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DocuSign テンプレート機能の概要と作り方 – 無料プラン制限と有料への切替

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DocuSign テンプレート機能の概要とプラン別制限

DocuSign のテンプレートは、1 回作成すれば何度でも再利用できる「雛形」機能です。契約書に署名フローや受信者ロールをあらかじめ組み込んでおくことで、手入力の手間が減り、業務スピードと正確性が向上します。本節では、無料プラン(Free)と有料プランそれぞれで利用できるテンプレート機能の範囲を公式情報に基づき整理し、バージョン管理の取り扱いについても補足します。

無料プランでの制限(公式情報)

項目 無料プラン (Free) の上限 出典
署名者数 1 人(テンプレート作成時に設定可能な最大受信者) 【DocuSign 料金ページ】(https://www.docusign.jp/pricing)
アップロード可能ファイルサイズ 1 MB 以下 の .docx、.pdf 等 【サポート記事:ファイルサイズ上限】(https://support.docusign.com/ja/articles/maximum-file-size)
テンプレート数 制限なし(ただし署名者が 1 人に限定) 同上

注意:これらの数値は執筆時点(2026 年 6 月)の公式情報です。プラン改定や地域別オファーにより変動する可能性がありますので、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。

有料プランが提供する追加機能

Professional、Enterprise、Business Pro などの有料プランでは、署名者数が 最大 50 人(プランにより上限異なる)に拡張され、ファイルサイズは 25 MB まで許容されます。さらにテンプレートごとに「高度なワークフロー」や「自動リマインダー」などのオプションが利用可能です。

テンプレートのバージョン管理(公式ドキュメントに基づく)

DocuSign の公式ガイドによれば、テンプレートを 「保存」 した際に同一名称で既存テンプレートが存在すると 上書き がデフォルト動作です。
- 新バージョンとして保存したい場合は、ビルダー右上の 「Save as New Version(新規バージョンとして保存)」 ボタンを選択し、バージョンコメントを入力します。
- バージョン履歴はテンプレート一覧から 「バージョン管理」 を開くことで確認できます。

この点は、以前の記述と食い違う可能性があるため、実際に画面上のボタン表記を確認しながら操作してください。


テンプレート作成の手順(ステップバイステップ)

ここでは、DocuSign にログインしてテンプレートを新規作成するまでの具体的な流れを、初心者でも迷わないように解説します。

ログインから【テンプレート】タブを開く手順

まずはアカウントにサインインし、左側メニューの「テンプレート」画面へ移動します。
1. 公式サイト(https://www.docusign.com/ja-jp)からユーザー名とパスワードでログイン。
2. ダッシュボード左側メニューに 「テンプレート」 が表示されていない場合は、画面右上のハンバーガーアイコンをクリックしてサイドバーを展開してください。

【新規】 → 【テンプレートの作成】 の入力ポイント

「テンプレート」一覧画面右上にある 【新規】 ボタンから 【テンプレートの作成】 を選択します。この画面で設定すべき項目を順に説明します。

  • テンプレート名:検索しやすいように「部署_文書タイプ_年度」の形式(例:営業_見積契約_2026)がおすすめです。
  • 説明文:利用シーンや対象者を簡潔に記入すると、チームメンバーが目的を把握しやすくなります(公式ブログでも推奨)。

入力後は 「次へ」 をクリックし、テンプレートビルダー画面へ進みます。


文書アップロードと自動フィールド検出

テンプレートビルダーでは、雛形となる文書をアップロードし、DocuSign の フィールド自動検出 機能で署名箇所や日付欄を自動的に配置できます。

.docx(1 MB 以下)のアップロード要件

公式サポート記事によれば、無料プランでは 1 MB 以下の .docx ファイル のみが対象です。PDF でも同様のサイズ制限があります。ファイルが大きすぎる場合は以下のいずれかで対処してください。

  • 文書を PDF に変換後、再度 .docx に戻す。
  • 大容量文書を章ごとに分割し、複数テンプレートとして管理する。

フィールド自動検出機能の有効化と調整方法

アップロード直後に自動的に走る 「フィールド自動検出」 は、以下の手順で確認・修正できます。

  1. ビルダー左側メニューの 「自動検出フィールド」 に一覧が表示されます。
  2. 不要なフィールドは 「削除」 ボタン、位置がずれている場合は ドラッグ&ドロップ で調整します。
  3. 手動で足りない項目(チェックボックスやテキスト入力欄)を左側パネルから追加し、必要に応じて 必須設定 を行います。

例:文書中の {{CustomerName}} が自動検出されると、テンプレート利用時に差し替え可能なテキストフィールドとして扱われます。


受信者ロールと署名順序(Routing Order)の設定

テンプレート内で 受信者ロール署名フローの順序 を定義することで、誰がいつサインすべきかを厳密にコントロールできます。

ロールの種類とプレースホルダー例

ビルダー右側パネルの「受信者」セクションから 「ロールを追加」 します。各ロールには以下の情報を入力してください(プレースホルダーはテンプレート利用時に差し替えます)。

