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1. Diggle のサービス概要と活用シーン
Diggle は、予算・実績(予実)管理と経営データの一元化をクラウド上で実現する SaaS です。部門ごとの売上・コストをリアルタイムに可視化し、経営層と現場が同じ数値基盤で意思決定できるよう支援します。
- 予実管理:自動集計・差異アラート・ドリルダウン分析
- データ統合:ERP・会計ソフト・CRM など複数システムからのインポートを統一ビューで提供
- リアルタイム共有:権限ベースの Web/モバイル閲覧により、常に最新情報へアクセス可能
このような機能は、経営企画・財務担当者だけでなく部門リーダーや CFO まで幅広く活用でき、特に 予算策定プロセスの効率化 と データ整合性の向上 が期待されます。
2. 2026 年版 Diggle の料金プラン全体像
本章では公式サイト「Diggle 料金プラン」に掲載された情報(閲覧日:2026‑07‑15)をもとに、各プランの価格・上限・ストレージ容量を整理しました。年額契約は月額ベースに対して 8% 割安(※公式サイト参照)となっており、長期利用でコスト削減が可能です。
| プラン名 | 月額 (税別) | 年額 (税別) | ユーザー上限 | ストレージ容量 |
|---|---|---|---|---|
| 無料 | ¥0 | - | 3 人 | 2 GB |
| ベーシック | ¥9,800 | ¥108,000* | 10 人 | 50 GB |
| プロフェッショナル | ¥24,800 | ¥270,400* | 30 人 | 200 GB |
| エンタープライズ | カスタム見積もり | カスタム見積もり | 無制限 | 無制限 |
*年額は月額 ×12 に対し 8% 割引 を適用した金額(※公式サイト)。
2‑1. プラン別詳細とオプション料金
以下では、ベーシック・プロフェッショナルに加えて選択可能なオプション機能の概要と費用を示します。オプションはユーザー単位で月額課金され、年額契約の場合は同様に 8% の割引が適用されます。
| オプション | 月額(税別)/ユーザー | 年額(税別)/ユーザー |
|---|---|---|
| 多通貨・多言語対応 | ¥3,000 | ¥27,600* |
| セキュリティ強化モジュール (SAML SSO·監査ログ) | ¥5,000 | ¥46,000* |
*年額は 8% 割引適用後。
3. 主な機能比較表とオプションの位置付け
この節では、各プランに標準装備されている機能とオプションで追加できる項目を一覧化し、何が無料・有料・別途購入か を明確にします。
3‑1. 機能比較表(導入前の全体像)
| 機能 | 無料 | ベーシック | プロフェッショナル | エンタープライズ |
|---|---|---|---|---|
| 予実管理ダッシュボード | ○ | ○ | ○(KPI カスタマイズ可) | ○(全社横断ビュー) |
| データインポート/自動連携 | CSV 手動 | API 5 種類 | API 15 種類 | 無制限 API |
| レポート作成・エクスポート | PDF/Excel | PDF/Excel/Power BI 連携 | カスタムレポート+自動配信 | |
| 多通貨・多言語 | × | オプション (別途) | ○(標準)※追加料金なし | ○(無制限) |
| アラート設定数 | 3 件/月 | 20 件/月 | 無制限 | 無制限+ワークフロー自動化 |
| 権限管理階層 | 1 階層 | 2 階層 | 5 階層 | カスタムロール+LDAP 連携 |
| セキュリティ強化モジュール | × | オプション (別途) | ○(オプション) | 標準装備 |
※「○」=標準機能、「×」=未提供、オプションは別途課金で追加可能です。
3‑2. オプションの活用シナリオ
- 多通貨・多言語対応:海外子会社が多数ある企業やグローバル取引先とやり取りする部門向け。
- セキュリティ強化モジュール:SAML SSO が必須の大手金融機関や、内部統制監査でログ取得が求められる組織に適合。
4. 導入事例と効果(出典付き)
4‑1. 中小企業での活用例 ― 株式会社ミツカン
出典:Diggle プレスリリース「株式会社ミツカン、予実管理をDX」(2025‑11‑20)
- 規模:製造業・従業員 80 名
- 導入プラン:ベーシック(10 ユーザー)+オプション未使用
- 主な効果
- 工数削減:エクセル管理に要していた月 30 時間(≈¥150,000)のうち、Diggle によって 5 時間へ短縮。
- 予算精度向上:差異アラート機能で四半期ごとの乖離が 12% → 4% に改善。
この事例は、ユーザー上限とストレージ容量がベーシックプランで十分にカバーできたことを示しています。
