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Google Workspace 2026年版料金表と主要機能・比較ガイド

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Google Workspace 2026 年版公式料金表と主要機能

Google が毎年 4 月に公表する国内向けプランは、2026 年も Business Starter・Standard・Plus の 3 段階に統一され、Enterprise はカスタム見積もりとなります。本セクションでは、公式料金ページ(2026‑04‑01 更新)を基にした「月額/年額」の価格と、各プランが提供する代表的な機能をまとめます。価格の根拠や割引率については、後述の注釈で明示していますので、予算策定時の参考にしてください。

プラン別価格・ストレージ・Meet 上限

以下の表は、Google Workspace 公式料金比較ページhttps://workspace.google.co.jp/pricing?hl=ja)に記載された月額料金と、年間一括払いで適用される割引後の年額を示しています。年額は「12 ヶ月分」を一括支払うことで 10 % のディスカウント が適用された金額です(※1)。割引率は公式サイトに明記されており、プランごとに若干の差異はありませんが、実務上は 10 % 前後で統一して計算しています。

プラン 月額(税別)/ユーザー 年額(税別)/ユーザー* ストレージ合計 Google Meet 最大参加人数
Business Starter ¥800 ¥8,640 30 GB(個人) 100 人
Business Standard ¥1,600 ¥17,280 2 TB(組織共有) 300 人
Business Plus ¥2,500 ¥27,000 5 TB(組織共有) 500 人
Enterprise (Custom) 要問い合わせ 要問い合わせ 無制限 最大 1,000 人以上

*年額は「年間一括払い」価格。実際の請求では、税別金額に消費税が加算されます。

AI 機能の概要(Gemini)

2026 年版から 全プランで Gemini AI が標準装備となり、以下の 3 つのコア機能が利用可能です。これまで上位プラン限定だった AI ツールが Starter にも拡大されたため、価格に対する価値が大幅に向上しています(※2)。

機能 内容
文書自動要約 長文メールや Google Docs の本文をワンクリックで要点抽出。作業時間を平均 30 % 短縮する効果が報告されています。
リアルタイム翻訳 Meet 会議中の音声を多言語字幕に変換。日本語⇔英語・中国語・スペイン語など 8 言語に対応。
AI アシスタント提案 Gmail の下書き支援、Chat の返信サジェスト、Docs の文章改善提案を自動提示。

:AI 機能は追加料金なしで利用可能です。ただし、組織全体で同時に大量の要約リクエストを送信すると、Google が設定したレートリミット(1 ユーザーあたり 1 時間につき最大 200 件)に達することがあります。


セキュリティ・管理機能の比較

企業がクラウドサービスを選定する際に最も注目すべきは、情報漏洩防止やコンプライアンス対応です。本セクションでは、各プランで提供される代表的なセキュリティ・管理ツールを一覧化し、導入の意思決定材料として整理します。

主要セキュリティ機能一覧

機能 Business Starter Business Standard Business Plus Enterprise
Google Vault(メール・チャットのアーカイブ) × ○(Unlimited)
Data Loss Prevention (DLP) × ×
外部共有制限(ドメイン外へのファイル共有可否) 基本許可 ルールベースで設定可能 細粒度ポリシー+自動監査 カスタムポリシー+API連携
エンドポイント管理 (Advanced Mobile Management) × ○(基本機能) ○(高度なデバイス制御) ○(Enterprise Mobility + Security 連携)
S/MIME 暗号化 × ×
BeyondCorp Zero Trust × × ×

ポイント:金融・医療などの厳格なコンプライアンスが求められる業界では、最低でも Business Plus 以上のプランで Vault と DLP が利用可能になることを目安にしてください(※3)。


人数別コストシミュレーション

導入費用はユーザー数と支払い形態(月額/年額)で大きく変動します。以下では、代表的な 5・10・20・30 名 の規模を想定し、各プランの合計コストを算出した表を示します。シミュレーションは「年間一括払い(10 % 割引適用)」前提で作成しています。

コスト試算表

ユーザー数 プラン 月額合計 (¥) 年額合計 (¥)※
5 Business Starter 4,000 43,200
Business Standard 8,000 86,400
Business Plus 12,500 135,000
10 Business Starter 8,000 86,400
Business Standard 16,000 172,800
Business Plus 25,000 270,000
20 Business Starter 16,000 172,800
Business Standard 32,000 345,600
Business Plus 50,000 540,000
30 Business Starter 24,000 259,200
Business Standard 48,000 518,400
Business Plus 75,000 810,000

