DIGGLE

Diggleで予実管理をリアルタイム可視化|中小企業向けクラウドツール

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Diggle の概要と予実管理モジュールの特徴

Diggle はクラウド上で経営データを一元化し、リアルタイムに関係者へ共有できるプラットフォームです。本セクションでは、特に「予算(予)と実績(実)の同時可視化」に焦点を当てたモジュールの主な機能と、導入メリットについて概観します。中小企業の財務担当者が日常的に直面する情報遅延や部門間の認識ズレを解消できるかどうかがポイントです。

  • リアルタイム集計
    入力された数値は即座にダッシュボードへ反映され、最新の予実差異を常に把握できます。

  • マルチプロジェクト対応
    部門や案件ごとにテンプレートを作成し、横断的に管理できるため、組織全体の予算配分が見えやすくなります。

  • 権限別ビュー
    経営層・部門長・担当者それぞれに最適化された表示設定を行い、不要な情報漏洩リスクを低減します。

  • ウィジェットのカスタマイズ
    グラフや数値カードをドラッグ&ドロップで配置でき、自社 KPI に合わせたダッシュボードを柔軟に構築可能です。

これらの機能は Diggle の公式サイト(機能紹介ページ)でも確認できますが、実際の導入効果は組織の業務フローとの適合度に依存します。要点としては、リアルタイム性・マルチプロジェクト対応・権限設計の3本柱が中小企業向けに最適化されている点です。


アカウント作成とログイン手順

このセクションでは、Diggle の利用開始までの具体的な操作フローを説明します。初回設定はシンプルですが、組織で SSO(シングルサインオン)を導入する場合は追加手続きが必要になる点に留意してください。

  1. サインアップページへアクセス
  2. URL: https://diggle.jp/

  3. 「無料トライアル開始」ボタンをクリックし、メールアドレスと希望パスワードを入力します。

  4. 送信された認証メール内のリンクを開き、メールアドレスの確認を完了させます。

  5. 初回ログイン時にパスワード再設定が求められることがあります。その際は画面指示に従い、強度の高いパスワードへ変更してください。

  6. SSO 設定(任意)
    組織で Azure AD や Google Workspace などを利用している場合は、管理者が「組織設定」→「SSO 設定」から各プロバイダー情報を登録します。設定画面は公式マニュアルに掲載されています(※画像は権利上の配慮から省略し、公式ドキュメントをご参照ください)。

ポイント:メール認証とパスワード設定が完了すれば、ブラウザだけで Diggle のダッシュボードへアクセスでき、必要に応じて SSO を有効化できます。


プロジェクト/部門別予算テンプレートの設定方法

本節では、標準テンプレートをベースに部門やプロジェクトごとのカスタムテンプレートを作成する手順と、具体的な項目・計算式の設定例を示します。テンプレート統一がデータ集計の正確性に直結するため、最初にしっかり設計しておくことが重要です。

テンプレートのコピーとカスタマイズ

標準テンプレートは「予実管理」メニューから一覧表示できます。以下の流れで部門別テンプレートを作成します。

  1. ダッシュボード左側メニュー → 「予実管理」→「テンプレート一覧」を開く。
  2. 使用したい標準テンプレート(例:売上予測・費用見積もり)の右端にある コピー アイコンをクリックし、部門名やプロジェクト名を付与して新規テンプレートを生成する。

この操作は元テンプレートを保持したまま複製できるため、全社で統一されたフォーマットを保ちつつ部門ごとの要件に応じた調整が可能です。

項目・計算式の設定

コピーしたテンプレート画面では、以下の機能を利用して項目や数式を自由に編集できます。

操作 説明
項目追加 「+」ボタンで新規行を挿入し、ラベル名(例:広告費)を入力。ドラッグ&ドロップで順序変更が可能です。
計算式設定 列設定 > 数式 から Excel ライクな数式を記述。列はアルファベット(A, B, C)で指定します。例:=PrevActual + CurrentPlan は「累積予算=前月実績+本月予定」を表します。
コピー機能 既存テンプレートを元に部門別テンプレートを瞬時に作成でき、設定ミスのリスクが低減します。

