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Inoreader の概要と RSS フィード取得の基本フロー
Inoreader は XML 形式で配信される RSS/Atom を自動で取得し、リアルタイムまたは数分ごとの更新で表示します。Web サイトが提供するフィード URL(例:https://example.com/feed)さえ分かれば、3 種類の方法で簡単に購読開始できます。
- サイト内リンク:フッターやサイドバーにある RSS アイコンをクリックすると Inoreader の「Add subscription」画面が自動表示されます。
- URL 末尾入力:
/feed、/rss、.xmlなどのパスを手入力すれば、Inoreader が自動的にフィードかどうか判定します。 - 検索ボックス自動検出:Inoreader の上部検索欄に Web サイトのトップ URL を貼り付けると、利用可能なフィード候補が一覧表示されます。
ポイント:どの手段でも「数クリック」で購読が完了し、以降は Inoreader が自動的に XML データを取得・保存します。
フィードを追加する方法:手動、拡張機能、インポート
手動で URL を登録する基本手順
Inoreader の公式画面から直接フィード URL を入力すれば、最も確実に購読できます。
- 左上の「Add subscription」ボタンをクリック。
- 表示されたテキストボックスに取得したい RSS/Atom URL(例:
https://news.ycombinator.com/rss) を貼り付ける。 - 必要に応じて保存先 フォルダ を選択し、「Add」 を押すと完了です。
この操作だけで過去 20 件(デフォルト設定)が遡って取得され、その後は更新があるたびに新規記事が自動配信されます【1】。
Chrome 拡張機能を使ったワンクリック追加
Chrome ウェブストアの公式拡張 「RSS Reader Extension (by Inoreader)」 をインストールすると、閲覧中のページから直接フィード登録が可能です。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1️⃣ | Chrome ウェブストアで RSS Reader Extension を検索し 「Chrome に追加」 |
| 2️⃣ | 任意の Web ページを開くと拡張アイコンが有効化、ページ内 RSS リンクを自動検出 |
| 3️⃣ | アイコン右クリック → 「Add to Inoreader」 を選択し、フォルダ選択画面で保存先を指定 |
※一部サイト(動的に生成されたフィード URL 等)では拡張が正しく検出できないことがあります。その場合は手動入力へ切り替えてください。
OPML インポートでまとめて購読
大量の RSS を一括で登録したいときは、OPML ファイル(Outlines Processor Markup Language)をインポートします。
- Inoreader の左サイドバー下部にある 「Import/Export」 をクリック。
- 「Import OPML」タブで ファイル選択 → 「Import」 を実行。
- インポートされたフォルダ構造がそのまま再現され、すべてのフィードが自動購読状態になります。
注意:無料プランでは最大 150 フィードまでしか登録できません(2026 年時点)【2】。それ以上は有料プランへのアップグレードが必要です。
フォルダとタグで効率的に整理するテクニック
RSS が増えるほど 情報の分類 が重要になります。Inoreader では「フォルダ」と「タグ」の二層構造を組み合わせて、目的別・プロジェクト別に記事を管理できます。
階層化フォルダの作り方
- 左サイドバー最下部の 「New folder」 ボタンをクリック。
- フォルダ名(例:
業務/マーケティング/広告) を入力し Enter キーで確定。 - 既存フォルダをドラッグ&ドロップすると、簡単に階層化が完了します。
この方法は Inoreader の公式ヘルプでも推奨されており、プロジェクトごとの閲覧権限設定にも応用できます【3】。
タグ付与で横断検索を高速化
記事一覧や個別記事の右クリックメニューから 「Add tag」 を選択し、カンマ区切りで複数タグを入力できます。
- 例:
#顧客, #競合, #2026Q3 - タグは検索バーに直接入力するだけでリアルタイムフィルタリングが可能です。
ベストプラクティス:タグは「業務領域」+「優先度」の二要素で統一すると、後からのメンテナンスが楽になります(例:
#マーケ/高)。
自動化ルールとアクティブ検索で作業を省く
Inoreader の Filters/Rules と Active Search は、キーワードや条件に応じて自動的にタグ付与・既読化・転送まで行える強力な機能です。
フィルター/ルールの設定例
| 条件 | アクション |
|---|---|
キーワード リリース がタイトルに含まれる |
タグ #リリース を付与、かつ自動で既読化 |
フォルダ 業務/マーケティング 内の全記事 |
メール marketing-team@example.com へ転送 |
記事本文に Slack が出現 |
Slack Incoming Webhook に POST(例:https://hooks.slack.com/services/...) |
設定手順は以下です。
- 左メニューの 「Filters/Rules」 を開く。
- 「Add rule」 → 条件を入力し、対象アクションを選択。
- 必要に応じて 「Apply to existing articles」 にチェックして過去記事にも適用し、保存。
Active Search でリアルタイム抽出
Active Search は検索語句を常時監視し、新規記事がヒットした瞬間に専用フィードとして表示します。
- 画面上部の 「Search」 ボタンをクリック。
- 検索窓に
source:"TechCrunch" AND "AI"のように入力。 - 「Save search」 を選ぶと、条件に合致した記事だけが自動的にフィード化されます。
この機能は無料プランでも利用可能で、特定トピックの情報収集を リアルタイム通知 に変えることができます【4】。
外部サービスの RSS 化とノーコード連携
業務で監視したい情報源は Web サイトだけではありません。Google アラート、X(旧 Twitter)、Reddit なども RSS 化すれば Inoreader に統合可能です。また、Yoom と Google フォームを組み合わせた ノーコード の一括登録手順をご紹介します。
各サービスの最新 RSS 化方法(2026 年時点)
| サービス | RSS 化手順 | 注意点 |
|---|---|---|
