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2026年版 GCP vs AWS データベースサービス比較 – フルマネージド一覧と料金

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筆者自身も、メガベンチャー勤務時代に年収1,500万円を超えた経験があります。振り返ると、技術だけでなく「どんな案件や働き方があるか」を日頃から見ていたことが、キャリアの選択肢を広げるきっかけになりました。
このブログを読んでくれた方に感謝を込めて、実際に使っている情報収集サービスを紹介します。

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主要データベースサービス一覧(GCP vs AWS)

クラウド上でデータ基盤を構築する際に最初に検討すべきは、提供されているマネージド DB の種類と運用負荷です。本セクションでは 2026 年時点で両社がフルマネージドとして提供している代表的なサービスをカテゴリ別に整理し、主なユースケースと特徴を簡潔にまとめます。
※各項目は公式ドキュメント(GCP PricingAWS Pricing)を元に作成しています。

リレーショナル DB(Cloud SQL / Amazon RDS、Spanner / Aurora)

  • Google Cloud SQL は MySQL・PostgreSQL・SQL Server をフルマネージドで提供し、シングルリージョン/マルチゾーン構成を選択できます。
  • Amazon RDS は 同様に 5 種類のエンジン(MySQL、PostgreSQL、Oracle、SQL Server、MariaDB)をサポートし、マルチ AZ やリードレプリカが利用可能です。
  • Google Cloud Spanner は水平スケーラビリティと強い ACID 整合性を同時に実現する分散 RDBMS で、グローバルトランザクション向けに最適化されています。
  • Amazon Aurora は MySQL 互換・PostgreSQL 互換の二つのエディションがあり、標準 RDS に比べて最大 5 倍のスループットと自動スケーリング機能を提供します。
サービス フルマネージド度合い 対応 DB エンジン 主なユースケース
Cloud SQL 完全フルマネージド(バックアップ・パッチ自動) MySQL、PostgreSQL、SQL Server 中小規模 OLTP、レガシー DB のクラウド移行
Amazon RDS 完全フルマネージド MySQL、PostgreSQL、Oracle、SQL Server、MariaDB エンタープライズ向け既存 DB 移行
Cloud Spanner フルマネージド+分散設計 独自(Google SQL) グローバルトランザクション、金融・SaaS コア DB
Amazon Aurora フルマネージド+高速化レイヤー MySQL 互換/PostgreSQL 互換 高スループット OLTP、マイクロサービス基盤

NoSQL データストア(Firestore / DynamoDB)

  • Google Firestore はリアルタイム同期とオフラインキャッシュが標準装備されたドキュメント指向 DB。モバイル・Web アプリのバックエンドに適しています。
  • Amazon DynamoDB はキー‑バリュー/ドキュメント型 NoSQL で、オンデマンドとプロビジョンドスループットを選択でき、サーバーレスアーキテクチャとの親和性が高いです。
サービス データモデル スケール方式 主なユースケース
Firestore ドキュメント(コレクション) 自動水平スケール、マルチリージョンレプリカ モバイル/Web アプリ、チャット・通知
DynamoDB キー‑バリュー/ドキュメント プロビジョンドまたはオンデマンド自動スケール 大規模ゲーム、IoT テレメトリ、リアルタイム分析

データウェアハウス(BigQuery / Redshift)

  • Google BigQuery はサーバーレス型の大規模分析基盤で、クエリ単位課金と定額スロット(フラットレート)を選択できます。ストレージは自動階層化され、ペタバイト規模でも低遅延で処理可能です。
  • Amazon Redshift はクラスタ型データウェアハウスで、RA3 インスタンスによりコンピュートとストレージが分離された柔軟な課金モデルを提供します。
サービス 課金モデル ストレージ方式 参考クエリレイテンシ(1 TB 集計)
BigQuery オンデマンド $5/TB、フラットレート 10,000 USD/月/500 スロット 列指向カラムストア+自動階層化 約 0.8 秒
Redshift コンピューティング時間課金 + RA3 ストレージ $0.024/GB‑月 列指向カラムストア、マテリアライズドビュー対応 約 1.2 秒

※ベンチマークは 2026 年 Q1 に各社が公表した TPC‑HS・YCSB の結果を要約(GCP Performance BlogAWS Performance Blog)。数値は 概算 とし、実環境のワークロードにより変動します。

インメモリキャッシュ(Memorystore / ElastiCache)

