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Dropbox の有効期限機能とプラン別対応状況
Dropbox では共有リンクに「有効期限」を設定できるかどうきは、利用しているプランによって異なります。2026 年 6 月時点の公式ヘルプ(バージョン 2026.06)を基に、機能が提供されているプランと未対応プランを整理しました。自社でどのプランを利用しているかを正確に把握し、必要に応じてプラン変更や代替策を検討することが情報漏えい防止の第一歩となります。
プラン別有効期限設定可否
| プラン(公式名称) | 有効期限設定 | 代替策(有効期限未対応の場合) |
|---|---|---|
| Basic(無料) | ×(未提供) | パスワード保護、閲覧のみ・ダウンロード無効化 |
| Plus | ×(未提供) | 同上 |
| Family | ×(未提供) | 同上 |
| Professional | ○(提供) | 必要に応じてパスワード保護やダウンロード無効化を併用 |
| Standard (Business) | ○(提供) | 同上 |
| Advanced (Business) | ○(提供) | 同上 |
| Enterprise | ○(提供) | 同上 |
情報源: Dropbox ヘルプセンター「共有リンクの権限を設定する方法」(2026 年 6 月版)。
ポイント:個人向け無料・Plus・Family プランでは有効期限機能は利用できません。その代わりに「パスワード保護」や「ダウンロード無効化」を併用して、リンクの有効期間を実質的に管理することが推奨されます。
Web 版(dropbox.com)で有効期限を設定する手順
Web ブラウザから Dropbox にアクセスすれば、最も汎用的かつ画面情報が豊富な環境でリンクの有効期限や権限を一括管理できます。このセクションでは新規作成と既存リンクの変更・削除手順を順に解説します。
有効期限の新規設定
まずは共有リンクそのものを作成し、期限を付与する流れです。
- 対象ファイルまたはフォルダを選択し、右側メニューの「共有」ボタン(🔗)をクリックします。
- 表示されたポップアップで「リンク設定」を開きます。
- 「有効期限」の項目で [日付を設定] をクリックし、カレンダーから希望の日付を選択します。(時刻は自動的に 23:59 に固定されます)
- 必要に応じて「閲覧のみ」や「ダウンロード無効化」などの権限も同画面で設定し、[保存] をクリックします。
有効期限は最大 365 日まで設定可能です。期限が過ぎるとリンクは自動的に無効となり、受取側には「リンクが無効です」と表示されます。
既存リンクの有効期限変更・削除
すでに共有済みのリンクについて期限を伸ばしたり解除したりする手順です。
- ファイル一覧で対象アイテムを右クリックし、「共有」→「リンク設定」を開きます。
- 「有効期限」の横にある [編集] をクリックして新しい日付を選択、または [削除] で期限そのものを解除します。
- 設定変更後は必ず [保存] を忘れないようにしてください。
画面項目の簡易解説
| 項目名 | 説明 |
|---|---|
| リンク設定 | 有効期限・閲覧権限・パスワード保護を一括管理できるメニュー |
| 有効期限 | 選択した日付の 23:59 に自動で無効化されます |
| 閲覧のみ / ダウンロード無効化 | ファイルは閲覧可能だが、ダウンロードやコピーを防止します |
| パスワード保護 | 任意文字列でリンクアクセスに追加認証を要求できます(別途設定) |
モバイルアプリから有効期限を管理する方法
iOS と Android の Dropbox アプリでも同等の操作が可能です。ここではそれぞれのプラットフォーム向け手順を示します。
iOS アプリでの設定手順
- アプリを開き、対象ファイル/フォルダをタップして 「共有」 を選択します。
- リンク横の 「…」 → 「リンク設定」 をタップします。
- 「有効期限」 の項目で 「日付を設定」 を選び、カレンダーから希望の日付を指定します。
