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LINE Creators Market 最新ガイドラインと必須要件(2024‑12 更新)
ポイント:公式ドキュメントに基づく「サイズ・余白・形式」の 3 条項を守るだけで、審査リジェクトの確率は大幅に下がります。各項目は自動チェックツールでも確認できるので、必ず事前に検証しましょう。
1. スタンプ画像の基本仕様
| 項目 | 推奨値 / 必須条件 | 補足 |
|---|---|---|
| キャンバスサイズ | 370 × 320 px(※LINE が提示する最新版サイズ) | タブ画像は 96 × 74 px(透過 PNG)。 |
| 余白 | すべてのスタンプで 最低 10 px の透明領域を確保 | トリミング後の外枠とキャラクター本体の間に空きが必要です【公式ガイドライン】[^1]。 |
| ファイル形式 | PNG(透過) RGB カラーモード |
アルファチャンネルで背景を透明にします。 |
| 解像度 | 72 dpi 以上は必須 ※印刷や高精細ディスプレイ向けには 300 dpi 推奨 |
画面表示では 72 dpi が最低基準ですが、作業時に 300 dpi に設定すると拡大縮小の際に品質が落ちにくいです。 |
| ファイルサイズ | 1 MB 以下(圧縮は可) | PNG‑8 で十分な場合はファイル容量を削減できます。 |
※注意:2025 年春に「LINE Creators AI」機能が公式リリースされたという情報は、現在の LINE の公開資料には見当たりません(2024 年 12 月時点)。AI 補助ツールを利用したい場合は、外部サービスで生成した画像を 必ず自ら編集・再加工し、上記要件に合致させてから提出してください。
2. アイデア創出とテーマ設定の実践フロー
- ターゲットを明確化
- 年齢層、性別、使用シーン(例:20代女性・「仕事中のやり取り」)を書き出す。
-
ターゲットが決まれば、言語表現やキャラ設定が自然に絞られます。
-
感情キーワードを抽出
-
「ありがとう」「ごめん」「うれしい」など、日常会話で頻繁に使われる語句を 10 個程度ピックアップ。
-
マインドマップで構造化
-
中央にテーマ名を書き、枝に「シチュエーション」「キャラ表情」「使用フレーズ」などを展開。無料ツール例:Coggle, MindMeister, XMind(どれもブラウザ版あり)。
-
スケッチで具体化
- 手描きでもデジタルでも構いませんが、8〜12 枚のラフを作成し、ポーズ・視線・テキスト位置を決定。
まとめ:ターゲット × 感情キーワード × シチュエーション の 3 軸で絞り込むと、最低でも 8 個のスタンプ案が自然に揃います。
3. 無料・低コストで始められる制作ツール比較
| ツール | 料金体系 | 主な強み | インストール / アクセス方法 | 透過 PNG 書き出し手順 |
|---|---|---|---|---|
| Canva | フリーミアム(無料プランで基本機能は完備) | テンプレートが豊富、ドラッグ&ドロップ操作が直感的 | https://www.canva.com/ にブラウザでアクセスし無料登録 | 「ダウンロード」→「PNG」→「背景を透明にする」にチェック |
| Clip Studio Paint | 30日間の体験版/月額 ¥1,000 前後(年払いで割安) | ベクターペン、レイヤー管理が高度、筆圧対応 | https://www.clipstudio.net/ からダウンロード | 「ファイル」→「書き出し」→「PNG(透過)」 |
| Procreate | 有料(iPad アプリ)¥1,200 | Apple Pencil に最適化、豊富なブラシ・アニメーション機能 | App Store で購入後インストール | 「アクション」→「共有」→「PNG(透過)」 |
3‑1. Canva の基本操作例
- カスタムサイズを
370×320px に設定。 - 左メニューの 要素 → ガイドラインで上下左右に 10 px の線を追加し、余白を視覚化。
- テキストは「LINE で使用可」フォント(例:Noto Sans)を選び、サイズは 24 pt 前後 が見やすい。
3‑2. Clip Studio Paint のポイント
| 作業項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| レイヤー構成 | Base(下描き)→Line(線画)→Color(塗り)→Effect(エフェクト) |
| 余白表示 | 「ビュー」→「定規」→「カスタム」で 10 px のガイドを作成 |
| 書き出し | 「ファイル」→「書き出し」→「PNG(透過)」で保存 |
3‑3. Procreate での設定手順
- キャンバス作成:
370×320 px、RGB カラー、解像度は 300 dpi を選択。 - レイヤー整理:同様に
Base/Line/Color/Effectの 4 層で管理。 - 書き出し:アクション → 「共有」 → 「PNG(透過)」をタップ。
共通の作業習慣:どのツールでも「余白ガイド(10 px)」「レイヤー命名」「最終 PNG で透明確認」を徹底すると、審査リジェクトが減ります。
4. キャンバス作成と画像加工の実践手順
4‑1. サイズ・解像度・カラーモード設定
- 最低要件:
370×320 px、RGB、72 dpi 以上。 - 推奨設定(高品質を狙う場合):同上に加えて 300 dpi に設定すると、拡大したときのブロック化が抑えられます。
4‑2. 余白確保とレイヤー整理
| 作業 | 手順 |
|---|---|
| ガイドライン表示 | Canva:Shift+ドラッグで 10 px 線を作成Clip Studio Paint / Procreate:定規 → カスタムで 10 px のガイド線を設定 |
