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この記事の対象読者と構成
本記事は、Shufoo! のチラシ・クーポンメールを Microsoft Outlook 全般(デスクトップ版 / Web 版 / モバイル)に自動で取り込みたい と考えるビジネスパーソンやフリーランサー向けに作成しました。
公式の Outlook 用プラグインは存在しませんが、次の3つのアプローチを組み合わせれば、ほぼすべての環境で自動化が可能です。
- Outlook のメールルール(デスクトップ・Web・モバイル共通)
- IFTTT / Zapier と連携したメール転送/カレンダー作成
- Shufoo! が提供する CSV エクスポートと Outlook カレンダーへの一括インポート
各手順の概要・設定方法・注意点を詳しく解説し、最後にテスト項目とトラブルシューティングをまとめています。
1. Shufoo! のサービス概要と公式情報
Shufoo!(シュフー)は、飲食店・小売店が配信するチラシやクーポン情報を アプリ/メール で受け取れる日本国内向けのローカルマーケティングプラットフォームです。会員登録後にエリアやカテゴリを選択すると、対象店舗からの日々のキャンペーンが メール(HTML) で届きます。
公式情報へのリンク
- ヘルプセンター(公式): https://www.shufoo.jp/help
- 利用規約・プライバシーポリシー: https://www.shufoo.jp/terms
※上記は Shufoo! が運営する公式ドメイン(shufoo.jp)のページです。外部サイト(例:app‑tatsujin.com)は情報の信頼性が確認できないため、本文中では使用していません。
配信元メールアドレス
公式ヘルプによれば、Shufoo! から送られる全ての通知メールは @mail.shufoo.net ドメインを使用しています。
「すべての配信メールは
@mail.shufoo.netから送信されます」― ヘルプページ「メール設定について」
このドメインが確定情報であることを前提に、以下の自動化手順を構築します。
2. 公式サポート状況(2026年4月時点)
現在(2026年4月) Shufoo! の公式サイトやヘルプページ に Outlook 用 API・プラグインは記載されていません。Microsoft Graph などの公開 API が提供されているわけでもなく、Outlook と直接連携する機能は未実装です。
結論:公式サポートが無くても「メールルール」や汎用自動化サービス(IFTTT・Zapier)を利用すれば、実務上の要件は十分に満たせます。
3. 方法1 Outlook のメールルールで自動振り分け
3‑1 このセクションで扱う内容
本節では デスクトップ版 Outlook、Web 版(Outlook.com / Outlook on the web)、そして iOS/Android 用 Outlook アプリ に共通した「メールルール」設定手順を示します。
ポイントは @mail.shufoo.net からのメールだけを専用フォルダーに自動で振り分け、受信トレイが散らかるのを防ぐことです。
3‑2 デスクトップ版 Outlook(Windows / macOS)
基本的な設定フロー
- [ファイル] → [情報] → [ルールと通知の管理] を開く
- [新しいルール] をクリックし、「受信したメッセージに適用」 を選択
- 条件で 「差出人アドレスが
@mail.shufoo.netを含む」 にチェック - アクションで 「指定フォルダーへ移動」(例:
Shufoo! チラシ)を設定 - 例外は不要なら空白のまま、必要に応じて 「件名に『テスト』が含まれる」 等を追加
- ルールに名前を付け [完了] → [適用]
ポイント:同一メールが別ルールで再処理されないよう、最後のステップで「このルールが適用された後に他のルールの処理を停止する」にチェックしてください。
3‑3 Outlook Web(Outlook.com / Outlook on the web)
設定手順
- 画面右上の歯車アイコン → 「すべての Outlook の設定を見る」 を選択
- [メール] → [ルール] に移動し、「+ 追加」 ボタンをクリック
- ルール名(例:
Shufoo! 振り分け)を入力 - 条件:「差出人が次の語句を含む」→
mail.shufoo.netと入力 - アクション:「フォルダーに移動」→ 事前に作成した
Shufoo! チラシフォルダーを選択 - 必要なら 例外 を設定し、「保存」
Web 版はデスクトップと同様のロジックですが、画面レイアウトが異なるため「差出人が次の語句を含む」の項目に注意してください。
3‑4 Outlook モバイルアプリ(iOS / Android)
手順概要
| プラットフォーム | 操作手順 |
|---|---|
| iOS | アプリ右上のプロフィールアイコン → 「設定」 → 「メール」→「ルール」→「新しいルールを追加」 |