カスタマイズ例(新製品開発部)

  • 追加項目:開発費、試作品費、マーケティング予算
  • 数式:累積予算列に =B2 + C2 (前月実績+本月予定)を設定し、月次レビュー時の手作業入力を削減

上記のようにシンプルな数式で自動集計が可能になると、手入力ミスや遅延が大幅に抑えられます。


実績データの取り込み方法(手動・CSV・API)

実績データは業務プロセスやシステム連携状況に応じて 3 通りの方法で Diggle に取り込めます。ここではそれぞれの特徴と、freee 会計との API 連携手順を中心に解説します。

手動入力

  • 利用シーン:小規模プロジェクトや随時更新が必要なケース
  • 操作方法:ダッシュボード上部の「実績入力」ボタンから日付・項目ごとに数値を直接記入。保存すると即座に集計へ反映されます。

CSV インポート

  1. 「設定」→「データインポート」画面で テンプレートダウンロード(列順は Date,Item,Amount)を取得。
  2. Excel 等で実績を入力し、UTF‑8 の CSV として保存。
  3. インポートウィザードにファイルをドラッグ&ドロップし、マッピング確認後に「インポート」ボタンを押すとデータが反映されます。

大量データの一括取り込みに適していますが、列順や文字コードの不一致はエラー原因になるため、事前テストが推奨されます。

API 連携(freee 会計)

Diggle が提供する API キーは「組織設定」→「API 管理」から取得できます。以下は freee の仕訳データを自動で取り込む基本フローです。

  1. freee 側の認証
  2. 開発者向けポータル(freee API 公式ドキュメント)にてクライアント ID/シークレットを取得し、OAuth2 認可フローでアクセストークンを入手。

  3. データ取得

  4. エンドポイント GET /api/v1/companies/:company_id/journals へリクエストし、JSON 形式の仕訳情報を取得します。

  5. Diggle への送信

  6. Diggle のエンドポイント /v1/actuals/import に対して POST リクエストを実行(ヘッダーに Authorization: Bearer <DIGGLE_API_KEY> を付与)。リクエストボディは freee から取得した JSON データをそのままマッピングします。
方法 メリット デメリット
手動入力 即時性、柔軟な修正が可能 大量データに不向き
CSV インポート 一括処理で作業時間を短縮 ファイル作成手間・フォーマット整合性チェックが必要
API 連携 データ取得がリアルタイム化し、二重入力が不要 初期設定がやや複雑、開発リソースが必要

注意:freee の API 利用には利用規約に従った認証・アクセス制御が必須です。公式ドキュメントで最新のエンドポイントと認可手順を確認してください。


予算と実績を比較するダッシュボード活用法

この章では、Diggle のビジュアル機能を使って「予算 vs 実績」の差異を迅速に把握し、意思決定につなげる具体的手順を紹介します。特にアラート設定は過剰支出や未達リスクの早期検知に有効です。

グラフとウィジェットの作成

  1. ダッシュボード画面で「ウィジェット追加」→「棒グラフ」を選択。
  2. 横軸に「月」、縦軸に「予算」「実績」の 2 系列を設定し、色分けして表示します。
  3. 「進捗率」ウィジェットは数式 目標予算 ÷ 累計実績 × 100 を入力し、カラーコード(緑=80%以上、黄=60〜79%、赤=60%未満)で視覚的に評価します。

グラフと進捗ウィジェットを同一ダッシュボードに配置すると、数値だけでなくトレンドも一目で把握できます。

アラート設定例

条件 説明 通知先
Actual > Budget * 1.10 実績が予算の 110% を超えた場合に警告 メール、Slack(「設定」→「アラート」→「新規作成」)
Progress < 0.60 累計進捗率が 60% 未満になったとき メールのみ
  • 設定手順:ダッシュボード右上の「設定」→「アラート」から「新規作成」を選び、条件式・通知方法を入力。
  • 運用例:製造部門でコストが予算の 115% に到達した瞬間に担当マネージャーへメールが届き、即座に原因分析と対策検討が開始されたケースがあります。