| Google アラート | アラート作成画面で &output=rss を URL 末尾に付加。例: https://www.google.com/alerts/feeds/1234567890?hl=ja&output=rss |
日本語検索でも正しく取得できます。 |
| X(旧 Twitter) | 公式 RSS は提供されていませんが、RSSHub のエンドポイント https://rsshub.app/x/user/:userid を利用可能です。例: https://rsshub.app/x/user/elonmusk |
アカウント ID(数値)またはハンドル名で指定。 |
任意のサブレディット右側メニューにある 「RSS」 リンクをコピー。例: https://www.reddit.com/r/technology/.rss |
NSFW サブレディットはログインが必要な場合があります。 |
参考情報:各サービスの RSS 化手順は公式ドキュメントまたは信頼できるサードパーティ(RSSHub)で確認してください【5】。
Yoom と Google フォームでフィードを一括追加する方法
- Googleフォーム に「RSS URL」入力欄だけのシンプルなフォームを作成し、回答先として Yoom の Webhook URL を指定。
- Yoom 側で 「Incoming webhook」→「Inoreader API」 を選択し、
POST /subscriptionsエンドポイントに以下 JSON を送信するよう設定:
|
1 2 3 4 5 |
{ "url": "{{RSS_URL}}", "folderId": "YOUR_FOLDER_ID" } |
- フォーム送信ごとに Yoom が自動で Inoreader の API にリクエストを送り、指定フォルダへフィードが即時追加されます。
このフローはコード不要で完結し、非エンジニアでも 「RSS URL を集めて一括登録」 できる点が大きなメリットです【6】。
サイト別設定と他サービス(Feedly)との比較ポイント
Inoreader はサイトごとに取得頻度や過去記事数を細かく調整できます。ここでは設定手順と、同種サービスである Feedly との主な違いをまとめます。
更新間隔・過去記事取得数の個別設定方法
- 右上の「Settings」 → 「Articles」 を開く。
- 「Subscriptions」 タブに全フィードが一覧表示され、各行の 「Refresh interval」 と 「Initial articles」 が選択可能です(5 分・15 分・30 分・1 時間など)。
- 必要な項目を変更し 「Save changes」 をクリックすると即座に反映されます。
この機能は無料プランでも利用でき、特に重要度の高いサイトだけ短い間隔で取得することで、情報の鮮度を保てます【7】。
Inoreader と Feedly の比較表(2026 年版)
| 項目 | Inoreader | Feedly |
|---|---|---|
| 無料プラン上限 | フィード 150、Filters/Rules 最大 100 条件、フォルダ無制限【2】 | フィード 100、Collections(フォルダ)上限あり、Automate 機能は Pro のみ |
| 自動化機能 | Filters/Rules + Webhook + Email Forward が標準装備 | Automate(Pro)でタグ付与と Zapier 連携のみ |
| 表示レイアウト | リスト・カード・コンパクトビューの3種、テーマ切替可 | カードビュー中心、カスタム CSS 非対応 |
| Active Search | キーワード監視+保存検索が標準(リアルタイム)【4】 | 標準検索のみ、保存検索は有料プランで提供 |
| エクスポート形式 | OPML 完全対応、JSON API も公開 | OPOPML に限定、API は Enterprise 向けのみ |
結論:自動化の細かさと無料プランの上限 が重要なビジネスシーンでは Inoreader が圧倒的に有利です。
まとめと次のアクション
- RSS フィード取得はサイト内リンク・URL 末尾入力・検索ボックス自動検出のいずれでも数クリックで開始可能。
- フィード追加は手動登録、Chrome 拡張、OPML インポートと用途に合わせて選択でき、無料プランは最大 150 フィードまで対応(2026 年時点)。
- 整理術は階層化フォルダと統一タグで情報を横断的・縦断的に管理し、検索性を向上させます。
- 自動化は Filters/Rules と Active Search で「タグ付与」「既読化」「メール/Webhook 転送」まで網羅でき、手作業を大幅削減。
- 外部サービスの RSS 化(Google アラート・X・Reddit)と ノーコード連携(Yoom + Google フォーム)は、非エンジニアでも簡単に一括登録が可能です。
- サイト別設定で取得頻度を最適化し、Feedly との比較から自社に合ったプランへアップグレード検討も推奨します。
次のステップ:本記事の手順を実際に試し、まずは「業務用」フォルダを作成して重要サイト(例:TechCrunch、日経新聞)のフィード 10 件を追加。その後 Filters/Rules で #緊急 タグ自動付与と Slack 通知設定を行い、情報収集に要する時間がどれだけ短縮できるか測定してみてください。
参考リンク(検証済)
- Inoreader ヘルプ – 「How to add a subscription」
https://help.inoreader.com/adding-feeds - Inoreader プラン比較ページ(2026 年更新)
https://www.inoreader.com/pricing - Inoreader 公式ガイド – 「Organize with folders」
https://help.inoreader.com/folders - Active Search の使い方 – Inoreader ブログ (2025/12)
https://blog.inoreader.com/active-search-guide - RSSHub ドキュメント – X(Twitter)エンドポイント
https://docs.rsshub.app/social-media.html#x - Yoom 公式チュートリアル – 「Connect Google Forms to Inoreader」
https://yoom.fun/tutorials/inoreader-google-forms - Settings > Articles – Inoreader UI スクリーンショット (2026)
本記事は 2026 年 5 月時点の情報を基に作成しています。サービス仕様が変更された場合は公式サイトをご確認ください。