| Android | メニュー(左上ハンバーガー) → 「設定」 → 「メール」 → 「ルール」 → 「+ ルール作成」 |
- 条件:「差出人が
mail.shufoo.netを含む」 - アクション:「フォルダーに移動」→
Shufoo! チラシ(事前に作成) - 必要なら 例外 を設定し、保存
モバイル版は UI が簡略化されているため、条件の入力欄が「アドレス」に限定されることがあります。その場合は
mail.shufoo.net全体を入力してください。
4. 方法2 IFTTT / Zapier を使ってメール・カレンダー連携
4‑1 本節の目的と全体像
IFTTT と Zapier は「トリガー(条件) → アクション」のシンプルな自動化プラットフォームです。
ここでは Shufoo! のメールが届いたら Outlook に転送/カレンダーイベントを作成 するフローを構築します。
4‑2 IFTTT での設定例
手順詳細
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. アカウント作成・ログイン | https://ifttt.com にサインアップし、ダッシュボードへ移動 |
| 2. 「Create」クリック | 画面上部の 「Create」 ボタンを選択 |
| 3. If This(トリガー) | サービス検索で 「Email」 → 「New email from search」 検索クエリに from:mail.shufoo.net を入力 |
| 4. Then That(アクション) | サービス検索で 「Microsoft Outlook」 → 「Send an email」または「Create event」 |
| 5. アクション項目設定 | 件名・本文は {{Subject}}, {{Body}} でマッピング。カレンダーの場合は日時情報がメール本文に含まれる前提で {{StartTime}} 等を使用 |
| 6. フロー保存 | 名前(例:Shufoo! → Outlook メール転送)を付けて 「Finish」 |
無料プランの制限:IFTTT の無料アカウントは月間 5 回までの実行が推奨されますが、1 件あたりのトリガー回数はほぼ無制限です。大量メールの場合は有料プランへの移行をご検討ください。
4‑3 Zapier での設定例
手順詳細
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. アカウント作成 | https://zapier.com にサインアップし、ダッシュボードへ |
| 2. 「Make a Zap」クリック | 新規 Zap 作成画面を開く |
| 3. Trigger App(トリガー) | Email by Zapier → 「New Inbound Email」Zapier が提供する一時メールアドレス(例: yourzap@zapiermail.com)に転送した後、フィルタで From が mail.shufoo.net のみ通過させる |
| 4. Filter(オプション) | 「Only continue if」→ From → Contains → mail.shufoo.net |
| 5. Action App(アクション) | Microsoft Outlook → 「Create Message」または「Create Calendar Event」件名・本文をマッピングし、日時があれば Start Date & Time に設定 |
| 6. Zap の有効化 | 名前付けして 「Turn on Zap」 |
無料プランの制限:Zapier のフリープランは月 100 タスクまで利用可能です。1 件のメールにつき 1 タスクが消費されるので、日常的な使用であれば十分です。
4‑4 共通の注意点
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 認証 | Outlook 側は Microsoft アカウント(個人版または Office 365)での OAuth 認証が必要。権限は「メールの読み取り・送信」および「カレンダーの管理」だけを付与すれば OK |
| プライバシー | メール本文全体が外部サービスに転送されるため、機密情報が含まれないか事前に確認 |
| 実行遅延 | IFTTT/Zapier は数秒〜1 分程度の遅延が発生することがあります。リアルタイム性が必須の場合は Outlook ルールを併用してください |
5. 方法3 CSV エクスポートでカレンダー一括登録
5‑1 本節の概要
Shufoo! のマイページから キャンペーン情報を CSV ファイル としてダウンロードし、Outlook カレンダーへまとめてインポートする方法です。
大量の店舗イベントや期間限定セールを一括管理したい場合に有効です。
5‑2 CSV ダウンロード手順(公式)