アラートは「部門別」「期間別」に細分化できるため、過剰支出だけでなく売上未達や利益率低下も同時に監視可能です。


レポート出力・他ツール連携、導入チェックリスト

本節では、Diggle から生成できるレポート形式と、ERP・会計ソフトとのデータ連携ポイント、そして導入時に陥りやすい失敗を防ぐためのチェックリストをまとめます。

PDF/Excel レポート作成手順

  1. ダッシュボード右上の「エクスポート」アイコンをクリック。
  2. 「PDF 出力」または「Excel 出力」を選択し、レポートに含める期間・項目をチェックします。
  3. スケジュール設定(例:毎月末 23:59 に自動送信)を有効化すると、指定したメールアドレスへ自動配布されます。

  4. PDF の特徴:固定レイアウトで見た目が統一されるため、経営層への定期報告書に適しています。

  5. Excel の特徴:ピボットテーブルや追加計算式で自由に加工でき、財務部門の詳細分析に向いています。

ERP・会計ソフトとの連携ポイント

項目 留意点
データ形式統一 ERP からエクスポートする列名は Diggle のテンプレート(例:cost_center, amount)と一致させる必要があります。
更新頻度の選択 リアルタイム性が求められる場合は API、日次バッチで十分な場合は CSV インポートを利用します。
整合性チェック インポート前に「データ検証」機能で欠損・重複レコードを自動検出し、エラーレポートとして取得できます(画面例は公式マニュアル参照)。

連携設定時はまずサンプルデータでテストインポートを実施し、列順や数値形式の不整合がないか確認することが重要です。

導入時チェックリストと失敗パターン

チェックリスト(必須項目)

  1. ユーザー権限設計
  2. 管理者・閲覧者・編集者を事前に定義し、最小権限の原則で運用する。

  3. テンプレート統一

  4. 部門間で同一フォーマットを使用しないと集計結果がずれるリスクがあります。

  5. データインポートテスト

  6. 本番投入前にサンプル CSV でインポート検証を行い、エラーログを確認する。

  7. アラート閾値の設定

  8. 初期は緩め(例:120%)にし、実績を見ながら段階的に調整します。

  9. バックアップ計画

  10. 月次エクスポートを自動化し、万が一のデータ消失に備える。

よくある失敗パターンと対策

失敗例 原因 対策
テンプレート未統一で集計エラー 部門ごとに列順が異なる 初期段階でテンプレートの標準化ルールを文書化し、全員に周知する。
アラート閾値設定ミス(過剰警報) 閾値が低すぎる パイロット期間中は通知頻度をモニタリングし、閾値を段階的に上げる。
権限漏れでデータ改ざんリスク 全員が編集権限を持つ設定 権限マトリクスを作成し、定期的にレビューする。

以上のチェック項目と失敗例を事前に検証すれば、導入後の運用トラブルを大幅に削減できます。


まとめ

Diggle は予算と実績をリアルタイムで可視化できる点が特徴であり、中小企業でも比較的低コストで導入可能です。ただし、ツール単体の性能よりも 運用設計(テンプレート統一・権限管理・データ連携)の適切さが成功の鍵となります。
本稿で紹介したアカウント作成手順、テンプレート設定、データ取り込み方法、ダッシュボード活用、レポート出力および導入チェックリストを参考に、組織の実情に合わせた段階的な導入計画を策定してください。


参照情報

  1. Diggle 公式機能紹介ページ: https://diggle.jp/functions/
  2. freee API 公式ドキュメント(2024 年版): https://developer.freee.co.jp/reference

本稿は中立的な視点で執筆しており、特定ベンダーの過度な宣伝を意図したものではありません。

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