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Pavlov VR サーバーに必要なハードウェア要件と推奨環境
Pavlov VR のマルチプレイを快適に提供するには、サーバーマシンの性能が重要です。ここでは最低限必要なスペックと、安定運用を前提とした推奨構成を示します。実際に導入する際は、公式サイトや Steam の最新要件をご確認ください。
最低スペック
最低でもゲームが起動し、数人のプレイヤーが同時接続できるレベルです。
- CPU:2 コア以上(例: Intel i5‑7300U 相当)
- メモリ:4 GB 以上
- ストレージ:HDD 可(ただしロード時間は長くなる)
推奨スペック(10 人同時プレイ想定)
快適さと将来的な拡張性を考慮した構成です。
- CPU:4 コア以上、1.8 GHz 以上のクロックでスレッド数が確保できるもの(例: Intel i5‑10400、AMD Ryzen 5 3600)
- メモリ:8 GB 推奨(余裕を持たせて 12 GB 程度)
- ストレージ:NVMe SSD または SATA SSD(書き込み負荷が軽減され、ロード時間が短縮)
ディスク I/O とパフォーマンス
SSD を使用すると、サーバー側の更新処理やマップ読み込みで発生する書き込み負荷が大幅に低減します。予算に余裕がある場合は NVMe SSD が最適です。
OS とネットワーク条件
| 項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| OS | Windows Server 2019 か Ubuntu 22.04 LTS(64bit) |
| 上り帯域 | 10 Mbps 以上(プレイヤー数が増えるほど余裕を持つ) |
| 下り帯域 | 30 Mbps 以上 |
| レイテンシ目安 | 50 ms 未満 |
| 開放ポート | UDP 7777(ゲーム通信) と TCP 27015(Steam クエリ) |
※注意:上記の数値は執筆時点の一般的な目安です。実際の運用では、プレイヤーの地域や同時接続人数に応じて帯域幅を増やすことが推奨されます。
GPORTAL で Pavlov VR サーバーをレンタルする手順
GPORTAL はワンクリックでサーバーを立ち上げられるサービスです。以下では、アカウント作成から起動確認までの流れを具体的に解説します。
アカウント作成とログイン
まずは GPORTAL の公式サイトにアクセスし、アカウントを取得します。
- 右上の「サインアップ」ボタンをクリック。
- メールアドレス・パスワードを入力し、送信された認証メールのリンクで有効化。
- ログインすると管理ダッシュボードが表示されます。
プラン選択と料金概算(2026 年5月時点)
プランはプレイヤー上限とロケーションで自動見積もりされます。以下は目安ですので、実際の価格はサイト上で確認してください。
- 8 人プラン:約 ¥1,200 / 月(税抜)
- 16 人プラン:約 ¥2,100 / 月(税抜)
- ロケーション:日本(東京・大阪)を選択するとレイテンシが最小化されます。
※価格は変動する可能性があります。最新情報は GPORTAL の料金ページをご確認ください。
サーバー設定項目(マップ・プレイヤー数・パスワード)
設定画面では以下の項目を入力します。Pavlov VR の公式マップ名は「Arena」「Factory」などで、de_dust2 系は使用できませんので注意してください。
| 項目 | 設定例 |
|---|---|
| マップ | Arena、Factory、Killer など(公式リスト参照) |
| 最大人数 | 8 / 12 / 16 / 24 のいずれか |
| パスワード | 任意の英数字(6文字以上推奨) |
| カスタムオプション | -tickrate 30 -fps 60 など、必要に応じて追加 |
※サーバー ID や特定オプションは、ゲーム内で取得できる「ServerID」や公式ドキュメントの最新情報を元に置き換えてください。
起動確認とトラブルシューティング
設定が完了したらサーバーを作成し、接続テストを行います。
- 「サーバー作成」をクリック → 数分でインスタンスが起動。
- ダッシュボードに表示された IP アドレス と ポート番号(デフォルト 7777) をメモ。
- Pavlov VR の「マルチプレイ」→「サーバー追加」で上記情報を入力し、接続テスト実施。
- 接続できない場合は「ログ」タブでエラーメッセージを確認し、ポート開放やファイアウォール設定を再チェック。
ConoHa VPS で自前サーバーを構築する手順
VPS を利用すれば、サーバーの細部まで自由にカスタマイズできます。ここでは Ubuntu 22.04 LTS 上で Pavlov VR サーバーを構築する流れを示します。
VPS プラン選択のポイント
ConoHa の管理画面からプランを作成するときの重要項目です。
- CPU:最低 2 コア(4 コア推奨)
- メモリ:4 GB 以上(8 GB で余裕あり)
- ディスク:50 GB SSD 以上(データ増加を想定して余裕を持たせる)
- リージョン:東京(JP)を選択すると国内プレイヤーのレイテンシが低減します。
SSH 接続と初期セットアップ
VPS にログイン後、基本的な環境構築を行います。
