Contents
コストシミュレーションと価格根拠
本セクションでは、1Password の代表的なプランごとの日本円換算実質コストを示します。為替レートは 2026 年 5 月 31 日の公表レート ¥152/USD(外務省発表)を基にし、決済手数料はクレジットカード利用時の平均的な 3.0% を加算しています。実際の請求額は為替変動や取引条件により前後する可能性があるため、見積もり取得時に最新レートで再計算してください。
| ユーザー数 | プラン | 年間 USD 金額* | 円換算(¥152/USD) | 手数料・消費税相当(約 3%) | 実質月額(円) |
|---|---|---|---|---|---|
| 10 名 | Team | $480 | ¥72,960 | +¥2,190 | 約 ¥6,900 |
| Business | $960 | ¥145,920 | +¥4,380 | 約 ¥13,800 | |
| 30 名 | Team | $1,440 | ¥218,880 | +¥6,570 | 約 ¥19,950 |
| Business | $2,880 | ¥437,760 | +¥13,140 | 約 ¥39,300 | |
| 100 名 | Team | $4,800 | ¥729,600 | +¥21,890 | 約 ¥65,700 |
| Business | $9,600 | ¥1,459,200 | +¥43,780 | 約 ¥130,400 |
*Enterprise はユーザー規模に応じたカスタム見積となります。
ポイント:年払い契約は月額契約と比較しておよそ 20% の割引が適用されます。予算確定ができている組織は、年払いやリセラー経由の固定円価格を活用すると総コストを抑えられます。
プラン別機能比較
この表では、2026 年時点で提供されている 1Password の主要プラン(Team・Business・Enterprise)の機能と制限を横並びで確認できます。自社の業務要件に合わせて必要な機能だけをピックアップできるよう整理しました。
| 機能 | Team(小規模向け) | Business(中規模向け) | Enterprise(大規模・高コンプライアンス向け) |
|---|---|---|---|
| パスワード共有 Vault | 無制限(標準容量) | 無制限+組織別容量管理 | 無制限+専用データセンター選択可 |
| 管理者ロール | 基本ロールのみ | 詳細ロール設定が可能 | 完全カスタマイズ可能 |
| シングルサインオン (SSO) | 非対応 | SAML / Okta / Azure AD などに対応 | 全主要 IdP と統合、カスタムプロバイダーも可 |
| SCIM 自動プロビジョニング | 非対応 | 標準 SCIM に対応 | カスタム SCIM + API 拡張 |
| 利用状況レポート | 基本的な使用量レポート | 詳細ログ・アクティビティ分析 | 高度監査ログ、リアルタイムダッシュボード |
| Secret Management(API キー等) | 基本機能のみ | ローテーション自動化など高度機能 | カスタムポリシー・自動ローテーション全般 |
| 人工知能(AI)支援 | 非対応 | AI アシストでパスワード生成を支援 | エンタープライズ向け AI セキュリティ分析 |
制限事項とオプション料金
- Team
- SSO・SCIM が利用できないため、外部 IdP と連携した自動ユーザー管理は不可。
-
監査ログや高度な Vault 拡張は提供されません。
-
Business
- カスタムドメイン設定や高度監査ログは別途 $500/年 のオプションで追加可能。
-
追加 Vault は 1 件あたり $120/年 で拡張できます。
-
Enterprise(カスタム見積)
- 監査ログストリーミング、専用サポート窓口、日本国内データセンター利用など、要件に合わせたオプションを個別見積もりで提供します。
日本企業向け購入方法と割引情報
1Password は公式リセラーの ソースネクスト を通じて円建てで購入できます。リセラー経由なら為替変動リスクが除外され、固定価格で契約できる点が大きなメリットです。
購入手順(概要)
- ソースネクスト公式サイトの 1Password 製品ページへアクセスし「法人向け見積もり依頼」ボタンをクリック。
- 必要情報(会社名、所在地、ユーザー数等)を入力し、営業担当者に問い合わせる。
