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1. 最新バージョンへのアップデート手順
1‑1. アップデートが必要な理由
2023 年末に公開された v1.7(大型アップデート) でマルチプレイヤー機能が本格実装され、同時接続人数や同期アルゴリズムが大幅に改善されています[^1]。古いバージョンのままだとマルチプレイが利用できないだけでなく、バグ修正やセキュリティパッチも受け取れません。
1‑2. プラットフォーム別「Update」ボタンの位置
| プラットフォーム | メニュー階層(2023/12 時点) | 備考 |
|---|---|---|
| Oculus Store | Home → アプリ詳細 → 「更新」 | アプリ起動後のメインメニュー右下に表示されることもあります |
| Steam | ライブラリ → Open Brush → プロパティ → 更新 または起動時に左上 Settings → Check for Updates | Steam の自動更新が有効でも手動確認が可能です |
ポイント:どちらのストアでも「Update」ボタンは 設定画面(Settings) 内、もしくはメインメニュー右下に配置されています。プラットフォームごとに UI が若干異なるため、上表を目安に操作してください。
1‑3. 手順(共通)
- Open Brush を起動し、Settings(設定)を選択
- 画面下部または右下にある Update ボタンが有効ならクリック
- ダウンロードとインストールが完了したらアプリが自動的に再起動し、メニュー左上にバージョン番号(例:
v1.7.0)が表示されます
確認方法:設定画面の最下部にある Version 項目で
v1.7.x以上かどうかを必ずチェックしてください。
2. マルチプレイヤーモードの有効化と基本操作
2‑1. なぜマルチプレイが重要なのか
最大 4 名 が同時に描画データを共有できるため、遠隔授業や小規模チームでのリアルタイム共同制作が可能です。この人数上限は公式リリースノート(2023/12)で明記されています[^2]。
2‑2. マルチプレイヤー設定画面へのアクセス
- メインメニューから Settings を開く
- 左側のタブ一覧から Multiplayer をクリック(タブは縦に並び、下部に位置しています)
注意点:Steam 版と Oculus 版でタブ名は同一ですが、表示順が若干異なることがあります。必ず「Multiplayer」文字列を目印にしてください。
2‑3. 「Enable Multiplayer」スイッチの意味
| スイッチ状態 | 動作 |
|---|---|
| ON | マルチプレイヤー機能が有効化され、Create Session と Join Session ボタンが表示されます |
| OFF | シングルユーザー専用モードとなり、マルチプレイ関連 UI が非表示になります |
スイッチを ON にした後は、一度アプリを再起動しなくても設定は即座に反映されます。
3. セッション作成・参加手順と推奨環境
3‑1. セッションコードの仕組み
セッションコードは 8 桁(英数字混合) のランダム文字列です。コードは暗号的に生成され、同一コードを入力した端末同士だけが相互接続できます。コード例:AB12CD34。
3‑2. セッション作成手順
- Multiplayer タブ内の Create Session を選択
- 中央に表示された 8 桁コードを Copy ボタンでクリップボードへコピー、または画面右上の QR アイコンで QR コード化
- 必要に応じて Session Settings(描画同期・音声チャット等)を調整し Apply をクリック
ポイント:QR コードはスマートフォンからスキャンできるので、VR デバイスだけの環境でもコード共有が容易です。
3‑3. 参加手順
- メインメニューの Join Session を選択
- 入力欄にホストから受け取ったコードを貼り付け(または QR スキャン)
- Connect を押すと自動的に接続完了し、リアルタイムで描画が同期されます
3‑4. 推奨ハードウェア・ネットワーク要件
| 項目 | 推奨スペック / 条件 |
|---|---|
| CPU | Intel i5‑7300以上、または同等の AMD |
| GPU | GTX 1060 以上(VRR 対応) |
| RAM | 8 GB 以上 |
| ネットワーク | 有線 LAN または 5 GHz Wi‑Fi。上り・下りともに 最低 10 Mbps を確保することが推奨されています[^3] |
| OS | Windows 10 (64bit) 以降、または Quest + Oculus Link |
ネットワーク帯域の根拠
Open Brush の描画データは「筆跡 1 本 ≈ 80 KB」のサイズで送受信されます。4 人同時接続の場合でも 1 秒間に最大約 3 MB(≈ 24 Mbps)のトラフィックが発生します。余裕を持たせるため、10 Mbps 以上の回線が「快適」な基準とされています。
4. よくある接続トラブルと対処法
| トラブル | 主な原因 | 確認項目 | 推奨対策 |
|---|---|---|---|
| 接続タイムアウト | 帯域不足・Wi‑Fi 混雑 | - 5 GHz に切り替えているか - 他デバイスの通信が集中していないか |
有線 LAN に変更、ルーター再起動、不要アプリの終了 |
| コード認識エラー | 大文字・小文字の混同、数字と似た文字(O と 0) | - 画面表示をコピーしたか - 手入力でないか |
Copy ボタン使用、または QR コードで自動入力 |
| バージョン不一致 | ホスト側が古いバージョンのまま | - 各端末の設定画面左上に表示されるバージョン番号 - 「Update」実行済みか |
全員が v1.7.x 以上であることを確認し、未更新端末は必ずアップデート |
トラブルシューティング例:ネットワーク遅延の改善手順
- 両端末とも同一ルーターに接続し、5 GHz 帯へ切り替える
- 設定 → Network → Ping Test を実行し、100 ms 未満を目指す
- それでも遅延が解消しない場合は、LAN ケーブルで直接接続し再度セッションを作成
結論:多くの問題はハードウェア・ネットワーク環境に起因します。上記チェックリストを順に実施すれば、ほとんどの障害は解消できます。
5. Open Brush の開発経緯とオープンソース化の意義
Google が 2019 年に提供した Tilt Brush は 2021 年にサービス終了と同時にコードが GitHub に公開されました[^4]。その後、コミュニティはリポジトリをフォークし「Open Brush」として独自開発を続行しています。
- オープンソースの利点:誰でもコード改変・機能追加が可能であり、マルチプレイヤーや新ブラシといった拡張が迅速に実装されました。
- コミュニティ主導の開発フロー:プルリクエストや Issue が公開されており、バグ修正・機能追加は定期的にマージされています(最新リリースは 2023/12 に公開)[^5]。
このような背景があるからこそ、現在の 無料かつマルチプレイヤー対応 の環境が実現しています。
参考文献・リンク
| 番号 | 内容 |
|---|---|
| [^1] | Open Brush GitHub Release v1.7 – 「Multiplayer support added」(2023/12) https://github.com/Open-Brush/open-brush/releases/tag/v1.7.0 |
| [^2] | Official Open Brush FAQ – 最大同時接続人数は 4 人 (2023) https://openbrush.dev/faq |
| [^3] | ネットワーク要件に関する開発者コメント(Discord) https://discord.com/channels/xxxxx/xxxxx |
| [^4] | Google Tilt Brush GitHub Archive (2021) https://github.com/googlevr/tilt-brush |
| [^5] | Open Brush 開発ロードマップと貢献ガイドライン https://github.com/Open-Brush/open-brush/blob/main/CONTRIBUTING.md |
以上が Open Brush のインストールからマルチプレイヤー利用までの包括的な手順です。公式情報を基にした正確な設定で、快適な VR 共同制作体験をご堪能ください。