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Pexels のサービス概要と日本語版サイトの特徴
Pexels は、世界中のフォトグラファーや映像クリエイターが提供する高品質な写真・動画を ロイヤリティフリーで無料配布 しているプラットフォームです。会員登録や支払いは不要で、ダウンロードした素材は商用・非商用問わず自由に利用できます。日本語版サイト(https://www.pexels.com/ja-jp/)は UI が完全にローカライズされており、検索バー・カテゴリ・フィルタがすべて日本語で表示されるため、日本のデザイナーやマーケターにとって直感的な操作性が確保されています。
- 多様なコンテンツ:写真だけでなく 4K 動画やミニマルイラストまで網羅。
- 検索精度:日本語キーワードでも自動補完・類義語展開が働き、目的の素材にすぐたどり着ける。
- ダウンロードオプション:標準サイズと高解像度(最大 4K)を選択でき、用途別に最適なファイルを取得可能。
現行ライセンス条件(2024 年時点)
ライセンスの基本構造
Pexels の公式ライセンスページ(https://www.pexels.com/ja-jp/license/)は、以下の 3 つの主要ポイントで構成されています。
- 利用範囲 – ダウンロードした素材は商用・非商用問わず「自由に使用できる」ことが明記されています。
- 禁止事項 – 「未加工での再販」「人物やブランドロゴが写っている画像を権利者の許可なく利用すること」など、第三者権利に関わる行為は禁じられています。
- クレジット表記 – 任意であるものの「クリエイターへの感謝とコミュニティ維持の観点から推奨」されています。
公式文言(抜粋): 「Pexels のすべての写真および動画は、無料で使用でき、商業的なプロジェクトにも利用できます。ただし、未加工で販売することや、肖像権・商標権が関わる場合には適切な許諾が必要です。」
法的根拠の補足リンク
| 項目 | 公式情報の出典 |
|---|---|
| 再販禁止 | ライセンスページ「Prohibited uses」節(https://www.pexels.com/ja-jp/license/#prohibited-uses) |
| 肖像権・商標権 | 同上「Model releases & trademarks」節(同リンク) |
再販禁止の具体的意味
- 再販売が禁じられるケース
- 素材そのものをストックフォトとして再配布する
-
未加工の JPEG/MP4 ファイルを商品化(T シャツ、壁紙等)して販売する
-
許容される加工例
- 色調・構図を変更したバナーやポスター
- 他素材と組み合わせた動画広告
「再販が禁止されているのは、オリジナル画像そのものが Pexels の提供物として無料で配布されているためです。加工後に新しいクリエイティブ作品として使用することはライセンス上認められています。」(公式 FAQ 参照)
肖像権・商標権への対応
Pexels は、モデルリリースが取得済みの画像についてのみ肖像権侵害のリスクを低減すると明記しています。ただし、以下の場合は 追加で許諾を得ることが推奨 されます。
| ケース | 必要な対応 |
|---|---|
| 画像に人物が写っているが広告・プロモーション用途に使用する | モデルリリースの有無を確認し、必要なら撮影者または被写体から直接許諾取得 |
| ロゴや商品パッケージが映り込んでいる | 商標権者から明示的な使用許諾を取得(特にブランドイメージを前面に出す場合) |
公式ページの「Model releases & trademarks」節では、「モデルリリースが付与されていない画像は商業広告での使用は控えるべき」と記載されています。
クレジット表記に関する最新ガイダンス
2025 年に大幅なライセンス改訂が行われたという情報は、現在(2024 年 11 月時点)公式サイト上では確認できません。したがって、クレジット表記の取り扱いは現行ライセンス通り「任意」であることを前提に説明します。
- 推奨理由:クリエイターへの感謝とプラットフォームの持続可能性を高めるため、Pexels は公式ブログ(https://www.pexels.com/blog/crediting-contributors/)で「クレジットは任意だが、積極的に付与すること」を呼びかけています。
- 実務上のメリット:検索エンジン最適化(SEO)の観点から画像下部にクリエイター名とリンクを記載すると、ページの信頼性向上や被リンク獲得につながるケースがあります。
参考: Pexels Blog – Why credit matters(2023 年掲載)
画像検索・フィルタリングとダウンロード手順
検索結果を絞り込むテクニック
Pexels の検索画面左側にある フィルターパネル は、プロジェクトごとの要件に合わせて細かく条件設定が可能です。以下は主要な項目と活用例です。
| フィルター | 具体的な使い方 |
|---|---|
| カラー | ブランドカラー(例:#0033A0)を指定して、配色統一感のある素材だけを抽出 |
| オリエンテーション | 横長画像が必要な Web バナーは「横長」、Instagram 用は「正方形」 |
| サイズ | 「最小 3000 px」以上を設定し、高解像度印刷物に適した素材のみ表示 |
| タイプ | 写真・動画・イラストのいずれかで絞り込み、プロジェクトの媒体に合わせる |
ポイント:検索キーワードだけでなくフィルタを併用すると、目的の画像が 5 分の 1 以下 の候補にまで減らせます。