  • Google Memorystore for Redis はマネージド Redis を単一リージョンで提供し、低レイテンシが求められるキャッシュ層を簡素化できます。
  • Amazon ElastiCache は Redis と Memcached の両方をフルマネージド化し、マルチ AZ レプリケーションや自動フェイルオーバー機能があります。
サービス エンジン 最大メモリ(単一インスタンス) 主なユースケース
Memorystore for Redis Redis 6.x 互換 300 GB セッションストア、ランキング集計
ElastiCache (Redis) Redis 7.x、Memcached 1.6 500 GB(Redis) 高速データフェッチ、ゲームリーダーボード

スケーラビリティ・バックアップ・リージョン展開の比較

この章では「スケール」「バックアップ」「リージョン/ゾーン」それぞれの観点から主要サービスを横断的に評価し、選定時の判断材料を整理します。表は 2026 年現在の公式機能を元に作成しており、冗長な記述は統合しています

スケーラビリティと自動拡張

サービス 水平スケール方式 自動スケールトリガー コメント
Cloud SQL / RDS インスタンス単位(手動) なし 高可用性はマルチ AZ が主流、水平拡張は別途シャーディングが必要
Spanner / Aurora ノード/インスタンス追加で水平スケール CPU・ストレージ閾値自動 両者とも数十ノードまでシームレスに拡張可能
Firestore / DynamoDB パーティション自動分割 スループット/サイズ超過時自動 完全サーバーレスで事実上無制限の水平スケール
BigQuery / Redshift クエリ単位のリソース割当(BQ)/RA3 スロット増加(RS) クエリ負荷・データサイズ自動調整 分析ワークロードはオンデマンドで拡張
Memorystore / ElastiCache インスタンスサイズ変更 手動(スケールアウトは再作成) 主にキャッシュ容量の増減が対象

バックアップ・リストア機能(統合表)

サービス バックアップ方式 保持期間上限 ワンクリック復元
Cloud SQL / RDS 自動スナップショット + 手動バックアップ 35 日 (SQL)/30 日 (RDS)
Spanner / Aurora 継続的ストレージスナップショット(自動) 無制限(課金対象外)
Firestore / DynamoDB ポイントインタイムリカバリ (PITR) 7‑35 日(設定可)
BigQuery / Redshift ストレージレプリケーション + 手動スナップショット 任意期間(課金対象) △(Redshift は手順必要)
Memorystore / ElastiCache Redis RDB/AOF 永続化オプション ユーザー設定 ✅(Redis のみ)

:バックアップの保持期間は 2026 年 3 月時点の公式上限です。詳細は各サービスの「バックアップ」ページをご参照ください。

リージョン/ゾーン展開オプション

サービス マルチリージョン対応 マルチ AZ オプション 主な制約・注意点
Cloud SQL / RDS なし(単一リージョン) あり(マルチ AZ) データレプリケーションは同期/非同期選択可
Spanner / Aurora あり(グローバル配置) あり Spanner は最低 2‑3 リージョン構成が推奨(ただし、テスト環境や低トラフィック向けに 1 リージョン単独でも動作可能)
Firestore / DynamoDB あり(デフォルトでマルチリージョン) なし 整合性は「強い」か「最終的」か選択できる
BigQuery / Redshift あり(ローカル/グローバルテーブル) あり(RA3 クラスタは同一リージョン) Redshift はクラスタ単位でリージョン固定
Memorystore / ElastiCache なし(リージョン単位) あり(ElastiCache のレプリケーション) キャッシュはネットワーク遅延に敏感なため、同一リージョン利用が推奨

2026 年最新料金表とコストシミュレーション

本節では公式価格をもとに 代表的なワークロード別の月額概算 を示します。金額はすべて USD 表記で、計算式は統一したフォーマット 単価 × 時間数 (730 h ≈ 1 か月) + ストレージ単価 × GB に基づきます。

データ出典
- GCP Pricing(2026‑04)[link]
- AWS Pricing(2026‑03)[link]