ロール 用途 プレースホルダー例
署名者 (Signer) 実際に文書へサインが必要な相手 {{SignerName}}{{SignerEmail}}
承認者 (Approver) サインは不要だが承認だけ求められる相手 {{ApproverName}}
閲覧者 (Viewer) 文書を閲覧のみ許可する相手 {{ViewerName}}

署名順序(Routing Order)の指定手順と並行処理

  1. 各ロール設定画面で 「Routing Order」 に数値を割り当てます。
  2. 小さい番号ほど先に通知され、順番に署名が完了します。例:1=営業担当、2=顧客、3=法務部長。
  3. 同一番号 を複数ロールに設定すると、該当者へ同時に署名依頼が送信され、並行処理が可能です。

ポイント:並列で署名を回す場合は、全員が同じ重要度のタスクかどうかを事前に確認しておくと、承認遅延を防げます。


エンベロープフィールドの追加・カスタマイズ

自動検出だけでは賄えない項目(金額、契約期間、チェックリスト等)を エンベロープフィールド として手動で配置します。以下は代表的なフィールドタイプと設定方法です。

テキスト・日付・チェックボックスの追加手順

フィールド種別 追加手順 主な利用シーン
テキスト 1. 左側メニューから「テキスト」 → ドラッグ&ドロップ
2. ポップアップで必須・デフォルト値を設定
金額、会社名、担当者名など可変情報
日付 同上で「日付」フィールドを選択。自動的に現在日付を挿入するオプションあり 契約日、期限日
チェックボックス 「チェックボックス」をドラッグし、ラベル名と必須設定を入力 同意項目やオプションサービスの有無

配置調整のコツとプレビュー確認

  • ズームイン(画面右下)して細部まで見ながら配置すると、文字列との重なりが防げます。
  • フィールド配置後は必ず 「プレビュー」 ボタンで実際の表示を確認し、ずれがあれば再度ドラッグしてください。

テンプレート保存・バージョン管理・再利用

設定が完了したらテンプレートとして保存し、以降のエンベロープ作成時に呼び出すだけで同じフローを繰り返せます。

保存時のバージョンコメントと上書き/新規バージョンの取り扱い

  1. ビルダー右上の 「保存」 をクリック。
  2. 表示されるダイアログで 「バージョンコメント」(例:2026/06 更新 – 金額フィールド追加)を入力すると、後から変更履歴が追跡しやすくなります。
  3. 同一名称のテンプレートが既に存在する場合は 上書き がデフォルトです。新バージョンとして保存したいときは、「Save as New Version」 ボタンを選択してください(公式ガイド参照)。

エンベロープ作成時にテンプレートを呼び出す手順

  1. ダッシュボード左メニューの 「エンベロープ」 → 「新規」 をクリック。
  2. ポップアップで 「テンプレートから作成」 を選択し、保存済みテンプレートを検索して選びます。
  3. 受信者情報や差し替えるプレースホルダー値(例:{{QuoteAmount}})を入力し、送信ボタンで完了です。

実務活用例と効率化ポイント

以下は代表的なビジネスシーンと、DocuSign テンプレートを活用した具体的なフロー例です。

活用シーン 主なロール構成 効率化のキーポイント
見積書+契約書セット 署名者(顧客) → 承認者(営業マネージャー) {{QuoteAmount}} をプレースホルダーで自動差し替え、リマインダーメールをテンプレートに組み込む
定期更新型 NDA 署名者(取引先) → 承認者(法務部長) 有効期限フィールドに {{EffectiveDate}} + 1 year の計算式を設定し、毎回手入力不要に
サブスク利用規約同意 閲覧者+チェックボックス(同意) 同意チェックは必須に設定し、未チェックの場合は送信エラーで不備防止

実務のコツ:テンプレート内に {{CurrentDate}} などの動的変数を入れておくと、毎回手入力せずに最新日付が自動挿入されます。これだけでも月間数十件分の作業工数削減につながります。


まとめ

  • テンプレート機能は一度作成すれば何度でも再利用でき、契約書作成にかかる手間とミスを大幅に削減します。
  • 無料プランは 署名者が 1 人ファイルサイズが 1 MB 以下 に限定されますが、シンプルな取引には十分です。複数署名や大型文書が必要な場合は有料プランへ切り替えましょう(公式料金ページ参照)。
  • テンプレート作成は 「ログイン → テンプレートタブ → 新規作成 → ファイルアップロード → 自動検出確認 → 受信者ロール設定 → エンベロープフィールド配置 → 保存」 の流れで行います。
  • 受信者ロールと Routing Order を正しく設定すれば、署名フローを柔軟に制御でき、並列処理も簡単に実装可能です。
  • バージョン管理は「保存」だけでは上書きになる点に注意し、変更履歴が必要なときは 「Save as New Version」 を利用してください。

これらの手順とポイントを押さえておけば、初心者でも確実に「DocuSign テンプレート作成・運用」をマスターでき、契約業務全体の効率化につながります。

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