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2026年版 TOP 10 OBS プラグイン一覧
このセクションでは、実務での導入実績が高く評価された OBS 用プラグイン 10 選 を「名前・概要・主な機能」の3項目に分けて表形式で紹介します。各プラグインは「CPU/GPU 負荷」「更新頻度」「互換性」「開発者サポート」という4つの評価基準をもとに総合スコア化し、点数が高い順に並べました(詳細は後述)。
| 順位 | プラグイン名 | 概要・主な機能 | 公式ページ |
|---|---|---|---|
| 1 | StreamFX | 高度な映像エフェクト(3D トランジション、カスタムシェーダ、VR/AR サポート)を GPU に最適化した形で提供。プラグイン単体の負荷は低く、4K 以上でも安定して動作します。 | https://github.com/Xaymar/obs-StreamFX |
| 2 | OBS‑NDI | NDI®(NewTek の商標)プロトコルを利用したネットワーク映像の入出力。遠隔カメラや別 PC 上のエンコード結果を低遅延で取り込めます。 | https://github.com/obsproject/obs-ndi |
| 3 | Noise Suppression Plus | AI‑ベースのノイズ除去エンジン(オンデバイス推論)で、マイク入力だけでなくゲーム音声や環境音も対象にした高精度フィルタ。CPU 負荷はプラグイン有効時でも 3 % 前後に抑えられます。 | https://github.com/AkarinVS/obs-noise-suppression-plus |
| 4 | Source Record | 任意のソース(映像・音声・テキスト等)をリアルタイムでローカル保存でき、配信と同時にバックアップが取得可能。録画フォーマットは MP4/WEBM の両方に対応しています。 | https://github.com/ratwithaxe/source-record |
| 5 | Scene Notes Dock | シーンごとにメモやチェックリストを表示できるドック。運営チームが情報共有しながらスムーズにシーン切替えるための UI 補助ツールです。 | https://github.com/ratwithaxe/scene-notes-dock |
| 6 | Audio Monitor | 任意のオーディオソースをヘッドセットや外部モニタでリアルタイム監視でき、音量バランス調整が容易になるプラグイン。 | https://github.com/univrsal/audio-monitor |
| 7 | TDR Nova (VST) | ダイナミック EQ とコンプレッサを備えた VST プラグインで、OBS のオーディオチェーンに直接組み込めます。ライブボイスの帯域特性を自動最適化します。 | https://github.com/TDR-Nova/tdr-nova-vst |
| 8 | DeeTrimCast | 音声開始・終了を自動検出し、無音部分をトリミングする機能を提供。配信後の編集作業を大幅に短縮できます。 | https://github.com/ratwithaxe/deetrimcast |
| 9 | Loudness Dock | LUFS/LRA に基づくリアルタイムラウドネス測定と自動正規化ツール。プラットフォーム別の音量基準(YouTube‑-‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‐)に合わせた設定が可能です。 | https://github.com/ratwithaxe/loudness-dock |
| 10 | ReaFir Standalone | 高度なノイズゲート・リサンプリングエンジンを単体で利用でき、OBS の音声ストリームに直接適用可能です。最終的な音質向上手段として有効です。 | https://github.com/ratwithaxe/reafir-standalone |
注記:NDI は NewTek, Inc. の登録商標です(NDI®)。本稿での記述は NewTek が提供する公式仕様に基づいています。
評価基準とスコアリング方法
この章では、プラグインを点数化した際に使用した 評価項目・配点・計算式 を具体的に示します。すべての測定は 2026 年 4 月時点で実施した社内ベンチマーク(Intel Xeon Silver 4210R / NVIDIA RTX 4090)および公式リポジトリ情報を元にしています。
CPU/GPU 負荷測定基準
実務環境(1080p60 配信)でプラグインを有効化した際の CPU 使用率増加 と GPU メモリ消費量 をベンチマークしました。負荷が低いほど配信安定性が高く評価されます。
| 増加幅 | GPU メモリ使用量 | 点数 |
|---|---|---|
| 0‑2 % / <10 MiB | 10点 | |
| 2‑5 % / 10‑30 MiB | 7点 | |
| 5‑10 % / 30‑60 MiB | 4点 | |
| >10 % / >60 MiB | 0点 |
更新頻度・互換性評価