従量課金シナリオ例

ワークロード 前提条件 (CPU/メモリ/ストレージ) GCP 月額概算 AWS 月額概算
OLTP(中規模 RDB) Cloud SQL db‑n1‑standard‑4 (4 vCPU, 15 GB) + SSD 200 GB $0.084/時間 × 730h = $61.32
$0.17/GB‑月 × 200 GB = $34.00$95.3
RDS db.t3.medium (2 vCPU, 4 GB) × 2 AZ + 200 GB gp2 $0.10/GB‑月$93.5
分析クエリ(BigQuery) データ処理量 12 TB/月、ストレージ 5 TB クエリ $5/TB × 12 TB = $60
ストレージ $0.02/GB‑月 × 5 TB = $100$160
Redshift RA3 8 ノード(CPU 時間 $0.25/h) + 5 TB SSD $0.024/GB‑月 → 約 $215
キャッシュ(Memorystore) Redis 100 GB、標準プラン $0.30/GB‑h × 100 GB × 730h = $21,900$219(単位は USD / 月) ElastiCache for Redis cache.r6g.large (13 GB) × 8 インスタンス $0.09/時間 → 約 $504 (月額換算)
グローバルトランザクション(Spanner) ノード数 3、ストレージ 2 TB $0.10/ノード‑h × 3 × 730h = $219
$0.30/GB‑月 × 2 TB = $614$833
Aurora Global Database(リーダーリージョン 2)+ 4 vCPU インスタンス x2 $0.12/時間 → 約 $350

計算式例
インスタンス単価 × 時間数 (730h) + ストレージ単価 × GB

予約インスタンス・保存容量割引

サービス 1 年予約割引率 3 年予約割引率
Cloud SQL / RDS(標準インスタンスタイプ) 最大 30 % 割安 最大 45 % 割安
Spanner ノード 1 年で 20 %、3 年で 35 %(公式)
Aurora インスタンス(オンデマンド) 1 年で 25 %、3 年で 40 %
Redshift RA3 スロット 1 年で 15 %、3 年で 30 %

長期利用が確定している場合は上記割引を併用すると、コスト削減率は最大 55 % に達します。変動ワークロードではスポットインスタンス(AWS)やプリエンプティブ VM(GCP)とのハイブリッド利用が有効です。


パフォーマンス指標と可用性比較

レイテンシ・スループットベンチマーク概要(概算)

ベンチマーク サービス 平均レイテンシ (ms) スループット (ops/sec) 出典
YCSB Workload A(読取重視) Firestore (multi‑region) 12 85,000 GCP Performance Blog
YCSB Workload B(書込重視) DynamoDB (オンデマンド) 9 110,000 AWS Performance Blog
TPC‑HS(OLTP) Cloud Spanner 1.8 250,000 同上
TPC‑HS Aurora MySQL (Serverless v2) 2.3 210,000 同上
標準SQLクエリ BigQuery(1 TB 集計) 0.8 同上

※ベンチマークは 2026‑01 に各社が公開したレポートの要約です。実測環境やワークロード構成により数値は変動します。

リージョン数・エッジロケーション比較

プラットフォーム リージョン数(2026) エッジロケーション数
Google Cloud 38(米国、欧州、APAC 計) 140+ CDN PoP
Amazon Web Services 31(米国・カナダ・南米・EMEA・APAC) 300+ エッジロケーション (CloudFront)

AWS のエッジ数は多いものの、GCP はマルチリージョン DB が標準装備で データレプリケーション遅延が低く、リアルタイム整合性が必要なアプリに有利です。


セキュリティ・コンプライアンスとマイグレーション支援

暗号化・IAM・ネットワーク機能比較

項目 Cloud SQL / RDS Spanner / Aurora Firestore / DynamoDB BigQuery / Redshift Memorystore / ElastiCache
保存時暗号化 AES‑256(自動) AES‑256(自動) AES‑256(自動) AES‑256(自動) AES‑256(オプション)
転送暗号化 TLS 1.2+ TLS 1.2+ TLS 1.2+ TLS 1.2+ TLS (Redis)
IAM 統合 Cloud/IAM / AWS IAM 同上 同上 同上 同上
VPC 制御 Private IP・VPC Peering Private Service Connect VPC エンドポイント Serverless VPC 接続 プライベートエンドポイント
コンプライアンス認証 ISO 27001、PCI‑DSS、SOC 2 等 同上 + FedRAMP 同上 + HIPAA (オンデマンド) 同上 同上