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# VPS へ接続(<IP> は実際のアドレスに置き換えてください) ssh root@<IP> # パッケージ情報を最新化し、必要ツールをインストール apt update && apt upgrade -y apt install -y curl wget tar git unzip lib32gcc-s1 ufw screen # SSH 鍵認証へ切り替える(省略可だが推奨) mkdir -p ~/.ssh && chmod 700 ~/.ssh # ローカルの公開鍵を貼り付けて保存 echo "YOUR_PUBLIC_KEY" >> ~/.ssh/authorized_keys chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys |
SteamCMD のインストールと Pavlov VR Server の取得
SteamCMD を利用して公式サーバー本体をダウンロードします。
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# steamcmd 用ディレクトリ作成 mkdir -p /opt/steamcmd && cd /opt/steamcmd # steamcmd 本体取得 wget https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd_linux.tar.gz tar -xzf steamcmd_linux.tar.gz chmod +x steamcmd.sh # Pavlov VR Server をダウンロード ./steamcmd.sh +login anonymous \ +force_install_dir /opt/pavlov_server \ +app_update 622970 validate \ +quit |
※
app_update 622970は公式のアプリ ID です。最新バージョンは Steam のページで確認してください。
起動スクリプト作成(カスタムマップ例)
サーバー起動時に使用するオプションをまとめたシェルスクリプトです。
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cat > /opt/pavlov_server/start.sh <<'EOF' #!/bin/bash cd "$(dirname "$0")" # 必要に応じて -map と -password を変更してください ./PavlovServer.x86_64 \ -port 7777 \ -maxplayers 12 \ -map Arena \ -password "YOUR_PASSWORD" EOF chmod +x /opt/pavlov_server/start.sh |
バックグラウンドで実行する例(screen 使用)
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cd /opt/pavlov_server screen -S pavlov ./start.sh # デタッチは Ctrl+A D、再接続は `screen -r pavlov` |
ファイアウォールとポート開放設定
セキュリティの基本として必要なポートだけを許可します。
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ufw allow 7777/udp # ゲーム通信 ufw allow 27015/tcp # Steam クエリ(任意) ufw enable ufw status verbose |
※VPS の再起動後も設定が保持されることを確認してください。
無料ロビー「CREATE PVP LOBBY」の使い方と注意点
ゲーム内から手軽にロビーを作成できる機能です。ただし商用サーバーと比べて制限が多いため、利用シーンを正しく把握しておくことが重要です。
人数上限と接続制限
無料ロビーは 最大 8 人 が同時に参加可能です。人数が超過すると新規プレイヤーは「サーバーが満員です」のエラーで切断されます。
設定の永続化ができない理由
ロビーはゲームセッション終了と同時に設定情報(マップ、パスワード、MOD など)をリセットします。再度同じ環境でプレイしたい場合は、毎回手動で同様の設定を行う必要があります。
パスワード設定とフレンド招待手順
- メインメニューから PVP → CREATE PVP LOBBY を選択。
- 「マップ」や「最大人数」を選び、パスコード(6 桁以上) を入力。
- フレンドリストから招待したいプレイヤーを選んで 招待 ボタンをクリック。
※パスワードは英数字のみ推奨です。特殊文字は認識されない場合があります。
料金比較とコストパフォーマンス分析
以下の表は執筆時点(2026 年5月)に公表されている価格帯をまとめたものです。実際の請求額は利用時間・オプションにより変動しますので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
| プラン | 初期費用 | 月額料金目安* | 推奨プレイヤー数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| GPORTAL 8 人プラン | 無料(プリペイド) | ¥1,200 前後 | 8 | ワンクリックで起動、サーバーメンテ不要 |
| GPORTAL 16 人プラン | 無料 | ¥2,100 前後 | 16 | 日本ロケーション高速、バックアップオプション有 |