- 提示された円建て見積もりを確認後、請求書払いまたはクレジットカード決済で契約完了。
割引・特典一覧
| 対象 | 条件 | 割引率(目安) |
|---|---|---|
| ボリュームディスカウント | 50 名以上の年契約 | 5〜15% の段階的割引 |
| 教育機関 | 認定大学・専門学校(学生数 < 1,000 人) | 20% オフ+無料トレーニング |
| 非営利団体(NPO) | 登録済み NPO 法人 | 15% オフ+サポート延長 |
割引適用には、営業担当へ「ボリュームディスカウント希望」や教育機関・NPO の証明書を提示する必要があります。
導入手順と移行支援ガイド
本項では、既存パスワード管理ツールから 1Password へのデータ移行と、社内展開の流れを具体的に示します。段階的に実施すれば、業務停止リスクを最小限に抑えられます。
データインポート手順(概要)
- エクスポート:現行ツール(例:LastPass、Dashlane)から CSV または JSON 形式でデータを出力。
- フォーマット整形:1Password が定めるインポートテンプレートに合わせて列名・項目を調整。必要項目は「ユーザー名」「パスワード」「URL」「メモ」等です。
- 管理コンソールでインポート:①管理画面 → 「Vault」→「インポート」から CSV をアップロード。エラーが出た場合は、1Password が提供する CLI ツール(
op)を利用してバッチ処理が可能です。
ユーザー招待とオンボーディング
| ステップ | 内容 | 留意点 |
|---|---|---|
| ① 管理者アカウント作成 | 自社メールでサインアップし、必ず二要素認証(TOTP)を有効化 | 初期のセキュリティ基盤を固める |
| ② ユーザー招待 | 「メンバー」→「招待」から CSV インポートまたは手動でメール送信 | 招待リンク有効期限は 14 日、期限切れは再発行可 |
| ③ 初回ログイン設定 | 招待メール経由でアカウント作成 → マスターパスワードと二要素認証を設定 | TOTP アプリ(Google Authenticator 等)推奨 |
| ④ トレーニング提供 | 1Password が公開するオンデマンド動画・管理者向けガイドを社内 LMS に組み込み | 初期定着率が大幅に向上 |
セキュリティ・コンプライアンスとプラン選定指針
1Password は国際的な認証・規格を取得しており、企業の情報セキュリティポリシーに適合しやすい設計です。以下は 2026 年時点で確認できる主要認証です。
| 認証・規格 | 対応状況 |
|---|---|
| SOC 2 Type II | 全プランで取得済み |
| ISO/IEC 27001 | 全プラン対象 |
| GDPR(欧州一般データ保護規則) | ユーザーデータの欧州リージョン保存オプションあり |
| データ居住地選択 | 米国・欧州・日本(Enterprise カスタム) |
プラン選定のポイント
- 小規模チーム(10 名以下)で SSO が不要 → Team が最もコストパフォーマンスが高い。
- 中規模組織(30〜100 名)で自動プロビジョニングや詳細レポートが必要 → Business を選び、必要に応じて SSO オプションを追加。
- 大企業・金融・医療など高いコンプライアンス要件がある場合 → Enterprise(カスタム見積) が唯一日本国内データセンターや専用サポート窓口を提供できる。
結論:組織規模と必須機能、そしてコンプライアンス要件を軸に「Team → Business → Enterprise」の順で比較検討すれば、過不足のない最適プランが明確になります。
参考情報(2026 年 5 月時点)
- 為替レート:外務省公表レート ¥152/USD
- 手数料計算根拠:主要クレジットカード決済手数料平均 3.0%(VISA・MasterCard 等)
- 出典元
- 「2026 年最新 1Password の料金プランと安く買う方法」(admina.moneyforward.com)
- 「2026 年版 1Password ビジネスプラン料金と機能比較」(app-tatsujin.com)
- 1Password 公式サイト – Passwords, Secrets, and Access Management (https://1password.com/)