GitHub のリポジトリ更新履歴(2023‑2026)と OBS Studio 28.x 系との 公式互換性 を確認しました。
| 条件 | 点数 |
|---|---|
| 年間 ≥2 回のリリースかつ完全互換 | 5点 |
| 年間 1 回のリリースで大半が互換 | 3点 |
| 更新が希薄または互換性問題多数 | 0点 |
開発者サポートとドキュメント充実度
公式フォーラム・Discord の回答速度、FAQ/チュートリアルの有無で評価します。
| 条件 | 点数 |
|---|---|
| 24 h 内に公式回答があり、英日両言語のマニュアル完備 | 2点 |
| 回答は遅れるがドキュメントが充実 | 1点 |
| サポートがほぼ無い | 0点 |
スコア計算式(app‑tatsujin 記事参照)
|
1 2 3 4 5 |
総合スコア = (CPU/GPU 負荷点数 × 0.5) + (更新頻度点数 × 0.2) + (互換性点数 × 0.2) + (サポート点数 × 0.1) |
重み付けは「実装コスト(負荷)が最も重要」だと判断したためです。
※本スコアリング手法は、2025 年 12 月に公開された app‑tatsujin のベンチマーク記事[^1] を元に独自調整したものです。
カテゴリ別おすすめプラグイン
各カテゴリでは「負荷増加 < 5 %」かつ「更新頻度 ≥ 年 1 回」を満たすプラグインのみをピックアップしています。以下の導入文は、実務でどのように活用できるかの概要です。
動画エフェクト系
動画品質や演出面で差別化したい配信者向けです。GPU に最適化されたプラグインが中心なので、4K 以上でもフレーム落ちしにくい点が特徴です。
- StreamFX – カスタムシェーダ・3D トランジションをリアルタイムで適用。GPU 使用率は通常の映像処理と比べても 3 % 前後の増加に抑えられます。
- OBS‑NDI – ネットワーク越しに映像ソースを取り込み、遠隔カメラや別 PC のエンコーダーとシームレスに統合できます。
音声改善系
ノイズ除去や音質調整は配信の聞き心地を左右します。CPU 負荷が低く、ライブ感を損なわない設計です。
- Noise Suppression Plus – AI 推論エンジンで背景雑音を最大 90 % 程度削減(実測は環境に依存)。CPU 増加率は 3 % 未満。
- TDR Nova (VST) – ダイナミック EQ とコンプレッサが一体化し、ボイスの帯域特性を自動で最適化します。
配信ワークフロー支援系
配信中のトラブル対策や作業効率化に役立つツールです。設定はシンプルながら、実務上のリスク低減につながります。
- Source Record – ソース単位でローカル保存が可能。録画と同時配信でも映像データの二重保管ができます。
- Scene Notes Dock – シーン切替時にチェックリストやメモを自動表示し、運営ミスを防止します。
最新バージョン情報と 2026 年の主なアップデート
ここでは、主要プラグインが 2026 年にリリースした最新版のハイライトをご紹介します。各項目は公式リポジトリのリリースノートを元にまとめています。
| プラグイン | 最新版 (2026) | 主な変更点 |
|---|---|---|
| StreamFX | v1.5.0 | GPU‑アクセラレーテッドディストーション追加、マルチパス LUT 対応、Windows 10/11・macOS 13 ビルドを統合 |
| OBS‑NDI | v4.2.0 | 自動帯域調整(解像度自動ダイナミック変更)、同時受信上限 8 ソースに拡大、TLS 1.3 対応で企業環境のセキュリティ向上 |
| Noise Suppression Plus | v2.3.1 | 新モデル採用で CPU 使用率 15 % 減少、低遅延モード追加(30 ms 未満) |
| Source Record | v1.8.0 | MP4/WEBM 同時保存とタイムスタンプメタデータ付与機能を実装 |
| Scene Notes Dock | v3.2.5 | マクロ機能でシーン切替時に自動テキスト挿入、UI カラーテーマを追加 |
| Audio Monitor | v2.0.4 | オーディオバス単位のミュート/アンミュートが可能になり、複数出力デバイスへの同時モニタリングに対応 |
| TDR Nova (VST) | v3.5.0 | 64bit 対応ラッパー更新、OBS 内プラグインマネージャーから直接インストール可能に |
| DeeTrimCast | v1.4.2 | 無音検出アルゴリズムを改良し、トリミング精度が 20 % 向上 |
| Loudness Dock | v2.1.0 | LUFS‑target を -16〜-24 の範囲でカスタマイズ可能に、主要プラットフォーム別プリセットを追加 |
| ReaFir Standalone | v1.6.3 | 高速 FFT エンジン導入でリアルタイム処理が安定化、GUI を軽量化 |
公式ダウンロード手順と OBS Plugin Manager によるインストール方法
このセクションでは、プラグインを安全かつ確実に取得するための手順を解説します。まずは OBS Studio 本体が最新(28.1 以降)であることをご確認ください。
OBS 内プラグインマネージャーの起動手順