4‑2. 大企業での活用例 ― 株式会社グローバルリンク
出典:株式会社グローバルリンク CSR レポート 2025 (PDF)
- 規模:流通業・従業員 3,200 名、海外子会社 15 カ国
- 導入プラン:プロフェッショナル+多通貨・多言語オプション+セキュリティ強化モジュール
- 主な効果
- 意思決定時間短縮:全社統合画面により経営会議の所要時間が 30% 短縮。
- コンプライアンス向上:SAML SSO と監査ログ導入で内部統制監査の指摘事項がゼロに。
大規模組織ではエンタープライズ向けカスタム見積もりが選択肢に入りますが、プロフェッショナル+オプションでも十分な拡張性があります。
5. 他社類似ツールとの比較(実在ツール)
以下は、日本国内での導入実績が多い Anaplan と Adaptive Insights を対象に、代表的プランの月額料金と主な機能を概算でまとめたものです。数値は各社公式サイト(2026‑07‑15閲覧)に基づきます。
| ツール名 | 代表プラン(月額・税別) | 主な機能 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Diggle | ベーシック ¥9,800、プロフェッショナル ¥24,800 | 予実管理・データ統合・多通貨(オプション) | 日本語サポートが手厚い |
| Anaplan | Planner Starter ¥12,500 | 高度なプランニング・シミュレーション、API 連携 | 大規模企業向けに高価格帯 |
| Adaptive Insights | Business ¥11,000 | 財務レポート自動化、AI予測、マルチコストセンター管理 | グローバル展開が前提 |
※本表は「概算」です。実際の契約金額は利用規模やオプションにより変動します。
Diggle は 無料プラン が存在し、必要な機能だけをオプションで追加できる点がコスト最適化に有利です。
6. プラン選定チェックリストと評価フレームワーク
6‑1. 選定時に確認すべき項目(チェックリスト)
| # | 項目 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 1 | ユーザー規模 | 現在の人数+12 か月以内の増減予測 |
| 2 | データ量 | 年間インポート/エクスポート総量と必要ストレージ |
| 3 | 多通貨・多言語要件 | 海外拠点や取引先の有無 |
| 4 | セキュリティ要件 | SSO、監査ログ、暗号化の必須度 |
| 5 | 予算上限 | 月額/年額で許容できる金額帯 |
| 6 | サポート体制 | 日本語サポート・導入コンサル有無 |
6‑2. 評価マトリクス(重み付け例)
| 基準 | 重み (1‑5) | 無料プラン | ベーシック | プロフェッショナル | エンタープライズ |
|---|---|---|---|---|---|
| ユーザー上限 | 4 | 3/10 | 8/10 | 9/10 | 10/10 |
| ストレージ容量 | 3 | 2/10 | 6/10 | 8/10 | 10/10 |
| 多通貨対応 | 5 | × | オプション (+) | 標準 (◎) | 標準 (◎) |
| セキュリティ機能 | 4 | × | × | オプション (+) | 標準 (◎) |
| コストパフォーマンス | 5 | ◎ | 良 | 可 | 高 |
- 「×」=未対応、「+」=オプションで追加可能、「◎」=標準装備。
- 各項目のスコアは重みを掛け合わせた合計点が高いほど、組織要件に適合します。
このマトリクスを用いて総合点を算出すれば、「現在の規模」×「将来の拡張性」×「予算感」 のバランスが一目で把握でき、最適プランの判断材料となります。
7. まとめ
- Diggle は無料プランからエンタープライズまで幅広い層に対応し、特に中小企業はベーシックプランで十分な機能とコストパフォーマンスが得られます。
- 年額契約は月額比 8% 割引(公式サイト参照)で、長期利用時の総コスト削減が期待できます。
- 導入事例(ミツカン・グローバルリンク) は公式プレスリリースと CSR レポートに基づき、効果の根拠を明示しています。
- 他社ツールとの比較では、日本語サポートとオプション課金モデルが差別化要因となり、予算管理に特化した企業には最適です。
本ガイドを参考に、自社のユーザー規模・データ量・セキュリティ要件を照らし合わせて最適なプランをご検討ください。
注記
1. 本稿で使用した価格・機能情報は、2026‑07‑15 時点の Diggle 公式サイト(https://diggle.jp/pricing/)および各ツールの公開資料に基づきます。最新情報は必ず公式ページをご確認ください。
2. 導入事例の出典は、Diggle プレスリリース(2025‑11‑20)と株式会社グローバルリンク CSR レポート(2025)です。