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1. Procreate の起動と「ブラシスタジオ」へのアクセス
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | iPad のホーム画面で Procreate アイコンをタップしてアプリを起動 |
| ② | 左上にある 🖌️ ブラシアイコン をタップ → ブラシパネルがスライドイン |
| ③ | パネル右上の 「+」ボタン(新規作成)を押すと、【新規ブラシ】画面が開く |
ポイント:この流れは Procreate のバージョンにかかわらず共通です。v6 系でも同様ですが、v7 系では「ブラシスタジオ」へ移行したことにより UI が若干整理されています(例:設定項目のグルーピングが増え、プレビュー画面が右下に固定されました)。
2. 新規ブラシ作成画面の主要項目解説
2‑1. 形状 (Shape) と間隔 (Spacing)
| 項目 | 機能・役割 |
|---|---|
| 形状 | ブラシ先端になる画像(PNG 推奨)をインポート。線の基本的な見た目を決める。 |
| 間隔 | 連続したスタンプがどれだけ重なるかを % で指定。数値が小さいほど「点描」風になり、大きいと滑らかな線になる。 |
操作例
- 「形状」タブ → + をタップし、透過 PNG(例:細い黒線)を選択。
- スライダーで 間隔 5 % 程度に設定すると、鉛筆のような自然な連続感が得られる(※あくまで目安です。実際の描き心地は筆圧やキャンバス解像度で変わります)。
2‑2. サイズ (Size) とハードネス (Hardness)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| サイズ | 「最小」・「最大」のピクセル数を設定。筆圧に応じてこの範囲内で変化する。 |
| ハードネス | ブラシ先端のエッジがどれだけ鋭くなるかを % で指定。0 % がソフト、100 % が極めてシャープ。 |
設定例(参考)
- 鉛筆風:最小 2 px / 最大 12 px、ハードネス 30 %
- インクペン風:最小 1 px / 最大 6 px、ハードネス 90 %
注意:サイズは iPad の画面解像度と使用するキャンバスの DPI に依存します。大きすぎると描写が遅くなることがあります。
2‑3. テクスチャ / グレイン (Texture & Grain)
| 項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| インポート形式 | PNG(透過)または Procreate 標準のテクスチャファイル |
| スケール | 100 % がデフォルト。細かい紙目が欲しい場合は 50–150 % の範囲で微調整 |
| 強度 | 0‑100 %。紙目が強すぎると線が「ぼやけ」るため、初心者は 20 % 前後 が安全です |
実務的な注意点:テクスチャ画像の解像度は「1024 × 1024 px 以下」を目安にすると、ブラシの処理負荷が抑えられます。ただし、この数値はあくまで一般的な指標であり、実際には使用するデバイス・キャンバスサイズで検証してください。
3. リアルタイムプレビューを活用した調整テクニック
- 「試し書き」ボタン(画面右下)をタップ → 小さなプレビューキャンバスが開く。
- プレビューモードでは、色・サイズ・筆圧の変化が即座に反映されるので、設定変更後すぐに結果を確認できる。
- Apple Pencil の感度は 軽いタッチ と 強く押す で線幅が変わるかどうかでチェック。
ポイントまとめ:プレビューは「試し書き」だけでなく、ブラシ一覧画面のサムネイルでも同様に機能します。設定を微調整したら必ずこのプレビューモードでテストし、期待通りの描き心地か確認しましょう。
4. 初心者向け基本設定例
4‑1. 鉛筆風ブラシ
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| 形状 | 自作 PNG(細い黒線) |
| 間隔 | 5 % |
| サイズ最小 | 2 px |
| サイズ最大 | 12 px |
| ハードネス | 30 % |
| テクスチャ強度 | 20 %(紙目) |
4‑2. インクペン風ブラシ
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| 形状 | デフォルトの細長円形 |
| 間隔 | 2 % |
| サイズ最小 | 1 px |
| サイズ最大 | 6 px |
| ハードネス | 90 % |
| テクスチャ強度 | 0 %(フラット) |
インポート手順
1. PNG 画像を「ファイル」または「写真」から選択。
2. 「テクスチャ」タブの + → インポート。
3. スケールと強度を微調整し、プレビューで確認。
5. ブラシの保存・エクスポート、よくある失敗と対策
5‑1. 保存 & エクスポート
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 保存 | 画面右上の 「完了」 → 「名前を付けて保存」 |
| エクスポート | ライブラリで対象ブラシを左へスワイプ → 「エクスポート」→ .brush ファイルとして出力 |
エクスポートした .brush は AirDrop、メール、iCloud Drive などで他デバイスやチームメンバーと共有できます。
5‑2. 典型的なトラブルと対策
| トラブル | 主な原因 | 解決策 |
|---|---|---|
| ブラシが重く描写が遅い | 高解像度テクスチャ、間隔が極端に小さい | テクスチャを 1024 × 1024 px 以下 にリサイズ、間隔は 5 % 以上 に広げる |
| 筆圧が効かない | 「筆圧感度」スライダーが低すぎる、ハードネス過剰 | 筆圧感度を 30–70 % の範囲で調整し、ハードネスは目的に合わせて減らす |
| プレビューが正しく表示されない | アプリキャッシュの不具合、iPadOS が古い | Procreate を再起動、もしくは iPadOS とアプリを最新バージョンへアップデート |
参考:Apple の公式サポートページ(2024 年 3 月更新)でも、Procreate のキャッシュクリア手順が掲載されています。
6. 外部リソースの最新情報確認
| リンク | 内容 | 更新日・注意点 |
|---|---|---|
| Tina Life Edited「オリジナルブラシ作成」 | 手順解説と動画(英語字幕) | ページ更新日は不明。リンク先で最終更新日時を必ず確認してください。 |
| みりんさんの初心者向け動画 | 日本語で分かりやすく説明(YouTube) | 2021 年 11 月公開。アプリバージョンが古い可能性がありますので、v7 系の UI と比較しながら参照してください。 |
7. まとめ
- 起動→ブラシアイコン→+ の流れで新規ブラシ画面にアクセスできる(v6・v7 共通)。
- 形状・間隔、サイズ・ハードネス、テクスチャの3大要素を順に設定し、プレビューで即時確認することが最短の調整方法。
- 推奨数値は「目安」なので、実際の描画感覚やデバイス性能に合わせて微調整すること。特にテクスチャ解像度と間隔はパフォーマンスに直結します。
- 完成したブラシは .brush ファイルとしてエクスポートし、他端末・チームと共有可能。トラブルが起きたら設定の見直しとアプリ更新をまず試す。
これで、Procreate の最新版でも安心してオリジナルブラシを作成できるはずです。ぜひ実際に手を動かしながら、自分だけの筆感を追求してください!