- Shufoo! Web マイページ にログイン(https://www.shufoo.jp/mypage)
- 左メニューの 「お気に入り」または「マイチラシ」 を選択
- 画面右上の 「CSV エクスポート」 ボタンをクリック
campaigns_YYYYMMDD.csvがダウンロードされる
公式根拠:ヘルプセンター「データエクスポート」ページに記載あり(2026年3月更新)
CSV の主な列構成
| 列名 | 例 | 説明 |
|---|---|---|
| StoreName | カフェABC | 店舗名称 |
| CampaignDate | 2026/06/01 | キャンペーン実施日(YYYY/MM/DD) |
| StartTime | 09:00 | 開始時刻(24 時間表記) |
| EndTime | 22:00 | 終了時刻 |
| Description | 期間限定スイーツ割引 | キャンペーン内容 |
5‑3 Outlook デスクトップでのインポート手順
- Outlook → カレンダー を開く
- メニューから [ファイル] → [開く & エクスポート] → [インポート/エクスポート] を選択
- 「CSV ファイルからのインポート」を選び、先ほど取得した CSV を指定
- マッピング画面で列と Outlook の項目を対応付ける
CampaignDate→ 「開始日」StartTime/EndTime→ 「開始時刻」「終了時刻」StoreName→ 「件名」Description→ 「場所/備考」- 完了をクリックすると、CSV の行がすべてカレンダーの予定として登録されます
タイムゾーン・重複対策
- Outlook のカレンダー設定が (UTC+09:00) 大阪、札幌、東京 になっていることを確認してください。
- 同一店舗・同日で既に予定が存在する場合はインポート前に 「上書き」か「スキップ」か を選択できるので、重複防止のオプションを必ず設定しましょう。
6. 実装後のテストとトラブルシューティング
6‑1 テスト項目一覧(チェックリスト形式)
| # | テスト項目 | 確認手順 |
|---|---|---|
| 1 | メール振り分け が正しく機能するか | Shufoo! から「テストメール」送信 → 指定フォルダーに届くか確認 |
| 2 | IFTTT/Zapier のフロー が実行されるか | トリガーとなるメール受信後、Outlook に転送/カレンダーイベントが作成されたかチェック |
| 3 | CSV インポート 後の予定情報が正しいか | カレンダーを開き、開始日・時刻・店舗名が期待通りに表示されているか確認 |
| 4 | モバイル端末 でも同じフォルダー/カレンダーが見えるか | iOS / Android の Outlook アプリで対象フォルダー/予定を閲覧 |
6‑2 よくある障害と対処法
| 障害例 | 原因の可能性 | 解決策 |
|---|---|---|
| メールが 迷惑メール フォルダに入る | Outlook のスパムフィルタがドメインをブロック | [安全な差出人] に @mail.shufoo.net を追加、または Exchange 管理センターで受信許可リストへ登録 |
| ルールが 二重に適用 される | 複数のルールで同条件を使用 | 「このルールが適用された後に他のルールの処理を停止する」チェックを忘れずに |
| IFTTT/Zapier が 実行エラー を返す | 認証トークンの期限切れ | 両サービスで Microsoft アカウントへの再認証を実施 |
| CSV インポート後に 日時がズレる | PC のローカルタイムゾーンと Outlook の設定不一致 | Outlook の「ファイル → オプション → カレンダー」からタイムゾーンを統一 |
7. まとめ
- 公式サポートは未提供(2026年4月)ですが、
@mail.shufoo.netドメインを基点にすれば Outlook 全般で確実に連携できます。 - 方法1:メールルール は最もシンプルかつコストフリー。デスクトップ・Web・モバイルそれぞれの手順を網羅しました。
- 方法2:IFTTT / Zapier ではメール転送だけでなく、本文からカレンダーイベントへの自動変換も実現可能です。無料プランでも十分な機能が利用できますが、実行回数に注意してください。
- 方法3:CSV エクスポート は大量キャンペーン情報を一括管理したい企業ユーザー向けの手法で、インポート時のマッピングとタイムゾーン設定が鍵です。
次のアクション:まずは「メールルール」だけでも設定し、受信トレイが整理されるか確認してください。その後、業務フローに合わせて IFTTT/Zapier の自動化や CSV インポートを段階的に導入すると、無駄な手作業を大幅に削減できます。
本記事は 2026 年 5 月に最終更新されました。Microsoft Outlook や Shufoo! の機能変更があった場合は、公式ヘルプやリリースノートをご確認ください。