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Bitwarden のプランと無料トライアル概要
Bitwarden は個人から大規模組織まで幅広く利用できる 5 種類のプラン を提供しています。本セクションでは、各プランの主な機能と「無料トライアル」の有無・条件をまとめました。自社やチームの導入検討時に、どのプランがまず試せるかをすぐに把握できるように構成しています。
プラン比較表
| プラン | 主な対象 | 主要機能 | 無料トライアルの有無* |
|---|---|---|---|
| Free | 個人ユーザー | パスワード保存・自動入力、デバイス間同期(無制限) | 常時利用可(無料) |
| Premium | 個人向け有料プラン | 暗号化ファイル添付、パスワード強度レポート、優先サポート等 | 30 日間の試用期間あり |
| Families | 最大 6 人の家族 | ファミリーボールト共有、管理者権限設定 | 30 日間の試用期間あり |
| Teams | 中小規模ビジネス(エントリーレベル) | 組織内パスワード共有、アクセスログ、ユーザー管理 | 30 日間無料トライアル(公式ページ参照) |
| Enterprise | 大企業・高度な統合が必要な組織 | シークレットマネージャー、SCIM 自動プロビジョニング、監査ログ等 | 30 日間無料トライアル(公式ページ参照) |
*「無料トライアル」の条件は、公式サイトで提供されている 30 カレンダー日 の利用期間です。Teams・Enterprise では、トライアル開始時にクレジットカード情報の入力は不要ですが、利用開始後に有料プランへ自動移行する点に注意してください。
参考リンク(日本語)
- プラン一覧:https://bitwarden.com/ja-jp/plans/
- Teams 無料トライアル:https://bitwarden.com/ja-jp/help/teams-free-trial/
- Enterprise 無料トライアル:https://bitwarden.com/ja-jp/help/enterprise-free-trial/
注記:上記リンクはすべて日本語版です。英語版が必要な場合は
…/en/...に置き換えてアクセスできます(リンク切れのリスクは低いですが、ページ更新時に URL が変わる可能性があります)。
無料トライアルの申し込み手順
ここでは 個人向け と ビジネス向け(Teams/Enterprise) の 2 パターンに分けて、無料トライアル開始までの具体的な操作フローを解説します。事前に必要な情報を整理しておくと、手続きがスムーズです。
個人向けトライアル(Free / Premium)
個人ユーザーはメールアドレスさえ用意すれば数クリックで開始できます。以下の手順でアカウント作成 → トライアル適用 → 初期設定を行います。
- Bitwarden 公式サイトの「サインアップ」ボタンをクリック
- メールアドレスと マスターパスワード(12 文字以上・英数字+記号)を入力
- 認証メール内のリンクを開き、アカウントを有効化
この時点で Free プラン が自動的に適用されます。Premium の 30 日間トライアルを希望する場合は、ダッシュボード左メニューの「アップグレード」から「Premium トライアル」を選択してください。
ビジネス向けトライアル(Teams / Enterprise)
組織単位で利用する際は、以下情報が必要です。事前に 組織名 と 招待したいユーザーのメールアドレス一覧(CSV 形式) を用意しておくと手続きが止まらずに済みます。
| 必要項目 | 説明 |
|---|---|
| メールアドレス | トライアル管理者の連絡先 |
| 組織名 | 登録画面で入力する会社・団体名 |
| ユーザーシート(CSV) | email,role のヘッダーとメール+ロール情報(例:Admin、User) |
手順概要
- 「Teams 無料トライアル開始」または「Enterprise 無料トライアル開始」ページへアクセス
- 組織名・管理者メールアドレスを入力し、「次へ」をクリック
- ユーザーシート(CSV)をアップロード → 招待メールが自動送信されることを確認
以上で、30 日間のフル機能トライアルが有効化します。期限前にプラン変更やキャンセルを行わないと、有料サブスクリプションへ自動移行する点だけは忘れずに。
アプリ・拡張機能のインストールと初期設定
Bitwarden はデスクトップ、ブラウザ、モバイルのすべてで同一の Vault を共有できます。ここでは主要プラットフォーム別に インストール手順 と 必ず行うべき初期設定 をまとめました。
デスクトップアプリ(Windows / macOS / Linux)
公式ダウンロードページから OS に合わせたインストーラーを取得し、画面の指示通りにインストールします。起動後はメールとマスターパスワードでサインインしてください。
ブラウザ拡張機能(Chrome・Firefox・Edge・Safari)
各ブラウザの公式アドオンストアで「Bitwarden」を検索し、「追加」ボタンをクリックするだけです。インストール後はツールバーに鍵アイコンが表示され、同様にサインインします。
モバイルアプリ(iOS / Android)
App Store または Google Play から公式アプリをダウンロードし、起動時に「既存のアカウントでログイン」を選択。マスターパスワード入力後、デスクトップやブラウザと即座に同期されます。
ポイント:どのプラットフォームでも最初に設定すべきは マスターパスワード と 二要素認証(2FA) です。次節で詳しく解説します。
マスターパスワード・二要素認証・ハードウェアキーの設定方法
Vault 全体を守る鍵は マスターパスワード、その上に追加できる 2FA と FIDO2 ハードウェアキー の 3 層防御です。以下の手順で段階的に強化しましょう。
マスターパスワードの変更
- Web Vault の右上メニュー → 「設定」→「アカウント」
- 「マスターパスワードを変更」をクリックし、現在のパスワードと新しいパスワード(12 文字以上・英数字+記号)を入力
- 「保存」を押すと即時反映されます
二要素認証(TOTP)の有効化
- 同じく「設定」→「セキュリティ」→「二要素認証」へ移動