| ConoHa VPS (2CPU/4GB) | ¥0(初月クレジットあり) | 約 ¥900 前後 | 8 前後 | 自前構築でカスタム自由、管理コストは自己負担 |
| ConoHa VPS (4CPU/8GB) | ¥0 | 約 ¥1,500 前後 | 任意(上限はリソース次第) | 高負荷・MOD 多用向け、スケールアウトが可能 |
*料金は 720 h(30 日フル稼働)を想定した概算です。
シナリオ別おすすめプラン
| 利用シーン | 推奨プラン | コスト感想 |
|---|---|---|
| 小規模(4〜8 人)常時運用 | GPORTAL 8 人 or ConoHa 2CPU/4GB | 手間ゼロで最安は GPORTAL。VPS は管理が増えるがカスタム要件がある場合に有利 |
| 中規模(12〜16 人)イベント頻度高 | GPORTAL 16 人プラン | 月額固定で予算把握しやすく、サーバー安定性も保証される |
| 大規模(20 人以上)または MOD 多用 | ConoHa VPS 上位プラン(4CPU/8GB 以上) | リソース拡張が自由。自前運用のため保守コストは発生する |
※価格・スペックは変動します。導入前に公式サイトで最新情報を必ず確認してください。
サーバー運用のベストプラクティスとトラブルシューティング
定期バックアップとデータ保護
データ喪失を防ぐため、定期的なバックアップは必須です。
- VPS:
tar -czvf backup_$(date +%F).tar.gz /opt/pavlov_serverを cron(毎日 02:00)で実行し、S3 バケット等外部ストレージへコピー。 - GPORTAL:管理画面の「バックアップ」ボタンから手動取得可能。自動化は不可なので、重要設定はローカルに保存しておく。
MOD・カスタムマップ導入手順
独自コンテンツを追加する際の流れです。
steamcmdで mod 用ブランチを取得:+app_update 622970 -beta modded validate.- ダウンロードされたファイルは
/opt/pavlov_server/mods/に配置。 - 起動スクリプトにオプションを追記:
-modlist mods/my_mod.pak.
※MOD ファイル名に日本語やスペースが入らないよう注意してください。
ネットワーク最適化と遅延対策
レイテンシはプレイヤー体験に直結します。以下の施策で改善できます。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| サーバーロケーション選択 | 日本国内(東京・大阪)を優先し、プレイヤーとの距離を最小化 |
| QoS 設定 | ルータで UDP 7777 を「高」クラスに割り当て、帯域確保 |
| CPU ピン止め | taskset -c 0-3 ./PavlovServer.x86_64 … でコア固定(VPS のみ) |
セキュリティ基本設定
外部からの不正アクセスを防ぐために必ず実施してください。
- SSH 鍵認証:パスワードログインは無効化し、公開鍵方式へ切替える。
- ファイアウォール:
ufw denyで不要ポートをすべて遮断し、必要な UDP/TCP ポートだけ許可。 - 定期アップデート:OS と SteamCMD の両方を月1回以上更新し、脆弱性を速やかに修正。
よくある質問(FAQ)
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| サーバーが起動しない | 1. /opt/pavlov_server/logs/latest.log のエラーメッセージ確認。2. ufw status と netstat -ulnp でポート開放とリスニング状態をチェック。 |
| プレイヤーが接続できない | - 外部IP が変わっていないか(VPS の再起動で変更されることあり) - クライアント側の「ポートテスト」ツールで UDP 7777 が通過可能か確認 |
| 遅延が大きくなる | - top で CPU 使用率を監視し、80% 超えている場合はプレイヤー上限を下げる。- 帯域幅が逼迫しているならプロバイダのプラン見直し |
| MOD がロードされない | - ファイル名に全角文字や空白が含まれていないか確認。 - 起動スクリプトの -modlist オプションが正しく記載されているか再チェック |
全体まとめと次のステップ
Pavlov VR のマルチプレイサーバーは、ハードウェア要件を満たす環境 と 適切な設定・運用手順 が揃えば、快適に提供できます。
- ハードウェア選定:最低 2 コア / 4 GB、推奨は 4 コア以上 / 8–12 GB + SSD。
- レンタル vs 自前:手間を削減したいなら GPORTAL、小規模かつカスタムが必要なら ConoHa VPS が選択肢。
- 設定の正確性:マップ名は公式リスト(Arena、Factory 等)を使用し、サーバー ID やオプションは必ず最新情報で置き換えること。
- 運用ルール:定期バックアップ・ファイアウォール設定・ネットワーク最適化を習慣化すれば障害発生率が低減します。
次のステップ:まずは GPORTAL で試験的に 8 人プランを作成し、接続テストと遅延測定を実施。その結果を踏まえて、必要なら ConoHa VPS へスケールアップする流れが無理なく移行できるでしょう。
快適な Pavlov VR マルチプレイ環境構築の参考になれば幸いです。ご質問や不明点はコメント欄で遠慮なくどうぞ!