Contents
1. Azure アカウントの新規作成と無料クレジット取得
1‑1. 概要
Microsoft アカウント(Outlook/Hotmail など)でサインアップすると、本人確認後に $200 相当(約 30,000 円)の無料クレジット が付与されます。クレジットは登録から 30 日以内に使用可能です。
1‑2. 手順
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | https://azure.microsoft.com/ja-jp/get-started にアクセスし、「無料アカウントを作成」 をクリック |
| ② | Microsoft アカウントでサインイン。未所持の場合は画面の指示に従い新規作成 |
| ③ | メール認証コードと SMS 認証コードを入力し、本人確認を完了 |
| ④ | クレジットカードまたはデビットカード情報を登録(課金防止のため必須) |
| ⑤ | サインアップ完了画面で $200 の無料クレジット が表示されることを確認 |
1‑3. 補足ポイント
- 無料期間中は、使用量がクレジット上限に達した時点で自動的に課金が停止します。
- 請求アラートは 「コスト管理」 → 「予算とアラート」 から設定しておくと安心です。
2. ポータルの表示言語・テーマ変更
2‑1. 概要
右上の歯車アイコン(⚙)から 「設定」 を開くだけで、表示言語を日本語に、配色をダークモードに切り替えることができます。
2‑2. 手順
- ポータル右上の ⚙ → 設定 をクリック
- 左メニュー 「表示とカスタマイズ」 を選択
- 「言語」 ドロップダウンで 「日本語」 を選択 → 自動リロードされる
- 同画面の 「テーマ」 から 「ダークモード」 を選択 → 即時反映
ヒント:ブラウザキャッシュが残っている場合は
Ctrl + F5でハードリロードすると確実です。
2‑3. 補足ポイント
- テーマ変更は個人単位の設定です。組織全体に統一したテーマを適用したい場合は、Azure AD の 「企業向けポータル カスタマイズ」 機能を利用します。
3. ダッシュボードの作成とウィジェット管理
3‑1. ウィジェットの追加(H3)
手順
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| ① | 左側メニュー 「ダッシュボード」 → 「新規作成」 → 「空白キャンバス」 を選択 |
| ② | 画面右上の 「編集」 ボタンで編集モードへ切替 |
| ③ | 「ウィジェット追加」 パネルから「リソース グラフ」「コスト分析」などをドラッグ&ドロップ |
| ④ | ウィジェットのサイズハンドルで大きさ調整、右上のピン留めアイコンで固定表示設定 |
補足
- 同一キャンバスに最大 12 個まで配置可能(画面解像度に依存)。
- ウィジェットは 「クイック操作」 メニューからも追加できます。
3‑2. レイアウトの保存・共有(H3)
手順
- 編集完了後、右上の 「保存」 をクリックし、ダッシュボード名を入力
- 「公開」 にチェックを入れ、対象サブスクリプションとロール(例:共同作成者)を選択
- 「パブリッシュ」 ボタンで組織内の指定ユーザーに閲覧権限を付与
補足
- 公開されたダッシュボードは 「共有リンク」 から直接アクセス可能です。
- 権限変更は 「アクセス制御 (IAM)」 から随時更新できます。
4. クイックスタートセンターでリソースをデプロイ
4‑1. 仮想マシン(VM)作成(H3)
手順
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| ① | 左側メニュー 「クイックスタートセンター」 → 「仮想マシン」タブを開く |
| ② | テンプレートから Ubuntu 22.04 LTS(無料) または Windows Server 2022(無料) を選択 |
| ③ | 地域(例:東日本)、サイズ(例:B1s)を指定 |
| ④ | SSH キーまたはパスワード認証情報を入力し、ネットワーク設定はデフォルトのままで OK |
| ⑤ | 「作成」 ボタンでデプロイ開始。完了後はリソースグループと自動付与されたタグを確認 |
補足
- デプロイ中に表示される 「概要」 ページでは、進行状況やエラーの有無がリアルタイムで把握できます。
