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1. 試験概要と出題ドメイン
AWS Certified Developer – Associate は、AWS 上でアプリケーションを設計・実装・デバッグする能力 を評価する認定です。
試験は 4 つの主要ドメインに分かれており、それぞれが実務で頻繁に遭遇するシナリオと直結しています。本セクションでは、各ドメインの概要と学習時の重点ポイントを示します。
1‑1. Domain 1 – Deploying
| 主なサービス・機能 | 実務で意識すべきポイント |
|---|---|
| AWS CloudFormation, CDK, SAM, Elastic Beanstalk | IaC によるインフラ自動化、ステージング環境の構築手順、ロールバック戦略 |
1‑2. Domain 2 – Security
| 主なサービス・機能 | 実務で意識すべきポイント |
|---|---|
| IAM ロール・ポリシー, KMS, Secrets Manager | 最小権限 の設計、暗号化のベストプラクティス、ローテーション自動化 |
1‑3. Domain 3 – Development with AWS Services
| 主なサービス・機能 | 実務で意識すべきポイント |
|---|---|
| Lambda, API Gateway, DynamoDB, S3, SNS/SQS, Step Functions | サーバーレスアーキテクチャの設計パターン、イベント駆動フロー、データ整合性確保 |
1‑4. Domain 4 – Refactoring & Monitoring
| 主なサービス・機能 | 実務で意識すべきポイント |
|---|---|
| CloudWatch Logs/Metric, X‑Ray, CodeDeploy, CodePipeline | パフォーマンス計測、トラブルシューティング手法、CI/CD の自動化 |
ポイント:実務経験者は特に Lambda + API Gateway の連携と、DynamoDB のパーティションキー設計、そして CDK によるインフラコード化 を重点的に学習すると効果が高いです。
2. 無料公式リソースと有料サードパーティ教材
2‑1. AWS が提供する無料デジタルトレーニング
AWS Training & Certification の Skill Builder にて、DVA 向けに以下のモジュールが無償で利用可能です(2024 年 10 月更新)。
| コース名 | 内容概要 | 推奨学習時間 |
|---|---|---|
| AWS Developer: Building Serverless Applications | Lambda・API Gateway・DynamoDB のハンズオン演習 | 約 6 h |
| Infrastructure as Code with AWS CDK | TypeScript/Python での CDK 実装例 | 約 4 h |
| Security Best Practices for Developers | IAM ポリシー作成と KMS 活用 | 約 3 h |
| Monitoring & Debugging Serverless Apps | CloudWatch Logs と X‑Ray の設定・分析 | 約 2 h |
合計 15 時間 を目安に学習し、残りは実装演習や模擬試験で埋めます。
2‑2. 実践演習プラットフォーム
| リソース名 | 提供元 | 有料/無料区分 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Builder Labs | AWS が運営(AWS Builder Labs) | 無料(AWS アカウントが必要) | 本番環境に近いハンズオンをステップバイステップで実施可能 |
| SimuLearn | サードパーティ(株式会社シミュラーニング) | 有料※(月額 9,800 円、30 日無料トライアルあり) | 問題ベースのシナリオ演習と解答解説が充実。模擬試験機能付き |
注意:SimuLearn の利用は別途料金が発生します。費用感を事前に確認し、予算に合わせて選択してください。
3. 3 週間・約 60 時間の学習スケジュール例
3‑1. スケジュール全体像(概要)
| 期間 | 学習内容の比率 | 主なアクティビティ |
|---|---|---|
| Week 1(20 h) | 基礎固め | 無料公式モジュールで概念とハンズオンを完了 |
| Week 2(25 h) | 実装演習 | Builder Labs と SimuLearn で実務に近いシナリオを体験 |
| Week 3(15 h) | 模擬試験・復習 | 公式プラクティス問題の受験と弱点克服 |
以下に各日の詳細タスクを示します。※正答率は目安です。実際の合格ラインは公表されていません(AWS が非公開)。
Week 1:基礎固め(20 h)
| 曜日 | 学習内容 | 時間配分 |
|---|---|---|
| Mon | IAM 基礎復習 + ユーザー作成ハンズオン | 2 h |
| Tue | Skill Builder: Serverless Foundations(全体) | 6 h |
| Wed | CDK 入門(スタック作成・デプロイ) | 3 h |
| Thu | DynamoDB 基本操作とベストプラクティス | 3 h |
| Fri | S3 と CloudFront の静的サイト構築 | 2 h |
| Sat | 復習クイズ & 用語整理 | 2 h |
| Sun | 休養(軽い復習のみ) | — |
Week 2:実装演習(25 h)
| 曜日 | 学習内容 | 時間配分 |
|---|---|---|
