Cilium

Kubernetes Cluster Setup & Cilium CNI Configuration Guide

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エンジニアの世界では、「いつでも動ける状態を作っておけ」とよく言われます。
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普段から案件情報が集まる環境を作っておくと、良い案件が出た時にすぐ動きやすくなりますよ。
筆者自身も、メガベンチャー勤務時代に年収1,500万円を超えた経験があります。振り返ると、技術だけでなく「どんな案件や働き方があるか」を日頃から見ていたことが、キャリアの選択肢を広げるきっかけになりました。
このブログを読んでくれた方に感謝を込めて、実際に使っている情報収集サービスを紹介します。

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クラスター構築ツール(kind/OKE/その他)の選択基準

クラスターの目的(開発・本番)や環境特性に応じて適切なツールを選択することが重要です。以下は代表的なクラスターツールとその特徴を比較した一覧です。

適用シーン別クラスターツール比較

ツール 特徴 用途 導入目的(開発・本番)
kind シンプルなインストールと高速な起動、ローカル開発に最適 テスト環境・デモ用途 🔧 開発・テスト環境(非本番)
OKE クラウドネイティブサポート、セキュリティ機能豊富 本番環境・ハイアベイラビリティが必要なケース 🏢 本番環境向け(クラウドネイティブ)
EKS AWSが提供する完全マネージドKubernetesサービス 大規模なアプリケーションの運用 🚀 本番環境向け(AWS向け)
GKE Google Cloud Platformで管理されるKubernetes環境 ハイパフォーマンスリクエストに応えるケース 🌐 本番環境向け(GCP向け)

注意: 開発環境ではkind、本番環境ではクラウドネイティブサービス(OKE/EKS/GKEなど)を導入することが推奨されます。


既存CNIプラグインの確認手順

クラスター作成後は、既存のCNIプラグインが動作しているか確認してください。以下のコマンドでノードの状態をチェックします:

出力例:

STATUSがReadyでない場合は、CNIプラグインの有効化が不完全である可能性があります。


kube-proxyの無効化設定

CiliumはL3/L4ネットワークポリシーを独自に制御するため、kube-proxyを無効化する必要があります。以下のようにクラスターを作成する際、--kube-proxy-noneオプションを使用します:

既存のクラスターでは以下のコマンドで設定変更を反映できます:

注意: 一部の環境(例:OKE)ではkube-proxyの無効化が自動で行われる可能性があるため、事前に確認が必要です。


Helmリポジトリ構成とチャートインストール

HelmはCiliumの導入を効率的に行うためのツールです。特にHelmfileでバージョン管理を行うことで、複数環境での一貫性が確保されます。

Ciliumチャートリポジトリへの登録

CiliumのHelmチャートはstableリポジトリ(現状では公式リポジトリとして使用可能)から取得します。以下のようにリポジトリを追加し、チャートリストを表示します:

事実確認リスク: 2023年以降のバージョンでは、stableリポジトリが非推奨とされている場合があります。最新情報は公式ドキュメントで確認してください。


Helmfileでのバージョン管理手法

HelmfileはYAMLでチャートのインストール設定を定義するため、環境ごとの差分管理が容易です。以下に基本的なhelmfile.yamlの例を示します:

このファイルをhelmfile applyで適用すると、設定に合わせたCiliumの導入が自動化されます。


値ファイル(value.yaml)のカスタマイズポイント

values.yamlではセキュリティ強化や性能チューニングに関わるパラメータを調整できます。以下は主なカスタマイズ項目です:

  • nodeSelector: Ciliumが動作するノードを絞り込みます。
  • kubeProxyReplacement: trueに設定することで、kube-proxyの代替機能を使用します。
  • operator.replicaCount: Operatorのレプリカ数を調整して高可用性を確保します。

これらのパラメータは、環境ごとに柔軟に変更可能です


Ciliumのステータス確認とネットワークポリシー検証

インストール後のステータス確認やポリシー動作テストは、導入が成功しているか判断する重要な手順です。

cilium statusコマンドの出力解釈

Ciliumの状態を確認するにはcilium statusコマンドを使用します。以下のような出力を期待します:

すべての項目がHealthyであれば、正常に動作しています。


NetworkPolicy適用テストケース

NetworkPolicyが正しく設定されているかを確認するため、以下のような簡易なポリシーを作成し、Pod間の通信を制限します:

このポリシーは、すべてのPodから他Podへの通信をブロックします。kubectl applyで適用後、別のPodからのアクセスを確認します。


トラブルシューティングの実践的なアプローチ

導入後の障害は、設定ミスやリソース不足などから発生します。以下に代表的なエラー例と対処法を解説します。

よくあるエラー例と対処法

エラーメッセージ 対応策
Error: unable to build Kubernetes client Helmのバージョンが古い可能性があるため、helm versionで確認し最新版に更新してください。
Cilium pods are in CrashLoopBackOff /var/log/cilium/ディレクトリ内のログを確認し、具体的なエラー原因(例:コンフィグファイルの不正)を特定します。

ロギング設定の最適化

Ciliumはデフォルトでinfoレベルでのロギングを行うため、詳細な情報を取得するにはvalues.yamlに以下のように設定します:

これにより、エラーや警告メッセージを詳しく確認できます。


メトリクス監視の有効化

CiliumはPrometheus経由でメトリクスを収集可能です。以下の手順で監視設定を行います:

  1. Prometheusサーバーにcilium/cilium-metricsチャートをインストール。
  2. Grafanaを使用してメトリクスダッシュボードを作成。

これにより、リアルタイムでのネットワーク状態の可視化が可能になります。


セキュリティ強化のベストプラクティス

Ciliumはネットワークポリシーによるセキュリティ強化を可能にします。以下の設計手法で安全性を高めましょう。

NetworkPolicyの階層設計ガイド

NetworkPolicyは「特定のPodへのアクセスのみ許可」というルールを設定します。以下のように階層構造に沿った設計が推奨されます:

  • ベースポリシー: 全てのPodに共通する制限(例:外部からの流入を許可しない)。
  • アプリケーション専用ポリシー: 特定のPodごとにアクセス元やポートを指定。

この階層設計により、誤操作時の影響範囲が限定されます。


サービスメッシュとの連携方法

CiliumはIstioなどのサービスメッシュと連携可能です。以下のように設定することで、L7レベルのセキュリティポリシーを実装できます:

これにより、特定のヘッダーやパスでのアクセス制限が可能になります。


自動ポリシー生成ツールの活用

Ciliumにはcilium policy generateコマンドがあり、既存の通信パターンからNetworkPolicyを自動生成できます。以下のように実行します:

この出力結果をkubectl apply -f -で適用することで、手動でのポリシー作成が簡略化されます。


まとめと今後の展望

本記事では、Kubernetesクラスター環境の準備からCilium導入までの一連のプロセスについて解説しました。今後は、さらに多クラウド環境(AWS/EKS/GCP/GKE/OKEなど)への適用例や、CNIプラグイン比較・評価フレームワークなどを検討する予定です。


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