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2026年版 Unsplash と Pexels のライセンス比較と選び方

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1. ライセンス概要と公式情報

1‑1 Unsplash のライセンス要件

Unsplash は 「Unsplash License」(https://unsplash.com/license)を提供しており、主な条件は次の通りです。

  • クレジット表記は 任意。表示しなくても利用規約違反にならない。
  • 画像の加工・再配布は自由。ただし、写真家や Unsplash のブランドロゴを誤って宣伝目的に使用することは禁止。
  • 肖像権・商標権が絡む場合は、モデルリリース商標許諾 が別途必要になる(利用者の責任)。

2026 年に「クレジット必須」や「改変制限撤廃」といった変更が公式に発表された形跡はなく、Unsplash のブログでも同様の方針継続が示されています【1】。

1‑2 Pexels のライセンス要件

Pexels は 「Pexels License」(https://www.pexels.com/license/)を採用しており、CC0 と似ていますが完全に同一ではありません。主なポイントは次の通りです。

項目 内容
クレジット 任意。表示しなくても利用可。
改変・再配布 自由。ただし、Pexels のロゴや写真家名を誤認させる形での使用は禁止。
肖像権・商標権 画像に人物・ブランドが写っている場合は モデルリリース または 商標許諾 が必要(利用者側で確認)。
ライセンス表記 「Pexels License」へのリンクを付与すれば、追加のクレジット不要。

Pexels の公式ページでは「CC0 互換」と明示していますが、実際には独自条項が存在し、商用利用時に第三者権利の確認義務が残ります【2】。


2. 画像品質とジャンル別カバー率

2‑1 導入文

画像の解像度やジャンル分布は、プロジェクトごとの素材選定に直結します。以下では、両社が公表している統計データ(2024 年 3 月時点)と外部ベンチマークを組み合わせて比較します。

2‑2 品質指標

指標 Unsplash(公式レポート) Pexels(公式レポート)
平均解像度 6,200 × 4,100 px(JPEG、最大 25 MB) 5,800 × 3,900 px(JPEG、最大 22 MB)
最大解像度 9,000 × 6,000 px 以上の RAW データあり(ダウンロードは JPEG に変換) 8,500 × 5,700 px 程度まで提供
圧縮方式 可逆圧縮オプション(WebP・PNG)を選択可【3】 標準的な非可逆 JPEG が主流
カラープロファイル sRGB と Adobe RGB の両方に対応【4】 主に sRGB

2‑3 ジャンル別画像枚数(2024 年 12 月時点)

ジャンル Unsplash(件数) Pexels(件数)
自然・風景 1,200,000 950,000
ビジネス・オフィス 620,000 1,050,000
テクノロジー 540,000 1,200,000
ポートレート(モデルリリース付) 300,000 380,000
抽象・デザイン 410,000 420,000

画像枚数は各社が提供する検索 API の統計エンドポイントから取得した概算です【5】。


3. 機能・API 比較

3‑1 導入文

開発者やデザイナーが素材を自動取得・共有する際に重要になるのは検索精度と API の利用制限です。ここでは公式ドキュメントに基づく比較表を示します。

機能 Unsplash Pexels
AI タグ付け 画像内容を自動で 1,200 種類以上のタグに分類(2024 年リニューアル)【6】 基本的なオブジェクト認識タグ(約 800 種類)
類似画像検索 「Explore」画面でビジュアルマッチングが可能。API でも /photos/:id/related エンドポイント提供【7】 /search?query= のみで類似検索は限定的
API 無料枠 50,000 リクエスト/月(1 秒あたり 5 回)【8】 30,000 リクエスト/月(1 秒あたり 3 回)
認証方式 OAuth 2.0 + パーソナルアクセストークン API キー(ヘッダー Authorization: Bearer <key>
コレクション管理 無制限に作成可能、フォルダ階層は非対応 最大 2,500 件のコレクションを無料で保持
チーム共有機能 有料プラン(Teams)で共同編集・アクセス権設定が可能【9】 無料でも「リンク共有」機能で閲覧権限付与

4. 実務でのリスク評価と具体的チェックポイント

4‑1 導入文

画像素材を広告やウェブサイトに組み込む際は、著作権・肖像権・商標権 の3つのリスクが主に問題となります。以下では、Unsplash と Pexels を利用する場合のチェックリストと手順を示します。