| Mon | Builder Labs: Serverless API 演習 | 4 h |
| Tue | Step Functions によるワークフロー構築 | 3 h |
| Wed | SimuLearn シナリオ①:認証付き API 実装 | 5 h |
| Thu | CDK を実務プロジェクトへ組み込む演習 | 4 h |
| Fri | CloudWatch・X‑Ray のモニタリング設定 | 3 h |
| Sat | コードレビュー形式で過去実装を振り返る | 4 h |
| Sun | 公式プラクティス模擬試験第1回(時間制限あり) | 2 h |
Week 3:模擬試験と復習(15 h)
| 曜日 | 学習内容 | 時間配分 |
|---|---|---|
| Mon | 公式プラクティス模擬試験第2回 | 2 h |
| Tue | 弱点克服:Lambda エラーハンドリング実装 | 3 h |
| Wed | DynamoDB 高度設定(トランザクション・GSI) | 2 h |
| Thu | CDK ベストプラクティス再確認 & CI/CD 統合 | 2 h |
| Fri | 総復習&要点シート作成 | 3 h |
| Sat | 最終模擬試験(本番と同等の時間制限) | 2 h |
| Sun | 試験予約手順確認とメンタルケア | 1 h |
4. 学習進捗の可視化とリカバリープラン
4‑1. ガントチャートで週次・日次の進捗を把握
Google スプレッドシートの ガントチャートテンプレート をコピーし、以下項目を入力してください。
1. タスク名(例:Lambda ハンズオン)
2. 開始日・終了日(Week 1 Mon 〜 Fri 等)
3. 必要時間(h)
色分けは 完了 / 進行中 / 遅延 を表し、週末に必ずステータスを更新します。依存関係が可視化できるため、次のタスクへの移行が円滑になります。
4‑2. チェックリスト形式の学習項目テンプレート
Notion・Google Keep・Todoist などで以下構造のチェックリストを作成し、完了日と所要時間を併記します。
|
1 2 3 4 |
- [ ] IAM 最小権限ポリシー作成(1.5 h / 2024‑10‑05) - [ ] Lambda 関数デプロイ(Skill Builder)(2 h / 2024‑10‑06) - [ ] CDK スタック実装 → PR 提出 (3 h / 2024‑10‑07) |
進捗乖離が 5 % 超えたら 翌週の配分を見直すルールを設定すると、計画と実績のズレを早期に検知できます。
4‑3. リカバリープラン(遅延・低得点時の対処)
| 発生状況 | 対応策 |
|---|---|
| 遅延が合計 3 h 以上 | 翌日「復習」タスクを 1.5 h 前倒しし、残りは夜間に 30 分単位で補填 |
| 模擬試験の正答率が 70 % 未満(※目安) | 該当ドメインの公式モジュールを再受講し、翌日 2 h の復習時間を確保 |
| 特定サービスで実装経験が不足 | Builder Labs または SimuLearn の同ジャンル演習を追加で 2–3 h 実施 |
5. 実務経験を活かした演習テクニックと模擬試験戦略
5‑1. コードレビュー形式の学習サイクル
- 対象コード(例:Lambda 関数)を Git リポジトリにプッシュ。
- PR テンプレートに以下項目を追加
- 変更点概要
- 使用した AWS サービスと選定理由
- セキュリティ・コスト観点のチェックリスト
- 自身または同僚でレビューし、コメントを 学習ノート に転記。
このサイクルを 週 2 回 行うことで、実務コードと試験範囲が自然にリンクし、知識定着が促進されます。
5‑2. 模擬試験の受験タイミングとパフォーマンス指標
| タイミング | 実施内容 |
|---|---|
| Week 2 後半 | 第1回公式プラクティス模擬試験(時間制限あり) |
| Week 3 前半 | 第2回公式プラクティス模擬試験(前回の弱点領域を重点的に復習) |
| 最終日 | 本番形式の総合模擬試験(90 分) |
各試験後は ドメイン別正答率シート を作成し、グラフ化します。
- 正答率 80 % 以上 はあくまで 目安(※根拠が公式に示されていないため)。
- 70 % 未満のドメインは翌日の学習タスクへ「追加演習」項目として組み込みます。
6. まとめ
- 試験ドメイン:Deploying・Security・Development with AWS Services・Refactoring & Monitoring の4領域を中心に、Lambda・API Gateway・DynamoDB・S3・CDK を重点学習。
- 公式無料リソース:Skill Builder(約15 h)と Builder Labs(8 h)で基礎+ハンズオンを網羅し、必要に応じて有料の SimuLearn(5 h 程度)で実践的シナリオ演習を補完。
- 学習スケジュール:3 週間・約60 時間を「基礎固め20 h」「実装演習25 h」「模擬試験&復習15 h」の構成で管理。
- 進捗可視化:ガントチャートとチェックリストテンプレートで学習時間と達成度をリアルタイムに把握し、遅延時はリカバリープランで調整。
- 実務活用テクニック:コードレビュー形式の振り返りと、公式模擬試験の目安正答率(80 %)を指標に、知識を実務へ即結び付ける。
このフレームワークに沿って学習すれば、実務経験があるエンジニアでも 3 週間・約 60 時間 の集中学習で DVA 合格への道筋が明確になります。ぜひダウンロード可能なテンプレートを活用し、計画的かつ効果的に準備を進めてください。
本記事の情報は 2024 年 10 月時点の公式資料および公開されているサードパーティ製品情報に基づきます。サービス内容や料金は予告なく変更される可能性がありますので、最新情報は各公式サイトをご確認ください。