- 必要に応じて 「閲覧のみ」「ダウンロード無効化」 も同画面で切り替え、右上の 「保存」 をタップして完了です。
iOS はデバイスのローカルタイムが適用されるため、時差に注意してください。
Android アプリでの設定手順
- 対象アイテムを長押しし、上部メニューから 「共有」 をタップします。
- 既存リンク横の 「⋮」 → 「リンク設定」 を選択します。
- 「有効期限」 のスイッチをオンにし、カレンダーで期限日を決定します。
- 「閲覧のみ」や「ダウンロード無効化」のトグルも同画面で操作し、「保存」 をタップします。
変更・削除の共通ポイント
- 変更:リンク設定画面から有効期限を再度選び直すだけです。
- 削除:有効期限項目のスイッチをオフにすると、期限が解除されます。
ビジネス・エンタープライズ向け:管理コンソールでポリシー一括設定
Standard、Advanced、Enterprise の Business 系プランでは、組織全体の共有リンクポリシーを管理コンソールから統制できます。ここではデフォルト有効期限と権限の同時設定手順を紹介します。
デフォルト有効期限の一括設定
- 管理コンソール(admin.dropbox.com)に管理者アカウントでログインします。
- 左メニューの 「設定」 → 「共有リンク」 を選択します。
- 「デフォルト有効期限」の項目で 「有効期限を適用する」 をオンにし、最小期間(例:7 日) と 最大期間(例:90 日) を入力します。
- 画面下部の 「保存」 をクリックして設定を確定します。
この設定以降に作成される全ユーザーの共有リンクは、デフォルトで指定した期限が自動付与されます。個別に短い期間を設定すれば上書き可能です。
デフォルト権限(閲覧のみ・ダウンロード無効化・パスワード保護)
- 同じ 「共有リンク」 画面内の 「デフォルト権限」 セクションへスクロールします。
- 「閲覧のみ」と「ダウンロード無効化」のチェックボックスを必要に応じてオンにします。
- パスワード保護は 「必須パスワード」 オプションで有効化し、最低文字数や複雑度ポリシーも設定できます(Enterprise ではさらに細かい制御が可能)。
- 設定後は忘れずに 「保存」 をクリックします。
デフォルト権限と有効期限は独立して管理できるため、たとえば「閲覧のみ+30 日期限」の組み合わせを全社標準として運用できます。
実務で活かすセキュリティベストプラクティス
有効期限だけに依存せず、他の権限設定や定期的なレビューと併用することで情報漏えいリスクを大幅に低減できます。以下は現場ですぐに導入できる具体例です。
期限付き共有とパスワード保護の組み合わせ例
| シナリオ | 推奨設定 |
|---|---|
| 顧客向け提案書(外部協力会社) | 有効期限 14 日、閲覧のみ、必須パスワード(8 文字以上) |
| 社内プロジェクトの中間成果物 | 有効期限 30 日、ダウンロード無効化、パスワード不要(社内認証で保護) |
| 機密文書の一時公開 | 有効期限 7 日、閲覧のみ+ダウンロード無効化、必須パスワード と二段階認証(管理コンソール設定) |
定期的なリンクレビュー手順
- 月次監査:管理コンソールの「共有リンクレポート」から期限切れが近いリンクを抽出します。
- 自動リマインダー:期限 3 日前に Slack やメールで通知(Zapier 等外部連携可)。
- 不要リンク削除:期限が過ぎてもアクセスが不要な場合は、手動または API を利用して即時無効化します。
まとめ:有効期限+パスワード保護をデフォルト設定とし、定期的な監査と自動リマインダーで「期限切れリンクの放置」を防止することが最も実践的かつ効果的です。
参考情報(2026 年 6 月版)
- 共有リンクの権限設定方法(公式ヘルプ): https://help.dropbox.com/ja-jp/share/set-link-permissions
- 共有リンク作成・管理手順(公式ガイド): https://help.dropbox.com/ja-jp/share/create-and-share-link
これらの情報は定期的に更新されるため、最新バージョンを確認した上で運用ポリシーを見直すことをおすすめします。