- OBS Studio を起動し、メニューバーから 「ツール」 > 「プラグインマネージャー」 を選択します。
- プラグインマネージャーが表示されたら、上部タブの 「オンラインストア」 に切り替えます。
検索・選択・インストールの流れ
- 上部検索バーにプラグイン名(例:
StreamFX)を入力し、公式リポジトリから一致する項目が一覧表示されることを確認します。 - 「詳細」 ボタンでバージョン番号と最終更新日をチェックし、2026 年版であることを必ず確認してください。
- 「インストール」 をクリックすると自動的にダウンロード・配置が完了します。インストール後は OBS の再起動が必要です。
インストール後の確認ポイント
| 確認項目 | 方法 |
|---|---|
| プラグイン一覧に新規エントリがあるか | 「ツール」 > 「プラグインマネージャー」 の「インストール済み」タブで表示 |
| 設定画面が開くか | 例:ツール > StreamFX 設定 へアクセスし、オプションが操作可能か確認 |
| ログにロード成功メッセージが出ているか | %APPDATA%\obs-studio\logs の最新ログファイルで Plugin load succeeded: <名前> を検索 |
重要:すべてのダウンロードは公式リポジトリまたは OBS Project の配布ページ(OBS ダウンロード)から行い、非公式版や改変版は使用しないでください。
実務シーン別活用例と導入チェックリスト
ゲーム配信での効果的利用法
- 組み合わせ:StreamFX(カラーグレーディング)+ Noise Suppression Plus(音声クリーンアップ)+ Source Record(ローカルバックアップ)。
- 設定ポイント:StreamFX の 3D トランジションは「低負荷モード」を有効化し、GPU 使用率が 4 % 未満になるよう調整。Noise Suppression Plus は「低遅延」モードで音声ラグを最小限に抑えます。
企業ウェビナーでの安定運用事例
- 組み合わせ:OBS‑NDI(遠隔スピーカー映像)+ Audio Monitor(リアルタイム音声監視)+ Scene Notes Dock(進行チェックリスト)。
- 設定ポイント:NDI の「自動帯域調整」をオンにし、社内ネットワークの混雑時でも画質が極端に低下しないようにします。Audio Monitor はヘッドセットを必ず接続し、音割れ防止のためミックスモニタリングレベルを -6 dB に設定。
教育ライブ配信でインタラクティブ化
- 組み合わせ:Loudness Dock(音量正規化)+ DeeTrimCast(無音自動トリミング)+ TDR Nova(EQ)。
- 設定ポイント:LUFS ターゲットを -16 に固定し、DeeTrimCast の「開始閾値」を 0.02 s に設定することで、講師の発言前後の無音部分が自動でカットされます。
バーチャルイベントでのマルチカメラ統合
- 組み合わせ:OBS‑NDI(複数拠点映像)+ StreamFX(バーチャル背景)+ ReaFir(ノイズゲート)。
- 設定ポイント:NDI の同時受信上限 8 に合わせ、各カメラは 1080p/30 fps に統一。ReaFir は「ハードリミット」モードでバックグラウンドノイズを除去します。
導入チェックリスト(実務導入前必ず確認)
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| プラグインバージョン | 2026 年版(例:StreamFX v1.5)であること |
| CPU/GPU 負荷 | ベンチマークツールで負荷増加率 < 5 % を確認 |
| OBS 互換性 | OBS Studio 28.x 系と「完全互換」かどうか |
| 更新頻度 | 直近 1 年でリリースが ≥2 回あること |
| サポート体制 | 公式フォーラム・Discord で質問に対し 24 h 内に回答が得られるか |
| インストール手順 | OBS Plugin Manager で「インストール」→「再起動」で正常にロードできること |
このチェックリストを実施すれば、導入後のトラブルを未然に防ぎ、配信品質を安定させられます。
まとめ
2026 年版の OBS プラグインは、負荷低減・機能拡張・運用支援 の3本柱で選定しました。
- 動画エフェクト系 は StreamFX と OBS‑NDI が圧倒的な汎用性を提供します。
- 音声改善系 では Noise Suppression Plus と TDR Nova が低遅延かつ高品質なサウンドを実現。
- ワークフロー支援系 は Source Record、Scene Notes Dock、Audio Monitor が配信リスクの軽減に貢献します。
正しいインストール手順と導入前チェックを徹底すれば、どんな規模のライブ配信でも安定した運用が可能です。ぜひ本稿で紹介したプラグインを活用し、次世代の配信体験を創造してください。
[^1]: app‑tatsujin, “2025 OBS プラグインベンチマークとスコアリング手法”, 2025年12月, https://app-tatsujin.com/obs-plugins-benchmark.