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Spring Bootプロジェクト作成の準備:Java環境確認とインストール

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Javaバージョンの確認方法

Javaがインストールされているかは、コマンドラインで java -version を実行することで簡単に確認できます。出力されるバージョン情報から、17以降であることを確認してください。

  • Windows
    PowerShellまたはコマンドプロンプトを開き、java -version を入力します。

  • macOS/Linux
    Terminalを開き、同様に java -version を実行します。

Javaがインストールされていない場合やバージョンが古い場合は、公式サイトから最新版をダウンロードしてください。


JDKのインストール手順(Windows/macOS/Linux別)

Windows

  1. Azul Zulu または OpenJDKのサイトから Java 17 をダウンロードします。
  2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストーラーを起動します。
  3. インストール先を選択し、完了ボタンを押下します。

macOS

  1. Azul Zulu からパッケージをダウンロードします。
  2. .dmg ファイルを開き、JDKを /Library/Java/JavaVirtualMachines に配置します。

Linux(Ubuntuなど)

  1. 終端で以下を実行し、リポジトリを追加します。
    bash
    sudo apt update
    sudo apt install openjdk-17-jdk

  2. インストール後、java -version で確認してください。

環境変数の設定
.bashrc, .zshrc などに export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH を追加し、環境変数を反映させます(例: $JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-17-openjdk-amd64)。


Spring Initializrでプロジェクトテンプレートを作成する

Spring Bootのプロジェクト作成には、公式ツール「Spring Initializr」が非常に便利です。Webブラウザ上で簡単な設定を行い、すぐにプロジェクトファイルをダウンロードできます。

Spring Initializrの特徴と使い方

Spring Initializrは、プロジェクト構造や依存関係を自動生成する公式ツールで、以下のような機能があります。

  • テンプレート選択: プロジェクト型(Gradle/Maven)を選べる
  • 依存関係追加: Spring Web、Thymeleafなど必要なライブラリが選べる
  • 自動生成: 一括でプロジェクトファイルを作成してZIPダウンロード可能

使用手順は以下の通りです。

  1. https://start.spring.io/ を開く
  2. Project から GradleかMavenを選択
  3. Language を Java(Java 17以降対応)に設定
  4. Dependencies から必要なライブラリを追加(例: Spring Web)
  5. 下部の Generate ボタンをクリックし、ZIPファイルをダウンロード

必要な依存関係の選定ポイント

Spring Initializrでは「Dependencies」セクションでプロジェクトに含めるライブラリを選べます。初心者向けには以下がおすすめです。

  • Spring Web: Webアプリケーションを作成するための基本ライブラリ
  • Thymeleaf: テンプレートエンジン(Web開発の際によく使われます)
  • Spring Data JPA: データベース操作を行うためのライブラリ

注意事項
依存関係は必要最小限に留めることをおすすめします。不要なライブラリは後で追加できます。


GradleとMavenどちらでプロジェクトを作成すべきか?

Spring BootではGradleとMavenの両方が使用可能ですが、初学者にとってはGradleの方が扱いやすいです。以下にそれぞれの特徴を比較します。

Build Tool選択時の考慮要素

項目 Gradle Maven
ファイル構造 build.gradle で管理 pom.xml で管理
依存関係の追加 Kotlin DSLやGroovy言語で記述可能 XML形式で記述される
初期設定の難易度 初心者向けにシンプル 標準的な構成だが、XMLの理解が必要

Gradleは柔軟性が高く、学習コストも低いですが、企業での使用率はMavenに比べて少なくなっています。最新トレンドでは両方の利用が増えています(2023年調査ではMaven: 62%, Gradle: 58%)。


初期設定後の違いの具体例

以下に、ライブラリ追加時の手順を比較します。

  • Gradleでの依存関係追加
    build.gradle に以下を追加し、./gradlew build を実行します。
    groovy
    dependencies {
    implementation 'org.springframework.boot:spring-boot-starter-thymeleaf'
    }

  • Mavenでの依存関係追加
    pom.xml に以下を追加し、mvn clean install を実行します。
    xml
    <dependency>
    <groupId>org.springframework.boot</groupId>
    <artifactId>spring-boot-starter-thymeleaf</artifactId>
    </dependency>

Gradleはコマンドが簡単で、構成ファイルも短いのが特徴です。


生成されたプロジェクトファイルの構造と基本設定

Spring InitializrでダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、以下のようなフォルダ構造になります。この構造を理解しておくことで、後々の開発がスムーズに進みます。

main/javaとresourcesフォルダーの役割

  • src/main/java/: Javaソースコードを置く場所です。初期プロジェクトでは com.example.demo.Application というクラスがあり、起動用メソッドが定義されています。
  • src/main/resources/: リソースファイル(テンプレートや設定ファイル)が保存されます。

以下は典型的なフォルダ構造の例です。

ポイント
src/main/java 以下のパッケージ構成は、プロジェクトの規模に応じて変更可能ですが、初期設定では com.example.demo をベースにします。


application.propertiesの基本設定

application.properties ファイルはSpring Bootアプリケーションの挙動を制御するための設定ファイルです。以下の例のように、ポート番号やログレベルなどを変更できます。

  • server.port: 実行時に使用されるポート番号(デフォルトは8080)
  • logging.level.root: ログの出力レベル(DEBUG/INFO/WARN/ERRORなど)

IDEへのインポートと最初の実行まで

ダウンロードしたプロジェクトをIDEにインポートし、実際にSpring Bootアプリケーションを動かしてみましょう。ここではIntelliJ IDEAとVS Codeの手順を紹介します。

IntelliJ/VSCodeでのプロジェクト読み込み手順

  1. ZIPファイルを解凍し、フォルダを開きます(例: demo フォルダ)。
  2. IntelliJFile > Open からフォルダを選択し、Import Project をクリックします。
  3. VS Code は拡張機能「Java Extension Pack」をインストール後、フォルダを開きます。

Gradle/Mavenの自動構築
IntelliJではプロジェクト読み込み時に自動でGradle/Mavenが実行され、依存関係が解決されます。VS Codeでも自動的に依存関係がロードされます。


Hello Worldサンプルの実行確認

プロジェクトを起動するには、以下のようにします。

  • IntelliJ
    Run > Run 'Application.main()' を選択し、Spring Bootアプリケーションを起動します。

  • VS Code
    メインクラス(例: Application.java)で右クリック → Run を選択します。

起動後、ブラウザに http://localhost:8080 を入力すると、デフォルトの「Hello World」画面が表示されます。

確認方法
コンソールに出力されるログを見てください。Started Application in ... seconds と表示されたら成功です。


プロジェクト作成後の補足設定と次にやること

Spring Bootプロジェクトの初期構築が完了したら、次のステップとして自動生成されたクラス確認や簡単なAPI実装を行ってみましょう。

自動生成されたmainクラスの確認

Spring Initializrで作成された Application.java には、以下のようなコードがあります。

このクラスはアプリケーションを起動するためのエントリポイントです。@SpringBootApplication アノテーションにより、コンポーネントスキャンや設定読み込みが自動的に行われます。


簡単なAPI実装サンプル

初期プロジェクトにREST APIを1つ追加してみましょう。以下のように DemoController.java を作成します(src/main/java/com/example/demo/ に保存)。

起動後、http://localhost:8080/api/hello にアクセスすると、「Hello, Spring Boot!」と表示されます。

次にやることのまとめ
- データベース接続設定(Spring Data JPAなど)
- テンプレートエンジン(Thymeleaf)でのHTML作成
- アプリケーションの配布方法(JAR化など)


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