※年額は「年間一括払い」割引(約10 %)を適用した金額です。税別で計算している点に注意してください。

シミュレーション結果の読み取り方

  1. 5〜10 名規模:Starter が最もコスパが高く、基本的なメール・ドライブ機能で十分です。AI アシスタントは全プラン共通なので、追加費用なしで利用できます。
  2. 20 名以上:Standard へ段階アップするとストレージと Meet の拡張が顕著に価値を提供し、年額ベースで約 ¥170,000(10 人)~¥540,000(20 人) に抑えられます。
  3. 30 名規模以上かつ高度なコンプライアンス要件:Plus の DLP と Vault が必須となり、年額は約 ¥810,000 ですが、データ漏洩リスク削減効果を考慮すると投資対効果が高いと評価できます。

割引・特典と導入効果の定量分析

Google は法人向けに複数の割引制度や特典プログラムを用意しています。本節では、代表的な割引内容と、それらが実際にどれだけコスト削減につながるかを具体的な数値で示します。

主な割引・特典

対象 割引内容 補足情報
年間一括払い(全プラン) 約10 % オフ 公式料金ページに明記(※1)。12 ヶ月分を前倒しで支払う形態。
Google for Education 無料(Starter 相当) 認定教育機関のみ適用。管理コンソールは Standard と同等の機能が利用可能。
Google for Nonprofits Business Starter が ¥0、Standard/Plus は約30 % 割引 NPO 登録が必要(※2)。割引後価格は公式サイトに掲載。

導入効果の数値例

  1. IT 管理工数削減
  2. 従来オンプレミスメール・ファイルサーバーを別々に運用していた中小企業(IT 管理者 1 名)では、月平均 20 時間 の保守作業が必要でした。Google Workspace に統合した結果、管理コンソールの一元化で 15 %(約3 時間) の工数削減が報告されています(※3)。
  3. 人件費を ¥3,000/時 と仮定すると、年間 ¥108,000 のコスト削減効果があります。

  4. ライセンスコスト比較シナリオ

  5. 既存の Microsoft 365 Business Standard(¥1,300/月)と同等機能を持つ Google Workspace Business Standard を導入した場合、月額は ¥1,600 とやや高めです。しかし、年額割引適用後は ¥86,400/年。Microsoft の年間一括払いは約 ¥15,600/年(10 % 割引)で差は ¥70,800
  6. ただし、Gemini AI による作業時間削減が月 5 時間、単価 ¥3,000 とすれば年間 ¥180,000 の効果が得られ、トータルコストはむしろ Google 側が有利です(※2)。

まとめ:価格だけでなく、AI 効率化や管理工数削減といった「総所有コスト(TCO)」を評価することが、導入判断の鍵となります。


2026 年に追加された新機能と価格改訂ポイント

Google は 2026 年度に Gemini AI 系列 を全プラン標準化したほか、以下の新機能を公式にリリースしました。これらはすべて 追加料金なし で利用可能です。

新機能一覧

機能名 内容 利用開始時期
Gemini AI 文書自動要約 長文メールや Docs の本文をワンクリックで要点抽出 2026/02 公開
拡張 Meet リアルタイム翻訳 会議中の音声を多言語に即時字幕表示(8 言語対応) 2026/03 ローンチ
AI アシスタント統合チャットボット Gmail、Chat、Docs に AI が自動提案・下書き支援 2026/04 完全展開

価格改訂の背景

  1. AI 機能の標準化
  2. 従来は上位プランのみが利用できた Gemini 系ツールを Starter にも拡大。機能価値が向上したものの、価格は据え置き(10 % 割引適用後)で提供しています。

  3. ストレージ容量の見直し

  4. Standard と Plus の組織共有ドライブ容量をそれぞれ 2 TB・5 TB に統一。追加ストレージ購入が不要になるため、実質的なコスト削減効果があります。

  5. 年間契約割引の明示化

  6. 公式ページで年額価格と割引率を明確に表示し、予算策定時の透明性を向上させました(※1)。

まとめ

  • 価格は大きく変わらない が、AI 機能が全プランに標準装備されたことで、実務効率が飛躍的に向上します。
  • セキュリティ要件が高い企業 は Business Plus 以上、特に Vault と DLP が必須になるケースでは Enterprise カスタムが最適です。
  • 人数規模と予算のバランス を考慮したコストシミュレーションは、導入前に必ず実施してください。年額割引や教育機関・非営利団体向け特典を活用すれば、実質的な支出を 30 % 前後削減できます。
  • 総所有コスト(TCO) を評価する際は、AI 効率化による作業時間短縮や管理工数削減といった定量的効果も加味してください。

参考文献

  1. Google Workspace 公式料金ページ(2026‑04‑01 更新)。https://workspace.google.co.jp/pricing?hl=ja
  2. 「Google for Nonprofits – プログラム概要」(Google, 2025)。https://www.google.com/nonprofits/overview/
  3. 株式会社TechInsights「Google Workspace 導入効果調査報告書」(2026)。ページ 12‑14。

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