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サービス終了概要と公式アナウンス
Meta は 2026 年 2 月 16 日をもって Horizon Workrooms の提供を終了することを正式に発表しています(※公式ヘルプページをご確認ください)。この日以降は Workrooms にログインできなくなるだけでなく、同日に関連データがすべて削除され、復元は不可能となります。利用者はサービス停止前に必要な情報をエクスポートし、安全な場所へ保管することが唯一の対策です。
重要ポイント:終了後のデータ復旧は技術的・法的に認められていません。
データ削除スケジュールと重要期限
サービス停止までのタイムラインを把握し、各期日を守ってバックアップ作業を完了させることが不可欠です。以下の表は公式情報(Meta Account Center の告知)に基づく主要な期限をまとめたものです。
| 期限 | 必要な作業 | 推奨完了時期 |
|---|---|---|
| 2026‑02‑16 前 | Workrooms にログインし、重要会議の録画や資料をローカル保存 | 1 月中 |
| 2026‑04‑30 まで | Meta Account Center から全メタデータをエクスポート | 3 月末 |
| 2026‑06‑30 前 | バックアップ先へ暗号化転送し、復元テストを実施 | 5 月末 |
ポイント:期限を過ぎるとサーバー上のデータは完全に消失します。
Meta Account Centerで取得できるデータとエクスポート手順
取得可能なデータ種別
Meta Account Center(https://accountscenter.meta.com)からエクスポートできる項目は以下の通りです。実際に取得できるファイル形式や内容は公式ヘルプで随時更新されますので、最新情報をご確認ください。
| カテゴリ | 主な内容 | 出力形式 |
|---|---|---|
| プロフィール情報 | ユーザー名・メールアドレス・所属組織など | CSV / JSON |
| 会議履歴 | 参加日時・参加者リスト・部屋 ID | CSV |
| ファイルメタデータ | アップロード名、サイズ、アップロード日 | CSV |
| ビデオ・音声のメタ情報 | 録画 ID、開始/終了時刻 | JSON |
※実体の映像・音声ファイルはエクスポート対象外です。
エクスポート手順
- ブラウザで
https://accountscenter.meta.comにアクセスし、Meta アカウントでサインインします。 - メニューから「データとプライバシー」→「ダウンロードするデータ」を選択します。
- 「Horizon Workrooms」項目にチェックを入れ、エクスポート形式(CSV 推奨)と対象期間を指定します。
- 「リクエストを送信」ボタンをクリックすると、処理完了後にメールでダウンロードリンクが通知されます(最大 30 日かかることがあります)。
ポイント:余裕を持ってリクエストし、取得したファイルは暗号化して保存してください。
Workrooms 内コンテンツのローカル保存方法
会議録画・音声の保存
- 会議終了前に右上の「録画保存」ボタンをクリックします。
- 録画は PC または Quest デバイスの
~/Documents/Meta/Workrooms/Recordingsに MP4 形式で自動保存されます。 - 必要に応じて別フォルダへ移動し、暗号化ツールで保護します。
共有ファイル・資料の取得
- Workrooms の左サイドバーから「ファイル」タブを開くと、アップロードされたすべてのドキュメントが一覧表示されます。
- 各ファイル横の ダウンロードアイコン をクリックし、元の PDF・PPTX 等をローカルに保存してください。
プロフィール設定やカスタマイズ情報のエクスポート
- アプリ右上のプロフィール画像 → 「設定」へ進みます。
- ページ下部の「アカウント情報をエクスポート」ボタンをクリックすると、背景やショートカットキーなどの設定が JSON ファイルとして出力されます。
ポイント:Workrooms 内で生成された実体データは Account Center から取得できないため、上記手順で必ずローカル保存してください。
バックアップ先選定と法的コンプライアンス
保存先ベストプラクティス
以下の基準を満たすストレージを複数組み合わせることで、リスク分散が図れます。
| 保存先 | 暗号化方式 | アクセス制御 | 推奨シーン |
|---|---|---|---|
| 社内オンプレミスサーバー | AES‑256(保存時)+ TLS(転送時) | AD/LDAP 権限管理 | 高機密データ、長期保持 |
| エンドツーエンド暗号化クラウド(Box, OneDrive for Business 等) | E2EE | MFA + RBAC | 部門横断的な共有が必要な場合 |
| 暗号化 USB ドライブ(ハードウェア AES‑256) | ハードウェア暗号化 | 物理鍵管理 | 即時バックアップ、オフライン保管 |
ポイント:少なくとも二重の暗号化と、アクセスログを 24 か月保持することが GDPR の「データ最小化」原則に合致します。
GDPR・個人情報保護法への対応策
- データ分類 – 個人識別情報(PII)と業務資料を明確に分け、PII は暗号化+保存期間(例:2 年)で管理する。
- 削除ポリシー – サービス終了後は不要となったバックアップも即時物理削除し、削除証跡を保持する。
- 監査ログ – バックアップ取得・復元の操作履歴を記録し、内部監査や外部検査に備える。
法的根拠:個人情報保護法第18条は「利用目的の達成に必要な期間を超えて個人情報を保存してはならない」と定めています。Meta のデータ削除スケジュールと自社ポリシーを合わせて運用してください。
実施すべき次のアクション(まとめ)
- 2026‑02‑16 前に Workrooms へログインし、録画・資料をローカル保存。
- 2026‑04‑30 までに Meta Account Center からメタデータをエクスポートし、暗号化ストレージへ保管。
- 2026‑06‑30 前にバックアップの暗号化転送・復元テストを完了させ、保存期間と削除ポリシーを社内規程に組み込む。
- 保存先は「オンプレミス + E2EE クラウド」の二層構造で、アクセス管理と監査ログの整備を徹底する。
これらの手順を体系的に実行すれば、サービス終了後も重要情報を安全に保持でき、GDPR や日本の個人情報保護法に準拠した運用が可能になります。
※ 本稿で使用しているリンクは執筆時点の公式情報を元にしています。実際に参照する際は、Meta の最新ヘルプページや信頼できる情報源で URL と内容をご確認ください。