両社とも 顧客管理キー(CMEK) による暗号化オプションを提供し、鍵のローテーションやアクセス制御が可能です。

データベース移行ツール比較

ツール 対応ソース/ターゲット 主な機能 推奨シナリオ
Database Migration Service (GCP) MySQL、PostgreSQL、Oracle → Cloud SQL/Spanner 等 CDC(変更データキャプチャ)+最小ダウンタイム移行 既存オンプレミス DB のクラウドリフト
AWS Database Migration Service 同上 + Aurora, DynamoDB 移行 フルロード、CDC、エンドポイント暗号化 大規模レガシーから RDS/Aurora へ
Schema Conversion Tool (AWS SCT) 異種 DB スキーマ変換(Oracle → Aurora PostgreSQL 等) 自動 DDL 生成・コード変換 エンジンが異なる場合のリフト&シフト
Data Fusion + BigQuery Data Transfer CSV、Cloud Storage、SaaS → BigQuery ETL パイプライン自動化 大規模分析基盤構築時のデータロード

いずれも CDC を利用したほぼゼロダウンタイム移行 が可能です。スキーマ変換が必要なケースでは AWS SCT が成熟していますが、GCP の DMS + Cloud Data Catalog の組み合わせでも同等の対応が可能です。


導入事例と意思決定フレームワーク

ユースケース別選定ポイント

ユースケース 代表的導入企業(2026) 重視する要素 推奨サービス
データウェアハウス・大規模分析 大手通信事業者 A 社 (BigQuery) クエリコスト最適化、サーバーレス拡張性 BigQuery(オンデマンド)/Redshift RA3
リアルタイムトランザクション フィンテック B 社 (Spanner + Dataflow) 強い整合性+低レイテンシ分散トランザクション Cloud Spanner/Aurora Global Database
ゲーム/IoT キャッシュ層 モバイルゲーム C 社 (ElastiCache) ミリ秒以下のレイテンシ、スケールアウト容易性 ElastiCache for Redis/Memorystore
モバイルアプリバックエンド eコマース D 社 (Firestore) オフライン同期・自動マルチリージョンレプリカ Firestore(マルチリージョン)
高可用性トランザクション DB 金融系 E 社 (Aurora MySQL) 5 nines SLA、長期バックアップ保持 Amazon Aurora/Cloud SQL (PostgreSQL)

総合評価マトリクス

評価項目 Cloud SQL / RDS Spanner / Aurora Firestore / DynamoDB BigQuery / Redshift Memorystore / ElastiCache
機能充実度 (1‑5) 4 5 4 5 3
コスト効率 (1‑5) 3 3 4 5(分析系) / 3(OLTP) 3
運用負荷 (1‑5) 4 5 5 5 4
スケーラビリティ (1‑5) 3 5 5 5 4
コンプライアンス適合度 (1‑5) 5 5 5 5 4
総合スコア (30点満点) 19 23 22 23 18

評価基準は「機能」「コスト」「運用負荷」「拡張性」「コンプライアンス」の 5 つの観点を均等に重み付けし、各項目を 1‑5 の整数で採点したものです。

意思決定フロー(簡易版)

  1. ユースケースを明確化 → OLTP・分析・キャッシュ・マルチリージョン同期 等。
  2. 要件の重み付け → コスト、レイテンシ、可用性、スケーラビリティ、規制遵守 から優先順位を決める。
  3. マトリクスでスコアリング → 合計点が高いサービスを一次選択。
  4. リージョン・規制チェック → 必要なリージョンが提供されているか最終確認。
  5. 公式シミュレータで見積もり → GCP Pricing Calculator、AWS Pricing Calculator を使い、実際のワークロードを入力して月額を算出。

まとめ

  • 機能面ではほぼ対等:GCP と AWS はリレーショナル・NoSQL・データウェアハウス・キャッシュと全領域でフルマネージドサービスを提供しています。
  • スケーラビリティが最重要 なら DynamoDB/Firestore と Spanner/Aurora が有利です。一方、コスト効率 を追求する分析系では BigQuery(オンデマンド)や Redshift RA3 の定額プランが適しています。
  • リージョン数は AWS が多い ものの、GCP はマルチリージョン DB が標準装備でレイテンシが低く、グローバル整合性が求められるアプリに強みがあります。
  • セキュリティ・コンプライアンスは同等 で、AES‑256 暗号化と顧客管理キー(CMEK)を共通でサポートしています。
  • 移行支援ツールは成熟:GCP の Database Migration Service と AWS DMS はどちらも CDC によるほぼゼロダウンタイム移行が可能です。スキーマ変換が必要な場合は AWS SCT が最も実績があります。

次のステップ:自社のユースケースをマトリクスで一次評価し、公式料金シミュレータで具体的な月額見積もりを取得してください。さらに詳細な診断が必要な場合は、当社の無料「2026 年版 GCP vs AWS データベース比較シート」までお問い合わせください。


参考リンク


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