- 無料クレジット使用量は 「コスト管理」 → 「使用量」 から随時確認してください。
4‑2. App Service(Web アプリ)作成(H3)
手順
- クイックスタートセンターから 「App Service」 → 「Web アプリ」 を選択
- サブスクリプションと新規リソースグループ(例:
my-app-rg)を指定 - ランタイムスタック(Node.js、.NET 6 など)とリージョンを選択
- 「作成」 ボタンでデプロイ開始。完了後はポータルの 「概要」 ページに公開 URL が表示されます
補足
- 作成時に 「スロット」 を有効化すると、ステージング環境を簡単に構築できます。
- 自動スケーリングは 「スケールアウト (プレビュー)」 から設定し、CPU 使用率やリクエスト数で自動調整が可能です。
5. 基本的なセキュリティ設定:RBAC と多要素認証(MFA)
5‑1. ロールベースアクセス制御(RBAC)の割り当て(H3)
手順
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| ① | 左側メニュー 「サブスクリプション」 → 対象サブスクリプションを選択 |
| ② | 「アクセス制御 (IAM)」 → 「ロールの割り当て」タブを開く |
| ③ | 「追加」 → 割り当てるロール(例:共同作成者)を選択 |
| ④ | メンバーに Azure AD ユーザーまたはグループを検索・選択 |
| ⑤ | 「保存」 をクリックし、即時適用されることを確認 |
補足
- 最小権限の原則(Principle of Least Privilege)を守るために、「閲覧者」 や 「リーダー」 など細かいロールも活用してください。
- 割り当て履歴は同メニュー内の 「監査ログ」 から確認できます。
5‑2. 多要素認証(MFA)の有効化(H3)
手順
- ポータル右上のプロフィールアイコン → 「セキュリティ情報」 を選択
- 「認証方法の追加」 から電話番号または Microsoft Authenticator アプリを登録し、検証コードで確認
- 「多要素認証を要求する」 スイッチをオンにすると、次回サインイン時に MFA が必須になる
組織全体への適用
- Azure AD の 「条件付きアクセスポリシー」 で対象ユーザーを 「全ユーザー」 に設定し、「MFA を要求」 ポリシーを有効化すると、組織全体に自動的に適用されます。
補足
- MFA のバックアップコードは安全な場所に保管してください。
- 失われたデバイスでの復旧手順は 「Azure AD ヘルプ」 に記載されています。
6. 最新 Azure ポータルの UI 改善ポイント(2024 年時点)
| 改善項目 | 内容 |
|---|---|
| AI アシスタント検索バー | ポータル上部に常駐し、自然言語でリソース作成や設定変更を指示できる(例:「東京リージョンに B2s の VM を作って」)。 |
| メニューのタブ化 | 「すべてのサービス」が 「コンピューティング」「データベース」 などカテゴリ別タブで表示され、目的のサービスへ 1 クリックで遷移可能。 |
| カードデザイン刷新 | リソースカードにサムネイルと主要メトリクス(CPU・コスト)が同時表示され、ドラッグするだけでダッシュボードウィジェット化できる。 |
| ダークモードの標準化 | テーマ切替が即時反映し、エディタやログビューでも配色が統一される。 |
備考:従来の UI に慣れたユーザーは、「設定」 → 「UI カスタマイズ」 からレガシーモードに切り替えることも可能です。
まとめ
- 無料クレジット取得 → アカウント作成・本人確認だけで即利用開始
- 言語・テーマ設定 → 数クリックで日本語・ダークモードへ変更
- ダッシュボード → ウィジェットをドラッグ&ドロップ、保存・共有が簡単
- クイックスタート → VM と App Service が最小構成で数分デプロイ可能
- セキュリティ → RBAC で細かい権限付与、MFA でアカウント保護を即実装
- UI 改善 → AI アシスタント検索やタブ化されたメニューで作業効率が向上
本ガイドに沿って設定すれば、初心者でも Azure ポータルを安全かつ快適に利用できるはずです。質問やトラブルがあれば、Azure の公式サポートまたはコミュニティフォーラムをご活用ください。