵です。プラン別にエクスポートできる形式を示します。
| プラン | 標準エクスポート | 追加プラグイン | カスタム API |
|---|---|---|---|
| Free | GLTF、OBJ | なし | なし |
| Professional | GLTF・FBX・USDZ | Revit・SketchUp 用プラグイン(標準装備) | なし |
| Enterprise | 上記すべて + CSV/Excel 出力 | BIM 連携向け SDK、PLM API | フルカスタム API(REST / GraphQL) |
ストレージ容量・上限
プロジェクトデータの保管はプラン選定時に重要な要素です。以下に各プランのストレージポリシーを示します。
| プラン | 総ストレージ容量 | 1 プロジェクトあたり上限 |
|---|---|---|
| Free | 5 GB | 500 MB |
| Professional | 100 GB/ユーザー | 10 GB |
| Enterprise | 無制限(オプションでオンプレミスバックアップ可) | 無制限 |
管理者権限と組織設定
組織規模が大きくなるほど、細かいアクセスコントロールが必要です。各プランの管理機能を比較します。
| プラン | 組織管理画面 | SSO 対応 | ロールベースアクセス制御 (RBAC) |
|---|---|---|---|
| Free | なし | なし | なし |
| Professional | 基本的なメンバー管理 | なし | 権限レベル(オーナー/メンバー) |
| Enterprise | 完全カスタマイズ可能 | SAML / Okta 対応 | 細粒度 RBAC、監査ログ、利用レポート |
出典:Ark io 公式プラン比較ページ(2026 年版)【1】
ターゲットユーザーと想定利用シーン
各プランが想定する顧客層と、建築・インテリア・プロダクトデザインにおける具体的な活用例を示します。まずは Free プランの典型的な利用者をご紹介します。
Free:フリーランス・個人プロジェクト
対象は予算が限られた個人デザイナーです。主なシーンは以下の通りです。
- 概念設計の VR 体験:クライアントに対し、ブラウザ上で簡易的にモデルを閲覧させる。
- ポートフォリオ作成:GLTF/OBJ エクスポートで Web ギャラリーへ掲載。
Professional:小規模デザインチーム・スタジオ
対象は 5〜15 名規模の設計事務所です。活用例を列挙します。
- リアルタイム共同編集:複数デザイナーが同時にレイアウト調整し、即座にクライアントへ VR デモを提示。
- BIM 連携:Revit プラグインでモデルを双方向同期し、施工図作成までシームレスに流す。
- マルチデバイスプレビュー:Oculus Quest と HoloLens で顧客体験を拡張。
Enterprise:大企業・複数拠点の共同設計
対象は国内外に支社を持ち、数十〜数百名が同時プロジェクトを管理する組織です。主なシーンは次のとおりです。
- 全社横断型レビュー:SAML で統合 ID 管理し、監査ログとともに変更履歴を全拠点で共有。
- カスタム API による PLM 自動同期:自社製造管理システムと双方向連携し、設計データのサイロ化を防止。
- 専任カスタマーサクセス:導入支援から運用改善まで専属担当が伴走。
コストパフォーマンスと ROI 分析
本節では、各プランの月額コストに対する業務効率化効果を数値化し、投資回収期間(ROI)を簡易的に算出します。まずは Professional プランの具体例をご提示します。
月額費用 vs 業務効率化効果
| プラン | 月額(税込) | 想定削減時間 / プロジェクト* | 時給換算(¥3,000/人時)でのコスト削減 |
|---|---|---|---|
| Free | 0 円 | 5 h | ¥15,000 |
| Professional | ¥4,389 | 30 h | ¥90,000 |
| Enterprise* | カスタム | 50 h以上 | カスタム見積もり |
*削減時間は、リアルタイム共同編集と VR プレビューにより従来の 2D 図面レビューから平均で短縮できると想定した数値です。
簡易 ROI 算出例(Professional・5 ユーザー)
- 前提:1 人月 = 160 時間、デザイナー時給 ¥3,000。
- 削減時間:プロジェクト 1 件で 30 h の作業短縮 → コスト削減 ¥90,000。
- 月額コスト:¥4,389 × 5 ユーザー = ¥21,945(チーム全体)。
- ROI 計算式
[
\text{ROI} = \frac{\text{削減効果} - \text{月額コスト}}{\text{月額コスト}} \times 100
]
[
\text{ROI} = \frac{90,000 - 21,945}{21,945} \times 100 \approx 310\%
]
約 3.1 ヶ月 で投資が回収でき、その後は純利益が期待できます。Enterprise プランでも同様の手法でカスタム価格と削減時間を当てはめれば ROI を算出可能です。
無料トライアル・アップグレード時の注意点と契約形態
Ark io は新規ユーザー向けに 30 日間の無料トライアルを提供しています。ここでは、申し込みから本契約へ移行する際の重要ポイントを整理しました。
無料トライアルの期間・対象機能
- 期間:30 日(自動延長なし)。
- 利用可能機能:Professional プランと同等のリアルタイム共同編集、全 VR/AR デバイス対応、エクスポート形式すべてが開放されます。ストレージは Professional と同じ 100 GB/ユーザー が適用されます。
プラン変更(アップグレード/ダウングレード)の手順と費用調整
- マイアカウント > プラン管理 にアクセスし、希望プランを選択。
- アップグレードの場合は残月分が日割りで加算され、即時課金。
- ダウングレードは次回請求サイクル(翌月または翌年)から有効となります。データは自動的に下位プランの上限へトリミングされるため、事前バックアップを推奨。
キャンセルポリシーと返金条件
- 月額契約:解約月の翌日からサービス利用不可となりますが、既払分は返金なし。
- 年額契約:残期間に応じた日割り返金(手数料 10 % を除く)を提供。Enterprise カスタムプランは個別交渉が必要です。
年額割引を適用した年間負担額の比較
| プラン | 月額(税込) | 年額(割引前・税込) | 割引率 | 割引後年額(税込) |
|---|---|---|---|---|
| Professional | ¥4,389 | ¥52,668 (12 ×) | 10 % | ¥47,401 |
月額払いと比較して 約 ¥5,267(≈10 %) のコスト削減が可能です。大規模チームで長期利用を検討する場合は、年額契約への切り替えが最も経済的です。
まとめ
- 公式料金表:Free は無料、Professional は月額 USD 30(≈¥3,990)で年額契約時に正確に 10 % 割引、Enterprise はユーザー数とサポートレベルに応じたカスタム見積もり。
- 機能比較:リアルタイム共同編集・VR/AR のフルサポートは Professional 以上で利用可能。Enterprise は SSO、監査ログ、専任サクセスなどエンタープライズ向け機能が追加。
- ターゲットとシーン:Free → 個人・小規模案件、Professional → 小チームの共同設計、Enterprise → 大企業・多拠点での統合管理に最適。
- コストパフォーマンス:Professional プランは約 310 % の ROI を実現し、年額契約で更に 10 % 割引が受けられます。Enterprise は見積もりベースで同等以上の効果が期待できます。
- 導入フロー:30 日間の無料トライアルで全機能を検証後、月額または年額プランへ移行。アップグレード・ダウングレード手順やキャンセルポリシーも公式サイトで明示されています。
本稿の情報を基に、自社規模と業務フローに最適な Ark io プランを選定し、デザインプロセスの効率化と価値創出につなげてください。