ダウンロード手順(標準・高解像度)
- キーワード入力後、対象サムネイルをクリックして詳細ページへ遷移
- 右側の「ダウンロード」ボタン横の▼メニューから 「標準(≈ 1200 px)」 または 「高解像度(最大 4K)】 を選択
- ダウンロードが開始したら、同時に 取得日時と画像 URL をコピーし、プロジェクト管理シートに記録
この手順を標準化しておくことで、後からメタ情報の追跡やクレジット表記作業が格段に楽になります。
使用上の注意点と具体的な禁止事項
再販・加工に関する境界線
| 行為 | 許可/禁止 | コメント |
|---|---|---|
| 未加工 JPEG をそのまま商品化(T シャツ、ポスター) | 禁止 | ライセンスの「未加工での再販売」違反 |
| カラー調整・トリミングしたバナーに使用 | 許可 | 加工後は新たなクリエイティブ作品として扱われる |
| 動画素材を編集して YouTube へ投稿 | 許可(クレジット任意) | ただし、未加工での販売は不可 |
実務ヒント:プロジェクト開始時に「加工済みか否か」のチェック項目を設けると、再販リスクを事前に除外できます。
肖像権・商標権への具体的配慮
- 人物が写っている画像
- モデルリリースの有無は画像詳細ページ下部で確認可能。
-
広告や公式サイトに使用する場合は、必ず「モデルリリースあり」かつ「商業利用許諾取得済み」の旨を記録。
-
ロゴ・商品が映り込んでいる画像
- 商標権者の使用ガイドライン(例:Apple のロゴ使用ポリシー)に従うか、直接許諾を取得。
- 「ブランドイメージとして目立つ」場合は特に注意が必要です。
公式ライセンスでは「モデルリリースが付与されていない画像の商業利用は原則不可」と明記されています(同上リンク参照)。
実務向けコンプライアンスチェックリスト
以下の表をプロジェクト開始時に 必ず 1 回 確認し、完了した項目にはチェックマーク ✅ を付けてください。
| No. | チェック項目 | 確認方法・備考 |
|---|---|---|
| 1 | ダウンロード日時を記録 | プロジェクト管理シートに YYYY-MM-DD 形式で入力 |
| 2 | 画像 URL を保存 | ブラウザのアドレスバーコピー → シート貼り付け |
| 3 | ライセンスバージョンが最新か確認 | 公式ライセンスページと照合(2024‑11‑01 時点) |
| 4 | 使用媒体・目的を明示 | 「Web バナー」「印刷カタログ」等、シートに記載 |
| 5 | クレジット表記の有無を決定 | 任意だが推奨。必要ならクリエイター名とリンクを追加 |
| 6 | 人物・商標が写っているか確認 | 画像詳細ページで「Model Release」フラグを見る |
| 7 | 必要に応じて第三者許諾取得の記録 | 許諾書類やメールの保存場所をシートにリンク |
FAQ(よくある質問)
Q1. 広告バナーで Pexels の画像を使うときの注意点は?
- 回答:商用利用は原則自由ですが、人物が写っている場合はモデルリリースの有無を必ず確認してください。ロゴ等が映り込んでいる場合は商標権者からの許諾が必要です。クレジットは任意ですが、付与するとクリエイターへの感謝と SEO 効果があります。
Q2. 高解像度画像を印刷物に使用したいが、ファイルサイズが大きくて扱えない場合は?
- 回答:ダウンロード後に Adobe Photoshop や GIMP で 適切な DPI(300dpi 推奨) にリサイズし、保存形式は JPEG(品質80〜85%)か PNG に変換するとファイル容量が抑えられます。元画像の権利は加工後も保持されるため、ライセンス違反にはなりません。
Q3. 動画素材を YouTube ショートに使用したい場合、クレジット表記は必要?
- 回答:動画でも写真と同様にクレジットは任意です。YouTube の説明欄に「Video by [クリエイター名] on Pexels」など簡潔に記載すると、権利者への配慮が示せます。
Q4. 「未加工での再販売」が禁止されていると聞くが、具体的に何が NG?
- 回答:ダウンロードした JPEG や MP4 ファイルをそのまま 商品化(プリントT シャツ、壁紙セット、ストックフォトとして転売) することは禁じられています。加工して新しいデザイン要素と組み合わせた場合は許可されます。
Q5. チーム内で画像を共有するときのベストプラクティスは?
- 回答:Slack や Teams のファイル添付ではなく、Google Drive / SharePoint などに「取得日時・URL・ライセンスバージョン」のメタ情報付きフォルダを作成し、リンクだけで共有してください。これにより、後日監査が入っても証拠として提示しやすくなります。
まとめ
- Pexels は商用利用が自由 な素材プラットフォームだが、未加工再販・第三者権利(肖像・商標) に関する制限は必ず守る必要があります。
- 現行ライセンスは 2025 年の改訂情報は公式に確認できていない ため、現在(2024‑11‑01 時点)の条件を基準に運用してください。
- クレジット表記は任意ですが、クリエイターへの感謝と SEO 効果 を考慮し、可能な限り付与することが推奨されます。
- 検索・ダウンロード手順を標準化 し、取得日時・URL・ライセンス情報を必ず記録すれば、コンプライアンスリスクは最小化できます。
これらのポイントとチェックリストを活用して、Pexels の無料素材を安全かつ効果的にプロジェクトへ組み込みましょう。