| レイヤー命名例 | 01_Base, 02_Line, 03_Color, 04_Effect |
| 透明領域の確認 | 書き出し前に 画像ビューア(macOS の「プレビュー」や Windows の「フォト」)で PNG が黒く表示されるかチェック |
4‑3. 文字入れ・背景透過のコツ
- テキストは 24 pt 前後、太字またはサンセリフ体を使用。
- 背景レイヤーは必ず 透明 に設定し、余白外側に色が付かないようにする。Canva の場合は「背景を透明にする」チェックボックスをオン。
最終確認:書き出した PNG を 1 MB 以下に圧縮(TinyPNG 等)しつつ、画質が劣化していないか目視で検証。
5. スタンプセット構成とバリエーション例
| カテゴリ | 必要枚数 (目安) | バリエーションの作り方 |
|---|---|---|
| 基本表情 | 4 個(喜・悲・怒・驚) | 同一キャラで手や眉毛、口形だけを微調整 |
| 挨拶系 | 2–3 個(ありがとう・おはよう・ごめん) | 背景色や文字レイアウトを変えて差別化 |
| 季節限定 | 2–4 個(春の桜、夏の海、秋の紅葉、冬の雪) | カラーパレットを季節感に合わせ、アクセントアイテムで個性付け |
5‑1. プレビュー画像作成手順
- マルチページ機能(Canva)や キャンバス結合(Clip Studio Paint)で全スタンプを横一列に配置。
- キャンバスサイズは 960 × 540 px(LINE が推奨するサムネイル比率 16:9)。
- PNG(透過)で書き出し、クリエイターページの「セットプレビュー画像」として登録。
ポイント:カテゴリごとに薄い区切り線やラベルを入れると、購入者が一目で内容を把握でき、クリック率が向上します。
6. LINE Creators Market への登録・申請から販売・プロモーションまで
6‑1. アカウント作成と本人確認
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | LINE アカウントで https://creator.line.me/ja/ にアクセスし「クリエイターログイン」 |
| 2 | 氏名・メールアドレス・銀行口座情報を入力、本人確認書類(運転免許証等)をアップロード |
| 3 | 登録完了後、マイページから「スタンプ作成」へ進む |
6‑2. スタンプのアップロードと審査チェックポイント
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | PNG(透過)を 一括アップロード(最大 40 枚) |
| 2 | 自動チェックツールで 余白・サイズ・解像度 を再確認 |
| 3 | スタンプ名、説明文、タグを入力(検索にヒットしやすいキーワードを 5〜6 個) |
| 4 | 「提出」ボタン → 審査開始(平均 7–10 日 が目安) |
合格のコツ
- 余白が正確かつ透過であること。
- ファイルは 1 MB 以下 に圧縮し、色むら・ノイズを除去。
- 説明文は 30〜40文字 に収め、利用シーン(例:「仕事の合間に送る」)を具体的に記載。
6‑3. 価格設定とロイヤリティ計算
| 販売価格 | クリエイター受取額(ロイヤリティ 30%) |
|---|---|
| 120 円 | 36 円 |
| 150 円 | 45 円 |
| 180 円 | 54 円 |
出典:LINE Creators Market 利用規約(2024‑12 更新)[^2]。販売価格は 3 段階から選択でき、ロイヤリティ率は変更されていません。
6‑4. 売上管理と分析
- マイページの「売上一覧」から日別・月別データを CSV ダウンロード。
- 「分析レポート」で 閲覧数、購入率、離脱率 を確認し、改善ポイントを抽出。
6‑5. SNS プロモーション実践例
| プラットフォーム | 推奨投稿内容 |
|---|---|
| Twitter / X | 完成スタンプ画像+ハッシュタグ #LINEスタンプ #オリジナル、リンクはクリエイターページへ。 |
| カルーセルで複数スタンプを見せる。ストーリーズに 投票機能 を付けて「好きな表情」を質問。 | |
| LINE 公式アカウント | 「新作スタンプが登場しました」テンプレートを利用し、タイムラインへシェア。友だち限定クーポンは別途配布(LINE 内決済機能はなし)。 |
効果測定:投稿後 1 週間で「閲覧数」と「購入率」の変化を分析レポートで確認し、反応が良いハッシュタグや画像構成を次回作に活かす。
7. AI 画像生成との併用に関する注意点
- 現在(2024‑12)公式に「LINE Creators AI」機能は提供されていません。外部のテキスト‑to‑image ツールで作成したイラストを使用する場合は、必ず自ら手動でリタッチし、上記ガイドライン(余白・透過)に合わせる必要があります。
- AI 生成画像は 著作権が不確定 なケースが多く、LINE の審査では「オリジナリティ」と「品質」 が重要視されます。疑義がある場合は、商用利用許諾が明示された素材のみを使用してください。
参考リンク(2024‑12 時点)
[^1]: LINE Creators Market ガイドライン – スタンプ制作要件
https://creator.line.me/ja/guideline/sticker/
[^2]: LINE Creators Market 利用規約・ロイヤリティについて(最終更新 2024‑12)
https://creator.line.me/ja/terms/
まとめ:サイズ・余白・形式の 3 条項を正確に守り、ツールごとのベストプラクティスで作業すれば審査通過率は格段に上がります。さらに、ターゲット設定と SNS プロモーションを組み合わせることで販売開始後の売上拡大も期待できます。ぜひ本稿を制作フローのチェックリストとして活用してください。