Contents
1. 法人アカウントの作成と決済情報登録
法人で S.RIDE を利用する際の出発点は「正しいアカウント設定」です。ここでは、企業メールによる認証から支払方法の登録までを順番に示します。正しく設定できていれば、社内の誰でもスムーズに配車依頼が可能になり、経費の自動集計基盤が整います。
1‑1. メールアドレスによる新規登録手順
まずは会社で管理しているメールアドレス(例: employee@company.co.jp)を使用します。認証が完了すれば、社内でのアカウント共有が前提となります。
- App Store/Google Play から S.RIDE をダウンロードし起動
- 「新規登録」ボタン → 企業メールアドレスを入力
- 送信された認証コードをアプリに入力し、パスワードを設定
※FAQ の「会社コード・請求先情報」項目は事前に社内で確認しておくと、次の決済登録が円滑です。(S.RIDE FAQ)
1‑2. 法人決済情報の登録方法
法人利用では クレジットカード、請求書払い、口座振替 のいずれかを選択できます。設定が完了すると、乗車完了時に自動で経費計上され、領収書取得や他システム連携が可能になります。
- クレジットカード
- アプリ左上メニュー → 「支払方法」選択
-
カード番号・有効期限・CVC を入力し「登録」
-
法人請求書払い / 口座振替
- 同じく「支払方法」画面で「法人決済」を選択
- 会社コード、請求先住所、担当者メールアドレスを入力
- 必要に応じて管理画面の「月次請求設定」から上限や締め日を調整
注意:金額・上限条件はプランごとに異なるため、公式料金ページ(S.RIDE 法人プラン)で最新情報をご確認ください。
2. 配車方法の選択 ― 即時配車と予約配車
出張先では「すぐに乗りたい」ケースと「事前に時間を確保したい」ケースが混在します。本セクションでは 即時配車 と 予約配車 の操作フローを分かりやすく整理し、重複表現を排除しました。
2‑1. 即時配車(「すぐ呼ぶ」)の操作手順
急な会議や空港ターミナルでの乗車が必要なときは、数タップで配車完了できる即時配車機能を利用します。以下の流れで実行してください。
- アプリホーム画面右下の 「すぐ呼ぶ」 ボタンをタップ
- 現在位置がマップに表示されるので、必要ならピンで微調整
- 目的地を検索バーに入力(例:
東京駅)または「降車地点なし」のままで確定 - 車種・乗車人数を選択し 「配車依頼」 をタップ
画面左上に表示される「迎車までの目安時間」はリアルタイムで更新され、ドライバー情報も即時確認できます。
2‑2. 予約配車(時間指定)の操作手順
事前に打ち合わせや接待が決まっている場合は、予約配車 で乗車時間を固定すると安心です。以下のステップで設定します。
- ホーム画面左上の 「予約」 タブを選択
- 「迎車日時」をタップし、カレンダーと時刻ピッカーから希望時間を指定
- 乗車地点はマップか住所検索で入力(例:
大阪国際空港第1ターミナル) - 降車地点も同様に設定し、必要なら備考欄に「フロア番号」等を書き込む
- 車種・人数を選んだら 「予約確定」 をタップ
予約完了後は 24 時間以内にプッシュ通知で配車確認が届くため、出張スケジュールと完全に連動させられます。(S.RIDE 配車マニュアル)
3. 正確な乗降地点を指定するコツ
誤配車は時間ロスだけでなく、追加料金の発生リスクも高めます。本節では マップ操作と住所入力 のベストプラクティスを具体例付きで解説します。
- ピン立て:目的地を長押しすると赤いピンが表示される。左下の「位置確定」ボタンで固定すれば、GPS 誤差を回避できる。
- 住所検索活用:ビル名+フロア番号(例:
丸の内タワー 12F)を入力すると候補に正確な地点が出てくる。 - 駅・空港集合指示:
改札前、到着ロビー入口といった具体的なキーワードを併記するとドライバーの認識ミスが減少する。 - GPS が不安定な場所:地下街や高層ビル内は手動で住所入力し、「最寄り交差点」や「建物入口」を補足すると確実。
これらを活用すれば、出張先でもスムーズに配車でき、予定通りの移動が実現します。
4. 電子領収書の取得と保存
S.RIDE は乗車完了と同時に PDF 形式の電子領収書 を自動生成します。経理担当者が必要とする情報(利用日時、金額、法人名)がすべて含まれるため、紙の領収書を探す手間が省けます。
4‑1. アプリから PDF ダウンロードする手順
- アプリ右上メニュー → 「領収書」タブを開く
- 該当乗車履歴を選択し「PDF ダウンロード」をタップ
- デバイスの保存先(例:社内共有フォルダー)に保存
PDF には以下が自動記載されます。
- 利用日時・乗車区間
- 合計金額(税込)と税率