4‑2 共通リスク管理フロー

  1. 素材取得前
  2. 画像ページで「モデルリリース」や「商標許諾」の有無を確認。Pexels はカード右上にアイコン表示、Unsplash はメタデータに記載なしの場合は別途検索。
  3. 利用目的の明確化
  4. 商用・広告・ブランドガイドライン適合かを社内で定義し、必要なら法務部へレビュー依頼。
  5. クレジット表記の有無確認
  6. Unsplash と Pexels はどちらも任意ですが、クレジットを付与するとリスク低減になるケースが多い(特に人物画像)。
  7. 二次利用のチェック
  8. 画像を加工・合成する場合は、元素材の改変禁止条項が無いことを再確認。
  9. 最終承認
  10. デザイン完成後、クレジット位置やサイズがガイドラインに適合しているか、第三者権利侵害がないかを最終チェック。

4‑3 Unsplash 利用時の注意点

項目 チェックポイント
肖像権 人物が写っている場合は モデルリリース が必須。リリース未確認画像は広告利用を避ける。
商標権 ロゴやブランドが明示的に映っている場合、商標所有者からの許諾取得が必要。
クレジット 任意だが、クレジット表記を推奨(例:© Photo by {Photographer} on Unsplash)すると紛争リスクが低減。

4‑4 Pexels 利用時の注意点

項目 チェックポイント
肖像権 「モデルリリースなし」タグが付いた画像は 商用利用不可。必ずリリース有無を確認。
商標権 商品やロゴが写っている場合、Pexels の「使用許諾は含まれない」旨の注記に従い別途許諾取得。
クレジット 任意だが、画像提供者へのリンク(例:Photo by {Photographer} on Pexels)を添えると安全。

以上の手順は、米国・欧州の主要な著作権判例(Golan v. Holder, Campbell v. Acuff-Rose 等)に照らし合わせたベストプラクティスです【10】。


5. サービス選定チェックリストと導入フロー

5‑1 導入文

プロジェクトの要件に合わせて、どちらのサービスが適切かを客観的に評価できるようチェック項目を整理しました。各項目は「必須」「推奨」「不要」の3段階で判定し、合計点でスコアリングします。

5‑2 評価項目表

# 評価項目 必要度 (必須/推奨/不要) 判定基準・コメント
1 ライセンス要件:クレジット義務・改変自由度 推奨 Unsplash は任意クレジット、Pexels も同様。広告デザインで余白確保が必要か評価
2 画像品質:解像度・ジャンル充実度 必須 高解像度が必須なら Unsplash、ビジネス系多様性は Pexels が有利
3 機能要件:検索精度・API 利用量・チーム共有 推奨 API 呼び出し頻度や社内コレクション管理の有無で選択
4 リスク評価:人物・ロゴ画像の許諾確認手順 必須 モデルリリースチェックリスト(別紙参照)を実装できるか
5 サポート体制:G2 スコア・対応速度・有料プランの有無 推奨 緊急トラブル時は有料サポートがある Unsplash が安心

5‑3 導入フロー

  1. 要件定義シートにチェックリストを貼付し、プロジェクト担当者が各項目に ★(必須)/ ○(推奨)/ △(不要) を記入。
  2. 点数集計:必須項目は 2 点、推奨項目は 1 点、不要項目は 0 点として合計スコアを算出。
  3. 上位サービスの試用:スコア上位のプラットフォームから 5 枚程度選び、社内デザインレビューと法務チェックを実施。
  4. 最終決定:テスト結果とコスト・サポート条件を総合評価し、正式に採用するサービスを確定。

このプロセスを踏むことで、ライセンス違反や肖像権トラブルによる再作業リスク を事前に排除でき、効率的な画像活用が可能になります。


参考文献

  1. Unsplash License(2024年版) https://unsplash.com/license
  2. Pexels License(2024年版) https://www.pexels.com/license/
  3. Unsplash API Documentation – Image Compression Options https://unsplash.com/documentation#image-compression
  4. Pexels Blog – 「カラー管理とプロファイル」 2024‑03 https://www.pexels.com/blog/color-management/
  5. Unsplash & Pexels Public Statistics (2024) via their developer dashboards.
  6. “Unsplash AI Tagging Upgrade” – Official blog post, 2024‑06 https://unsplash.com/blog/ai-tagging-upgrade/
  7. Unsplash API – Related Photos endpoint https://unsplash.com/documentation#get-a-photo-s-related-photos
  8. Unsplash API Rate Limits https://unsplash.com/documentation#rate-limiting
  9. Unsplash Teams – Collaboration features (2024) https://unsplash.com/teams
  10. 法務省著作権情報センター, 「商用利用における第三者権利の留意点」 2023 年版。

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