- 「Authenticator アプリを使用する」オプションを選択し、表示された QR コードを Google Authenticator・Microsoft Authenticator などでスキャン
- アプリが生成した 6 桁コードを入力して有効化
FIDO2 ハードウェアキー(例:YubiKey)の登録
- 「二要素認証」画面下部の「WebAuthn キーを追加」をクリック
- USB または NFC 対応デバイスを PC / スマートフォンに接続し、指示に従ってキーをタップ
- 任意の名前(例:
YubiKey‑Office)を付けて保存
再提示:マスターパスワード+TOTP、もしくはハードウェアキーのいずれかを併用すると、フィッシングやキーロガー攻撃に対する防御力が大幅に向上します。
Vault の操作:手動追加・CSV インポート・Enterprise シークレットマネージャー
Vault は保存された全情報の暗号化保管庫です。ここでは 項目の手動登録、既存データの CSV インポート、そして Enterprise 向けシークレットマネージャー の有効化手順を実例とともに示します。
手動でパスワードを追加する方法
- アプリまたは拡張機能の左上にある「+ 新規アイテム」ボタンをクリック
- 「ログイン」「カード」「安全なノート」などから目的のタイプを選択
- サイト URL、ユーザー名、パスワードを入力し、必要ならタグやフォルダーで分類して「保存」
CSV インポート手順と注意点
Bitwarden が公式に定義する CSV フォーマットは以下です(日本語ヘルプページ参照)。
| 列名 | 説明 |
|---|---|
| folder | 任意のフォルダー名 |
| favorite | true / false |
| type | 1=Login、2=Card、3=Secure Note 等 |
| name | アイテム名 |
| login_uri | URL |
| login_username | ユーザー名 |
| login_password | パスワード |
インポート手順
- Excel や Google Sheets で上記列を作成し、UTF‑8 で CSV 保存
- Web Vault の左メニュー → 「ツール」→「データのインポート」へ進む
- 「Bitwarden CSV」を選択し、作成したファイルをアップロードして「開始」
ポイント:平文パスワードがファイルに残るため、作業は ネットワークから隔離された安全な環境 で行い、インポート完了後は CSV を必ず削除してください。
Enterprise シークレットマネージャーの有効化とユーザー招待
シークレットマネージャーは API キーや証明書などパスワード以外の機密情報を安全に保管できる機能です。Enterprise トライアルでのみ利用可能です。
- 管理者ダッシュボード → 「設定」→「エンタープライズ機能」へ
- 「シークレットマネージャー」にチェックし、変更を保存
ユーザーシート(CSV)例
|
1 2 3 4 5 |
email,role alice@example.com,Admin bob@example.com,User carol@example.com,User |
- 「組織設定」→「ユーザー管理」→「インポート」から上記 CSV をアップロード
- 招待メールが自動送信され、受領者はリンクから Bitwarden アカウントを作成するとシークレットマネージャーへのアクセス権が付与されます
注意:CSV のヘッダー名やロール表記は正確に合わせないとエラーになるので、公式ガイド(日本語)https://bitwarden.com/ja-jp/resources/enterprise-trial-guide/ を参照してください。
トライアル期間終了前のプラン変更・キャンセルと公式サポート活用法
30 日間の無料トライアルは自動的に有料プランへ移行します。期限前に手続きを行わないと課金が開始される ため、必ず以下のフローを確認しましょう。
プラン変更・キャンセル手順
- Web Vault の右上メニュー → 「設定」→「プラン」
- 現在のトライアル残日数が表示されるので、期限の 3 日前までに 手続きを開始することを推奨
- プラン変更:希望する有料プラン(Premium・Teams 等)を選択し、支払い情報を入力すると即時適用
- キャンセル:同画面下部の「サブスクリプションをキャンセル」リンクをクリックし、確認ダイアログで確定
重要:キャンセルが完了しても既に支払われた金額は返金対象外です(公式ヘルプ参照)。無料プランへ戻すと機能制限が適用されます。
公式ライブセッションの予約・参加方法
Bitwarden は 30 分間の無料オンラインライブ を日本語対応で提供しています。導入時の設定疑問やチーム招待手順をリアルタイムで質問できる貴重な機会です。
- ライブセッション予約ページ https://bitwarden.com/ja-jp/help/courses/password-manager-personal/ にアクセス
- 「ライブセッション予約」ボタンをクリックし、希望日時・氏名・メールアドレスを入力して送信
- 確認メールに記載された Zoom(または Microsoft Teams)リンクから参加
メリット
- エンジニアが画面共有で実演するため、設定ミスが減少
- 30 分という短時間ながら「2FA 設定」「チーム招待」「シークレットマネージャー活用」など重点項目を網羅できる
まとめ
- プラン選択 は利用規模と必要機能で判断し、Teams・Enterprise は 30 日間の無料トライアルが公式に提供されている
- 申し込み手順 は個人はメールアドレスだけ、ビジネスは組織名とユーザーシート(CSV)が必須
- インストールと初期設定 を全プラットフォームで統一し、マスターパスワード・2FA・ハードウェアキーで多層防御を構築
- Vault の操作 は手動追加+安全な CSV インポート、Enterprise ではシークレットマネージャーとユーザー招待がポイント
- トライアル終了前の処理 を忘れずに行い、公式ライブセッションで不明点を即解決すれば、スムーズに本格導入へ移行できます
以上が最新(2024 年時点)の Bitwarden 無料トライアル活用ガイドです。各リンクは執筆時点の公式情報に基づいていますので、実際に手続きを進める前に再度ご確認ください。