- 法人名/部署名(登録情報から取得)
4‑2. メール添付領収書の自動送信設定
大量の領収書をメールで一括処理したい場合は、以下の手順で自動送信を有効化できます。
- 「設定」→「通知」→「領収書メール」スイッチを ON
- 送付先メールアドレス(例:
expense@company.co.jp)を登録 - 乗車完了後、即座に PDF が添付されたメールが届く
この設定により、経費精算のミスや遅延が大幅に削減されます。(出張費とは?交通費や旅費交通費との違い)
5. 法人向け料金プランと社内承認フローの連携
S.RIDE は法人利用者向けに 月額定額プラン と 上限設定機能 を提供しています。以下は公式サイト(2024 年 12 月時点)で公表されている主なプラン例です。実際の金額は契約内容やオプションにより変動するため、導入前に営業担当者と確認してください。
| プラン名 | 月額料金* | 1 回あたり上限** | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| ベーシック | ¥30,000 | ¥15,000 | 中小企業・部署単位利用 |
| プレミアム | ¥55,000 | ¥25,000 | 大企業・全社導入向け |
| エンタープライズ | 要見積もり | 任意設定可 | カスタマイズ要件が多い法人 |
* 料金は税込み、年契約で 10% 割引あり(公式ページ参照)
* 上限は 1 回の乗車金額* に対する上限。月間・年間上限は管理画面で別途設定可能。
5‑1. 社内承認フローとのデジタル連携例
- 管理者が S.RIDE の管理画面で「承認権限ユーザー」(例:部長クラス)を登録
- 従業員が乗車依頼時に、本人の利用上限と照合。超過分は 承認ダイアログ が表示される
- 承認者がアプリ内で「承認」または「却下」し、結果がリアルタイムで反映
- 承認済み乗車は自動的に社内の経費管理システムへ送信、未承認は「保留」状態になる
この仕組みにより、予算オーバーを事前に検知でき、上司の確認プロセスもペーパーレス化します。
6. 経費管理システムへの自動連携 ― API と CSV 出力
S.RIDE は主要な経費管理ツール(SAP Concur、マネーフォワード、Freee 等)と API または CSV エクスポート を通じて連携できます。以下の手順は公式ドキュメントに基づく一般的な流れですが、実装前には必ず最新の API 仕様書(S.RIDE Developers)を確認してください。
6‑1. SAP Concur 連携設定手順
検証が必要:エンドポイントや認証方式はバージョンアップに伴い変更されることがあります。実装前にテスト環境で動作確認を行ってください。
- 管理画面 → 「API 設定」→「新規キー発行」で API キー を取得
- Concur の管理者ポータルで 外部データソース を選択し、S.RIDE のエンドポイント URL と API キーを登録
- データマッピング画面で「利用日時」「金額」「法人名」などの項目を Concur 項目に割り当てる
- 設定保存後、毎日 02:00 に乗車データが自動同期され、領収書 PDF が添付されたレポートが生成
6‑2. マネーフォワードへの CSV インポート手順
- アプリ内「設定」→「CSV 出力」から 月次 CSV をダウンロード(項目例:日付、乗車区間、金額、法人コード)
- マネーフォワードの経費管理画面で インポート ボタンをクリックし、取得した CSV ファイルを選択
- インポートウィザードに従い、列マッピングを確認後「取り込み」実行
CSV は自動生成スケジュール(例:毎週金曜 23:00)でも設定でき、手作業の削減が期待できます。(法人様が確認しておくべき交通費精算の流れや注意点)
7. まとめと次のアクション
- アカウント・決済設定 は最初のハードル。社内で担当者を明確にし、公式 FAQ を事前確認してください。
- 即時配車 vs 予約配車 の使い分けで出張中の時間ロスを削減。操作はどちらも数タップで完了します。
- 乗降地点指定 はピン立てと具体的住所入力を併用し、誤配車リスクを最小化。
- 電子領収書 はアプリ・メール両方から取得可能。経理フローへの自動取り込みを設定しましょう。
- 料金プラン と 上限設定 を社内予算と合わせ、承認フローをデジタル化すればコスト管理が可視化されます。
- API/CSV 連携 は導入前に必ずテスト環境で動作確認し、最新ドキュメントを参照してください。
これらの手順とポイントを社内マニュアルに落とし込み、関係者全員で共有すれば、S.RIDE を活用した法人出張の 効率化・コスト削減・経費精算の自動化 が実現します。ぜひ本ガイドを基に導入計画を策定してください。